外国人観光客が日本に来て驚くことの1つに「日本のコンビニエンスストア=コンビニの品ぞろえの良さと清潔さ」があるそうです。ちょっとした食べ物や飲み物、生活必需品なら問題なく手に入り、店員が丁寧に対応し、しかも掃除まで行き届いているコンビニは、日本だからこそ実現できる商売なのかもしれません。
さて、そんな便利なコンビニですが、スーパーやディスカウントストアなどに比べると、売っているものの単価が高いという欠点があります。その欠点を補うためには「できるだけお得に使う」ための工夫が必要です。そこでおすすめしたいのが「クレジットカードやスマホ決済など“キャッシュレス”を上手に使うこと」。この記事では、日本で事業を展開している以下の4社について「お得なクレジットカード」を考えてみました。
- セブン-イレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
セブン-イレブンでお得なクレジットカード
セブン-イレブンは、もともと、1927年にアメリカ・テキサス州で開業した氷の小売販売店を起源とする会社です。その後、1946年には「朝7時から夜の11時まで開いている」という意味で店名がセブン-イレブンになりました。
この仕組みを日本に輸入したのが、当時は大型スーパーとして営業していたイトーヨーカドーです。イトーヨーカドーは1974年に同社初のコンビニ業態店舗として、東京都江東区にセブン-イレブンの1号店を開店しました。その後、同社の子会社であるセブン-イレブン・ジャパンを通じてアメリカのセブン-イレブンの株を買収し、名実ともに日本の会社になったのです。
今では、イトーヨーカドーや西武・そごうなどを要するセブンアンドアイホールディングスの中核事業として、日本だけでも20,938軒にのばる店舗を展開しています。
そんなセブン-イレブンで使うとお得になるクレジットカードとして
- セブンカード・プラス
- セゾンカードインターナショナル
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
の3つを紹介しましょう。
1.セブンカード・プラス
セブンカード・プラス
カード分類 一般カード
国際ブランド JCB
申込方法 -
発行スピード 通常2~3週間
年会費(税込) 0円
年会費備考 ※2019/7/1以降に新規入会された方が対象
※2019/7/1より前に会員になられた方は2020年1月10日(金)お支払い分より無料
ショッピング総利用枠(上限) -
ポイント還元率(下限) 0.50%
ポイント還元率(上限) 1.00%
交換可能マイル ANAマイル(1ポイント=0.5マイル)
ETCカード年会費(税込) 0円
電子マネーチャージ -
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
ショッピング保険/国内利用(最大) 100万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
92%(11/12) 37万円 20万円 10.2日 3.7
コンビニでおすすめのクレジットカード情報
セブン-イレブンの公式クレジットカードで、関連会社のセブンカードサービスが発行しています。
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 利用額の0.5% |
コンビニ利用でのポイント倍増特典 | セブン-イレブンで利用した場合、利用額200円(税込)ごとに2ポイント(nanacoポイント)付与。加えて、対象商品を購入した場合はボーナスポイントが付与される、 |
連携できるスマホ決済 | d払い(Visaのみ) 楽天ペイ(Visaのみ) PayPay(Visaのみ) Apple Pay Google Pay |
コンビニでおすすめの理由
セブンカード・プラスをセブン-イレブンで使うと、利用額200円(税込)ごとに2ポイント(nanacoポイント)が付与されます。nanacoポイントが1ポイント=1円として電子マネーのnanacoにチャージできることを考えると、ポイント還元率は1.0%にまで上がる計算です。
また、このカードの特徴として、ボーナスポイント対象商品を購入すると、1回につき10ポイントが付与されることが挙げられます。ボーナスポイント対象商品は、期間によって変わるとともに、付与されるポイント数も違うので、こまめに確認し、自分が試してみたい商品があったら買ってみるといいでしょう。
出典:nanacoボーナスポイント – セブン-イレブン~近くて便利~
2.セゾンカードインターナショナル
セゾンカードインターナショナル
カード分類 一般カード
国際ブランド VISA、Mastercard®、JCB
申込方法 -
発行スピード 最短即日発行
デジタルカードの場合、即日(最短5分)発行
来店受取の場合、即日発行可能
即日~7営業日
年会費(税込) 0円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) -
ポイント還元率(下限) 0.50%
ポイント還元率(上限) 1.00%
交換可能マイル ANAマイル(1ポイント=3マイル、交換上限なし、交換手数料無料)
JALマイル(1ポイント=2.5マイル、交換上限なし、交換手数料無料)
ETCカード年会費(税込) 0円
電子マネーチャージ iD利用、QUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
ショッピング保険/国内利用(最大) -
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
89%(16/18) 37万円 20万円 7.6日 4.2
コンビニでおすすめのクレジットカード情報
大手クレジットカード会社のクレディセゾンが発行しているカードです。
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 利用額の0.5% |
コンビニ利用でのポイント倍増特典 | 登録手続を済ませると、セブン-イレブンでの利用で利用額100円につき1ポイント(nanacoポイント)が貯まる。 |
連携できるスマホ決済 | d払い(JCBは除く) au PAY(Mastercardのみ) 楽天ペイ(JCBは除く) PayPay(JCBは除く) Apple Pay Google Pay |
コンビニでおすすめの理由
もともと、クレディセゾンは、西武百貨店のクレジットカード部門としてスタートした会社です。のちに西武百貨店は経営不振に陥り、セブンアンドアイホールディングスの傘下に入ったため、まったく違うグループの会社になってしまいました。しかし、会社の成り立ち故、今でも結びつきは非常に強いのが事実です。
出典:セゾンカードのご利用で「nanacoポイント」が貯まるサービス|セゾンカードのサービス一覧|クレジットカードは永久不滅ポイントのセゾンカード
セゾンカードインターナショナルをセブン-イレブンで使いたい場合は、会員専用ページの「Netアンサー」から、nanacoポイントが貯まるサービスに登録しておきましょう。登録を行うことで
- 永久不滅ポイント(セゾンカードインターナショナルのポイント):利用額1,000円につき1ポイント
- Nanacoポイント(電子マネー「nanaco」にチャージできるポイント):利用額100円につき1ポイント
の2種類のポイントが貯まります。
3.セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
カード分類 一般カード
国際ブランド AMEX(アメックス)
申込方法 -
発行スピード 最短即日発行
デジタルカードの場合、即日(最短5分)発行
郵送受取の場合、最短3営業日発行
年会費(税込) 1,100円
年会費備考 ※年1回以上利用で翌年度無料
ショッピング総利用枠(上限) -
ポイント還元率(下限) 0.50%
ポイント還元率(上限) 2.00%
交換可能マイル ANAマイル(1ポイント=3マイル、交換上限なし、交換手数料無料)
JALマイル(1ポイント=2.5マイル、交換上限なし、交換手数料無料)
ETCカード年会費(税込) 0円
電子マネーチャージ iD利用、QUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
ショッピング保険/国内利用(最大) -
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
100%(4/4) 28万円 10万円 20.3日 4.5
コンビニでおすすめのクレジットカード情報
クレディセゾンと国際ブランドのアメリカン・エキスプレスが提携して発行しています。
年会費 | 初年度無料、次年度以降は年1回の利用があれば無料(通常は1,100円(税込)) |
---|---|
ポイント還元率 | 利用額の0.5% |
コンビニ利用でのポイント倍増特典 | 登録手続を済ませると、セブン-イレブンでの利用で利用額100円につき1ポイント(nanacoポイント)が貯まる。 |
連携できるスマホ決済 | au PAY |
コンビニでおすすめの理由
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは、クレディセゾンとアメリカン・エキスプレスが提携して発行しています。そのため、先ほど紹介したセゾンカードインターナショナルと同様、簡単な手続きを済ませるだけで、セブン-イレブンでもお得に使えるのです。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードをセブン-イレブンで使いたい場合は、会員専用ページの「Netアンサー」から、nanacoポイントが貯まるサービスに登録しておきましょう。登録を行うことで
- 永久不滅ポイント(セゾンカードインターナショナルのポイント):利用額1,000円につき1ポイント
- Nanacoポイント(電子マネー「nanaco」にチャージできるポイント):利用額100円につき1ポイント
の2種類のポイントが貯まります。
出典:【公式】セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード |クレジットカードはセゾンカード
ローソンでお得なクレジットカード
もともとは大手スーパーのダイエーが、アメリカのチェーンストア運営会社・コンソリデーテッドフーズ社とコンサルティング契約を結び、展開に乗り出したコンビニです。しかしその後、ダイエーが経営不振に陥ったため、筆頭株主が三菱商事に切り替わりました。2017年には正式に三菱商事の子会社となり、積極的に事業を展開し続けています。
2020年2月末現在、日本全国の店舗数は14,444軒です。セーブオン、スリーエフ、ポプラなど地方都市を中心に展開してきた中堅コンビニチェーンとの提携を強めるという、あまり他のチェーンがやっていない方式で店舗数を増やしてきました。また、海外では中国、タイ、インドネシア、フィリピン、アメリカ(ハワイ)などにも出店しています。
そんなローソンでお得に使えるクレジットカードとしておすすめなのは
- ローソンPontaプラス
- リクルートカード
- dカード
の3つです。
1.ローソンPontaプラス
ローソン Ponta プラス
カード分類 一般カード
国際ブランド Mastercard®
申込方法 Web申込み
発行スピード 最短3営業日
年会費(税込) 0円
年会費備考 ※再発行手数料:1,100円
※1枚まで発行可能
ショッピング総利用枠(上限) 50万円
ポイント還元率(下限) 1.00%
ポイント還元率(上限) 6.00%
交換可能マイル JALマイル(1ポイント=0.5マイル)
ETCカード年会費(税込) 0円
電子マネーチャージ QUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
ショッピング保険/国内利用(最大) 100万円(登録型リボ「楽Pay」に登録し、かつローソンPontaプラスで購入した場合)
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
コンビニでおすすめのクレジットカード情報
ローソンの公式クレジットカードです。グループ会社のローソン銀行が、三菱UFJニコスと提携して発行しています。
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 利用額の0.5% |
コンビニ利用でのポイント倍増特典 | ローソンで利用した場合、利用額200円(税抜)ごとに最大12ポイント付与される |
連携できるスマホ決済 | d払い au PAY 楽天ペイ PayPay Apple Pay Google Pay |
コンビニでおすすめの理由
通常店舗では200円(税込)で2ポイント、ローソン店舗では200円(税抜)で最大12ポイント付与となり、最大還元率は6%となります。
出典:ローソンPontaプラス – ポンタプラスは全員4Pontaポイント! | ローソン銀行
他のMastercard加盟店で利用した場合は、利用額200円(税込)につき1ポイント付与される仕組みなので、決してポイント還元率としては高くありません。
2.リクルートカード
リクルートカード
カード分類 一般カード
国際ブランド VISA、Mastercard®、JCB
申込方法 Web申込み
発行スピード -
年会費(税込) 0円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) -
ポイント還元率(下限) 1.20%
ポイント還元率(上限) 3.20%
交換可能マイル -
ETCカード年会費(税込) 0円
電子マネーチャージ 楽天Edy、Suica
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 2,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 2,000万円
ショッピング保険/国内利用(最大) 200万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
80%(4/5) 46万円 4万円 8.2日 3.8
コンビニでおすすめのクレジットカード情報
結婚式場情報誌「ゼクシィ」やレストラン予約サイト「ホットペッパー」などを展開しているリクルートが発行するクレジットカードです。
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 利用額の1.2% |
コンビニ利用でのポイント倍増特典 | ローソンで利用した場合、Pontaポイントカードを提示すると、利用額100円(税込)につき1ポイント貯まる。 |
連携できるスマホ決済 | d払い(JCBは除く) au PAY(Mastercardのみ) 楽天ペイ(JCBは除く) PayPay Apple Pay(JCBのみ) Google Pay(JCBのみ) |
コンビニでおすすめの理由
リクルートカードを利用すると、利用額の1.2%のリクルートポイントが貯まります。そして、このリクルートポイントは1ポイント → 1ポイントでPontaポイントに交換することが可能です。つまり
- Pontaポイントカードの提示によるポイント:利用額の1.0%
- リクルートカートでの決済によるポイント:利用額の1.2%
と、合計で利用額の2.2%に当たるポイントが獲得できることになります。
3.dカード
dカード
カード分類 一般カード
国際ブランド VISA、Mastercard®
申込方法 -
発行スピード 審査/最短5分 ※下記条件を満たしている場合
・9:00~19:50の間にお申し込みが完了していること
・引落し口座の設定お手続きがお申込み時に完了していること
※ 上記を満たしている場合でもお客様のお申込み状況によっては審査に数日お時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
年会費(税込) 0円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) -
ポイント還元率(下限) 1.00%
ポイント還元率(上限) 4.50%
交換可能マイル JALマイル(1ポイント=0.4マイル)
ETCカード年会費(税込) 550円
電子マネーチャージ iD利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
ショッピング保険/国内利用(最大) 100万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
コンビニでおすすめのクレジットカード情報
携帯電話大手のNTTドコモが発行しています。
年会費 | 無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 利用額の1.0% |
コンビニ利用でのポイント倍増特典 | ローソンで利用した場合、通常のポイント還元分に加え、利用額の3%オフおよび1%ポイント還元が受けられる。 |
連携できるスマホ決済 | d払い au PAY(Mastercardのみ) 楽天ペイ PayPay Apple Pay Google Pay |
コンビニでおすすめの理由
実はNTTドコモは、自社ポイントの「dポイント」の運営において、Pontaポイントを運営するロイヤリティマーケティングと提携関係を結んでいます。そのため
- Pontaポイントとdポイントは1ポイント → 1ポイントで相互交換できる
- Pontaポイント加盟店でdポイントも貯められる
など、お互いの強みを活かしたプログラムの運営ができているのです。もちろん、ローソンにおいてもこれは例外ではありません。
こちらの図にもあるように
- 決済をdカードで行うと1%ポイント還元される
- dポイントカードの提示分として1%ポイント還元される
仕組みになっています。
ファミリーマートでお得なクレジットカード
もともとは、セゾングループの一角であった西友ストアー(現在の合同会社西友)のコンビニ業態として開始したチェーン店です。1978年に第1号店を千葉県船橋市に開店して以来、日本全国に店舗を展開してきました。
しかし、西友ストアーが経営不振に陥ったことが原因で、大手商社の伊藤忠商事が株式の買い取りによる救済を行いました。このような経緯があるため、現在は伊藤忠グループのコンビニとして営業を行っています。公式ホームページによれば、2020年4月30日現在の店舗数は、16,610軒とのことです。
なお、ファミリーマートでは
- 楽天ポイント、
- Tポイント
- Dポイント
と3つの共通ポイントプログラムが導入されています。2つの共通ポイントプログラムを導入しているチェーン店は増えてきましたが、3つ導入しているのは、2020年5月現在ではファミリーマートのみです。
そんなファミリーマートでお得になるクレジットカードとして
- ファミマTカード
- Yahoo!JAPANカード
- 楽天カード
の3つを紹介しましょう。
1.ファミマTカード
コンビニでおすすめのクレジットカード情報
ファミリーマートの公式クレジットカードとして位置づけられているものです。伊藤忠グループのクレジットカード会社・ポケットカードが発行しています。
年会費 | 無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 利用額の0.5% |
コンビニ利用でのポイント倍増特典 | ファミリーマートを利用する際、カード決済によるポイントに加え、Tポイントカードの提示によるポイントとして200円(税込)につき1ポイントが付与される。 |
連携できるスマホ決済 | Apple Pay |
コンビニでおすすめの理由
ファミリーマートでタバコ、切手、はがき、印紙、収納代行、金券、プリペイドカード、商品券、チケット類などを購入する際にも利用でき、しかもポイントが貯まります。現金や他のクレジットカードとTポイントカードを組み合わせる場合、これらの取引についてはポイントが貯まらないことを考えると、結構お得です。
しかし
- 基本のポイント還元率自体が高くない(0.5%)
- 国際ブランドがJCBのみであり、スマホ決済との相性は決して良くない
という「おすすめできない」点もあります。
2.Yahoo!JAPANカード
PayPayカード
カード分類 一般カード
国際ブランド VISA、Mastercard®、JCB
申込方法 Web申込み
発行スピード 即日発行
通常1週間
審査は最短2分
審査完了からカード到着まで約1週間
年会費(税込) 0円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) -
ポイント還元率(下限) 1.00%
ポイント還元率(上限) 1.50%
交換可能マイル -
ETCカード年会費(税込) 550円
電子マネーチャージ -
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
ショッピング保険/国内利用(最大) -
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
89%(58/65) 42万円 19万円 8.0日 3.8
コンビニでおすすめのクレジットカード情報
ソフトバンクグループ傘下の通信会社・ヤフー株式会社が発行しています。Tポイントを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブと提携しているため、利用によりTポイントが貯まるのが特徴です。
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 利用額の1.0% |
コンビニ利用でのポイント倍増特典 | ファミリーマートを利用する際、カード決済によるポイントに加え、Tポイントカードの提示によるポイントとして200円(税込)につき1ポイントが付与される。 |
連携できるスマホ決済 | d払い(Visa、Mastercardのみ) au PAY(Mastercardのみ) 楽天ペイ(Visa、Mastercardのみ) PayPay Apple Pay |
コンビニでおすすめの理由
ファミリーマートでは、早くからTポイントが導入されてきました。2019年11月からは、楽天ポイントカードやdポイントも導入されましたが、歴史の長さから「ファミリーマートならTポイント」と思っている人もかなりいるはずです。
そこで、公式クレジットカードであるファミマTカード以外にも、Tポイントを効率的に貯められるクレジットカードとしておすすめしたいのが、Yahoo!JAPANカードです。ファミリーマートでは、現金の買い物であったとしても、Tポイントカードを提示することで、利用額200円(税込)につき1ポイント(Tポイント)が貯まります。しかし、Yahoo!JAPANカードを使うと、
- Tポイントカードを提示することによるポイントの付与:利用額200円(税込)につき1ポイント(還元率0.5%)
- Yahoo!JAPANカードでの決済によるポイントの付与利用額100円(税込)につき1ポイント(還元率1.0%)
の2種類のポイントが貯まり、還元率を1.5%にまで高められるのです。
3.楽天カード
楽天カード
カード分類 一般カード
国際ブランド VISA、Mastercard®、JCB、AMEX(アメックス)
申込方法 -
発行スピード 通常1週間
年会費(税込) 0円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) 100万円
ポイント還元率(下限) 1.00%
ポイント還元率(上限) 3.00%
交換可能マイル ANAマイル(1ポイント=0.5マイル、50ポイント以上2ポイント単位)
JALマイル(1ポイント=0.5マイル、50ポイント以上2ポイント単位、月間交換上限20,000ポイント)
ETCカード年会費(税込) 550円
電子マネーチャージ 楽天Edy(オートチャージ可)
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 2,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
ショッピング保険/国内利用(最大) -
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
94%(483/512) 66万円 20万円 9.5日 4.2
コンビニでおすすめのクレジットカード情報
オンラインショッピング(楽天市場)や銀行(楽天銀行)、保険(楽天生命)などを運営する楽天グループの公式クレジットカードです。
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 基本:利用額の1.0% SPU(スーパーポイントアップ):楽天グループが展開する他のサービスと併用すると、楽天市場利用時のポイントがアップする。 |
コンビニ利用でのポイント倍増特典 | ファミリーマートを利用する際、カード決済によるポイントに加え、楽天ポイントカードの提示によるポイントとして200円(税込)につき1ポイントが付与される。 |
連携できるスマホ決済 | d払い(Visa、Mastercardのみ) au PAY(Mastercard、American Expressのみ) 楽天ペイ PayPay(Visa、Mastercardのみ) Apple Pay(Visa、Mastercard、JCBのみ) Google Pay(Visa、Mastercard、JCBのみ) |
コンビニでおすすめの理由
ファミリーマートは、楽天ポイントカードの加盟店にもなっています。そのため、現金や楽天カード以外のクレジットカードでの支払いであっても、楽天ポイントカードを提示することで、利用額200円(税込)につき1ポイント(楽天ポイントカード)が付与されるのです。
この前提を踏まえた上で、楽天カードをファミリーマートで利用すると、どれだけポイントが獲得できるのかについて考えてみましょう。次の2種類のポイントが付与されます。
- 楽天ポイントカードを提示することによるポイントの付与:利用額200円(税込)につき1ポイント(還元率0.5%)
- 楽天カードでの決済によるポイントの付与:用額200円(税込)につき2ポイント(還元率1.0%)
もっとわかりやすくするために、1000円(税込)の買い物をした場合、現金払いと楽天カード払いとでは、どれだけ貯まるポイントが違うのか、計算してみます。
現金払い | 楽天カード払い | |
---|---|---|
楽天ポイントカードを提示することによるポイント | 5ポイント | 5ポイント |
楽天カード払いによるポイント | 0ポイント | 10ポイント |
合計 | 5ポイント | 15ポイント |
ミニストップでお得なクレジットカード
1980年に大手スーパー・ジャスコ(現在のイオン)のコンビニ業態として、神奈川県横浜市に第1号店ができました。1990年には韓国にも進出するなど、親会社のイオンと同じく、海外進出も積極的に行っています。
ミニストップの特徴として、イートインスペースが充実していることが挙げられます。ほとんどの店舗で、飲食コーナーと客用トイレを常設し、ソフトクリームなどのファーストフードを店内で加工調理し販売しているのが大きな特徴です。
公式ホームページによれば、2020年4月現在の店舗数は、日本国内が1992店舗、海外が3346店舗です。
そんなミニストップでお得になるクレジットカードとしておすすめするのは
- イオンカード
- Delight JACCS CARD
- Orico Card THE POINT
の3つです。
1.イオンカード
イオンカード(WAON一体型)
カード分類 一般カード
国際ブランド VISA、Mastercard®、JCB
申込方法 -
発行スピード 即日発行
即時(最短5分)発行受付時間:~21:30まで
年会費(税込) 0円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) 50万円
ポイント還元率(下限) 0.50%
ポイント還元率(上限) 1.33%
交換可能マイル JALマイル(1ポイント=0.5マイル、1,000ポイント以上500ポイント単位)
ETCカード年会費(税込) 0円
電子マネーチャージ iD利用、WAON(オートチャージ可)
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
ショッピング保険/国内利用(最大) 50万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
コンビニでおすすめのクレジットカード情報
ミニストップと同じイオングループに属するイオン銀行が発行しています。
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 基本:利用額の0.5% ミニストップでの利用:利用額の1.0% |
コンビニ利用でのポイント倍増特典 | ミニストップで利用した場合本来は利用額200円(税込)につき1ポイント(ときめきポイント)のところ、2ポイント付与される。 |
連携できるスマホ決済 | d払い(Visa、Mastercardのみ) au PAY(Mastercardのみ) 楽天ペイ(Visa、Mastercardのみ) PayPay(Visa、Mastercardのみ) Apple Pay |
コンビニでおすすめの理由
ミニストップを含めたイオングループの公式クレジットカードとして位置づけられているクレジットカードです。ミニストップでも、他のイオン傘下の店舗と同じように、利用額200円(税込)につき2ポイント(ときめきポイント)が付与されます。
また、ミニストップで金券、切手、印紙、はがき、ゆうパックなど、本来はクレジットカードで購入できない商品を購入したい場合も、イオンカードがかなり役に立ちます。つまり
- 電子マネー・WAONにチャージする
- 実際に購入するときはチャージ済のWAONで支払う
ことで、事実上、クレジットカード払いができるのです。
2.Delight JACCS CARD
REX CARD(レックスカード)
カード分類 一般カード
国際ブランド VISA、Mastercard®
申込方法 -
発行スピード 通常3週間
年会費(税込) 0円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) 200万円
ポイント還元率(下限) 1.25%
ポイント還元率(上限) 1.50%
交換可能マイル ANAマイル(1ポイント=0.2マイル、1,500ポイント単位、交換上限なし、交換手数料無料)
ETCカード年会費(税込) 0円
電子マネーチャージ 楽天Edy、nanaco
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 2,000万円(自動付帯:2,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 1,000万円
ショッピング保険/国内利用(最大) -
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
100%(3/3) 37万円 33万円 14.0日 4.3
コンビニでおすすめのクレジットカード情報
電化製品等の価格比較サイト「価格.com」を運営するカカクコムと大手クレジットカード会社のジャックスが提携して発行しています。
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 基本:利用額の1.25% |
公式ポイントサイト「ジャックスモール」を経由したオンラインショッピングの利用:サイトごとに異なる | |
コンビニ利用でのポイント倍増特典 | - |
連携できるスマホ決済 | d払い au PAY(Mastercardのみ) 楽天ペイ PayPay Apple Pay Google Pay |
コンビニでおすすめの理由
ミニストップでは、ローソン、ファミリーマートのように、いわゆる「共通ポイント」が導入されていません。そのため、公式クレジットカードの位置づけに近いイオンカード(およびイオン銀行が他社と提携して発行するカード)以外を使う場合は「ポイント還元率の高さ」に着目して選ぶといいでしょう。
「ポイント還元率の高さ」に着目して選んだカードとして紹介したいのが、Delight JACCS CARDです。一般的に、クレジットカードのポイント還元率は、0.5%~1.0%程度と言われています。言い換えれば、1.0%を超えていればかなり高いということです。Delight JACCS CARDのポイント還元率は1.25%と、きわめて高い水準であることがわかるでしょう。
3.Orico Card THE POINT
Orico Card THE POINT
カード分類 一般カード
国際ブランド Mastercard®、JCB
申込方法 -
発行スピード 最短8営業日
年会費(税込) 0円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) 300万円
ポイント還元率(下限) 1.00%
ポイント還元率(上限) 2.00%
交換可能マイル ANAマイル(1ポイント=0.6マイル)
JALマイル(1ポイント=0.5マイル)
ETCカード年会費(税込) 0円
電子マネーチャージ iD利用、QUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
ショッピング保険/国内利用(最大) -
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
98%(41/42) 44万円 20万円 11.0日 3.8
コンビニでおすすめのクレジットカード情報
大手クレジットカード会社・オリエントコーポレーションが発行しているクレジットカードです。
年会費 | 永年無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 基本:利用額の1.0% |
入会後半年間:利用額の2.0% | |
公式ポイントサイト「オリコモール」を経由したオンラインショッピングの利用:サイトごとに異なる | |
コンビニ利用でのポイント倍増特典 | - |
連携できるスマホ決済 | d払い(Mastercardのみ) au PAY(Mastercardのみ) 楽天ペイ(Mastercardのみ) PayPay(Mastercardのみ) Apple Pay |
コンビニでおすすめの理由
先ほど紹介したDelight JACCS CARDと同じように、どんな場所で使っても比較的ポイント還元率が高いクレジットカード、という意味でOrico Card THE POINTをおすすめします。常時、利用額の1.0%のポイント還元が受けられる上に、入会後半年間はポイント還元率がさらに2.0%にまでアップするからです。
また、QRコード決済とも比較的相性がいいのが、Orico Card THE POINTの長所ともいえるでしょう。ただし、国際ブランドがJCBのものを選んでしまうと、QRコード決済では使えなくなってしまう場合が多いので気を付けてください。
コンビニでお得になるクレジットカードの選び方
最後に、コンビニでお得になるクレジットカードの選び方について、基準にすべきこととして
- 自分がよく使うコンビニを基準にする
- 共通ポイントにも目を向ける
- 迷ったらポイント還元率の高いクレジットカードを選んでおく
- 国際ブランドはVisaにしておけば間違いない
の4つを解説します。
1.自分がよく使うコンビニを基準にする
コンビニで使う場合に限らず、クレジットカードを選ぶ上で大事なのは「自分がよく行く店でお得になるかどうか」です。そのため、自分の生活を振り返ってみると、どのクレジットカードを作るべきか、おのずと絞り込まれてきます。コンビニの場合なら
- 最寄り駅など、自宅の近辺に店舗がある
- 通勤途中に立ち寄れる場所にある
など、必然的に立ち寄る機会が多くなりそうなコンビニを思い浮かべ、そこでお得になるクレジットカードを絞り込むといいでしょう。
2.共通ポイントにも目を向ける
今回紹介したコンビニのうち、ファミリーマートとローソンでは、共通ポイントが導入されています。
ファミリーマート | Tポイント、dポイント、楽天ポイント |
---|---|
ローソン | Pontaポイント、dポイント |
この中に、自分が貯めている共通ポイントがあるなら、それを基準にしてクレジットカードを選ぶのも1つのやり方です。
3.迷ったらポイント還元率の高いクレジットカードを選んでおく
もし、クレジットカード選びで迷ったら、ポイント還元率の高いものを選んでおきましょう。理由を解説します。
今回紹介したセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップの場合、すべてのチェーン店において公式クレジットカードとして位置づけられるクレジットカードを発行しています。これらのクレジットカードは、そのチェーン店で使った場合のポイント還元率が高く設定されている場合が多いです。しかし、それ以外の店舗で使った場合は、実はあまりポイント還元率が高くありません。
日々生活していると、実際はコンビニ以外の店舗でも買い物をする機会はたくさんあるはずです。コンビニ以外の店舗でもお得にしようと思うなら、ポイント還元率の高さに着目して、クレジットカードを選ぶのも1つのやり方です。
4.国際ブランドはVisaにしておけば間違いない
今回紹介したクレジットカードの中には、複数の国際ブランドから選択できるものがいくつもありました。日本国内で使う分には、自分の好みで選んで構いません。しかし、選ぶ基準がわからない場合は、Visaにしておきましょう。理由の1つとして「使えないお店を見つけるほうが難しいほど普及している」ことが挙げられます。
世界的な国際ブランドとして
- Visa(ビザ)
- Mastercard(マスターカード)
- JCB(ジェー・シー・ビー)
- American Express(アメリカン・エキスプレス)
- Diners(ダイナース)
- Union Pay(ユニオンペイ、銀聯カード)
- Discover(ディスカバー)
が挙げられます。このうち、Union Payは中国本土を中心に普及している特殊な国際ブランドであるため、日本で暮らしている限りはあまり持つ必要はありません。また、Discoverは2020年5月現在、日本でクレジットカードを発行していないので、アメリカ・カナダに留学、赴任をする予定でもない限りは、まず持つ機会はないでしょう。
そうなると、実質的に日本で手に取る機会がある国際ブランドは、残りの5つに絞られます。このうち、取引額ベースでの世界シェアが最も高いのがVisaで、その次にMastercardが続くのです。
事実、VisaやMastercardなら、世界中どの国に行っても、まったく使えないということはないはずです。しかし、JCBやAmerican Express、Dinersは日本人が多く訪れる、留学や赴任などで長期滞在している場所であれば使えますが、それ以外の場所だと使えるお店を探すのがかなり厳しくなります。
このような背景を考えると「国際ブランド選びで迷ったらVisaにしておけばいい」と言い切って構わないでしょう。