学生がゴールドカードを持つ方法3選。それぞれの方法のメリット・デメリットも併せて解説

student
ゴールドカードって、学生が持つのは厳しいんですかね?
teacher
方法がないわけじゃないですけど、お話ししましょうか?

一般的に、ゴールドカードの多くは申し込み条件として「継続安定した収入があること」を掲げています。さらに「学生不可」と明確に断っていることも少なくありません。しかし、方法を考えれば、学生であってもゴールドカードを持つことはできます。ここでは実際に試せる方法として

  1. 「20歳以上」であれば作れるゴールドカードを申し込む
  2. 一定の条件を満たせばゴールドカードに切り替わるクレジットカードを使う
  3. 家族のゴールドカードに家族カードを追加してもらう

の3つを紹介しましょう。

学生がゴールドカードを持つ方法は?

学生がゴールドカードを持つ方法は?

冒頭でも紹介した「実際に試せる方法」である

  1. 「20歳以上」であれば作れるゴールドカードを申し込む
  2. 一定の条件を満たせばゴールドカードに切り替わるクレジットカードを使う
  3. 家族のゴールドカードに家族カードを追加してもらう

について、まずは概要を紹介します。

1.「20歳以上」であれば作れるゴールドカードを申し込む

一口にゴールドカードと言っても、申し込める条件は様々です。いくつか例を挙げてみると

  • 満20歳以上で、継続安定した収入のある方(学生不可)
  • 満18歳以上(未成年は親権者の同意が必要)

などが考えられます。「学生不可」と明確に断っているゴールドカードであれば、学生が自分で申し込んでも審査に通ることはあり得ません。しかし、満18歳以上であれば、申し込みをすることができ、審査に通るチャンスも出てくるのです。

student
安定した収入がある方、と出てきたらどうすればいいですか?

「学生不可」と銘打たれていなくても、安定した収入があることを求めてくるゴールドカードはやはり多いです。しかし、学生でも長期にわたってアルバイトをしているなら、それは十分「安定した収入」と言って構わないでしょう。

teacher
申し込むときは、勤務先情報や年収をしっかり書くのがコツですよ!

2.一定の条件を満たせばゴールドカードに切り替わるクレジットカードを使う

クレジットカード会社の中には、一定の条件を満たした一般カードの会員に対し、ゴールドカードへのインビテーション(招待状)を送る会社もあります。学生であっても、一定の条件を満たしさえすれば、インビテーションを受取ることができるので、ねらい目でしょう。

3.家族のゴールドカードに家族カードを追加してもらう

ゴールドカードを含め、クレジットカードは本来、券面に記載された本人しか利用することができません。しかし「家族に使わせたい」など合理的な理由がある場合は、本人からの依頼により、家族が使うためのカードとして家族カードを追加することができます。

家族カード自体は、クレジットカード会員本人=本会員の利用状況に問題がない限り、発行してもらえる可能性が高いです。もちろん、家族カードを使う家族が学生であっても、何ら問題はありません。

つまり、この方法を試せば、学生には手が届かないステータス性の高いゴールドカードであっても使うことができます。

1.「20歳以上」であれば作れるゴールドカードを申し込む

1.「20歳以上」であれば作れるゴールドカードを申し込む

最初に、申込条件が「20歳以上」など、職業に関する条件がない(緩い)ゴールドカードを作る方法について解説しましょう。

20歳以上であれば作れるゴールドカード3選

teacher
まずは、どんなゴールドカードなら作れるのか、見てみましょうか。

20歳以上で、学生でもアルバイトをしているなら申し込めるゴールドカードとして

  1. 楽天ゴールドカード
  2. セディナゴールドカード
  3. Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD

の3つを紹介しましょう。

楽天ゴールドカード

楽天ゴールドカード

楽天ゴールドカード
カード分類ゴールドカード
国際ブランドVISA、Mastercard®、JCB
申込方法-
発行スピード通常1週間
年会費(税込)2,200円
年会費備考-
ショッピング総利用枠(上限)200万円
ポイント還元率(下限)1.00%
ポイント還元率(上限)3.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=0.5マイル、50ポイント以上2ポイント単位)
JALマイル(1ポイント=0.5マイル、50ポイント以上2ポイント単位、月間交換上限20,000ポイント)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージ楽天Edy(オートチャージ可)
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)2,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)-
ショッピング保険/国内利用(最大)-
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
100%(8/8)113万円33万円9.5日4.6

申込の条件 20歳以上

楽天カードが発行するゴールドカードの1つです。年会費が2,200円(税込)という格安ゴールドカードですが

  • 楽天市場での買い物はポイント5倍(利用額100円につき5ポイント)
  • 国内空港ラウンジが年間2回まで利用可能

と、一般カードに相当する楽天カードにはないサービスが備わっています。

teacher
楽天ゴールドカードについては、こちらの記事で詳しく解説しました。利用できる特典も含めて、詳しくお話ししています!

セディナゴールドカード

セディナゴールドカード

セディナゴールドカード
カード分類ゴールドカード
国際ブランドVISA、Mastercard®、JCB
申込方法-
発行スピード-
年会費(税込)6,600円
年会費備考-
ショッピング総利用枠(上限)200万円
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)1.50%
交換可能マイルJALマイル(1ポイント=0.5マイル、交換上限150,000マイル)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージiD利用、QUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)10,000万円(自動付帯:2,000万円)、家族特約1,000万円(自動付帯:1,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円(自動付帯:1,000万円)
ショッピング保険/国内利用(最大)300万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度

申込の条件 高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能

現在は三井住友銀行傘下のクレジットカード会社・セディナカードが発行しているゴールドカードです。年会費は6,600円(税込)と他のゴールドカードに比べると安めですが、以下のサービスが利用できます。

  • 海外旅行傷害保険(最高1億円)、国内旅行傷害保険(最高5,000万円)が付帯
  • 国内空港ラウンジの利用
  • 会員限定優待サービス「プレミアムクラブオフ」の利用
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA

出典:セディナゴールドカード | あなたの暮らしにもっとワクワクを。ゴールドで始まる新しい暮らしのストーリー。 | セディナ[Cedyna]

また、こちらの図にもあるように

  • セブン-イレブン
  • イオン、ダイエー
  • 宇佐美(ガソリンスタンド)
  • 藤田観光(ワシントンホテル、ホテルグレイスリーなど)

での利用は、ポイント付与率がアップします。

Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD

Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD

Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
カード分類ゴールドカード
国際ブランドMastercard®、JCB
申込方法-
発行スピード最短8営業日
年会費(税込)1,986円
年会費備考-
ショッピング総利用枠(上限)300万円
ポイント還元率(下限)1.00%
ポイント還元率(上限)2.50%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=0.6マイル)
JALマイル(1ポイント=0.5マイル)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージiD利用、QUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)2,000万円(自動付帯:2,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)1,000万円(自動付帯:1,000万円)
ショッピング保険/国内利用(最大)100万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
100%(1/1)50万円50万円1.0日4.0

申込の条件 原則として年齢20歳以上
安定した収入がある

国内の大手クレジットカード会社・オリエントコーポレーションが発行しているゴールドカードです。名前に「THE POINT」とあるように、ポイントの貯まりやすさに定評があります。

公式ポイントサイト「オリコモール」を経由すれば、各種オンラインショッピング利用時のポイントとして

  • クレジットカード決済によるポイント:利用額の1.0%
  • オリコモールの経由によるポイント:ショップごとに異なる
  • Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDの利用によるポイント:利用額の1.0%

の3種類のポイントが付与されます。例えば、Amazon.co.jpの場合は利用額の2.5%のポイントが貯まる仕組みです。

teacher
ちなみに、海外旅行傷害保険は、以下のようになります。死亡・高度障害時の保障額が2,000万円までにアップしますよ。
死亡・後遺障害 2,000万円
傷害治療費用 200万円
疾病治療費用 200万円
携行品損害 20万円(免責1事故3,000円)
賠償責任 2,000万円
救援者費用等 200万円

この方法のメリット

この方法のメリットについて考えてみましょう。

1.格安の年会費でゴールドカードのサービスを一部体験できる

一般的に、ゴールドカードの年会費は1万円程度が相場です。しかし、今回紹介したゴールドカードの年会費は、どれも相場よりはかなり安くなっています。年会費は安いものの、ゴールドカードで提供されるサービスの一部を体験できるのは、大きなメリットでしょう。

この方法のデメリット

一方、デメリットもあることに注意が必要です。

  1. アルバイトをしていないと審査に通りにくいこともある
  2. ゴールドカードのすべてのサービスが使えるわけではない

の2点について考えてみましょう。

1.アルバイトをしていないと審査に通りにくいこともある

今回紹介したゴールドカードのうち「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」は、申込条件の中に「安定した収入がある」が含まれていました。このようなカードの場合、アルバイトであっても毎月収入を得ていることが審査に通る条件の1つになるはずです。また「安定した収入がある」ことがはっきりと書かれていないにしても、審査においては、やはり収入があったほうが有利になります。

2.ゴールドカードのすべてのサービスが使えるわけではない

ゴールドカードと銘打っていても、年会費が安い分、サービスを利用できる回数に制約があることも少なくありません。例えば、楽天ゴールドカードの場合、国内の空港ラウンジ自体は使えますが、利用回数が年間2回までに制限されています。

teacher
クレジットカードのサービスは、ある程度は年会費と比例関係にあります。当然、年会費が安ければ、通常のゴールドカードのような至れり尽くせりのサービスは望めないと考えましょう。

2.一定の条件を満たせばゴールドカードに切り替わるクレジットカードを使う

2.一定の条件を満たせばゴールドカードに切り替わるクレジットカードを使う

ゴールドカードの中にはクレジットカード会社からのインビテーションが

  • 必須であるもの
  • 必須ではないが、あれば通常より有利な条件で申し込めるもの

があります。そのようなゴールドカードであれば、学生のうちに持つことも可能です。

一定の条件を満たせばゴールドカードに切り替わるクレジットカード3選

では、一定の条件を満たせばゴールドカードに切り替えるチャンスが巡ってくるクレジットカードには、どんなものがあるのでしょうか。有名なものとして

  1. エポスカード
  2. イオンカード
  3. 三井住友カード

の3つを紹介しします。

1.エポスカード

エポスカード

エポスカード
カード分類一般カード
国際ブランドVISA
申込方法Web申込み、郵送申込み、店頭申込み
発行スピード通常1週間
店頭申込(マルイ各店カードセンター)の場合、即日発行(最短30分)
年会費(税込)0円
年会費備考-
ショッピング総利用枠(上限)-
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)0.50%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=0.5マイル)
JALマイル(1ポイント=0.5マイル)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージQUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)500万円(自動付帯:500万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)-
ショッピング保険/国内利用(最大)-
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度

インビテーションの条件 1年間のショッピング利用額が一定額以上で、ゴールドカードのインビテーションが届く(年会費無料になる)

日本全国でファッションビルのマルイ、モディを展開している株式会社丸井のハウスカードです。上位カードとしてゴールドカードの「エポスゴールドカード」、プラチナカードの「エポスプラチナカード」が用意されています。

エポスゴールドカード自体、インビテーションがなくても入会することが可能ですが

  • インビテーションがある
  • エポスゴールドカード、エポスプラチナカードを利用している家族からの紹介がある

場合は、年会費が無料になります。また、エポスゴールドカードに入会した当初は年会費が有料(5,500円(税込))であったとしても、1年間のショッピング利用額が50万円以上であれば、次年度以降の年会費は無料になるとのことです。

student
インビテーションってどうすれば届くんですか?

エポスカードが公式にインビテーションの条件を明らかにしていない以上、断言はできませんが、1年間の総利用額が50万円以上であれば、届く確率が高いようです。


teacher
旅行に行くなど、まとまった出費をする予定があるなら、活用するといいかもですね。エポスゴールドカードについては、こちらの記事でも詳しくお話ししました。

2.イオンカード

イオンカード(WAON一体型)

イオンカード(WAON一体型)
カード分類一般カード
国際ブランドVISA、Mastercard®、JCB
申込方法-
発行スピード即日発行
即時(最短5分)発行受付時間:~21:30まで
年会費(税込)0円
年会費備考-
ショッピング総利用枠(上限)50万円
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)1.33%
交換可能マイルJALマイル(1ポイント=0.5マイル、1,000ポイント以上500ポイント単位)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージiD利用、WAON(オートチャージ可)
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)-
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)-
ショッピング保険/国内利用(最大)50万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度

インビテーションの条件 1年間のショッピング利用額が100万円以上で、ゴールドカードのインビテーションが届く(年会費無料になる)

日本全国のみならず、東南アジア諸国でもショッピングセンターを展開するイオン。そのイオンのハウスカードがイオンカードです。

イオンカードの上位カードとして、イオンゴールドカードが用意されています。イオンカードはインビテーションの条件として「1年間の利用額が100万円以上であること」を明確に打ち出しているので、目標も立てやすいはずです。

teacher
イオンゴールドカードの年会費も、イオンカードと同じくずっと無料です。特典はこちらの記事で詳しく解説しました!

3.三井住友カード

三井住友カード

三井住友カード
カード分類一般カード
国際ブランドVisa、Mastercard®
申込方法-
発行スピード最短3営業日
年会費(税込)1,375円
年会費備考※インターネット入会で初年度年会費無料
※マイ・ペイすリボの登録+年1回以上のリボ払い手数料の支払いで年会費無料
※VISA・MasterCard2枚お申し込みの場合は年会費275円
※カード利用代金WEB明細書サービス利用&過去1年間に6回以上の請求があると年会費550円割引
※年間利用合計額が100万円~300万円未満で年会費半額
※初年度年会費無料(~2023年3月31日申し込み分迄)
※年300万円以上利用で翌年度無料
ショッピング総利用枠(上限)100万円
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)5.00%
交換可能マイルANAマイル(5ポイント=3マイル、500ポイント以上500ポイント単位、※ANAカード会員の方の場合)
ポイント備考■「マイ・ペイすリボ」登録+利用
「マイ・ペイすリボ」でリボ払い手数料の請求がある月は、通常+0.5ポイント加算。
■月間利用ボーナス
・合計金額5万円(税込)以上利用で50ポイント
・合計金額10万円(税込)以上利用で100ポイント
以降5万円ごとに100ポイント付与
ETCカード年会費(税込)550円
電子マネーチャージiD(専用)利用、楽天Edy、WAON(オートチャージ可)
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)2,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)-
ショッピング保険/国内利用(最大)100万円(リボ払い・分割払い(3回以上)の場合のみ)
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
86%(36/42)36万円20万円9.1日4.1

この方法のメリット

この方法のメリットについて考えてみましょう。

1.条件を満たせばほぼ確実にゴールドカードが手に入る

最大のメリットは「条件を満たせばほぼ確実にゴールドカードが手に入る」ことでしょう。クレジットカード会社の立場からすれば、条件を満たした人にインビテーションを送る最大の目的は「会員数を増やすこと」です。その目的を達成するためには「これまでの利用状況に問題がなく、ある程度の高い確率で審査に通りそうな人」に対してインビテーションを送る必要があります。裏を返せば、インビテーションが届きさえすればほぼ確実にゴールドカードが手に入るということです。

teacher
どうしてもゴールドカードが欲しい!という人なら、この事実を覚えておくといいですよ。

この方法のデメリット

一方で、デメリットもあります。

1.条件を満たすために浪費をしすぎる恐れがある

条件を満たしさえすればインビテーションが届き、高い確率で審査に通るのは、一見いいことのように思えます。しかし、インビテーションを入手できる条件を満たすために浪費をしすぎてしまい、支払い計画に無理をきたすというリスクもあるのです。ゴールドカードを手に入れたものの、無理な買い物を繰り返したことで延滞・滞納をし、結局強制解約になったのでは、全く意味がありません。それどころか、その先の生活に重大な支障をきたす恐れがあります。

ゴールドカードに限らず、クレジットカードは無理をせず使い続けることが、自分のためにも、周囲からの信用を勝ち取るためにも最も大事です。その事実を忘れないようにしましょう。

3.家族のゴールドカードに家族カードを追加してもらう

3.家族のゴールドカードに家族カードを追加してもらう

家族の中にゴールドカードを使っている人、もしくは新しく申し込む人がいるなら、家族カードを追加してもらえないか頼んでみましょう。

  • 家族カードを追加できるゴールドカード3選
  • この方法のメリット
  • この方法のデメリット

について解説します。

家族カードを追加できるゴールドカード3選

家族カードを追加できるゴールドカードとして

  1. JCBゴールド
  2. アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
  3. ダイナースクラブカード

の3つを選びました。

teacher
せっかくなので、ステータス性が高いものを選んでみましたよ。

1.JCBゴールド

JCBゴールド

JCBゴールド
カード分類ゴールドカード
国際ブランドJCB
申込方法-
発行スピード即日発行
※モバイル即時入会サービスはJCB公式サイト経由のみ対象。モバ即の入会条件は以下2点になります。 【1】 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い) 【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)※モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。
年会費(税込)11,000円
年会費備考-
ショッピング総利用枠(上限)-
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)10.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし)
JALマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限15,000ポイント)
スカイマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし)
ポイント備考-
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージQUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)10,000万円(利用付帯:5,000万円)、家族特約1,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円(利用付帯:5,000万円)
ショッピング保険/国内利用(最大)500万円

家族カードの年会費 1名まで無料、2人目より1名につき1,100円(税込)

国際ブランドとしても知られる大手クレジットカード会社・JCBが発行するクレジットカードです。次の所定の条件を満たせば、1つ上のランクの「JCBゴールド ザ・プレミア」のインビテーション(招待状)を受けとることができます。

  • JCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドのショッピング利用合計金額(集計期間:12月16日~翌年12月15日)が2年連続で100万円(税込)以上である
  • 会員専用WEBサービス「MyJCB(マイジェーシービー)」に受信可能なEメールアドレスを登録している(毎年1月31日まで)

条件の1つにショッピングでの利用金額が2年連続で100万円(税込)以上であることがあげられているので、家族カードを追加してもらい、家族全員で協力して取り組んだほうが、条件を達成できるでしょう。

2.アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
カード分類ゴールドカード
国際ブランドAMEX(アメックス)
申込方法-
発行スピード通常1~3週間
年会費(税込)31,900円
年会費備考-
ショッピング総利用枠(上限)-
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)0.50%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=0.5マイル、メンバーシップ・リワード・プラス登録で1ポイント=1マイル(年間参加費 3,300円))
JALマイル(1ポイント=0.3マイル、メンバーシップ・リワード・プラス登録で1ポイント=0.4マイル(年間参加費 3,300円))
スカイマイル(1ポイント=0.5マイル、メンバーシップ・リワード・プラス登録で1ポイント=0.8マイル(年間参加費 3,300円))
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージ楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)10,000万円、家族特約1,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円、家族特約1,000万円
ショッピング保険/国内利用(最大)500万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
100%(2/2)75万円20万円12.0日4.5

家族カードの年会費 1名まで無料、2人目より1名につき12,200円(税込)

アメリカ発祥の国際ブランド、American Expressのプロパーカードの1つです。1980年に日本で初めてのゴールドカードとして発行されましたが、今でもステータス性が高いゴールドカードの1つとして、広く認知されています。家族カードを追加すれば、学生であっても、このカードで受けられるサービスを体験することが可能です。

teacher
正直なところ、プラチナカード並みのサービスなので、一度体験してみてくださいね。詳しい話は、こちらの記事にまとめました。

3.ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカード
カード分類ゴールドカード
国際ブランドDiners
申込方法-
発行スピード通常2~3週間
年会費(税込)24,200円
年会費備考-
ショッピング総利用枠(上限)一律の利用制限なし
ポイント還元率(下限)0.40%
ポイント還元率(上限)1.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=1マイル、1,000ポイント以上、年間交換上限40,000ポイント、ダイナースグローバルマイレージ参加費年間6,600円)
JALマイル(1ポイント=0.4マイル、2,500ポイント以上、交換上限なし、ダイナースグローバルマイレージ参加費年間6,600円)
スカイマイル(2ポイント=1マイル、2,000ポイント以上、年間交換上限140,000ポイント、ダイナースグローバルマイレージ参加費年間6,600円)
マイレージプラス(2ポイント=1マイル、2,000ポイント以上、年間交換上限120,000ポイント、ダイナースグローバルマイレージ参加費年間6,600円)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージ楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)10,000万円(自動付帯:5,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)10,000万円(自動付帯:5,000万円)
ショッピング保険/国内利用(最大)500万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度

家族カードの年会費 1枚につき5,500円(税込)

本来はアメリカ発祥の富裕層向けの国際ブランドですが、日本でも1961年からクレジットカードを発行している老舗中の老舗です。創業当初から「社会的信用の高い方を顧客としてお迎えする」という方針を貫いていることから、かなり審査に通るのが難しいといわれています。

しかし、審査に通るのが難しく、しかも家族カードであっても年会費が無料になることはないという背景からもわかるように、サービスは非常に充実しています。わかりやすい例が、空港のラウンジです。

他のゴールドカードでは、利用できる空港ラウンジが国内空港のカードラウンジのみ、というのは珍しくありません。しかしダイナースクラブカードであれば、一部航空会社のラウンジも利用できます。


student
家族に使っている人がいたらチャンスかも!

なお、ここで挙げた以外にも、ステータス性が高いクレジットカードはあります。家族に使っている人がいたら、家族カードの追加をできないか、頼んでみましょう。

teacher
こちらの記事で紹介しているゴールドカードを使っている人がいたらチャンスです!

この方法のメリット

家族が使っているゴールドカードに家族カードを追加してもらう方法のメリットについて考えてみましょう。

1.家族の利用状況に問題がなければほぼ確実に家族カードが手に入る

家族カードの発行の可否は、クレジットカード本会員の利用状況に基づいて審査されます。つまり、ゴールドカードの本会員である家族が問題なく使えているようであれば、家族カードもほぼ確実に追加発行してもらえるはずです。裏を返せば、家族のゴールドカードの利用状況に問題があった場合は、この方法が使えません。例えば

  • 延滞・滞納を繰り返していた
  • 強制退会の対象になる利用規約違反を起こした
  • クレジットカード会社との間でトラブルを起こした

などの問題があった場合、家族カードを追加発行してもらうのも厳しいでしょう。

2.学生のうちからステータスの高いゴールドカードを使える

ゴールドカードの多くは、申し込み条件として「満20歳以上で安定継続した収入のあること」を掲げています。さらに「学生除く」としていることも珍しくありません。ステータス性が高い=審査に通るのが難しいといわれているゴールドカードであればあるほど、この傾向は顕著になります。

しかし、ステータス性の高いゴールドカードを持っている家族に頼んで発行してもらった家族カードであっても、見た目が自分で申し込んだゴールドカードと変わるわけではありません。その上、ゴールドカード本会員が受けられるサービスのほとんどが同様に受けられます。

この方法のデメリット

一方、この方法にもデメリットがあります。

  1. 自分のクレジットヒストリーに反映されない
  2. 何に使ったかが家族に筒抜けになる

の2つを解説しましょう。

1.自分のクレジットヒストリーに反映されない

家族カードを使うと、クレジットカード本会員の利用分と合わせて、クレジットカード本会員に請求されます。所定の引き落とし日になると、クレジットカード本会員があらかじめ引落先として指定した銀行口座から、まとめて引き落とされる仕組みです。

つまり、家族カードでいくら利用したとしても、クレジットカード会社の側からすれば「クレジットカード本会員の利用分の一部」でしかありません。自分のクレジットヒストリーではなく、家族のクレジットヒストリーに反映されてしまうのです。将来的に自分でステータス性の高いクレジットカードを持ちたいなら、自分で作ったクレジットカードでクレジットヒストリーを積むことも忘れないようにしましょう。

2.何に使ったかが家族に筒抜けになる

家族カードを利用した場合、請求はクレジットカード本会員に対してまとめて行われます。つまり、利用明細にも「家族カードでの利用分」が盛り込まれてしまうため、いつどこで何に使ったかが筒抜けになってしまうのです。決して違法なものでも、倫理的に問題があるものでもなかったとしても、家族に知られない支出は誰にだってあるでしょう。「これは家族に知られたくない」と思う買い物は、絶対に家族カードではしないのをおすすめします。


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