主婦がクレジットカード審査に通らない8つの理由と解決策を徹底解説

主婦であっても、クレジットカードを作ること自体はもちろんできます。しかし

  •  クレジットカードの選び方を間違えた
  •  手続きに不備があった
  •  自分、もしくは配偶者が過去にクレジットカードで問題を起こしていた

などの理由で、審査に通らないことは十分にあり得るのです。そこで今回は、主婦がクレジットカード審査に通らない理由について、解決策と智に考えてみましょう。

なお、今回の原稿では便宜上

  •  外に働きに出ている、もしくは在宅ワークをしているが、配偶者の扶養に入っている年収103万円未満の主婦(夫)
  •  外に働きに出る、在宅ワークをするのいずれもしていない専業主婦(夫)

の両方を含む言葉として「主婦」を使っています。

主婦がクレジットカード審査に通らない2大原因

主婦がクレジットカード審査に通らない2大原因

主婦がクレジットカードの審査に通らない理由を大きく分類すると

  1.  本人に問題がある
  2.  配偶者に問題がある

の2つに分けられます。

本人に問題がある

簡単に言うと、主婦本人に原因があるケースです。具体的には

  •  主婦本人がブラックリストに載っていた
  •  審査にあたって収入が重視されるクレジットカードを申し込んだ
  •  短期間に何枚もクレジットカードに申し込んだ
  •  今まで全くクレジットカードを使ったことがなかった
  •  申込書の記入事項にミスがあった
  •  希望するキャッシング枠が多すぎた

が挙げられます。

配偶者に問題がある

一方、配偶者に問題があるケースとして

  •  配偶者の年収が少ない
  •  実は配偶者がブラックリストに載っていた

が挙げられます。

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ここから先は、それぞれの理由について解決策とともに、詳しく解説していきましょう。

理由1.主婦本人がブラックリストに載っていた

理由1.主婦本人がブラックリストに載っていた

主婦であっても、独身時代の浪費が原因で、クレジットカードを止められたりした場合は、要注意です。自分が知らないうちにブラックリストに載っていたことが原因で、クレジットカード審査に通らないこともあり得ます。ブラックリストに載る=個人信用情報に異動情報が登録されることについて、詳しく解説しましょう。

個人信用情報とは

個人信用情報とは、クレジットカードの利用履歴をはじめとした、お金の貸し借りを伴う取引に関する客観的な記録のことです。
  •  新しくクレジットカードを申し込む
  •  クレジットカードの毎月の請求額を支払う
  •  携帯電話端末を分割購入する
  •  なんらかのローンを組む
  •  日本学生支援機構などから奨学金を借りた

などの取引を行った場合、その履歴が登録されていると考えましょう。

クレジットカード会社など、金融サービスを提供する会社は、サービスの新規・継続利用の可否の判断にあたって、個人信用情報を「支払能力があるかどうか」を判断するために用いています。

裏を返すと、個人信用情報からなんらかの問題があると判断された場合は、サービスの利用を許可しない・打ち切るなどの判断を行うのです。

個人信用情報に異動情報が登録される具体的な原因

個人信用情報は言い換えれば「その人に支払能力があるかどうか」を判断するための情報です。このため、その人の支払能力に重大な疑義を及ぼすアクシデントがあった場合は、異動情報として盛り込まれます。

具体的には

  •  長期間にわたる延滞・滞納があった
  •  利用規約違反などの理由でクレジットカードを強制解約された
  •  奨学金の返済分について延滞・滞納した
  •  任意整理、個人再生、自己破産などの債務整理をした

などの理由が当てはまります。

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俗にいう「ブラックリストに載る」とはこのことです!

独身時代の出来事であってもリセットはされない

結婚を機に主婦になった人に特に注意してほしいのが「結婚を機に苗字が変わったとしても、独身時代に個人信用情報に異動情報が登録されていた場合は、そのまま引き継がれる」ということです。つまり、独身時代の個人信用情報の記載事項も含めて、クレジットカードなどの金融サービスの利用の可否に関する審査が行われます。

決して、結婚して名前が変わったからと言ってリセットされるわけではないので気を付けましょう。
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こうなると、自分の力でクレジットカードを作るのはしばらく難しいです。代わりに使える支払方法を3つ紹介しましょう。

デビットカード

デビットカードとは、加盟店=使える店舗での支払いに使うと、その場で支払元に指定した銀行口座から引き落としが行われるカードを言います。銀行口座を開設できれば、問題なく作れる場合がほとんどです。現在は、クレジットカードが使える店舗での支払いに対応した「国際ブランドデビット」が主流なので、1枚持っておくと便利でしょう。

おすすめのデビットカードはこちら

【解決策2】デポジット型のクレジットカードを使う

利用限度額に応じた保証金=デポジットをあらかじめクレジットカード会社に預けた上で、通常のクレジットカードと同様に使えるカードを発行してもらう仕組みです。デポジットを預けられさえすれば発行できるので、個人信用情報に異動情報が登録されている状況でも使えます。

ライフカード(デポジット型)

ライフカード(デポジット型)
カード分類一般カード
国際ブランドMasterCard
申込方法Web申込み
発行スピード最短3営業日
年会費(税込)5,500円
年会費備考-
ショッピング総利用枠(上限)10万円
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)1.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=2.5マイル、300ポイント以上100ポイント単位)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージiD利用、楽天Edy、nanaco
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)-
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)-
ショッピング保険/国内利用(最大)-
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度

【解決策3】家族カードを使う

配偶者が問題なくクレジットカードを使えているのなら、家族カードの追加発行をお願いしてみましょう。

家族カードとは、クレジットカード会員本人の求めにより発行する、家族が使うことを目的にした追加カードのことです。
請求はクレジットカード会員本人の利用分と合算して行われます。

本来、クレジットカードは「クレジットカード会社の審査に基づき適当と判断した人に対し、クレジットカード会社が貸与するもの」です。このため、クレジットカードの券面に記載された会員本人以外は、家族であっても使うことはできません。しかし、家族カードであれば問題なく使うことができます。

また、家族カードの発行の審査に当たっては「クレジットカード会員本人の支払能力」が重視されるため、実際に使う人の支払能力は関係ありません。

理由2.審査にあたって収入が重視されるクレジットカードを申し込んだ

理由2.審査にあたって収入が重視されるクレジットカードを申し込んだ

クレジットカードの審査基準は、クレジットカード会社や種類によってもまちまちです。中には一定額以上の収入がないと審査に通らないクレジットカードも、もちろんあります。

「本人に安定継続した収入があること」が重視されるクレジットカードもある

クレジットカードには、ステータスがあります。ステータスとは、簡単に言うと「クレジットカードの会員ランク」のことです。

「本人に安定継続した収入があること」が重視されるクレジットカードもある

具体的には、上の図のように

  1.  一般
  2.  ゴールド
  3.  プラチナ
  4.  ブラック

という4段階に分かれています。上に言えば行くほど、クレジットカードを利用して受けられるサービスが充実するとともに、年会費や審査の難易度も高くなるのです。

そして、審査の難易度は「本人に安定継続した収入があるか」どうかに密接に関わってきます。端的に言うと、ゴールド以上のクレジットカードであれば、本人に安定継続した収入がない場合はまず審査に通らないと考えましょう。

【解決策】「主婦であっても申し込める」クレジットカードを申し込む

もちろん、一般カードであれば、主婦であっても申し込めるクレジットカードもたくさんあります。例えば、イオンカードの場合、申込条件が「18歳以上で、電話連絡が可能であること」となっているので、本人に継続安定した収入があるかどうかは関係ありません。

主婦の人がクレジットカードを申し込む場合は、クレジットカード会社のWebページなどで、申込にあたっての条件をしっかり確認しましょう。

理由3.短期間に何枚もクレジットカードに申し込んだ

理由3.短期間に何枚もクレジットカードに申し込んだ

急に海外旅行に行くことになったり、配偶者の転勤などで大きな出費が必要になったりなどの合理的な理由がない限りは、次々とクレジットカードに申し込むのはおすすめしません。詳しくは後述しますが、そのことが引き金になり審査に通らないことも十分に考えられるためです。

「申込ブラック」とは

クレジットカードを申込むと、その事実は個人信用情報に登録されます。

個人信用情報とは、クレジットカードの利用履歴をはじめとした、お金の貸し借りを伴う取引に関する客観的な記録のことです。

登録期間は半年とごく短いのですが、前の申込に関する記録が残っている状態で、別のクレジットカードに申し込むのはおすすめできません。クレジットカード会社(の審査担当者)に「この人はお金に困っているのでは」という疑念を与えかねないからです。

あくまで一般的な傾向ですが

  •  半年の間に2枚:ほかに問題がなければ通る場合も多い
  •  半年の間に3枚:審査に通る可能性は低くなる
  •  半年の間に4枚以上:審査にはまず通らない

という目安をつかんでおくといいでしょう。

【解決策】前回の申込から半年あければ安全

申込ブラックを回避するには「前の申込に関する登録が消えてから、次の申込を行う」のがやはり無難です。
急に必要になる理由がない限りは、クレジットカードの申込は「前回の申込から半年以上たってから」行うのを基本にしておくといいでしょう。

理由4.今まで全くクレジットカードを使ったことがなかった

理由4.今まで全くクレジットカードを使ったことがなかった

その人の個人の事情にもよりますが、ある程度の年齢(目安は30歳程度)になるまで、クレジットカードを使ったことがなければ要注意です。

全く使ったことがない状態から、いきなりクレジットカードを申し込んでも審査に通らない可能性があります。
なぜ、このようなことが起こるのか説明しましょう。

「スーパーホワイト」とは

クレジットカードの利用履歴をはじめとした、お金の貸し借りを伴う取引に関する客観的な記録のことを、個人信用情報と言います。クレジットカード会社や銀行など、金融サービスを提供している会社は、申込があった際に、本人から提出された情報および個人信用情報に基づいてその人の支払能力を判断し、審査を行うのです。

当然、クレジットカードを使ったことがなければ、個人信用情報に何も記載されません。
この状態をスーパーホワイトと言います。

しかし、個人信用情報に何も記載されないケースがもう1つ考えられます。それは「一定期間取引ができなかった場合」です。

  •  長期間(目安は61日以上)に渡る延滞・滞納があった
  •  クレジットカード会社とトラブルになり強制解約された
  •  任意整理、自己破産などの債務整理をした

などの理由により、個人信用情報に異動情報が登録されてしまうと、一定期間(最長10年)はクレジットカードの利用をはじめ、所定の取引ができなくなります。

当然、その間の利用履歴はなくなるため、個人信用情報には何も記載されないスーパーホワイトの状態になるのです。

つまり、スーパーホワイトである原因としては

  1.  単純に今までクレジットカードを使ったことがない
  2.  クレジットカード利用上のトラブルが原因で使えなくなっていた

の2パターンが考えられますが、クレジットカード会社からは、申込をした人がそのどちらに当たるのかは、判断できません。このような事情があるため、一定の年齢までクレジットカードを使ったことがない場合は、その後の審査に通らなくなる可能性も上がります。

【解決策】審査に通りやすいクレジットカードを使い続ける

この問題を解決するためには、審査に通りやすいクレジットカードをまずは1枚作り、コツコツと使い続けていくのが一番です。今は主婦であっても、審査に通りやすいクレジットカードはたくさん出回っています。以下の記事も参考にして、まずは1枚作ってみましょう。

理由5.申込書の記入事項にミスがあった

理由5.申込書の記入事項にミスがあった

クレジットカードの申込にあたっては

  •  オンライン上で所定のフォームに必要事項を入力する
  •  紙の申込用紙に必要事項を記入し返送する

のいずれかで手続きを進めていくことになります。この時に、記入内容に不備があったことが原因で、審査に通らない場合も多々あるので気を付けましょう。

「うっかり」が命取りになるので注意

  •  本当の年収より高い金額を記入する
  •  本当は賃貸なのに、持ち家に住んでいると書く

など、審査に通りやすくするために、わざと本当のことを書かないのは論外です。

発覚した場合は審査に通らないのはもちろん、クレジットカードを受け取ってから発覚した場合は、強制解約や告訴も含めた厳しい処分が下る恐れがあります。

また、そこまで悪質ではなくても

  •  居住年数を間違えていた
  •  配偶者の年収をあてずっぽうで書いた

など「うっかり」の範囲内であっても「虚偽の申告である」とみなされ、審査に通らないことは往々にしてあるのです。

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うっかりは命取り、と心得ておきましょう。 

【解決策】数字は正確に書こう

このような問題を解決するには

  •  自分、配偶者の年収、居住年数などの数値は正確に書く
  •  誤字、脱字に気を付ける

など、基本的なことに気を付ける他ありません。

特に、配偶者の年収や居住年数などの数値は、あてずっぽうに書くと間違いがちです。面倒でも、本人に聞いたり、住民票の記録をたどったりするなどして、正確な数字を書き込むようにしましょう。

理由6.希望するキャッシング枠が多すぎた

理由6.希望するキャッシング枠が多すぎた

クレジットカードの利用限度枠を目的別に分けると、買い物などの支払いに使える「ショッピング枠」と、ATMなどを利用して現金の借入ができる「キャッシング枠」の2つに分かれます。このうち、キャッシング枠の金額を多く希望しすぎたことが原因で、クレジットカードの審査に通らないケースもあるので気を付けましょう。

総量規制とは

クレジットカードのキャッシング枠は「この金額までならお金を借り入れられる」という限度額のことです。そのため、潜在的な借金であると考えられ、法律上の規制を受けます。

日本の法律(貸金業法)には「クレジットカード会社や消費者金融会社は、合計して年収の3分の1を超える貸付を行ってはいけない」という決まりがあり、クレジットカードのキャッシングもこの決まりにより制限を受けるのです。

難しい言葉でいうと総量規制と言います。

例えば、パートをしている主婦の人の年収が90万円だった場合、クレジットカードのキャッシング枠は最大で30万円までにしかできません。他にも消費者金融などから借り入れをしていた場合は、これよりもっと下がります。

【解決策】必要がなければキャッシング枠は0円にする

総量規制との兼ね合いも考えると、主婦がクレジットカードを申し込む際に、最も無難なのはキャッシング枠を0円(利用しない)にして申し込むことでしょう。

使わない前提で審査が進むので、結果として通りやすくなります。

理由7.配偶者の年収が少ない

理由7.配偶者の年収が少ない

配偶者(=夫・妻)の年収が少ない場合も、クレジットカードの審査においては不利になります。どういうことか、詳しく解説していきましょう。

主婦のクレジットカードの申込において配偶者の年収が重視される理由

本当の意味での専業主婦(外に働きに出たり、在宅ワークをしたりしていない)の場合、年収は基本的に0円です。また、パートをしたり、在宅ワークをしたりしていても、配偶者の扶養に入っている限りは、年収はどんなに多くても100万円には届かないでしょう。

このように、主婦でも兼業主婦でない限りは、1カ月に自由に使えるお金には限りがあります。本来ならクレジットカードの審査には通らないはずでしょう。

それにも関わらず、専業主婦がクレジットカードを作れるのは「本人が払えなくなっても、配偶者に請求することで払ってもらえる」前提が成り立つためです。つまり、配偶者に支払能力さえあれば、クレジットカード会社は請求額を回収できないという経営上のリスクを負う必要がなくなります。

このような事情があるため、主婦のクレジットカードの申込においては、配偶者の年収が重視されます。裏を返すと、配偶者の年収が少ない場合、審査に落ちることも十分に考えられるのです。

【解決策】審査に通りやすいクレジットカードを申し込む

この問題を解決する唯一の方法が「審査に通りやすいクレジットカードを申し込む」ことでしょう。審査に通りやすいクレジットカードを選ぶ基準として

  1.  提携カードである
  2.  一般カードである
  3.  申込条件に収入に関する記述がない

の3つのポイントについて解説しましょう。

もちろん、これらはあくまで一般的な基準です。実際に審査に通るかどうかは、個々のケースにより異なるので、あくまで参考程度に考えてください。

1.提携カードである

クレジットカードを「どんな会社が発行しているのか」を基準にして分類すると、以下の2種類に分かれます。

  •  プロパーカード:国際ブランド(決済システムを提供する会社)が自社で発行している。
  •  提携カード:国際ブランドと外部の企業が提携して発行する。

そして、プロパーカードより提携カードの方が、審査には通りやすいといわれています。提携カードを発行する目的の1つに「発行する企業の商品、サービスを使ってもらう」があるため、より多くの人のカードを持ってもらった方が、その目的を達成できるためです。

2.一般カードである

クレジットカードにはステータス(会員ランク)があります。以下の図のように、一般→ゴールド→プラチナ→ブラックと上がっていく仕組みです。
2.一般カードである
上に行けばいくほど、付帯サービスが充実する一方、年会費や審査難易度も高くなるのです。

裏を返せば「審査に通るかどうか」を重視するなら、一般カードを申し込むのが無難でしょう。

3.申込条件に収入に関する記述がない

特に、ゴールド以上のステータスのクレジットカードに見られる傾向ですが

  •  本人に継続安定した収入のある方
  •  満30歳以上で、定職についている方

など「継続して安定した収入が得られていること」を、申込の条件として設けているクレジットカードがあります。このようなカードは「一定額以上の継続して安定した収入がある」ことを審査の条件にしているので、収入が少ないことが原因で審査に落ちることも十分に考えられるのです。

理由8.実は配偶者がブラックリストに載っていた

理由8.実は配偶者がブラックリストに載っていた

クレジットカードを申し込む主婦本人に何ら問題がなくても、配偶者の個人信用情報に異動情報が登録されていた=ブラックリストに載っていたことが原因で、クレジットカードの審査に落ちる場合もあります。

配偶者の個人信用情報が足を引っ張る理由

本来、主婦であっても満20歳以上であれば、クレジットカードの申込に当たって、第三者の同意はいりません。そのため、最も重視されるのは「本人の個人信用情報に問題がないかどうか」です。

しかし、実際の実務の現場では、配偶者の個人信用情報も併せてチェックされるのは十分に考えられます。実際に個人信用情報をクレジットカード会社の審査担当者がチェックする場合は、個人信用情報機関のデータベースにアクセスし、その中から申込をした人の情報を検索するのが一般的な流れです。その際

  •  名前
  •  生年月日
  •  現住所

などから、申込をした人の情報を絞り込んでいくのですが、検索しているうちに、配偶者の個人信用情報も見られてしまうことは十分にあり得ます。

問題がなければそこで終わりですが、異動情報が登録されているなどの問題があった場合、審査担当者が「配偶者の支払能力に問題がある」と判断すれば、審査に落ちても何ら不思議ではありません。 

妻、夫であっても個人信用情報の開示請求は原則できない

このような話を聞くと

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うちの旦那さんの個人信用情報大丈夫かしら。

と、配偶者の個人信用情報を調べてしまいたくなる人もいるかもしれません。

しかし、個人信用情報は、クレジットカードの利用履歴など、本人のプライバシーにかかわる情報がたくさん盛り込まれています。プライバシー保護の観点から、一部の例外を除いて本人以外からの開示請求はできないので、注意しましょう。

例外として個人信用情報の開示請求ができるケースとは

例外として、次のケースに当てはまる場合は、本人以外であっても個人信用情報の開示請求ができます。

  •  本人から正式に依頼を受けた(任意代理人)
  •  相続の話し合いに使うため、亡くなった家族の代わりに請求する(相続人)

いずれにしても、やむを得ない場合を除き、本人以外からの個人信用情報の開示請求はできません。

【解決策1】デビットカードを使う

配偶者の個人信用情報に問題があったことが原因でクレジットカードが作れない場合は、支払能力に関する審査を必要としないものを使うしかありません。そこでおすすめしたいのが、デビットカードです。

デビットカードとは、加盟店=使える店舗での支払いに使うと、その場で支払元に指定した銀行口座から引き落としが行われるカードを言います。銀行口座を開設できれば、問題なく作れる場合がほとんどです。

現在は、クレジットカードが使える店舗での支払いに対応した「国際ブランドデビット」が主流なので、1枚持っておくと便利でしょう。もちろん、配偶者にも作ってもらうのも一緒に行いましょう。

おすすめのデビットカードはこちら
(記事)

【解決策2】デポジット型クレジットカードを使う

支払能力に関する審査がいらないという意味では、デポジット型クレジットカードもおすすめです。このクレジットカードを支払元にしたETCカードも発行できるので、車を運転する場合には特におすすめします。

ライフカード(デポジット型)

ライフカード(デポジット型)
カード分類一般カード
国際ブランドMasterCard
申込方法Web申込み
発行スピード最短3営業日
年会費(税込)5,500円
年会費備考-
ショッピング総利用枠(上限)10万円
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)1.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=2.5マイル、300ポイント以上100ポイント単位)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージiD利用、楽天Edy、nanaco
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)-
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)-
ショッピング保険/国内利用(最大)-
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度

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