クレジットカードに有効期限があるのはなぜ?古いカードを持ち続けるのはとっても危険!

どんなクレジットカードであっても、有効期限は設けられています。

でも、なぜ有効期限が設けられているのでしょうか?

実は、クレジットカードを安全に使う上で、非常に大事な意味があるのです。

有効期限にまつわる疑問も含めて、丁寧に解説します。

クレジットカードに有効期限がある理由

クレジットカードに有効期限がある理由

本来、クレジットカードは「クレジットカード会社が、加入者に対して貸し出しているもの」です。

そして、貸し出し期限として、有効期限が設けられています。

この有効期限は、「月/年」「月-年」という形で、クレジットカードの券面に記載されるのが一般的です。

例えば、「08/20」や「08-20」と書かれていれば、「2020年の8月末日(31日)まで、そのクレジットカードは使える」という意味になります。

なお、数字の脇に「有効期限」「GOODTHRU」「VALIDTHRU」など、有効期限であることを示す単語が書かれているのが一般的です。

これらの単語も頼りにして、有効期限を探してみましょう。

クレジットカードの有効期限の確認方法

ここで、日本で幅広く使われている国際ブランドのクレジットカードの有効期限の確認方法を説明します。

なお、クレジットカードの発行会社やデザインによって、実際の位置は多少異なるため、有効期限であることを示す単語も頼りに確認しましょう。

以下の説明で用いている画像の赤枠で囲われている部分が、有効期限を示しています。

Visa

Visa

出典:三井住友カード/クラシックカードA|三井住友カード

クレジットカード表面の中央あたりに記載されています。

Mastercard

Mastercard

出典:Mastercardクレジットカード

クレジットカード表面の向かって左下方に記載されています。

JCB

JCB

出典:JCB一般カード|クレジットカードのお申し込みなら、JCBカード

クレジットカード表面の中央あたりに記載されています。

AMEX

AMEX

出典:クレジットカードはアメリカン・エキスプレス(アメックス)

クレジットカード表面の向かって左下方に記載されています。

ダイナース

ダイナース

出典:カードラインナップ | ダイナースクラブカード 日本で最初のクレジットカード

クレジットカード表面の向かって右下方に記載されています。

クレジットカードに有効期限がある理由

ところで、なぜクレジットカードには有効期限が設けられているのでしょうか?以下の理由が挙げられます。

偽造・不正利用防止のため

ずっと同じクレジットカードが使い続けられるとしたら、偽造や不正利用のリスクは格段に高まります。

このため、有効期限を設け、期限切れになったクレジットカードは使えない仕組みにしているのです。

万が一、有効期限切れのクレジットカードが盗まれてしまっても、決済には使えないので、不正利用のリスクも減らせます。

定期的な再審査のため

クレジットカードの「クレジット」とは、「信用」という意味です。

由来が表す通り、「信頼できる人にだけ発行する」のが、クレジットカードの大前提といえるでしょう。

そのため、クレジットカード会社は定期的に「この人にクレジットカードを発行しても大丈夫かどうか」を再審査しています。

問題がなければ、新しい有効期限が設定されたクレジットカードが交付される流れです。

クレジットカードの摩耗のため

クレジットカードに使われているICチップや磁気テープは、使っているうちに摩耗していきます。

摩耗の程度がひどいと使えなくなってしまうため、定期的に交換する必要があるのです。

有効期限を設けることで、定期的に交換しながらクレジットカードを使い続けられます。

有効期限はどう決まる?

ところで、クレジットカードの有効期限は、どう決まるのでしょうか?

クレジットカード会社によって扱いが異なる

実のところ、有効期限の決め方に関しては、クレジットカード会社によって扱いが異なります。

一般的には、「利用実績があり、返済の遅延などの問題がなければ、有効期限も長くなる」傾向にあるようです。

逆に、利用実績がない場合は、更新が行われないこともあります。

しかし、利用実績がない人でも有効期限が長めに設定されていたり、新規カード発行の場合の有効期限を1年程度短くしたりと、この傾向から外れる扱いをする会社もあるのも事実です。

効果があるかは未知数ですが、有効期限を長くしたいなら、そのクレジットカードを積極的に使ったり、返済を滞らせないようにしたりなどの心がけをしましょう。

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もちろん、有効期限が切れるタイミングで、今利用しているクレジットカードより会員ランク(ステータス)の高いクレジットカードにするのもありだと思います。今まで一般カードやゴールドカードを使ってきて問題がなければ、プラチナカードにチャレンジしてみてはいかがですか?

クレジットカードの有効期限に関する8つの疑問

クレジットカードの有効期限に関する8つの疑問

クレジットカードの有効期限に関連して、疑問を持つ人は少なくありません。

そこで、特に疑問に思う人が多そうな以下の8つの疑問について、この場で解説します。

疑問1.有効期限の延長手続きは必要?

クレジットカードの有効期限が迫っている場合であっても、基本的には延長手続きは必要ありません。

有効期限の前に、クレジットカード会社に登録してある住所あてに、新しいクレジットカードが届く仕組みになっています。

会社によって多少の差はありますが、有効期限の前月か当月には新しいクレジットカードが送られてくる場合が多いです。

早めに受け取りたい場合は、有効期限の半年前から新しいクレジットカードを受け取れることもあるので、クレジットカード会社に確認してみましょう。

疑問2.有効期限中にクレジットカードが使えなくなったら?

クレジットカードにはICチップや磁気テープなどが使われています。

テレビや磁石など、磁気を発するもののそばに置いたり、水に濡れたりすると、使えなくなってしまうのも珍しくありません。

有効期限中にクレジットカードが使えなくなったら、クレジットカード会社に電話し、再発行の依頼をしましょう。

クレジットカードを長持ちさせるには?

ここで、クレジットカードを長持ちさせるために、心掛けてほしいポイントを解説します。

重ねて財布に入れない

クレジットカードを複数枚持っている場合、重ねて財布に入れないようにしましょう。

ICチップや磁気テープは、摩擦にも弱いため、複数のクレジットカードが一気にダメになってしまう可能性もあります。

汚れはこまめに拭き取る

クレジットカードについた汚れをそのままにするのも、ICチップや磁気テープが痛む原因になります。

クレジットカードに汚れがついたら、メガネ拭きのような柔らかい布でこまめに拭きましょう。

また、頑固な汚れであっても、除光液(マニキュアのリムーバー)は絶対使ってはいけません。

クレジットカードの素材であるプラスティックを変質させる恐れがあるためです。

なお、署名欄の部分を除光液で拭き、署名が落ちてしまった場合は、券面の改ざんとみなされる恐れもあるので、気を付けましょう。
磁石のそばに置かない

クレジットカードに使われている磁気テープは、磁気を帯びると情報が消えてしまう性質も持っています。

絶対に磁石のそばには置かないようにしましょう。

磁石で止めるタイプの財布やスマートフォンケースの中に入れると、磁石の影響を受けやすいので注意してください。

疑問3.有効期限間近に分割払いしても大丈夫?

クレジットカードで分割払いをする際、有効期限が迫っていると、「このまま進めて大丈夫?」と思うかもしれません。

実際はどうなのでしょうか。

更新できるかどうかで扱いが異なる

まず、クレジットカードが問題なく更新できた場合は、特に何かをする必要はありません。

新しいクレジットカードを確実に受取り、毎月の支払期日に銀行口座の残高が不足しないように気を付けていれば十分です。

しかし、何等かの理由でクレジットカードが更新できなかった場合、分割払いの残高(残債)の一括返済を求められる可能性もあります。

払えそうにない場合は、クレジットカード会社に一度相談しましょう。

疑問4.有効期限を人に知られても大丈夫?

有効期限を含むクレジットカードの情報が他人に知られた場合、そのままにしても大丈夫なのでしょうか。

氏名とクレジットカード番号も一緒だと危ない

インターネット通販など、オンラインでクレジットカード決済を行う場合、

  • 氏名
  • クレジットカード番号
  • 有効期限
  • セキュリティコード

が必要です。

最終的には、セキュリティコードが正しくないと決済は通らないので、建前上は「セキュリティコードが漏れなければ大丈夫」ということになります。

しかし、バーコード決済システムのPayPayがサービスを開始した当初において、セキュリティコードを無制限で入力できる仕様になっていたという事件もありました。

この仕様の欠陥が原因で、多くのユーザーが不正利用の被害にあったのです。

同様のケースが今後絶対に発生しないとは言い切れません。

何等かの原因で「氏名」「クレジットカード番号」「有効期限」が漏れてしまったら、クレジットカードの再発行を依頼しましょう。

疑問5.有効期限が切れても新しいカードが届かないときはどうする?

基本的に、クレジットカード会社は有効期限が近づいてきたら、新しいクレジットカードを郵送してくれます。

しかし、何等かの原因で新しいクレジットカードが届かないこともあるのです。

原因は大きく分けて2つあります。

住所変更が済んでいない

新しいクレジットカードは、クレジットカード会社にあらかじめ登録された住所に宛てて送られます。

この場合、転送できず、必ず本人が受け取らないといけない形式(本人限定受取郵便)で送られるのが一般的です。

そのため、引っ越しなどで住所が変わったにも関わらず、クレジットカード会社に届け出ていなかった場合、新しいクレジットカードを受けとれません。

住所を含め、登録情報が変わったときは、すぐに届け出ましょう。

再審査が通らなかった

既に触れましたが、クレジットカード会社は、定期的に再審査を行っています。

再審査の結果、「この人には今後クレジットカードを発行できない」と判断された場合は、更新も行われないため、新しいクレジットカードも届きません。

審査が通らない原因は様々ですが、以下のことに心当たりがある場合は注意しましょう。

  • 何度も利用代金の引き落としができなかった
  • 消費者金融などから多額の借り入れをしている
  • 不正利用が疑われた 等

いずれにしても連絡を

有効期限を大幅に過ぎてもクレジットカードが届かない場合は、何等かの原因があるはずです。

すぐにクレジットカード会社に電話し、「なぜ届かないのか」を確認しましょう。

疑問6.有効期限内でも古いカードは捨てないとダメ?

再審査を通過した場合、新しいクレジットカードを受けとることができます。

しかし、受け取るタイミングによっては、古いクレジットカードの有効期限も残っている状態になることもあるでしょう。

このような場合、古いクレジットカードの扱いはどうすればいいのでしょうか?

有効期限内なら使えるけれども……

たとえ古いクレジットカードであっても、有効期限内なら問題なく使うことはできます。

しかし、新しいクレジットカードを使った時点で、古いクレジットカードが使えなくなる仕様にしているクレジットカードも多いです。

このようなことも考えると、新しいクレジットカードが届いた時点で、古いクレジットカードは捨てたほうが無難でしょう。

疑問7.有効期限が切れたクレジットカードの処分はどうすればいい?

新しいクレジットカードが届いた場合、古いクレジットカード=有効期限が迫っている、もしくは切れたクレジットカードは破棄しましょう。

しかし、そのままごみ箱に……というのは、絶対にやめてください。

不正利用や偽造の原因にも

そのままごみ箱に入れてしまった場合、クレジットカード番号・セキュリティコード・有効期限など、「人に知られてはいけない情報」が漏れる危険性があります。

また、心無い人がごみをあさって、捨てられていたクレジットカードを持っていき、クレジットカードの偽造のために使う可能性も0ではありません。

思いがけないトラブルに巻き込まれる恐れが極めて高いので気を付けましょう。

切り刻むのが鉄則

一般的なプラスチック製のクレジットカードであれば、ハサミで力を入れれば切り刻むことができます。

できるだけ細かく切って捨てましょう。

疑問8.新しいカードが届いたらやることは?

有効期限の満了に伴ってクレジットカードが新しくなった場合にやるべきことは、以下の通りです。

券面をチェックし、署名する

クレジットカードの表面に印刷されている名前の表記に問題がないかを確認し、裏面の署名欄に名前を書きましょう。

消えたりこすれたりしないよう、油性のサインペンかボールペンを使うのをおすすめします。

クレジットカードの情報を更新する

公共料金・携帯電話代・家賃など、「毎月必ず支払うもの」をクレジットカードで支払っていた場合は、必ずクレジットカードの情報を更新しましょう。

古いクレジットカードの情報のままだと、支払いが滞るおそれがあります。

まとめ

クレジットカードに有効期限が設けられているのは、

  • 不正利用、偽造防止のため
  • クレジットカードの定期的な再審査のため
  • クレジットカード本体の摩耗に備えるため

です。また、有効期限が満了した際は、

  • 古いクレジットカードは速やかに処分する
  • 定期的な支払いがある場合は、情報を更新する

のを忘れないようにしましょう。