Apple Payでデビットカードを使う方法。Suicaを使った裏技も紹介!

man
うわ、全然わからない!これ、時間とってちゃんと設定しないとな。
teacher
あれ、iPhone新しくしたんですか?
man
そうなんです。この際だから、Apple Pay始めようかと思いまして。そうはいっても、昨日手に入れたばかりで何から手を付けるかすらわかりませんが。
teacher
いいですねー。わからないことあったら聞いてください。
man
じゃ、さっそく。デビットカードって使えるんですか?

iPhone、Apple Watchなど、iOSが搭載されたデバイス(端末)で利用できるApple Pay。日本では、電子マネーのiD、Suica、QUIC Payの加盟店で利用可能です。

teacher
Suicaに対応しているから、これで電車にも乗れますよ!

しかし、デビットカードとの相性は、あまりいいとは言えません。

Apple Pay内で動くクレジットカードやその他のカードの情報を取り込む「Wallet」というアプリが、ほとんどのデビットカードに対応していないためです。

そこで今回の記事では

  • 国際ブランド別・Apple Payへの対応状況
  • デビットカードでモバイルSuicaにチャージする方法

というポイントに分けて、Apple Payでデビットカードを使う方法について解説します。

国際ブランド別・Apple Payへの対応状況

国際ブランド別・Apple Payへの対応状況

国際ブランドが付帯したデビットカードであっても、Apple Payへの対応状況にはばらつきがあります。

  1. Visaデビットカードの場合
  2. Mastercardデビットカードの場合
  3. JCBデビットカードの場合

の3つに分けて、対応状況を見てみましょう。

Visaデビットカードの場合

2019年12月現在、VisaデビットカードはApple Payに対応していません。

Q.Apple Payに設定するクレジットカードはどんなカードでもいいですか?
A.弊社が発行するクレジットカードおよびVisaプリペ、dカードプリペイドであれば、Apple Payに設定していただけます。(※)ただし、ご利用のデバイスにより、Visaカードが登録できない場合がございます。

※バーチャルカード、銀聯カード、ローン専用カード、法人カード(ビジネスカード for Ownersを除く)、一部の提携カード、弊社が発行するプリペイドカード(Visaプリペ、dカードプリペイドを除く)、およびSMBCデビットカードなどでは、Apple Payの設定・利用はできません。

出典:FAQ詳細 -Apple Payに設定するクレジットカードはどんなカードでもいいですか? | 三井住友カード株式会社

同じVisaであっても、iDが付帯しているクレジットカードであれば、Apple Payに登録することは可能です。

発行会社によっては、登録できない場合もあるので、登録する際は確認しましょう。

Mastercardデビットカードの場合

2019年12月現在、Mastercardデビットカードは、Apple Payに対応していません。

プリペイドカードまで含めるのであれば、携帯電話会社のKDDIが発行するプリペイドカード「au WALLET」が対応しています。

同じMastercardであっても、iD、QUICPayが付帯していたり、Mastercardコンタクトレス(非接触決済)に対応しているものであれば、Apple Payに登録することは可能です。

Mastercardデビットカードの場合

出典:さあはじめよう。Apple Payはオリコカードで。|クレジットカード・カードローンのオリコ

JCBデビットカードの場合

2019年12月現在、みずほ銀行から発行されている「みずほJCBデビットカード」がApple Payに対応しています。Apple Payを利用する際にカードを登録するためのアプリ「Wallet」からカード情報を登録することが可能です。

公式アプリ「みずほWallet」から新たに「Smart Debit」(バーチャルデビットカード)を発行することもできます。

【結論】対応しているのはごくわずか

国際ブランドを問わず、Apple Payに対応している(=Walletにそのまま登録できる)デビットカードはごくわずかという結果になりました。

man
うーん、みずほJCBデビットカードは持っているからいいんですけど、僕、できればりそな銀行のデビットカードも使いたいです。いい方法ないですか?

しかし、Apple Payでデビットカードを使う余地がないわけではありません。

Apple PayではJR東日本の電子マネーである「Suica」を紐づけて利用できます。このSuicaには、以下の国際ブランドのクレジットカード・デビットカードを登録して使うことが可能です。

  • Visa
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express
  • Diners

以降は「デビットカードでApple PayのSuicaにチャージする方法」について解説しましょう。

teacher
普段の生活で使うなら、十分役立ちますよ!

デビットカードでApple PayのSuicaにチャージする方法

デビットカードでApple PayのSuicaにチャージする方法

デビットカードでApple PayのSuicaにチャージする流れは、以下の通りです。

  1. 対応しているカードか確かめる
  2. アプリをインストールする
  3. 会員登録を行う
  4. チャージを行う

それぞれについて、詳しく解説しましょう。

1.対応しているカードか確かめる

最初に、自分が使おうとするデビットカードが、Apple PayのSuicaにチャージできるかどうかを確かめましょう。

日本で発行されていれば大丈夫

公式ホームページで公開されている「Apple PayでのSuicaご利用ガイド」によれば、登録できるクレジットカードの条件は以下のようになっています。

⑨Suicaアプリケーションに登録できるクレジットカードは?

A.Suicaアプリケーションには、ビューカード(JR東日本グループのクレジットカード)の他、日本国内で発行されたJCB、VISA、Mastercard、American Express、Diners Club、JR東海エクスプレス・カードを登録いただけます。

出典:Apple PayでのSuicaご利用ガイド

teacher
これを読む限りでは、よほどのことがない限りは大丈夫そうですね!

2.アプリをインストールする

デビットカードの対応状況を確認したら、アプリをインストールしましょう。こちらのボタンからもインストールできます。

Suica
Suica
開発元:East Japan Railway Company
無料
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対応しているデバイス一覧

2019年12月現在、対応しているデバイスは次の通りです。

  • iPhone 7 または iPhone 7 Plus (日本国内で購入したもの)
  • iPhone 8 または iPhone 8 Plus 以降 (Face ID、Touch ID、またはパスコードが設定されているもの)
  • Apple Watch Series 2 (日本国内で購入したもの)
  • Watch Series 3 以降 (パスコードが設定されているもの)

海外で購入したものの場合、バージョン次第では使えないこともあるので、気を付けましょう!

3.会員登録を行う

アプリをインストールしたら、設定を行っていきましょう。

ここでは、新規にSuicaを発行する場合を想定して解説します。

1.発行するSuicaを発行する

Suicaアプリケーションを開くと、トップ画面が表示されます。「Suica発行」を選択しましょう。

1.発行するSuicaを発行する

出典:Apple PayでのSuicaご利用ガイド

すると、画面が切り替わり、発行するSuicaの種別として

  1. My Suica(記名式)
  2. Suica定期券
  3. Suica(無記名)

の3つが選べます。

Suica(無記名)を選択すると、以降の会員登録の手続きは必要ありません。ただし、端末が故障したり、紛失したりした場合に、コールセンターでのサポートが受けられなくなります。

「試しに使ってから本格的に使うか考えたい」などの事情がない限りは、My Suica(記名式)かSuica定期券を選びましょう。

2.必要事項の入力

発行したいSuicaを選ぶと、画面が切り替わります。

2.必要事項の入力

出典:Apple PayでのSuicaご利用ガイド

  1. モバイルSuica会員規約
  2. モバイルSuicaによる鉄道利用に関する特約

の2つが出てくるので、内容を熟読し、同意出来たら「会員登録」を選択しましょう。会員登録画面に切り替わるので、氏名などの必要事項、デビットカード番号およびセキュリティコードを入力します。

すべての項目を過不足なく入力したら、会員登録手続が完了します。

3.発行手続きを行う

会員登録が済むと、発行手続きができるようになります。手順は以下の通りです。

3.発行手続きを行う

出典:Apple PayでのSuicaご利用ガイド

  1. 「金額を選ぶ」からSFチャージ(入金)金額を設定後、決済方法を選択する
  2. Suicaアプリケーションに登録したクレジットカード・デビットカードで決済する
  3. Apple Pay(Wallet)にSuicaが追加される
新規発行時には、最低1,000円のチャージが必要です。

4.チャージを行う

Suicaがが追加されたら、チャージを行いましょう。手順は以下の通りです。

4.チャージを行う

出典:Apple PayでのSuicaご利用ガイド

  1. 入金(チャージ)したいSuicaを表示し、金額を決定する
  2. クレジットカードのブランドマークが表示されているボタンをタップする
  3. 画面が切り替わるので「入金(チャージ)」をタップする
teacher
ブランドマークは、この図みたいなもの、と覚えておきましょう!
4.チャージを行う

出典:JR東日本:モバイルSuica>モバイルSuicaをはじめる

teacher
ここまでできれば、使い始められます!

5.実際に利用する

  • 電子マネーとして使う
  • 定期券として使う
  • Suicaグリーン券を購入する

など、通常のSuicaとしての機能に加えて、様々な用途で活用が可能です。

man
へー、いろいろできそうですね。どうすればいいか、教えてもらえますか?
teacher
よろこんで!

定期券

Apple Payの中にあるSuicaにも、定期券情報を書き込むことで、定期券として使えるようになります。通勤定期券を購入する場合の基本的な流れは次の通りです。

  1. Suicaアプリケーションを起動する
  2. Suica一覧画面で定期券を購入するSuicaを選択する
  3. [チケット購入・Suica管理]をタップする
  4. チケット購入・Suica管理画面で[定期券]をタップする
  5. 確認画面で[モバイルSuica定期券]をタップする
  6. 定期券購入・変更・払戻画面で[新規購入]をタップする
  7. 定期券種選択画面で[通勤定期券]をタップする
  8. 乗車駅/降車駅/経由駅を入力し[次へ]をタップする
  9. 内容を確認のうえ[次へ]をタップする(※2)
  10. 購入する区間/経路を選択しタップする
  11. 使用開始日/期間を選択、確認のうえ[次へ]をタップする
  12. 購入内容確認画面で決済方法を選択しタップする

なお、この方法を試す場合の注意事項として

  1. 乗車駅は必ず「JR東日本の駅」を入力する
  2. アプリでの購入ができないケースがある

という2点があります。

man
アプリでの購入ができないってどういうことですか?

JR東日本の区間を含むケースであっても、一定の条件に当てはまる区間・経路については、Suicaアプリケーションでの発売ができません。

次のような区間・経路の定期券は、Suicaアプリケーションの操作のみでは新規購入できません。

× 発駅/着駅ともにJR東日本の駅でない場合—アプリは発駅にJR東日本の駅入力が必須
(例)「成増」~東武線~「池袋」~JR山手線~「渋谷」~東急線~「二子玉川」

× 重複や折返しの区間を含む場合—アプリでは経路指定不可
(例)「品川」~東海道線~「横浜」~横浜線~「町田」 ※ 東神奈川~横浜間が重複

また、以下のような区間・経路の定期券は、Suicaでのお取り扱い対象外です。

× JR東日本のSuicaエリアから外れる区間、及びSuicaで発売できない鉄道会社線への連絡定期券
(例)横浜~沼津 ※熱海~沼津間はSuicaエリアでないため不可。

× JR東日本の区間を含まない定期券
(例)「自由が丘」~東急線・東京メトロ線・西武線~「石神井公園」

× 経路・乗継駅等により、Suicaでの発売ができない定期券

上記を踏まえ、Suicaで発売可能ながらSuicaアプリケーションの操作だけで購入できない通勤定期券は、以下の手順でお申込みください。同一区間・経路での継続購入及び1年以内の再購入は、アプリ操作でお手続きいただけます。

出典:アプリ操作で買えない区間・経路の「通勤定期券」を新規購入したい。 | Suica Apple Pay よくあるご質問

もし、この条件に当てはまる経路で定期券を購入したい場合は、次の手順で申し込みを済ませましょう。

定期券

出典:アプリ操作で買えない区間・経路の「通勤定期券」を新規購入したい。 | Suica Apple Pay よくあるご質問

フォームにはこちらからアクセスできます!

Suicaグリーン券

JR東日本が運航する高崎線、宇都宮線など、一部の普通列車には「グリーン車」といって、別途料金を支払うと乗車できる車両が設けられています。この普通列車のグリーン券は

  • 目的地までの距離(50キロまでと51キロ以上)
  • 曜日別(平日・土日祝)
  • 事前に購入するか車内で購入するか

によって料金が違ってくるのです。しかし、Apple Pay内のSuicaであれば、たとえ車内で購入した場合でも、事前購入の料金と同じになります。

teacher
つまり、こうなります!
距離50kmまで(平日/ホリデー)51km以上(平日/ホリデー)
モバイルグリーン料金780円/580円1,000円/800円
事前料金780円/580円1,000円/800円
車内料金1,040円/840円1,260円/1,060円

出典:Apple PayのSuica:JR東日本>Apple PayのSuicaを使う>Suicaグリーン券

操作の手順は、以下の通りです。

  1. Suicaアプリケーションを起動(ログイン)する
  2. Suica一覧画面で[グリーン券]をタップする(Suicaが複数枚ある場合は、先に使用するSuicaを選択)
  3. Suicaグリーン券メニュー画面で[新規購入]をタップする
  4. 新規購入画面で乗車駅と降車駅を入力/選択し[次へ]をタップする
  5. 購入内容確認画面で内容(区間/金額)を確認のうえ、画面下の決済方法ボタンをタップし、選択する

利用できない時間帯に注意

Apple Pay上のSuicaでサービスを利用したり、各種手続きを行ったりする場合は、利用・手続きができない時間帯があるのに注意が必要です。サービス、手続きごとに利用できない時間帯をまとめました。

会員登録

サービス内容利用可能時間
会員登録(入会)4:00~翌日2:00

SF(電子マネー)

サービス内容利用可能時間
入金(チャージ)4:00~翌日2:00
オートチャージ(申込/変更/停止)4:00~翌日2:00
Suicaアプリケーションでの履歴表示5:00~翌日0:50
履歴印字(パソコンのみ可能)5:00~翌日0:50

定期券

サービス内容利用可能時間
購入(新規・継続・履歴購入)5:00~23:45
区間や種類の変更
払いもどし
通学定期券申込手続き(パソコンのみ)
5:00~23:45

Suicaグリーン券

サービス内容利用可能時間
購入(新規・履歴購入)4:00~翌日0:50
払いもどし5:00~翌日0:50

その他の手続き

サービス内容利用可能時間
ネット決済24時間
再発行手続き5:00~翌日0:50
携帯情報端末の機種変更手続き4:00~翌日2:00
退会手続き5:00~23:45

Apple Payチャージでおすすめのデビットカード

まとめ

「Apple Payでデビットカードを使う」を「Walletに登録する」と解釈すると、対応しているデビットカードはごくわずかです。しかし、普段の生活で使う程度なら、「WalletにSuicaを登録し、Suicaの支払元としてデビットカードを指定する」のでも十分に足ります。

teacher
操作に慣れてくれば、電子マネーとして使うだけでなく、定期券やグリーン券の購入にも使えるので、もっと便利になりますよ!