大手コンビニエンスストアのファミリーマートは、2019年11月26日(火)より、マルチポイントサービスを導入することを明らかにしました。これに伴い、同社独自のバーコード決済である「ファミペイ」と各ポイントプログラムの会員証を連携させるサービスも始めるとのことです。
マルチポイントサービスとは?
今回、ファミリーマートが導入を決めた「マルチポイントサービス」について解説しましょう。
3つのポイントから選べる
従来より、ファミリーマートでは、共通ポイントとしてTポイントが導入されていました。今回のマルチポイントサービスの運用開始に伴い、
- dポイント
- 楽天ポイント
- Tポイント
のうち、いずれか1つを選んで貯められるようになるとのことです。全国のファミリーマートで買い物をし、最後に会計をする際に自分が貯めたいポイントの会員証(アプリ、カード)を提示すれば、付与されます。
なお、いずれの共通ポイントにおいても、
- 利用額200円(税込)で1ポイントが付与される
- 貯まったポイントは1ポイント = 1円として支払いに充当できる
とのことです。
dポイントを貯めたい人なら、こちらのカードがあると便利です。
dカード GOLD
カード分類 ゴールドカード
国際ブランド VISA、Mastercard®
申込方法 -
発行スピード 最短5分 ※下記条件を満たしている場合
・9:00~19:50の間にお申し込みが完了していること
・引落し口座の設定お手続きがお申込み時に完了していること
※ 上記を満たしている場合でもお客様のお申込み状況によっては審査に数日お時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
年会費(税込) 11,000円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) -
ポイント還元率(下限) 1.00%
ポイント還元率(上限) 4.50%
交換可能マイル JALマイル(1ポイント=0.4マイル)
ETCカード年会費(税込) 0円
電子マネーチャージ iD利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 10,000万円(自動付帯:5,000万円)、家族特約1,000万円(自動付帯:1,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 10,000万円(自動付帯:5,000万円)、家族特約1,000万円(自動付帯:1,000万円)
ショッピング保険/国内利用(最大) 300万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
91%(20/22) 58万円 32万円 11.1日 3.9
楽天ポイントを貯めたい人なら、こちらのカードがあると便利です。
楽天カード
カード分類 一般カード
国際ブランド VISA、Mastercard®、JCB、AMEX(アメックス)
申込方法 -
発行スピード 通常1週間
年会費(税込) 0円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) 100万円
ポイント還元率(下限) 1.00%
ポイント還元率(上限) 3.00%
交換可能マイル ANAマイル(1ポイント=0.5マイル、50ポイント以上2ポイント単位)
JALマイル(1ポイント=0.5マイル、50ポイント以上2ポイント単位、月間交換上限20,000ポイント)
ETCカード年会費(税込) 550円
電子マネーチャージ 楽天Edy(オートチャージ可)
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 2,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
ショッピング保険/国内利用(最大) -
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
94%(483/512) 66万円 20万円 9.5日 4.2
Tポイントを貯めたい人なら、こちらのカードがあると便利です。
PayPayカード
カード分類 一般カード
国際ブランド VISA、Mastercard®、JCB
申込方法 Web申込み
発行スピード 即日発行
通常1週間
審査は最短2分
審査完了からカード到着まで約1週間
年会費(税込) 0円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) -
ポイント還元率(下限) 1.00%
ポイント還元率(上限) 1.50%
交換可能マイル -
ETCカード年会費(税込) 550円
電子マネーチャージ -
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
ショッピング保険/国内利用(最大) -
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
89%(58/65) 42万円 19万円 8.0日 3.8
ファミペイとの連携
また、今回のマルチポイントサービスの開始に伴い、同社が提供するバーコード決済「ファミペイ」用のアプリ内にも、
- dポイント
- 楽天ポイント
- Tポイント
の会員情報を取り込めることになりました。
実際の操作は?
と思うかもしれませんが、それほどでもありません。一連の流れを説明しましょう。
- ファミペイアプリ内でポイント登録画面をタップする
- 連携したいポイントをタップする
- 各社アカウントにログインする
- ポイント連携が完了する
実際に貯めるポイントを選びたいときは、画面をタップして、緑のチェックマークが入るようにしましょう。
ニュースに関する考察
今回の記事で紹介したファミリーマートのように、共通ポイントを導入する小売店は増えています。
そのため、中には、
という人もいるでしょう(筆者もその1人です)。
共通ポイントの導入状況
そこで、大手コンビニチェーンについて
Tポイント
dポイント
Pontaポイント
楽天ポイント
の4つの共通ポイントの導入状況を調べてみました。
なお、ここでは、「大手コンビニチェーン」を日本フランチャイズチェーン協会に加盟している次の8社として話を進めます。
- コミュニティ・ストア
- セイコーマート
- セブン-イレブン
- デイリーヤマザキ
- ファミリーマート
- ポプラ
- ミニストップ
- ローソン
導入状況を表にまとめると、このようになります。
Tポイント | ファミリーマート |
---|---|
Ponta | ローソン |
楽天ポイント | デイリーヤマザキ ポプラ (ファミリーマート) |
dポイント | ローソン (ファミリーマート) |
なお、次の3チェーンについては、共通ポイントを導入していません。
- セブン-イレブン:nanacoポイントを導入
- ミニストップ:WAONポイントを導入
- セイコーマート:セイコーマートクラブポイントを導入
マルチポイント化はどこまで進む?
現状、マルチポイントの実施を表明しているのはファミリーマートだけのようです。実際にマルチポイントを導入するとなると、
- ポイントプログラムの運営会社に支払う費用
- レジシステムの改修に伴う費用
- 店員への教育にかかる時間および費用
をどうやって賄うかが問題になるため、踏み切れない企業が多いのも事実でしょう。しかし、マルチポイントの導入にかかるコストより導入による利益が上回ると判断し、ファミリーマートに追随する企業もそのうち出てくるかもしれません。
ちなみに筆者は楽天ポイントを貯めていますが、使っている会員証は今はなくなってしまったサークルKのものです。
ファミリーマートに吸収合併されたときに楽天ポイントが貯められなくなりましたが、復活してうれしく思います。