海外旅行・留学・海外転勤でおすすめのデビットカード5選。海外旅行・留学・海外転勤で選ぶべきデビットカードとは?

woman
この前、高校時代の同級生に会ったんです。再来月、旦那さんの転勤でシンガポールについていくといっていましたよ。いきなり決まったから準備が大変で、とこぼしていました。
teacher
大変でしょうね。引っ越しって、国内でもバタバタするのに、海外だとなおさらだと思いますよ。
woman
彼女もフリーで仕事を続けるみたいだけど、報酬をどこの口座に入れてもらうか迷っているみたいでした。「海外の銀行への送金は無理」と言われるみたいですし。
teacher
今は海外送金の手続きも大変ですからね。でも、デビットカード作って、連動した口座に報酬入れてもらえば、そこまで気にする必要もないと思いますよ?
woman
あっ!その手がありましたか。

海外への留学・転勤などで生活拠点を移す場合、問題になるのが「お金の扱いをどうするか」です。

海外旅行でも「半年かけて世界一周する」など、長期にわたって日本を留守にする場合は、問題になるでしょう。

日本と海外でお金のやり取りをする場合、送金扱いにしてしまうと、手続きが非常に複雑になる上に、手数料もかかります。

背景には、マネーロンダリング(資金洗浄)の防止のため、近年、海外への送金手続きおよびそれに伴うチェックが非常に厳格になっていることが挙げられます。

参照:金融機関等における送金取引等についての確認事項について

しかし、デビットカードがあれば、海外にいながらにして、日本の銀行口座に入っているお金を使えます。日本にいる家族や友人、職場や取引先などから送金してもらう必要がある場合でも、日本の銀行口座を指定し、振り込んでもらえばいいだけです。手続きも簡単なうえに、手数料もさほどかかりません。

そこで今回の記事では、海外旅行・留学・海外転勤に行く場合を想定し

  • デビットカード選びの基準
  • おすすめのデビットカード

について解説しましょう。

海外に持っていくデビットカード選びの基準とは?

海外に持っていくデビットカード選びの基準とは?

最初に、海外に持っていくデビットカード選びの基準として

  1. 加盟店が多い
  2. 為替手数料が安い
  3. 海外ATMの利用手数料が安い
  4. 外貨預金口座と連動したサービスがある
  5. ポイント還元率(キャッシュバック率)が高い
  6. マイルが貯まる
  7. 海外からでもコールセンターが使える

の7つについて、解説しましょう。

1.加盟店が多い

2019年現在、デビットカードで主流になっているのは、国際ブランドが付帯したものです。

「J-Debit」といって、所定の銀行のキャッシュカードを使って、支払いの際に利用額を銀行口座から即時に引き落としてもらうサービスもありますが、海外では使えないので、本記事では割愛します。

つまり、国際ブランドの加盟店であれば、クレジットカードと同じように使えます。

例えば、Visaが付帯したクレジットカードが使える店なら、Visaが付帯したデビットカードも使える、ということです。

実際のところ、デビットカードの海外における使い勝手は、加盟店の多さに比例します。海外で使うことを考えるなら、加盟店の多さはかならず確認しましょう。

2.海外ショッピング利用時の手数料が安い

デビットカードがあれば、クレジットカードと同様に、加盟店での買い物に使えます。しかし、デビットカードの発行会社に対して、事務手数料を支払わなくてはいけません。

事務手数料は銀行が任意に決めることができるので、節約をしたいなら、着目してみましょう。

3.海外ATMの利用手数料が安い

また、デビットカードを使って、対応したATMから現金を引き出す場合、銀行に支払う為替手数料のほかに、国際ブランドの運営会社に対する事務手数料を求められる場合があります。

事務手数料がない、もしくは安い国際ブランドを選んだほうが、手数料の節約にはつながるはずです。

4.外貨預金口座と連動したサービスがある

銀行によっては、デビットカード会員の中で、外貨預金口座を開設している人に対し

  • 他行への振り込み手数料の優遇
  • 海外ATMの利用手数料の優遇
  • 国内ATM利用時の時間外手数料の優遇
  • ポイント還元率、キャッシュバック率のアップ

などのサービスを提供していることがあります。旅行・留学・赴任などで外国に長期滞在するなら、ぜひ活用したいサービスです。

5.ポイント還元率(キャッシュバック率)が高い

日本の銀行が発行するデビットカードを、現地での支払い手段として使うなら、ポイント還元率やキャッシュバック率は高いに越したことはありません。使えば使うほど、お得になるためです。

同じ国際ブランドであっても、発行する銀行が違えばまったく異なってくる部分でもあるので、綿密にチェックしましょう。

6.マイルが貯まる

デビットカードの中には、ANA、JALなどの航空会社と提携し、利用額に応じたマイルの付与を行っているものもあります。海外赴任であれば、家族の分も含めて、一定額まで一時帰国の際の旅費を出してもらえることが多いです。しかし、一定額を超えた部分については、自己負担になってしまうので、マイルも活用して、できる限り旅費は節約しましょう。

teacher
座席のアップグレードにも使えるので、ゆったり帰国、というのも悪くないですよ!

7.海外からでもコールセンターが使える

どんなに気を付けていても、デビットカードを紛失したり、盗まれてしまう確率は0にはできません。また、デビットカード本体は手元にあるものの、磁気ストライプやICチップが傷んでしまうと、使えなくなってしまいます。そのような「デビットカードのトラブル」については、発行会社のコールセンターに相談することになるでしょう。

しかし、デビットカードの中には、「海外からの相談は受け付けていない」ものもあるので、事前に確認が必要です。

海外旅行・留学・海外転勤でおすすめのデビットカード

1.加盟店の多さで選ぶなら?

1.加盟店の多さで選ぶなら?

加盟店の多さでデビットカードを選ぶ場合のポイントを解説しましょう。

国際ブランドはVisaかMastercardが無難

こちらのグラフを見てください。

国際ブランドはVisaかMastercardが無難

出典:Card and Mobile Payment Industry Statistics | The Nilson Report Archive of Charts & Graphs

woman
これ、なんですか?
teacher
国際ブランドのシェアのグラフ、と考えていいですよ。

これは、クレジットカードをはじめとするキャッシュレス業界の専門誌「ザ・二ルソンレポート」がまとめた、取引額ベースの国際ブランドのシェアを表しています。

簡単に言ってしまうと

  • 世界シェアベスト3はVisa、Mastercard、UnionPay(銀聯カード)
  • それ以外の国際ブランドの取引額を足しても、Visa、Mastercard、UnionPay(銀聯カード)の各社単体の取引額には及ばない

ということです。

UnionPay(銀聯カード)は、中国本土で主に使われているという特殊な事情を考えると、国際ブランドはVisaかMastercardを選んだほうが無難、という結論に至ります。

Mastercardデビットカードの問題点

しかし、Mastercardデビットカードには、1つ問題点があります。それは、「日本において、扱っている銀行が非常に少ない」ことです。

2019年12月現在、Mastercardデビットカードを扱っているのは

  • 住信SBIネット銀行
  • トマト銀行

の2つしかありません。

住信SBIネット銀行ミライノ デビット(Mastercard)

住信SBIネット銀行ミライノ デビット(Mastercard)
発行会社住信SBIネット銀行
国際ブランドMasterCard
初年度年会費(税込)0円
2年目~年会費(税込)0円
年会費特典-
発行期間-
キャッシュバック還元率下限-
キャッシュバック還元率上限-
ポイント還元率下限0.80%
ポイント還元率上限0.80%
1日最大利用限度額200万円
不正利用時の補償○1000万円
入会資格年齢15歳以上

住信SBIネット銀行ミライノ デビット PLATINUM(Mastercard)

住信SBIネット銀行ミライノ デビット PLATINUM(Mastercard)
発行会社住信SBIネット銀行
国際ブランドMasterCard
初年度年会費(税込)11,000円
2年目~年会費(税込)11,000円
年会費特典-
発行期間-
キャッシュバック還元率下限-
キャッシュバック還元率上限-
ポイント還元率下限1.00%
ポイント還元率上限1.00%
1日最大利用限度額200万円
不正利用時の補償○1000万円
入会資格年齢15歳以上
クレジットカードが作れない、などの理由でどうしてもMastercardデビットカードを持っておきたい場合を除けば、VISAデビットカードだけでもことは足りるでしょう。

2.海外ショッピング利用時の手数料の安さで選ぶなら?

2.海外ショッピング利用時の手数料の安さで選ぶなら?

次に、海外ショッピング利用時の手数料の安さでデビットカードを選ぶ際のポイントについて解説しましょう。

ネット銀行が発行するものを選ぼう

海外ショッピング利用時の手数料に限らず、銀行での様々な手続きには、所定の手数料がかかります。

一般的には、これらの手数料は、実店舗を構えている銀行よりは、ネット銀行のほうが安めです。

ショッピング、海外ATMからの引き出しを問わず、海外でデビットカードを利用した場合は「海外利用手数料」などの名目で、為替手数料が請求されます。これに関しても、ネット銀行のほうが実店舗を構えている銀行よりも安い場合がほとんどです。

より分かりやすくするために、具体的な銀行の例を出して説明しましょう。

みずほ銀行が発行する「みずほJCBデビット」の場合、海外利用時の為替手数料は、利用額の3.4%と規定されています。

海外でのショッピング利用の際は、JCB の定める基準レートにみずほ銀行所定のレート
(3.4%)を加算したもので円換算いたします。

出典:みずほJCBデビットでの支払い | みずほ銀行

一方、ソニー銀行が発行する「Sony Bank WALLET」の場合、海外利用時の為替手数料は、利用額の1.79%と規定されています。

参照:海外利用時の手数料| Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)|MONEYKit – ソニー銀行

みずほ銀行とソニー銀行を比べた場合だけでも、半額近く違うのです。

woman
なんでそんなことが起きるんですか?

実店舗を構えている銀行は

  • 店舗の物件の月々の賃貸料
  • 店舗で利用する電気代、水道代等の経費
  • 店舗閉店後の警備に関する経費(警備会社に対して支払う報酬)
  • 店舗に勤務する社員の人件費

など、様々な経費がかかります。

一方、ネット銀行でもこれらの費用はかかりますが、実店舗は基本的にないため、ずっと安く抑えられるのです。

経費が安く抑えられる分

  • 手数料を安くする
  • 定期預金の利率を高くする

などの形で、口座開設者に還元しているネット銀行は多く存在します。

woman
ネット銀行って使ったことないんですけど、大丈夫なんですか?

ネット銀行は、金融庁によれば「新たな形態の銀行」に分類されます。日本では、2000年にPayPay銀行が、初めてのネット銀行として開設されました。

  • 本店営業部など、営業上必要最低限な拠点のみを構え、店舗は基本的に設置しない
  • 顧客のフォローは専用のカスタマーセンターで行う
  • 通帳は発行しない

など、従来の銀行とは異なる部分は、確かにあります。

しかし、新規に開設する際は、金融庁の審査を経て、免許を取得しないといけないというのは、全く変わりありません。

また、仮に銀行が経営破綻した場合でも、預金残高のうち1,000万円までなら補償されます(ペイオフ)。

この制度は、ネット銀行でも同じように適用されるので、安心しましょう。
  • 店頭で行員に相談したい
  • 昔から使ってきた銀行を使いたい

という場合は別ですが、こだわりがなければ、ネット銀行でも問題はないでしょう。

3.海外ATMの利用手数料の安さで選ぶなら?

3.海外ATMの利用手数料の安さで選ぶなら?

デビットカードの長所として、海外であっても、対応しているATMを使って、日本の銀行口座から現金を引き出せることが挙げられます。しかし、どの国際ブランドを選ぶかで、実際に支払う手数料が異なる点に注意しましょう。

JCBよりはVisaをおすすめする理由

数は少ないですが、JCBデビットカードとVisaデビットカードの両方を発行している銀行もあります。いわゆる三大メガバンクの1つである三菱UFJ銀行も、それに当てはまりますが、海外ATM利用時の手数料の扱いはまったく違うのです。

為替レートについて

VISAデビット

Visaが定める基準レートに当行所定の海外事務手数料(消費税込3.05%)を上乗せしたレートで円貨換算します。

JCBデビット

JCBが定める基準レートにJCBが指定した料率(1.6%)と当行所定の海外事務手数料(消費税込3.05%)を上乗せしたレートで円貨換算します。

出典:三菱UFJデビットの特長 | 三菱UFJ銀行

仮に、そのほかの条件(日時、通貨、金額、利用したATM)が全く同じだったとしても、国際ブランドとしてJCBを選んだだけで、手数料が余計にかかってしまいます。

対応しているATMの台数も勘案すると、海外に長期間滞在するなら、Visaをメインにするのが無難かもしれません。

4.外貨預金口座と連動したサービスがあると何が違う?

4.外貨預金口座と連動したサービスがあると何が違う?

旅行・留学・赴任などの理由で、海外に長期滞在する予定があるなら、外貨預金口座と連動したサービスを受けられる銀行を選びましょう。

同じ銀行でも外貨預金口座を使うほうがはるかに安い

例えば、ソニー銀行の場合、ショッピング、海外ATMからの現金の引き出しであっても、外貨預金口座の有無により、手数料が全く異なります。

出典:海外利用時の手数料| Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)|MONEYKit – ソニー銀行

仮に、外貨預金口座に残高があるなら、そちらを優先して使えばいいので、銀行にとっては日本円から両替する手間が省けます。そのため、手数料も安くなるのです。

外貨預金を提供している銀行は多く存在しますが、デビットカードの引き落としに使える口座は、日本円建ての普通口座のみと指定されている場合がほとんどです。外貨預金口座からデビットカードの引落に充当できる銀行はそれほど多くありません。

5.ポイント還元率(キャッシュバック率)が高いブランドは?

5.ポイント還元率(キャッシュバック率)が高いブランドは?

デビットカードを選ぶ1つの基準として、ポイント還元率・キャッシュバック率を気にする人もいるはずです。この点についても、解説しておきましょう。

VisaよりはJCBのほうが有利

一般的に、デビットカードのキャッシュバック率はVisaもJCBも同じです。Visa、JCBの両方のデビットカードを扱っている三菱UFJ銀行の場合、それぞれのキャッシュバック率は以下のように規定されています。

三菱UFJ-VISAデビット 利用額に応じ、キャッシュバックが受けられる。基本のキャッシュバック率は0.2%
三菱UFJ-JCBデビット 利用額に応じ、キャッシュバックが受けられる。基本のキャッシュバック率は0.2%
実際は、国際ブランドとしてVisaが付帯しているデビットカードであっても、キャッシュバック率が高いものは存在します。あくまで、一般的な傾向として考えましょう。

6.マイルが貯まるデビットカードの特徴は?

6.マイルが貯まるデビットカードの特徴は?

ポイント還元、キャッシュバックの代わりに、利用額に応じてマイルを付与してくれるデビットカードも存在します。

航空会社と提携しているカードを選ぶのがおすすめ

このようなデビットカードは、銀行と航空会社が提携し、発行しているものです。日本航空=JALと全日本空輸=ANAのどちらと提携しているかにより、貯まるマイルが決まります。「自分が旅行・留学・赴任するところには、JALもANAも直行便が飛んでいない」場合は、提携している航空会社が就航しているかどうかも、選ぶ上での基準になるでしょう。

JAL、ANAも含め、世界中の航空会社は、アライアンス(航空連合)を作り

  • 航空便の共同運航
  • チェックイン業務の代行
  • 特典航空券の相互交換

などの業務提携を行っています。

「ワンワールド」「スターアライアンス」「スカイチーム」をまとめて、世界三大アライアンスと呼んでいます。

JALはワンワールドに、ANAはスターアライアンスに加盟しているので、これらのアライアンスに加盟している航空会社を利用する場合にも、マイルが役に立ちます。

また、アライアンスが違っていても、相互に提携関係を結んでいるケースがあるので、事前に確認するといいでしょう。

例えば、JALはロシアの航空会社・アエロフロート(スカイチームに加盟)と提携関係を結んでいます。

7.海外からでもコールセンターは使える?

7.海外からでもコールセンターは使える?

ごくまれにですが、デビットカードの発行会社によっては、コールセンターへの海外からの問い合わせを受け付けていない場合があります。また、海外からの問い合わせを受け付けているコールセンターであっても

  • 対応時間が限られている
  • 国際電話料金を含む通話料は自己負担になる

など、使い勝手が悪いこともあるので、注意が必要です。

事前に連絡先を確認しよう

海外旅行・赴任・留学では、いつ何が起こるかわかりません。思いがけずデビットカードを紛失したり、犯罪に巻き込まれて盗まれてしまったりすることもあるでしょう。

また、紛失・盗難にはあっていないものの、デビットカードについているICチップや磁気ストライプが原因で、使えなくなる場合もあります。トラブルが起こった場合に適切に対処するためにも、日本を出国する前に、最低限以下のことは済ませてからでかけましょう。

  • 海外からの問い合わせを受け付けているか
  • 受け付けている場合の電話番号、受付時間
  • 通話料の自己負担の有無

また、海外での利用時にもらった利用明細は、帰国するまでとっておきましょう。

不正利用等のトラブルが生じた場合、利用状況を立証する重要な証拠になるためです。

おすすめのデビットカード5選

おすすめのデビットカード5選

最後に、今まで取り上げたポイントを踏まえ、おすすめのデビットカードを5つ紹介しましょう。

  1. Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)
  2. GMOあおぞら銀行Visaデビット付キャッシュカード
  3. ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード
  4. りそなデビットカード<JMB>
  5. GLOBAL PASS

を取り上げます。

項目ごとの満足度に基づき、評価を行っています。星(★)5つが満点です。評価・ランキングはあくまで筆者の個人的見解に基づくものです。
おすすめのデビットカード5選

Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)

Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)

Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)
発行会社ソニー銀行
国際ブランドVISA
初年度年会費(税込)0円
2年目~年会費(税込)0円
年会費特典-
発行期間1週間程度
キャッシュバック還元率下限0.50%
キャッシュバック還元率上限2.00%
ポイント還元率下限-
ポイント還元率上限-
1日最大利用限度額200万円
不正利用時の補償
入会資格年齢15歳以上

加盟店の多さ:★★★★★

国際ブランドとしてVisaが付帯しているため、国・地域を問わず使いやすい。

為替手数料:★★★★★

円普通預金口座のみの開設の場合であっても、ショッピング利用の場合の事務処理経費は利用額の1.79%と、業界内でもかなり格安。

海外ATMの利用手数料:★★★★★

円普通預金口座のみの開設の場合であっても、事務処理経費(利用額の1.79%)および利用1回ごとの手数料(220円)が徴収される仕組み。メガバンク等に比べるとかなり安い。ただし、ATMの設置機関への手数料が生じる場合もある。

外貨預金口座と連動したサービスの有無:★★★★★

外貨普通預金口座を開設し、残高がある場合は、海外利用分の支払いに充当できるため、さらに手数料が安くなる。また、優遇プログラム「Club S」が導入されており、月末の外貨預金残高を含め、所定の条件を満たした場合は、手数料(為替コスト)の優遇を受けられる。

ポイント還元率・キャッシュバック率:★★★★☆

利用額に応じたキャッシュバック制度を採用。基本キャッシュバック率は0.5%だが、優遇プログラム「Club S」のステータスにより、最高で2.0%まで上昇する。

航空会社のマイルの付与:★☆☆☆☆

キャッシュバック制度を採用しているため、航空会社のマイルの付与はない。

海外向けコールセンターの有無:★★★☆☆

紛失・盗難の際は不正利用緊急ダイヤルから連絡を行う。24時間受け付けているが、海外からのコレクトコール対応はないため、通話料は自己負担となる。国際電話で連絡する場合は、「81-3-5805-7155」に電話をすることになる。紛失・盗難の届出自体は、サービスサイト(会員用ページ)からも可能。

年会費

永年無料

ポイント還元率、キャッシュバック率

利用額に応じたキャッシュバック制度を採用しています。

Club S 基本のキャッシュバック率は利用額の0.5%。しかし、取引状況に応じ、優遇プログラム「Club S」により、最高で2.0%までキャッシュバック率が上昇する。

おすすめする理由

Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)は、ネット銀行の1つ・ソニー銀行が発行しているデビットカードです。

名前の通り、大手家電メーカーのソニーのグループ会社です。

このカードの特徴として、同行で外貨預金普通口座を開設していれば、その残高分を海外でのショッピング利用やATMからの引き出しに充当できる点が挙げられます。2019年12月現在、以下の外国通貨に対応しています。

  • 米ドル
  • ユーロ
  • 英ポンド
  • 豪ドル
  • NZドル
  • カナダドル
  • スイスフラン
  • 香港ドル
  • 南アランド
  • スウェーデンクローナ

なお、これ以外の通貨であっても、比較的割安な手数料で利用できます。

また、ソニー銀行では、顧客への優遇プログラムとして「Club S」を導入しています。

これは、月末時点での同行との取引状況によりステージが決定し、翌々月はそのステージに応じた優遇特典が受けられるものです。

ステージですが、以下の条件に従って判定されます。

おすすめする理由

出典:ステージ獲得条件|優遇プログラム Club S|MONEYKit – ソニー銀行

そして、ステージごとの優待内容は、以下の通りです。

おすすめする理由

出典:優遇特典|優遇プログラム Club S|MONEYKit – ソニー銀行

外国への留学・赴任、国際結婚等に伴う移住などで、ある程度まとまった外貨を預ける予定の人は、1枚持っておくと何かと便利でしょう。

こんな人におすすめ

  • 外国への留学・赴任、国際結婚等に伴う移住をする予定
  • 手数料は安ければ安いほどいい
  • ポイントよりキャッシュバックのほうがうれしい
こんな人におすすめ

GMOあおぞら銀行Visaデビット付キャッシュカード

GMOあおぞら銀行Visaデビット付キャッシュカード

GMOあおぞら銀行Visaデビット付キャッシュカード
発行会社GMOあおぞら銀行
国際ブランドVISA
初年度年会費(税込)0円
2年目~年会費(税込)0円
年会費特典-
発行期間-
キャッシュバック還元率下限0.60%
キャッシュバック還元率上限1.20%
ポイント還元率下限-
ポイント還元率上限-
1日最大利用限度額100万円
不正利用時の補償○年間100万円まで
入会資格年齢15歳以上(中学生を除く)

加盟店の多さ:★★★★★

国際ブランドとしてVisaが付帯しているため、特段問題はない。

海外ショッピング利用時の手数料:★★☆☆☆

利用額の3.08%が事務手数料として徴収される。

海外ATMの利用手数料:★★☆☆☆

利用額の3.08%が事務手数料として徴収される。また、利用したATMによっては、ATM設置会社への手数料が発生する場合もある。

外貨預金口座と連動したサービスの有無:★★★☆☆

決済用口座として指定できるのは、日本円建ての普通預金口座のみ。ただし、外貨預金口座の残高が一定額を上回れば、優遇プログラム「カスタマーステージ」により、キャッシュバック率のアップなどの特典が受けられる。

ポイント還元率・キャッシュバック率:★★★★★

利用額に応じたキャッシュバックを採用。キャッシュバック率は、優遇プログラム「カスタマーステージ」のランクにより変動する。最低でも利用額の0.6%と、業界でも最高水準のキャッシュバック率を誇る。

航空会社のマイルの付与:★☆☆☆☆

キャッシュバックを採用しているため、航空会社のマイルの付与はない。

海外向けコールセンターの有無:★★☆☆☆

海外での紛失・盗難・不正利用の場合は、同行のコールセンターに問い合わせを行うことになる。24時間365日対応だが、ナビダイヤルによる対応のため、通話料は自己負担である点に注意。実際に電話をかける際は、「81-0570-025101」に電話すること。

年会費

永年無料

ポイント還元率、キャッシュバック率

利用額に応じたキャッシュバックを採用しています。

カスタマーステージ 同行との取引内容による優遇プログラム「カスタマーステージ」が採用されている。カスタマーステージにおけるランクに応じて、キャッシュバック率は0.6%~2.0%の間で変動。

おすすめする理由

GMOあおぞら銀行は、大手インターネット企業のGMOと普通銀行のあおぞら銀行の合弁会社である、ネット銀行の1つです。GMOあおぞら銀行でも、先ほど紹介したソニー銀行と同様、顧客に対する優遇プログラムとして「カスタマーステージ」を採用しています。

おすすめする理由

こちらの図にもある通り、商品・サービスの利用内容により

  • キャッシュバック率のアップ
  • 他行あて振込手数料の無料サービス
  • ATM出金手数料の無料サービス

などの優遇が受けられる仕組みです。

カスタマーステージ判定の条件は、以下の通りです。

おすすめする理由

出典:カスタマーステージ | GMOあおぞらネット銀行

また、ステージに応じた優遇内容は、以下の通りです。

おすすめする理由

出典:カスタマーステージ | GMOあおぞらネット銀行

「2テックま君」までなら比較的達成しやすいのも、大きな特徴の1つでしょう。

海外で紛失・盗難に遭った場合でも、有料(33,000円(税込))ではあるものの、緊急発行に応じてもらえます。日本にいる家族に代理で受け取ってもらう必要がないので、新しいカードの受け取りもスムーズにいくはずです。

こんな人におすすめ

  • キャッシュバック率は高いほどいい
  • 海外に長期滞在するわけではないが、外貨預金としてまとまった金額は持っておきたい
  • 紛失・盗難に遭った場合でも早めに代わりのカードが欲しい
こんな人におすすめ

ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード

加盟店の多さ:★★★★★

国際ブランドとしてVisaが付帯しているため、国・地域を問わず使いやすい。

海外ショッピング利用時の手数料:★★☆☆☆

事務手数料として、利用額の3.00%が徴収される。

海外ATMの利用手数料:★★☆☆☆

事務手数料として利用額の3.00%、およびATM利用手数料として1回につき220円が徴収される。

外貨預金口座と連動したサービスの有無:★☆☆☆☆

外貨預金の残高に応じてマイルが貯まるサービスはあるが、デビットカードの決済口座として外貨預金普通口座を指定することはできない。

ポイント還元率・キャッシュバック率:★★☆☆☆

デビットカードのショッピング利用が一定額以上になると、マイルが付与される。年間の利用額が100万円以上200万円未満で3,000マイル、200万円以上で8,000マイルが付与される。

航空会社のマイルの付与:★★★★★

デビットカード自体の利用額およびスルガ銀行ANA支店との取引内容・額に応じ、ANAのマイルが付与される。

海外向けコールセンターの有無:★★★☆☆

紛失・盗難の場合の緊急連絡は、Visaカードデスクにて対応(81-55-999-1328)。それ以外の問い合わせについては、スルガ銀行ANA支店にて対応(81-55-980-2988)。ただし、いずれも海外からの通話については国際電話料金を自己負担することになる。紛失・盗難の届出自体は、インターネットバンキング経由でも可能。

年会費

永年無料

ポイント還元率、キャッシュバック率

スルガ銀行との取引およびデビットカードの利用額に応じたマイルの還元が受けられます。デビットカードの利用額に応じたマイルの還元数は、以下の通りです。

100万円未満 マイルプレゼント無し
100万円以上200万円未満 3,000マイル
200万円以上 8,000マイル

おすすめする理由

スルガ銀行は、静岡県を中心に事業を展開する地方銀行の1つです。スルガ銀行では、ANAマイレージクラブの会員向けのサービスの一環として、ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカードを発行してきました。

このカードの特徴的な仕組みとして、

  1. スルガ銀行との取引によりマイルが貯まる
  2. 海外旅行保険が自動付帯している

の2点が挙げられます。

前者についてですが、スルガ銀行が指定する取引を行っていれば、所定のマイルが付与される仕組みです。

おすすめする理由

出典:スマートに貯めよう。スマートに旅しよう。 | スルガ銀行ANA支店

この図に掲載されている以外にも、様々な取引でマイルが貯まります。詳細は以下のリンクから確認しましょう。

また、海外旅行保険が自動付帯されるため、所定の状態に当てはまった場合、以下の保険金が受け取れる仕組みです。

傷害:死亡後遺傷害 1,000万円
傷害:治療費用 100万円
疾病:治療費用 1 00万円
携行品 10万円
賠償責任 1,000万円
救援者費用 150万円
(補足)国内旅行保険についても、このカードで旅行代金を支払えば、補償が受けられます(利用付帯)。

なお、ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカードのショッピング利用でも、マイルが付与されます。

ただし、年間の利用額が一定の水準に達していないと、マイルの付与は受けられないので注意しましょう。
100万円未満 マイルプレゼント無し
100万円以上200万円未満 3,000マイル
200万円以上 8,000マイル

こんな人におすすめ

  • 給与振り込み口座や公共料金の引き落とし口座としてスルガ銀行を使うつもりだ
  • 定期預金や投資信託を始めようと思っている
  • 飛行機はANA派だ
  • 年間100万円以上は使う予定がある
こんな人におすすめ

りそなデビットカード<JMB>

りそなVisaデビットカード

りそなVisaデビットカード
発行会社りそな銀行
国際ブランドVISA
初年度年会費(税込)0円
2年目~年会費(税込)1,100円
年会費特典入会2年目以降、1年毎に年1回以上のご利用があれば500マイルプレゼント
発行期間最短即日発行
キャッシュバック還元率下限-
キャッシュバック還元率上限-
ポイント還元率下限-
ポイント還元率上限-
1日最大利用限度額50万円
不正利用時の補償○150万円
入会資格年齢15歳以上

りそなVisaデビットカード/埼玉りそな銀行

りそなVisaデビットカード/埼玉りそな銀行
発行会社埼玉りそな銀行
国際ブランドVISA
初年度年会費(税込)0円
2年目~年会費(税込)1,100円
年会費特典入会2年目以降、1年毎に年1回以上のご利用があれば500マイルプレゼント
発行期間最短即日発行
キャッシュバック還元率下限-
キャッシュバック還元率上限-
ポイント還元率下限-
ポイント還元率上限-
1日最大利用限度額50万円
不正利用時の補償○150万円
入会資格年齢15歳以上

りそなVisaデビットカード/関西みらい銀行

りそなVisaデビットカード/関西みらい銀行
発行会社関西みらい銀行
国際ブランドVISA
初年度年会費(税込)0円
2年目~年会費(税込)1,100円
年会費特典入会2年目以降、1年毎に年1回以上のご利用があれば500マイルプレゼント
発行期間最短即日発行
キャッシュバック還元率下限-
キャッシュバック還元率上限-
ポイント還元率下限-
ポイント還元率上限-
1日最大利用限度額50万円
不正利用時の補償○150万円
入会資格年齢15歳以上

加盟店の多さ:★★★★★

国際ブランドとしてVisaが付帯しているため、特段問題はなく使える。

海外ショッピング利用時の手数料:★★★☆☆

利用代金の2.5%が事務手数料として徴収される。実店舗を構えている銀行の中では、比較的安い。

海外ATMの利用手数料:★★★☆☆

利用代金の2.5%が事務手数料として徴収される。実店舗を構えている銀行の中では、比較的安い。

外貨預金口座と連動したサービスの有無:★☆☆☆☆

決済用口座は日本円建ての普通預金口座に限定される。また、外貨預金口座の開設・残高の有無による優遇もない。

ポイント還元率・キャッシュバック率:★★★★☆

基本は利用額200円につき1マイル(JALマイル)。しかし、手数料として年間3,300円(税込)を支払うと、200円につき2マイルに上がる。

航空会社のマイルの付与:★★★★★

利用額に応じて日本航空=JALのマイルが付与される。

海外向けコールセンターの有無:★★☆☆☆

カードの紛失・盗難の場合はクイックロビー運営センター(81-48-826-0311)に連絡し、対応してもらう。ただし、国際電話料金は自己負担となる。

年会費

1,100円(税込)

ポイント還元率、キャッシュバック率

利用額に応じて、JALのマイルが貯まります。

JALマイレージバンク 利用額200円ごとに1マイルが付与される。また、別途手数料として年間3,300円(税込)を支払うと、200円につき2マイル付与される。

おすすめする理由

りそなデビットカード<JMB>は、大手都市銀行のりそな銀行が日本航空=JALと提携して発行するデビットカードです。

りそな銀行のグループ会社である、埼玉りそな銀行および関西みらい銀行でも、同じ条件で発行が受けられます。

利用額200円ごとに1マイル(JALマイル)が付与される仕組みです。

別途手数料として年間3,300円(税込)を支払うと、200円につき2マイル付与されるようになるので、さらに効率的にマイルが貯められるでしょう。

さらに、このカードはVisaのタッチ決済にも対応しています。国内外を問わず、タッチ決済に対応した端末が設置されていれば、カードを当てるだけで支払いができてしまいます。暗証番号の入力やサインもいらないので、楽な上にセキュリティ面でも優れているカードです。

利用金額によっては、暗証番号の入力やサインを求められるケースがあります。

しかし、このカードについては、一つ注意すべき点があります。それは、「海外に長期滞在する予定の人には向かない」ということです。

公式サイトに、以下の文言が明記されています。

ご利用の目的は限定されます
海外における預金のお引出しの目的は、外国為替及び外国貿易法、およびその関連法律上の許可または届け出を要しない範囲の滞在費等に限定されます。※

※現地での宿泊費、交通費、食事代、身の回りの品、土産物の購入費、学費、医療費等。

出典:海外ATMのご利用について│りそなデビットカード(Visaデビット)│りそな銀行

どのぐらいの引き出しなら目的内と判断されるのかは断言できません。赴任・留学・移住など「海外での住居を構えた、ある程度長期間の生活」を前提としたものではないことがわかるでしょう。

こんな人におすすめ

  • 飛行機はJAL派の人
  • サインも暗証番号の入力もできればしたくない人
  • やっぱり実店舗を構えている銀行でデビットカードを作りたい人
  • 海外にはあくまで短期間の旅行でいくつもりの人
こんな人におすすめ

GLOBAL PASS

SMBC信託銀行プレスティア/GLOBAL PASS

SMBC信託銀行プレスティア/GLOBAL PASS
発行会社SMBC信託銀行プレスティア
国際ブランドVISA
初年度年会費(税込)0円
2年目~年会費(税込)0円
年会費特典月額2,000円(税抜き)の口座維持手数料が発生(条件クリアで無料)
発行期間最短即日発行
キャッシュバック還元率下限-
キャッシュバック還元率上限-
ポイント還元率下限-
ポイント還元率上限-
1日最大利用限度額-
不正利用時の補償
入会資格年齢18歳以上

SMBC信託銀行プレスティア/ANAマイレージクラブGLOBAL PASS

SMBC信託銀行プレスティア/ANAマイレージクラブGLOBAL PASS
発行会社SMBC信託銀行プレスティア
国際ブランドVISA
初年度年会費(税込)0円
2年目~年会費(税込)0円
年会費特典月額2,000円(税抜き)の口座維持手数料が発生(条件クリアで無料)
発行期間最短即日発行
キャッシュバック還元率下限-
キャッシュバック還元率上限-
ポイント還元率下限-
ポイント還元率上限-
1日最大利用限度額-
不正利用時の補償
入会資格年齢18歳以上

加盟店の多さ:★★★★★

国際ブランドとしてVisaが付帯しているため、特段問題はなく使える。

海外ショッピング利用時の手数料:★★★★★

SMBC信託銀行に外貨預金普通口座を有していて、対象となる通貨の残高がある場合は、手数料が無料となる(優先的に支払いに充当されるため)。しかし、外貨預金普通口座の残高がない場合は、事務手数料として利用額の3.00%が徴収される。

海外ATMの利用手数料:★★★★★

SMBC信託銀行に外貨預金普通口座を有していて、対象となる通貨の残高がある場合は、手数料が無料となる(優先的に支払いに充当されるため)。しかし、外貨預金普通口座の残高がない場合は、事務手数料として利用額の3.00%が徴収される。

外貨預金口座と連動したサービスの有無:★★★★★

SMBC信託銀行に外貨預金普通口座を有していて、対象となる通貨の残高がある場合は、手数料が無料となる(優先的に支払いに充当されるため)。

ポイント還元率・キャッシュバック率:★★★★☆

GLOBAL PASSを利用している場合は、取引内容に応じて決定されるステージについて、海外におけるショッピング利用分についてのキャッシュバック率が決定する。基本は0.25%だが、最高ランクのプレスティアゴールドプレミアムの場合は、1.50%にまでアップする。

航空会社のマイルの付与:★★★★★

ANAマイレージクラブ GLOBAL PASSを選択した場合、SMBC信託銀行との取引内容および海外におけるショッピング利用額に応じてANAのマイルが付与される。

海外向けコールセンターの有無:★★☆☆☆

紛失・盗難の際はコールセンター(81-46-401-2126)に電話し、対応を仰ぐ。ただし、通話料は自己負担となる。

年会費

無料

ただし、SMBC信託銀行に円普通預金口座およびプレスティア マルチマネー口座外貨普通預金を開設する必要があります。

ポイント還元率、キャッシュバック率

カードの種類により、キャッシュバックもしくはANAのマイルの付与が受けられます。

GLOBAL PASSの場合

毎月の海外でのショッピング利用額に応じ、キャッシュバックが受けられる仕組みです。SMBC信託銀行への預入金額によりランクが決定し、そのランクによってキャッシュバック率が異なります。

通常 0.25%
プレスティアゴールド 1.00%
プレスティアゴールドプレミアム 1.50%
プレスティアゴールドは預入総額1,000万円以上、プレスティアゴールドプレミアムは預入総額5,000万円以上。
ANAマイレージクラブ GLOBAL PASSの場合

SMBC信託銀行への外貨預金部分の年間増加額や、海外でのショッピング利用・現地通貨引き出しの金額に応じ、マイルが付与されます。

新規口座開設/300マイル
外貨預金部分の年間増加額/1万円あたり、カテゴリー毎にマイルが付与される。

新規口座開設 300マイル
外貨預金部分の年間増加額 1万円あたり、カテゴリー毎にマイルが付与される。
通常:5マイル
プレスティアゴールド:10マイル
プレスティアゴールドプレミアム:15マイル
海外でのショッピング利用金額や海外ATMで現地通貨の引出し 1万円あたりで1マイル

おすすめする理由

GLOBAL PASSは、SMBC信託銀行が発行するデビットカードです。

ANAマイレージクラブの会員証の機能もついたANAマイレージクラブ GLOBAL PASSも発行されています。

このカードの最大の特徴は、「海外での利用分」についてキャッシュバックやマイルの付与が受けられることでしょう。そのため

  • 旅行・出張などで海外によく行く
  • 赴任・留学などで海外で長期間生活する

人なら、メリットを十分に感じられるはずです。

一方、国内でデビットカードとして利用する場合は、キャッシュバックやマイルの付与の対象外となるため、あまりメリットがないかもしれません。

また、GLOBAL PASSおよびANAマイレージクラブ GLOBAL PASSでは、家族カードも発行できます。16歳以上(高校生も含む)であれば発行可能なので、長期・短期を問わず、留学・旅行に行く際に持たせてあげてもいいでしょう。

こんな人におすすめ

  • 家族カードの発行を受けたい
  • デビットカードは主に海外で使う予定
  • 飛行機はANA派
  • 資産運用に興味がある

海外旅行・留学・海外転勤にこだわらずにデビットカードを探すなら

まとめ

デビットカードは

  • 現金を持ち歩く必要がないのに、現金払いができる
  • 海外でも日本の銀行口座のお金を引き出せる

という点で、メリットの大きいカードです。

しかし、海外旅行に持っていくとなると、さらに踏み込んで、「自分にとって合うカードかどうか」も吟味したほうが、現地で快適に過ごせます。ここで紹介したデビットカードは、どれもそれぞれに特色のあるカードです。

teacher
海外に行く前に、お気に入りの1枚を見つけてくださいね!

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