海外で失敗しないためのデビットカードの使い方と注意点

woman
親戚の子が短期留学から帰ってきたんですけど、「デビットカードあって助かった!」と喜んでました。先生、ありがとうございました。
teacher
どういたしまして。実は、大人が持って行っても十分使えるのがデビットカードなんですよ。
woman
そうみたいですねー。でも、選び方とか使い方って、正直ぼんやりとしかわからないです。
teacher
後々のために、お話ししましょうか。

クレジットカードに比べると、持っている人がまだまだ少ないデビットカード。しかし、日本も含めて世界中のどの国にいても、日本の銀行口座に入っているお金を使えるという、クレジットカードにはないメリットがあります。その他にも様々なメリットがあるので、上手に使いこなしたいところです。

そこで今回の記事では

  • 海外旅行にデビットカードを持って行ったほうがいい理由
  • 国際ブランドの選び方
  • デビットカードの注意点
  • 海外ATMでデビットカードを使って現金を引き出す方法

を解説します。

海外旅行にデビットカードを持って行ったほうがいい5つの理由

海外旅行にデビットカードを持って行ったほうがいい5つの理由

最初に、海外旅行にデビットカードを持っていったほうがいい理由として

  1. 両替をする必要がない
  2. クレジットカードと同じように使える
  3. 使いすぎも防げる
  4. 高校生でも持てる
  5. 不正利用に気づきやすい

の5点を解説しましょう。

1.両替をする必要がない

仮に、日本から現金を持っていく場合

  • 日本を出国する前に、街中や空港の銀行・両替所で両替する
  • 現地に着いたあと、街中や空港の銀行・両替所で両替する

方法をとることになります。

しかし、この方法のデメリットとして

  • マイナーな通貨の場合、扱っていない銀行・両替所がある
  • 出国前に空港の銀行・両替所で両替する場合、時間に余裕をもって行動しないといけない
  • 現地でも両替のタイミングを逃す可能性がある
  • 現金を持ち歩くのは防犯上リスクが高い
  • 両替所によっては、手数料が割高になる

などの点が挙げられるのです。

やはり、クレジットカードを使うのが妥当と考えられますが、中には「できることなら現金で支払いをしたい」と思う人もいるでしょう。そのような人にこそ、デビットカードをおすすめします。

現金を持ち歩かなくてもいいので、両替をする必要がない上に、使ったその場で日本の銀行口座から引き落としがかかるので、後々の支払額を気にする必要もありません。

2.クレジットカードと同じように使える

デビットカードには、Visa、JCBなどの国際ブランドが付帯しています。そのため、国際ブランドの加盟店で、クレジットカードと同じように使えるのです。

例えば、Visaの加盟店=Visaが付帯したクレジットカードで支払いができる店、と考えましょう。

手続きも簡単で

  • 駅の券売機などの場合は、自分で入れて暗証番号を入力する
  • 店員に渡して専用端末に入れてもらい、暗証番号を入力する
  • タッチ決済ができる場合は、専用端末にかざす

など、日本でクレジットカード・デビットカードを使うのと何ら変わりありません。

3.使いすぎも防げる

デビットカードは、銀行口座の残高分までしか支払いができません。また、1日および1カ月単位で利用限度額を定めることもできます。例えば、三菱UFJ銀行が発行する「三菱東京UFJ-VISAデビット」の場合、限度額の初期設定は以下のようになっています。

取引内容1 回1 日1 ヵ月
国内ショッピング50 万円50 万円設定なし
海外ショッピング50 万円50 万円設定なし
海外ATM 現地通貨引出10 万円10 万円設定なし

参照:「三菱東京UFJ-VISAデビット」

一方、初期設定から以下の範囲で任意に変更することが可能です。

取引内容1 回1 日1 ヵ月
国内ショッピング0~200 万円0~200 万円0~1,000 万円
海外ショッピング0~200 万円0~200 万円0~1,000 万円
海外ATM 現地通貨引出0~10 万円0~10 万円0~300 万円

参照:「三菱東京UFJ-VISAデビット」

  • 海外でどんなことをするか
  • 誰が実際に使うのか(家族カードの場合)

など、状況に応じて柔軟に設定しましょう。

4.高校生でも持てる

ほとんどのデビットカードでは、審査がいりません。

「不足分を一時的に立て替える」システムが導入されているデビットカードの場合、審査が必要になります。

そのため、デビットカードを申し込める年齢を「15歳以上(中学生除く)」としている銀行がほとんどです。

つまり、高校生になれば持てるため

  • 海外に修学旅行にいく予定がある
  • 夏休みなどの長期休暇に短期留学をする
  • 通っている高校から交換留学生として派遣されることになった
  • 海外の高校に進学予定だ

など、単身で海外生活を送る子どもがいる場合でも、現地での支払い手段の1つとして持たせてあげられます。

ゆうちょ銀行が発行する「ゆうちょVisaデビットカード(プリペイド機能付き)/mijica(ミヂカ)」の場合、12歳以上から発行可能です。

5.不正利用に気づきやすい

多くのデビットカードに導入されている仕組みとして「お知らせメール」が挙げられます。これは、あらかじめメールアドレスを登録しておけば、デビットカードが利用された際に、利用内容をメールで届けてくれるシステムのことです。

メールの内容を読めば、自分が使ったのかそうでないのかが大抵わかるので、不正利用にも気づきやすくなります。

行く国・地域にもよりますが

  • ATMにスキミング装置が仕掛けられていた
  • 店員がカードの情報をメモし、オンラインショッピングに流用していた

など、デビットカードの不正利用につながるトラブルに巻き込まれる可能性はあります。

海外に行くときも、「お知らせメール」は常に確認できる状態にしておきましょう。

国際ブランドはVisaとJCBのどっちを選ぶべき?

国際ブランドはVisaとJCBのどっちを選ぶべき?

日本の銀行が発行するデビットカードに付帯している国際ブランドは、JCBかVisaである場合がほとんどです。

2019年12月現在、Mastercardが国際ブランドとして付帯しているデビットカードは、住信SBIネット銀行・トマト銀行からしか発行されていません。

そこで、ここでは、どのブランドを選ぶべきかについて解説しましょう。

JCBを選んだほうがいい人

まず、JCBを選んだほうがいい人の特徴として

  1. 海外はたまにしか行かない
  2. 日本人が多く訪れる場所にしか行かない
  3. 手厚いサポートを受けたい

の3つを挙げましょう。

1.海外はたまにしか行かない

これを読んでいる人の中には、「JCBは海外で使えない」という評判を聞いたことがある人もいるはずです。

確かに、取引額ベースで言えば、世界規模でのJCBのシェアは、Visaのそれに遠く及びません。シェアが低いのには、海外におけるJCBの加盟店がまだまだ少ないのも原因の1つとして挙げられるでしょう。

しかし、日本国内で使う分には、JCBで問題がない場合がほとんどです。

「海外はたまにしか行かない、行っても年1~2回程度」という人は、JCBデビットカードを選んでも問題はありません。

2.日本人が多く訪れる場所にしか行かない

また、海外に行く場合、どこに行くかによっても国際ブランドの使い勝手は異なります。頻繁に海外にいく人であっても、日本人が多く訪れる場所にしか行かないのであれば、JCBデビットカードでもさほど問題はないでしょう。

例えば、以下の国・地域は日本人観光客が多い場所としても知られています。

  • 韓国
  • 台湾
  • タイ
  • ベトナム
  • マレーシア
  • シンガポール

参照:日本人海外旅行動向2019 – 観光統計 – JTB総合研究所

これらの地域であれば、国際ブランドとしてJCBが付帯しているデビットカード・クレジットカードは問題なく使えるはずです。

なお、JCBは東南アジアにおいて、加盟店の普及活動以外にも、現地のフィンテック企業と提携し、新しいサービスを開発するなど、積極的な事業展開を行っています。

また、JCBの使い勝手がいい場所の1つとして、ハワイが挙げられます。

  • ワイキキトロリー(市街中心地を走るシャトルバス)への無料乗車
  • JCBプラザラウンジによる顧客サポート

など、JCBが付帯したクレジットカード・デビットカードを所有する会員向けの手厚いサービスを展開しているためです。

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ハワイのリピーターの人は、JCBは持っておいたほうが便利でしょうね!

3.手厚いサポートを受けたい

JCBでは、海外の主要都市にJCBプラザ、JCBプラザラウンジを設け、顧客サポートにあたっています。

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JCBプラザとJCBプラザラウンジって何が違うんですか?

JCBプラザでは、以下のサービスを提供しています。

  • JCB加盟店情報、観光情報の案内
  • ホテル、レストラン、オプショナルツアー、各種チケットなどの手配
  • JCBカードの紛失・盗難時のサポート
  • Wi-Fi 無料サービス

これらのサービスに加え

  • インターネットの無料利用
  • 日本語新聞・雑誌の閲覧
  • マッサージチェアの利用
  • 無料ドリンクの提供

など、休憩所としてのサービスも提供するのが、JCBプラザラウンジです。

teacher
困ったときやなんとなく一息入れたいときに役に立ちますよ!

2019年現在、JCBプラザおよびJCBプラザラウンジは、以下の都市に設置されています。

JCBプラザの設置都市
  • ロサンゼルス
  • ホノルル
  • ラスベガス
  • サンフランシスコ
  • サイパン
  • ニューヨーク
  • オーランド
  • バンクーバー
  • トロント
  • 上海
  • 北京
  • 大連
  • ソウル
  • 台北
  • バリ
  • ホーチミンシティ
  • セブ
  • クアラルンプール
  • シェムリアップ
  • シドニー
  • ケアンズ
  • ゴールドコースト
  • オークランド
  • クイーンズタウン
  • ロンドン
  • ローマ
  • ミラノ
  • マドリード
  • バルセロナ
  • フランクフルト
  • ウィーン
  • コペンハーゲン
JCBラウンジの設置都市
  • ロサンゼルス
  • ホノルル
  • グアム
  • ソウル
  • 台北
  • 香港
  • シンガポール
  • バンコク
  • パリ

JCBデビットカードについては、この記事でより詳しく解説しています。

Visaを選んだほうがいい人

一方、Visaを選んだほうがいい人の特徴として

  1. 海外に頻繁にいく、もしくは生活する予定がある
  2. 日本人があまり行かない場所に行く
  3. ATM探しで困りたくない

の3つが挙げられます。それぞれの項目について、より詳しく解説しましょう。

海外に頻繁にいく、もしくは生活する予定がある

  1. Visa
  2. Mastercard
  3. JCB
  4. AmericanExpress
  5. Diners
  6. UnionPay
  7. Discover

の国際ブランドを「世界7大国際ブランド」と称していますが、この中で、取引額ベースでの世界シェア首位につけているのがVisaです。

海外に頻繁にいく、もしくは生活する予定がある

出典:Card and Mobile Payment Industry Statistics | The Nilson Report Archive of Charts & Graphs

つまり、世界中に加盟店=使えるお店があるため、どこに行っても不自由することはないでしょう。

また、海外ATM利用時の手数料の面からみても、JCBではなくVisaを選ぶことにはメリットがあります。三菱UFJ銀行では、国際ブランドとしてVisa、JCBが付帯しているデビットカードを発行しています。

しかし、海外ATM利用時の手数料は、JCBのほうが高くなってしまうのです。

為替レートについて

VISAデビット

Visaが定める基準レートに当行所定の海外事務手数料(消費税込3.05%)を上乗せしたレートで円貨換算します。

JCBデビット

JCBが定める基準レートにJCBが指定した料率(1.6%)と当行所定の海外事務手数料(消費税込3.05%)を上乗せしたレートで円貨換算します。

出典:三菱UFJデビットの特長 | 三菱UFJ銀行

年1~2回の海外旅行・出張であればそれほど気にする必要はないかもしれませんが、頻繁に利用する場合は、手数料の負担が気になるかもしれません。

  • 海外出張が多い
  • 家族もしくは自分が海外赴任・留学することになった
  • 国際結婚等の理由で移住する予定だ

など、海外に頻繁にいく、もしくは生活する予定がある人がデビットカードを作る場合は、Visaデビットカードを選んだほうが、現地で不自由しないはずです。

日本人があまり行かない場所に行く

もちろん、海外であっても、日本人がよくいく場所なら、JCBも問題なく使えることが多いです。しかし、日本人があまり行かない場所である場合、JCBの加盟店自体を見つけることがかなり難しくなるでしょう。

また、JCBはAmericanExpress、Discoverなどと加盟店相互開放を行っています。

建前上は、これらの国際ブランドの加盟店であれば、JCBも問題なく使えるはずですが

  • 加盟店の都合によりJCBでの決済を受け付けていない
  • 店員がJCBも使えるという事実を知らない

などの理由で、実際には使えないことも往々にしてあるのです。

日本人があまり行かない場所であれば、JCBが付帯したクレジットカード・デビットカードを見たことがないという人も珍しくはありません。そのような場所に訪れる予定がある場合にデビットカードを持っていくなら、Visaが付帯したものにしておいたほうが無難でしょう。

ロシアのように、日本人があまり訪れない場所であるにも関わらず、政治上の事情(クリミア危機による金融制裁)から、JCBが普及している国もあります。

ATM探しで困りたくない

海外ATMから現地通貨を引き出す場合、クレジットカード・デビットカードごとに対応しているATMは異なります。各ブランドごとの対応ATMの台数の実数はつかめませんが、取引額ベースのシェアで見る限りは、Visaに対応したATMの台数は、JCBに対応したATMの台数よりはるかに多いはずです。

慣れない街でATM探しに右往左往したくない場合は、Visaが付帯したデビットカードを持っていくようにしましょう。 
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Visaデビットカードについては、この記事でも詳しく解説しています!

海外でデビットカードを使うときの注意点6つ

海外でデビットカードを使うときの注意点6つ

Visaであっても、JCBであっても、海外でデビットカードを使うときは、いくつか注意点があります。

ここでは、注意点として

  1. 予備のクレジットカード、現金を持っていく
  2. 暗証番号は忘れないようにする
  3. ATMで現金を引き出す場合の手数料を確認する
  4. 治安の悪いところにあるATMは使わない
  5. 身に覚えのない利用通知が届いたらすぐに連絡する
  6. 使えない場合があることに注意する

の6つを解説しましょう。

1.予備のクレジットカード、現金を持っていく

海外旅行・出張に行く際は、予備のクレジットカード、現金を必ず持っていくようにしましょう。これは、デビットカードをメインに使う場合であっても同じです。

  • カードが磁気不良で使えなかった
  • 締め日のタイミングで海外にいる間に利用額が限度額に達してしまった
  • 店舗側の端末との相性が悪く、決済が通らない

などの理由で、用意していったデビットカードが使えない、ということは十分に考えられます。

仮に、デビットカードを1枚しか持っていかなかった場合、使えなくなると現地で何もできなくなってしまうので注意しましょう。

2.暗証番号は忘れないようにする

海外の場合、買い物をする場合でも、ATMで現金の引き出しをする場合でも、必ずといっていいほど暗証番号の入力を求められます。

不正利用防止の観点から、ICチップが付帯しているクレジットカード・デビットカードについては、暗証番号の入力を必須としている国が多いためです。

そのため、使えるデビットカードを持って行ったとしても、暗証番号を忘れてしまうと何の役にも立ちません。

また、暗証番号が思い出せないからといって、適当に番号を入力するのはやめましょう。

セキュリティ上、一定回数(3回程度が一般的)間違った暗証番号を入力してしまうと、所定の手続きが済むまでは、利用できなくなってしまうためです。

もし、「デビットカードに暗証番号を設定したはずだけど、何だったか思い出せない」という場合は、日本を出国する前に発行銀行に連絡しましょう。変更手続きの案内をしてくれるはずです。

また、暗証番号は

  • 家族・親族・友達の誕生日
  • 好きな芸能人の誕生日
  • 結婚記念日

など、「容易には推測されないけど、忘れにくい番号」を設定するのをおすすめします。

teacher
暗証番号の話は、この記事も参考になりますよ!

3.ATMで現金を引き出す場合の手数料を確認する

ATMを使って現金を引き出す場合は、事前に手数料を確認しておきましょう。海外ATMの場合、銀行やカード会社から徴収される手数料に加え、ATM設置会社に支払う手数料が発生することがあります。

「ATM(OWNER)FEE」などの名目で利用明細に記載されます。国・地域によって差はありますが、アメリカ・ハワイの場合2.5ドル~3.5ドル程度が一般的です。

4.治安の悪いところにあるATMは使わない

デビットカードに限ったことではありませんが、治安が悪いところにあるATMは使わないに越したことはありません。

  • 人通りの少ない場所にあるATMを使う
  • 深夜、早朝にATMを利用する

など、万が一犯罪に巻き込まれてもすぐに助けを求められない状況で使うのは、なるべくなら避けましょう。

  • 空港のロビーにあるATMを使う
  • 通りに面している店舗のATMを使う

など、トラブルがあればすぐに気づいてもらえる場所で使うのがおすすめです。

5.使えない場合があることに注意する

デビットカードは「支払いと同時に実際の決済額が確定する」という性質上、取引の種類によっては使えないこともあり得ます。

代表的なものが、デポジットです。海外のホテルに滞在する際は、デポジット(保証金)のために、クレジットカードの提示を求められる場合があります。

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デポジットって何ですか?

デポジットとは、宿泊プランに含まれていない食事代等の支払い保証のための「預り金」を指します。仮に、クレジットカードをデポジットとして預けた場合、ホテル側はそのコピーをとります。

チェックアウトの時までに追加での支払いがあれば、そのカードに対して請求を行う仕組みです。一方、追加での支払いがなければ、請求もないので、コピーも破棄されます。

つまり、デポジット自体が「あとから実際の請求額が確定する仕組みである」ため、デビットカードは使えません。

同様に、海外レンタカーのデポジットとしても、デビットカードは使えません。

海外旅行に行く際に、デポジットの発生するサービスを利用する予定がある場合は、デビットカードではなく、クレジットカードを使うようにしましょう。

6.身に覚えのない利用通知が届いたらすぐに連絡する

海外に滞在中は特に「お知らせメール」などの利用通知に気を付けましょう。

  • ATMのカード挿入口にスキミング装置が仕掛けられていた
  • 店員にカードを渡したすきに情報を盗まれた

などの理由で、デビットカードが不正利用されてしまう可能性はいくらでもあります。

仮に、利用通知を見ていて、明らかに身に覚えがない情報が記載されていたら、すぐに銀行もしくはカード会社に連絡し、いったん利用停止してもらうのが最も安全でしょう。

100%防ぎきれるとは言えませんが

  • ATMを利用する際はカード挿入口を確認する
  • 店員の動きに不審な点がないか注意する

など、自分でも自衛策を講じるのが必要です。

海外ATMでデビットカードを使って現金を引き出す方法

海外ATMでデビットカードを使って現金を引き出す方法

実際に海外ATMを利用する際の流れとして

  1. 対応するATMを確認する
  2. ATMを操作する

の2点を解説しましょう。

1.対応するATMを確認する

自分が持っているデビットカードがATMに対応しているかどうかは、ATMに貼ってあるステッカーを見ればわかります。

  • Visaの場合は、「Visa」「Plus」のステッカーが貼ってあるATM
  • JCBの場合は「JCB」のステッカーが貼ってあるATM

を探しましょう。

出典:三菱UFJデビットの特長 | 三菱UFJ銀行

なお、国際ブランドの運営会社は、自社ブランドに対応しているATMを探せるサービスを提供しています。このようなサービスを使い、自分の現在地や目的地に近いATMを探すのも1つの選択肢です。

2.ATMを操作する

自分が持っているデビットカードに対応するATMが見つかったら、実際に操作してみましょう。画面に表示されるメッセージおよびその際の操作方法は以下の通りです。

あくまでこれは一例です。国・地域・ATM設置会社によって、表示例や流れが異なる場合があります。
ステップ画面の表示例操作方法
1Insert Your Card(挿入口にカードを入れてください)デビットカードを入れる。※この後、言語を選択する画面が入る機種もある。
2Enter Your PIN※1,Then Press Enter(暗証番号を入力し、最後にEnterキーを押してください)暗証番号(4ケタ)を押し、最後に「ENTER/YES」キーを押す。
3Select Type of Transaction(ご希望の取引内容をお選びください)「WITHDRAWAL」(または「CASH ADVANCE」)を指定。
4Select Account for Withdrawal(キャッシングの方法をお選びください)「CREDIT CARD」を指定。この後、現金(「CURRENCY」)、トラベラーズ・チェックを選択する画面が入る機種もある。
5Enter Whole Dollar Amount in Multiples of $20 Up to $200,Then Press Enter($20単位で$200までご利用金額を指定し、最後にENTERキーを押してください)金額を指定し、最後に「ENTER/YES」キーを押す。
6Please Take Cash(現金をお受け取りください)操作を終了する場合は、「CLEAR/NO」キーを押す。引き続き現金を引き出す場合は「ENTER/YES」キーを押す。
7Would You Like Another Transaction?(引き続き操作を続けられますか?)「ENTER/YES」キーを押すと、画面がSTEP3に戻り、続けて操作することができる。※できない機種もあるので注意。
8Please Remove Card and Take Receipt(カードとご利用明細書をお受け取りください)デビットカードとご利用明細書を受け取る。

暗証番号が4桁じゃないときは?

一般的に、日本で発行されたデビットカードの場合、暗証番号は4桁に設定されています。しかし、国・地域によっては5桁もしくは6桁での入力を求められる場合があるので、注意しましょう。

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扱いを表にまとめました!
中国・香港・台湾・インドネシア・タイ・韓国・マレーシア・フィリピン・シンガポールATMの機種により6桁の入力表示がされるが、4桁の暗証番号入力後にENTER(YES)キーを押すと次に進む。
ベトナムATMの機種により6桁の入力表示がされるが、4桁の暗証番号入力後に「0」を2回入力し、ENTER(YES)キーを押すと次に進む。
イタリアATMの機種により5桁の入力表示がされるが、4桁の暗証番号入力後にENTER(YES)キーを押すと次に進む。
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海外に行く前に一度練習、ということであれば、シミュレーターも便利ですよ。

まとめ

海外に行くときの支払い手段を考える上で、防犯面および利便性の面からは、クレジットカードがやはり優れています。しかし、実際の支払額が確定するのが後になるために、人によっては「使いすぎてしまいそうで怖い」と心理的な抵抗感を覚えるかもしれません。そのような人にこそ、デビットカードを使ってほしいところです。

クレジットカードのように使えるにも関わらず、使ったその場で日本の銀行口座から現金が引き落とされるため、使いすぎてしまうこともありません。自分に合ったデビットカードを選び、快適に旅行を楽しみましょう。
teacher
自分に合ったデビットカードを探したい人は、この記事も参考にしましょう!

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