クレジットカード比較プロでは、今回「税金のクレジットカード払い」をテーマにしたアンケート調査・リサーチを行いました。その結果を報告します。
なお、アンケート中の回答割合に関する数値については、四捨五入を行っているため、必ずしも合計が100%とならない場合があります。また「Q3.次のうち、あなたがこれまでに支払ったことがある税金はどれですか。複数ある場合は、すべて選んでください。」については、複数の回答を受け付ける形で、調査を行いました。
アンケート調査対象
| 項目(大分類) | 項目(小分類) | 人数(名) | 割合(%) |
|---|---|---|---|
| 回答者数 | ー | 181名 | ー |
| 男女比 | 男性 | 164名 | 61.9% |
| 女性 | 101名 | 38.1% | |
| 年代比 | 10代 | 0名 | 0.0% |
| 20代 | 36名 | 13.6% | |
| 30代 | 102名 | 38.5% | |
| 40代 | 80名 | 31.3% | |
| 50代 | 36名 | 13.6% | |
| 60代 | 6名 | 2.3% | |
| 70代以上 | 2名 | 0.8% | |
| 職業 | 会社員(正社員) | 127名 | 47.9% |
| 会社員(契約社員) | 18名 | 6.8% | |
| 公務員 | 0名 | 0.0% | |
| 自営業・自由業 | 60名 | 22.6% | |
| 会社役員・経営者 | 2名 | 0.8% | |
| パート・アルバイト | 25名 | 9.4% | |
| 学生 | 3名 | 1.1% | |
| 専業主婦(夫) | 23名 | 8.7% | |
| 無職 | 6名 | 2.3% | |
| 世帯年収 | 50万円未満 | 3名 | 1.1% |
| 50~100万円未満 | 2名 | 0.8% | |
| 100~150万円未満 | 6名 | 2.3% | |
| 150~200万円未満 | 7名 | 2.6% | |
| 200~250万円未満 | 11名 | 4.2% | |
| 250~300万円未満 | 18名 | 6.8% | |
| 300~350万円未満 | 23名 | 8.7% | |
| 350~400万円未満 | 22名 | 8.3% | |
| 400~450万円未満 | 29名 | 10.9% | |
| 450~500万円未満 | 17名 | 6.4% | |
| 500~600万円未満 | 29名 | 10.9% | |
| 600~700万円未満 | 27名 | 10.2% | |
| 700~800万円未満 | 27名 | 10.2% | |
| 800~900万円未満 | 17名 | 6.4% | |
| 900~1000万円未満 | 12名 | 4.5% | |
| 1000万円以上 | 15名 | 5.7% | |
| 調査時期 | 2020年4月23日~4月26日 | ||
| 調査媒体 | ランサーズ | ||
アンケート調査「税金のクレジットカード払いに関するアンケート調査」
Q1.あなたがクレジットカードで税金が支払えることを知ったきっかけは何ですか。次のうち、自分の考えに一番近いものを1つ選んでください。
「ニュースサイト(例:Yahoo!ニュース)などで知った」「家族、友人から聞いた」が続く
| 項目 | 人数(名) | 割合(%) |
|---|---|---|
| 国税庁や税務署、都道府県庁や市区町村役場などのWebページで知った | 72名 | 27.2% |
| クレジットカード会社のWebページで知った | 38名 | 14.3% |
| ニュースサイト(例:Yahoo!ニュース)などで知った | 44名 | 16.6% |
| SNSで知った | 18名 | 6.8% |
| ブログで知った | 14名 | 5.3% |
| 税務署や都道府県庁、市区町村役場に掲示されたポスターや広報誌などで知った | 14名 | 5.3% |
| テレビ・ラジオのニュースで知った | 1名 | 0.4% |
| 新聞、雑誌で知った | 3名 | 1.1% |
| 家族、友人から聞いた | 33名 | 12.5% |
| 職場、学校で聞いた | 4名 | 1.5% |
| クレジットカード会社から封書やはがきで案内があった | 11名 | 4.2% |
| その他 | 13名 | 4.8% |
Q2.クレジットカードで税金を支払う決め手になったのは、どんなことですか。以下の中からあなたの考えに一番近いものを選んでください。
「税務署や金融機関、コンビニなどの収納代行店舗に行かなくていいから」「24時間いつでも好きなときに手続きができるから」などの利便性を重視した回答も目立つ
| 項目 | 人数(名) | 割合(%) |
|---|---|---|
| 税務署や金融機関、コンビニなどの収納代行店舗に行かなくていいから | 64名 | 24.2% |
| 24時間いつでも好きなときに手続きができるから | 41名 | 15.5% |
| クレジットカード会社のポイントが貯まるから | 131名 | 49.4% |
| 納付すべき金額が高額なので現金を持ち歩きたくなかったから | 5名 | 1.9% |
| リボ払いや分割払いを使って税金を分割して支払えるから | 10名 | 3.8% |
| これといった決め手はない | 13名 | 4.9% |
| その他 | 1名 | 0.4% |
Q3.次のうち、あなたがこれまでに支払ったことがある税金はどれですか。複数ある場合は、すべて選んでください。(この質問のみ複数回答可)
「【地方税】市町村民税」「【地方税】固定資産税」など地方税の納付経験がある人が多い
Q4.クレジットカードで納税した際の、納付額はいくらぐらいでしたか。複数回利用したことがある場合は、直近に行った納税額についてお答えください。
30万円超もごくわずかに存在
| 項目 | 人数(名) | 割合(%) |
|---|---|---|
| 1万円未満 | 40名 | 15.1% |
| 1万円~5万円未満 | 122名 | 46.0% |
| 5万円~10万円未満 | 59名 | 22.3% |
| 10万円~15万円未満 | 27名 | 10.2% |
| 15万円~20万円未満 | 7名 | 2.6% |
| 20万円~30万円未満 | 2名 | 0.8% |
| 30万円~50万円未満 | 4名 | 1.5% |
| 50万円~100万円未満 | 4名 | 1.5% |
| 100万円超 | 0名 | 0.0% |
Q5.Q3で答えた納税の際に使ったクレジットカードについていたのは、どんなマークでしたか。
| 項目 | 人数(名) | 割合(%) |
|---|---|---|
| Visa(ビザ) | 163名 | 61.50% |
| Mastercard(マスターカード) | 24名 | 9.10% |
| JCB(ジェーシービー) | 70名 | 26.40% |
| American Express(アメリカン・エキスプレス) | 8名 | 0.30% |
| Diners(ダイナース) | 0名 | 0% |
Q6.あなたはこれまでに、何回クレジットカードで税金を納付したことがありますか。以下の中から、あなたの状況に最も近いものを選んでください。
| 項目 | 人数(名) | 割合(%) |
|---|---|---|
| 1回 | 79名 | 29.80% |
| 2回 | 67名 | 25.30% |
| 3回 | 35名 | 13.20% |
| 4回 | 6名 | 2.30% |
| 5回以上 | 78名 | 29.40% |
Q7.あなたが考える「クレジットカードで税金を払うことの一番のメリット」は何ですか?あなたの考えに一番近いものを選んでください。
| 項目 | 人数(名) | 割合(%) |
|---|---|---|
| 税務署や金融機関、コンビニなどの収納代行店舗に行かなくていい | 62名 | 23.4% |
| 24時間いつでも好きなときに手続きができる | ||
| 50名 | 18.9% | |
| クレジットカード会社のポイントが貯まる | 125名 | 47.2% |
| 納付すべき金額が高額でも現金を持ち歩く必要がない | 13名 | 4.9% |
| リボ払いや分割払いを使って税金を分割して支払える | 10名 | 3.8% |
| 税金の支払い忘れがなくなるため、税金の徴収率が上がる | 2名 | 0.8% |
| その他 | 3名 | 1.1% |
Q8.あなたが考える「クレジットカードで税金を払うことの一番のデメリット」は何ですか?あなたの考えに一番近いものを選んでください。
地方自治体による扱いの差を挙げる人も
| 項目 | 人数(名) | 割合(%) |
|---|---|---|
| 決済手数料がかかる | 67名 | 25.30% |
| 納付できる金額に上限がある | 10名 | 3.80% |
| 地方自治体によってはクレジットカード払いができないなど扱いに差がある | 52名 | 19.60% |
| 納付に使うシステム(「国税クレジットお支払いサイト」「Yahoo!公金支払い」)がわかりにくい | 5名 | 1.90% |
| オンラインでの取引である以上、セキュリティに不安がある | 63名 | 23.80% |
| 間違って納付した場合、取り消しの手続きが面倒臭い | 30名 | 11.30% |
| 税金を納付しても、個別に領収証書が発行されない | 30名 | 11.30% |
| その他 | 8名 | 3.00% |
Q9.あなたが初めて税金(国税、地方税)をクレジットカードで支払った際、スムーズに最後まで進められましたか。その時の状況に最も近いものを1つ選んでください。
| 項目 | 人数(名) | 割合(%) |
|---|---|---|
| 特に不明点もなく最後まで1人で進められた | 174名 | 65.70% |
| 不明点は多少あったが、調べながら最後まで進められた | 79名 | 29.83% |
| 不明点が多かったので、税務署に行って聞いたりしながらなんとか終わらせた | 3名 | 1.10% |
| 自分ではできそうになかったので、家族や友人、知人に手伝ってもらった | 8名 | 3.00% |
Q10.次にあなたが税金を税務署に対して納付する機会があったら、クレジットカード払いは使いますか?あなたの考えに近いものを選んでください。
| 項目 | 人数(名) | 割合(%) |
|---|---|---|
| 必ず使うつもりだ | 88名 | 33.20% |
| よほどのことがなければ使うつもりでいるが、状況次第では使わない | 138名 | 52.40% |
| どちらでもない | 27名 | 10.20% |
| おそらく使わないと思う | 10名 | 3.80% |
| 絶対使わない | 2名 | 0.80% |
アンケートに関する考察
税金をクレジットカード払いする理由は「ポイントが貯まるから」
次に、税金をクレジットカード払いする理由について聞いてみた(Q2)ところ「クレジットカードのポイントが貯まるから」という答えが最多となりました。税金をクレジットカード払いするメリット(Q7)として、「クレジットカードのポイントが貯まるから」を挙げる人も多かったように「ポイントが貯まるから、カードで払いたい」という人は一定数いるはずです。
なお、国税に関しては、2017年1月からクレジットカード払いの利用ができるようになりました。その時に掲げられた目的が「納税者の利便性向上」と「税金の早期納付」です。今回のアンケートでは「税務署や金融機関、コンビニなどの収納代行店舗に行かなくていい」「24時間いつでも好きなときに手続きができる」など、利便性向上に注目した動機やメリットを挙げる人もいました。
ネックになるのは手数料とセキュリティ、地方自治体によっては使えないことも
一方、税金のクレジットカード払いにおけるデメリットについても聞いてみました(Q8)。回答として目立ったのは「決済手数料がかかる」「オンラインでの取引である以上、セキュリティに不安がある」の2点です。
なお、国税のクレジットカード払いの場合、納付税額に応じて以下の手数料がかかります。
| 納付税額 | 決済手数料 |
|---|---|
| 1円~10,000円 | 76円 |
| 10,001円~20,000円 | 152円 |
| 20,001円~30,000円 | 228円 |
| 30,001円~40,000円 | 304円 |
| 40,001円~50,000円 | 380円 |
また、セキュリティに関しては、オンラインでクレジットカード番号を入力するのが前提である以上、クレジットカード番号を含めた個人情報が漏洩するリスクも0ではありません。しかし、税金に限らず、オンライン上の取引であれば、どんな取引だって、個人情報が漏洩するリスクは常に孕んでいます。
なお、地方自治体における税金のクレジットカード払いは、徐々に導入が進んでいますが、予算の関係上、導入を行わない(行えない)地方自治体が存在するのも事実です。導入しない理由としては
- クレジットカード払いに対応するためのシステムの導入費用を捻出できない
- 手数料が口座振替や銀行振込に比べると高い
などが挙げられます。一方で、クレジットカード払いを導入することで、徴税部門の人件費を抑制できる上に、納税の機会を増やすことで利便性が上がるのも事実です。結果としてコストダウンと税金の早期納付を達成できるとし、導入に踏み切った地方自治体もあるでしょう。
2020年に入り、新型コロナウイルス感染症が爆発的に流行したことで、国税庁は毎年3月15日までとしていた所得税・復興所得税の申告納付期限を4月16日まで延長した上に、4月17日以降の扱いについても、柔軟に対応する姿勢を見せました。今後、クレジットカード払いのように「外出できない事情がある人にとっての納税方法」がクローズアップされていくはずです。

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カード分類 一般カード
国際ブランド VISA、Mastercard®
申込方法 -
発行スピード 通常3週間
年会費(税込) 0円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) 200万円
ポイント還元率(下限) 1.25%
ポイント還元率(上限) 1.50%
交換可能マイル ANAマイル(1ポイント=0.2マイル、1,500ポイント単位、交換上限なし、交換手数料無料)
ETCカード年会費(税込) 0円
電子マネーチャージ 楽天Edy、nanaco
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 2,000万円(自動付帯:2,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 1,000万円
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