直営・フランチャイズを合わせると全国に約1100店舗以上を展開している住宅仲介業・アパマンショップの店舗において、初期費用の支払いがAmazon Payでできるようになりました。
Amazon Payとは?
最初に、Amazon Payについて説明しましょう。
アカウントを使ったサービス
Amazon Payとは、オンライン通販サイトのAmazon.co.jpアカウントに登録された住所情報とクレジットカード情報を使って、商品やサービスの支払いができるサービスです。Amazon.co.jpのアカウントがあれば、特別な登録手続きをすることなく始められます。
ただし、Amazon Payを使うためには、公式アプリの「Amazon ショッピングアプリ」が必要になるため、事前に用意が必要です。
どんなクレジットカードが使える?
Amazon Payは、他の多くのバーコード決済サービスと同様、クレジットカードと紐づけて使います。2019年9月現在、次のブランドのクレジットカードが利用可能です。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners
Alexaとも連動できる
また、他のバーコード決済サービスには見られない特徴として、同社の人工知能アプリである「Alexaアプリ」と連動し、ショッピングができる機能が備わっています。例えば、次のサービスがあるので、興味があれば使ってみましょう。
PIZZA SALVADORE CUOMO | ピザの宅配注文をアプリ経由でできる。 | ||
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メガネスーパー | 公式通販サイトで前回購入したコンタクト、カラコン、ケア用品を検索し、再注文してくれる。 | ||
日本赤十字社 | 検索時に必要とされている事業分野を調べ、寄付の案内を行い、実際に寄付をする。 | ||
出前館 | 大手出前サイト「出前館」のうち、Amazon Payを導入する店舗へ注文ができる。 |
どんなお店で使える?
今回紹介するアパマンショップ以外にも、様々なお店でAmazon Payは使えます。ジャンルごとの加盟店の一部を紹介しましょう。
ファッション
- ユナイテッドアローズ
- ポールスミス
- 三越伊勢丹オンラインストア
- ケイト・スペード 等
食品・飲料・お酒
- エノテカ(ワインショップ)
- LeTAO(スイーツショップ)
- マルカワみそ(味噌店)
- ピエール・エルメ(スイーツショップ) 等
ドラッグストア
- ワタシプラス(資生堂オンラインショップ)
- HANKYU FASHION & BEAUTY(阪急百貨店オンラインショップ)
- SABON公式 ONLINE STORE(ボディケア用品) 等
ギフト・記念品
- hibiyakadan.com(生花)
- 青山フラワーマーケット(生花)
- RINGBELL(カタログギフト) 等
家電・カメラ・AV機器
- コジマネット(家電)
- ショップジャパン(通信販売)
- GLOBAL wifi(海外wifiレンタルサービス) 等
また、チェーン店ではない実店舗で、Amazon Payを導入している店舗もたくさんあります。都道府県ごとに、以下のリンクから一覧を参照できるので、ぜひ調べてみてください。
アパマンショップでAmazon Payを使うには?
実際に、アパマンショップでAmazon Payを使うには、どうすればいいのでしょうか?
実際の流れ
出典:ニッポンプラットフォームとアパマンネットワークが業務提携。全国のアパマンショップで「Amazon Pay」のスマホ決済が可能に。|NIPPON Platform株式会社のプレスリリース
アパマンショップの店舗で、初期費用を支払う際に使えます。具体的な流れは、次の通りです。
- Amazonショッピングアプリを起動する
- 店員が「ニッポンタブレット」に決済金額を入力する
- AmazonショッピングアプリにAmazon PayのQRコードが表示されるので、店員に読み取ってもらう
他のバーコード決済サービスと大きくは変わりません。
ニッポンタブレットって何?
今回、アパマンショップでのAmazon Payへの導入に当たり、業務提携を行っているのが、NIPPON Platform株式会社です。この会社は、ニッポンタブレットという以下の各種決済サービスに対応したタブレットを開発しています。今回の導入に伴い、アパマンショップの各店舗にもニッポンタブレットが設置されるようになりました。ここで、2019年9月の時点で、Amazon Pay以外にもどんな決済サービスに対応しているか見てみましょう。
【2019年9月版】対応している決済サービス一覧
- Amazon Pay
- d払い
- pring
- atone
- WeChat Pay
- NETSPay
ニュースに関する考察
筆者も数か月前に引っ越しをしたため、不動産業者に初期費用を支払いました。現金、もしくは振込でしか初期費用の支払いができない不動産業者だったため、少々面倒くさいと思ったのも事実です。
また、保安の面から言えば、多額の現金の持ち歩きはなるべくなら避けるべきでしょう。その意味では、バーコード決済サービスを不動産業者が導入するのは、顧客の支払の選択肢を増やすという意味でも、有意義なはずです。