山梨中央銀行でもVisaデビットカードの発行を開始。もっと多くの人がデビットカードを持つべき理由とは?

山梨県甲府市に本店を置く地方銀行の山梨中央銀行では、2020年6月1日より、同行初の国際ブランドデビットとして「山梨中銀Visaデビット」の発行を開始しました。

山梨中銀Visaデビットの概要

山梨中銀Visaデビットの概要

出典:山梨中銀Visaデビット | 山梨中央銀行

この度新規発行を開始した山梨中銀Visaデビットについて、概要をまとめました。

初年度年会費無料、次年度以降は条件を満たせば無料

山梨中銀Visaデビットの年会費は、初年度は無料になっています。また、次年度以降は、次の条件のいずれかに当てはまれば無料になる仕組みです。

  • 1年間のショッピング利用累計額が10万円以上である
  • 年会費請求月の前月末時点で満23歳以下である

なお、山梨中銀Visaデビットへの申し込み自体は、15歳から可能です。クレジットカードのように、発行にあたっての審査も必要ありません。

利用額の0.2%キャッシュバック

山梨中銀Visaデビットを利用すると、毎月利用額の0.2%がキャッシュバックされます。なお、後述する山梨中央銀行の公式アプリ「Wallet+」を利用している場合はポイント(myCoin)として還元されます。また、利用していない場合は支払い元として指定している口座に払い戻される仕組みです。

「Wallet+」と組み合わせて利用すると非常に便利

山梨中央銀行では、資産管理用の公式アプリ「Wallet+」を通じ、残高照会・明細照会・目的預金・収支管理ができる仕組みを採用しています。中銀Visaデビットを利用する場合も、「Wallet+」に収支情報に即座に反映されるので「今月はいくら使ったか」がすぐに把握できて非常に便利です。

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その他の詳しい情報は、山梨中央銀行のホームページからご覧くださいね。

また、山梨中央銀行が近くになくても、日本中の銀行が国際ブランドデビットの発行をおこなっています。ネット銀行が発行するものなど、近くに店舗がなくても手に入れられるデビットカードについて、こちらの記事で詳しく解説しました。

今こそデビットカードを持つべき理由とは?

大手クレジットカード会社のジェーシービーが毎年行っている「クレジットカードに関する総合調査」によれば、2019年度の調査において、デビットカードの保有率は約25%だったのとのことです。つまり4人に1人がデビットカードを持っている計算になりますが、筆者は個人的に、もっと多くの人にデビットカードを持ってほしいと思っています。その理由として

  1. 高校生からでも持てる
  2. 現金払いにこだわる人でも抵抗なく使える

の2つを解説しましょう。

1.高校生からでも持てる

単身で海外留学をする予定があるなど、ごく一部の例外を除いては、高校在学中はクレジットカードを持つことはできません。しかし、高校生にもなると、行動範囲や興味の幅が広がることから「オンラインでの買い物」をしたいこともあるはずです。その際、支払い方法といてコンビニ払いや銀行振込が用意されていれば問題ないのですが、中には「クレジットカード払い以外は受け付けない」というケースもあり得ます。

そんな時に活用してほしいのがデビットカードです。ガソリンスタンドや月額利用料の支払いなど「サービスの提供と支払いのタイミングが異なる」商品に関しては利用できないケースもありますが、一般的な商品であればクレジットカードとそん色なく利用できます。

クレジットカード機能付きデビットカードとは?

ちなみに、デビットカードといった場合、厳密には次の2つを指します。現在主流になっているのは、後者の「国際ブランドデビット」です。

J-Debit全国の都市銀行、地方銀行などの金融機関のキャッシュカードを利用し、加盟店で支払いに使う日本独自の規格。
国際ブランドデビットクレジットカードの国際ブランド(決済システム)と都市銀行、地方銀行などの金融機関が提携し発行するもの。

J-Debitは金融機関のシステムメンテナンス中は利用できないことが多かったため、加盟店が伸び悩み、幅広い普及にはいたりませんでした。一方、国際ブランドデビットは、クレジットカードと同じ決済システムを利用するのが特徴です。クレジットカードが使えるお店=加盟店であれば、国際ブランドデビットも一部の例外を除き、ほぼ問題なく利用できます。

このような実情があるため、国際ブランドデビットのことを「クレジットカード機能付きデビットカード」と表現することもあるようです。

2.現金払いにこだわる人でも抵抗なく使える

日本は諸外国に比べると、まだまだ現金払いを好む人が多い国です。現金払いを主流にしていても問題がないくらい、貨幣・紙幣の製造技術が高く、治安がいいことは称賛されていいでしょう。一方で「キャッシュレスは好きではない」「キャッシュレスは無駄遣いにつながる」という風潮につながっているのも事実です。

平時であれば現金払いを主流にしてもかまいませんが、2020年に入り新型コロナウイルス感染症が世界的に流行したことで、感染症防止策の一環としてのキャッシュレス決済の活用が叫ばれるようになりました。これまでクレジットカードなどのキャッシュレス決済を利用してきた人なら問題なく移行できるはずですが、利用してこなかった人にはややハードルが高いでしょう。

そういう人にこそ、デビットカードを活用してほしいところです。利用したその場で支払い元になっている銀行口座から利用額が引き落とされるので、現金と同じような感覚で利用できます。またATMから現金を下ろすこともないので、手数料も払わなくていいし、列に並ぶ必要もありません。「現金払いが一番」の人でも納得して使えるのが、デビットカードの良さの1つです。