楽天ペイがビックカメラグループ各店で利用可能に!楽天カードとの併用でポイント3重取りも

インターネット通販大手の楽天傘下の決済サービス会社・楽天ペイメントサービスが提供するスマートフォン向け決済サービス「楽天ペイ(アプリ決済)」が6月20日から全国のビックカメラグループの店舗で使えるようになりました。

楽天ペイとは?

楽天ペイとは?

出典:楽天ペイ: 楽天ペイ – 街もネットも簡単お支払い!期間限定ポイント使える!

楽天ペイとは、どんな決済サービスなのでしょうか?

楽天ペイとは?

一言でまとめると、スマートフォンだけでクレジットカードの支払いができるアプリのことです。加盟店での買い物の際に、楽天ペイアプリに表示されるQRコードを店員に読み取ってもらうだけで、決済が完了します。

サービス自体は2016年10月から開始していましたが、2019年3月からは、各段に機能が充実した現行のアプリで、サービスを提供してきました。

現在は、

  • 共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」
  • 電子マネー「楽天Edy」
  • 個人間のオンライン電子マネー送金サービス「楽天キャッシュ」

の各機能も搭載しています。

どこで使える?

どこで使える?

出典:楽天ペイ: アプリ決済が使えるお店

今回の記事で取り上げるビックカメラ以外にも、楽天ペイでの支払いに対応する店舗はたくさんあります。馴染みの深いジャンルについて、加盟店舗をまとめました。

コンビニ ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、セイコーマート、ポプラ 等
薬局 ウェルシア、セイムズ、スギ薬局 等
飲食 ピザーラ、上島珈琲店、白木屋 等
家電 エディオン、ケーズデンキ、ジョーシン 等
その他 メガネスーパー、アート引越センター、ビックエコー 等

JR東日本とも!

また、楽天ペイメントは、2019年6月5日には、JR東日本ともキャッシュレス化の推進に向けた連携を発表しました。2020年春(予定)に、楽天ペイアプリで、同社の電子マネー「Suica」の発行・チャージが可能になります。もちろん、チャージの際には、楽天スーパーポイントが貯められる仕組みです。

JR東日本とも!

出典:楽天とJR東日本、キャッシュレス化の推進に向けて連携 | 楽天株式会社

ビックカメラグループとは?

ビックカメラグループとは?

出典:楽天ビック|パソコン・デジカメ・テレビ・家電 専門店の集合体!

ここで、ビックカメラグループについても説明しましょう。

ビックカメラグループの基本情報

ビックカメラグループとは、もともとはカメラ専門のディスカウントストアーだったビックカメラを中心とする家電量販店のグループです。駅前型店舗を主力とするビックカメラ、郊外型店舗を主力とするコジマ、新品・中古パソコンの販売を主力とするソフマップを傘下に持っています。

楽天グループとの提携関係

楽天グループとビックカメラグループは、今回の楽天ペイの導入以前から、提携関係を築き上げてきました。代表的なのが、2018年4月11日より共同で運営を開始したECサイトの「楽天ビック」です。オンライン上での買い物ができるのはもちろん、ビックカメラの45店舗における在庫状況も確認できるなど、ECサイトにとどまらず、実店舗との連携も意識した仕様になっています。

また、ビックカメラ・ソフマップの実店舗でも、楽天ポイントカードが導入されています。買い物で楽天ポイントを貯めることも、支払いに楽天ポイントを使うことができるのです。

なお、ポイント付与率は、基本(*購入商品によって異なる)100円につき5ポイントとなっています。

つまり、今回、楽天ペイを導入したことで、ビックカメラ・ソフマップの実店舗では、

  • 楽天ペイでの支払い
  • 楽天カードを楽天ペイの支払い元に設定
  • 楽天ポイントカード、アプリの提示

による「ポイントの3重取り」が可能となります。

参照:「楽天ペイ(アプリ決済)」、全国の「ビックカメラ」、 「コジマ」、「ソフマップ」全店舗で利用可能に | 楽天株式会社

楽天ペイで支払うと、楽天ポイントはどれだけ貯まる?

ここで、ビックカメラグループ店舗において、2万円(税込)の商品を楽天ペイで購入した場合、

  • 楽天ペイでの支払い
  • 楽天カードを楽天ペイの支払い元に設定

により、どれだけポイントが貯まるか計算してみましょう。

楽天ペイで支払い

200円につき1ポイント付与されるので、100ポイント貯まります。

楽天カードを楽天ペイの支払い元に設定

100円につき1ポイント付与されるので、200ポイント貯まります。

つまり、合計300ポイント貯まる仕組みです。

ビックカメラグループへの「楽天ペイ」の導入に関する考察

ビックカメラグループでは、以前から独自のポイントサービスである「ビックポイントサービス」を展開してきました。貯めたポイントは、グループ内各店舗でしか使えなかったため、使い勝手という意味ではやや劣っていたのは否めません。

家電の買い物は高額になるのも珍しくないので、「どうせ買うなら、使いやすいポイントが貯まるところで……」という顧客を取り逃がした可能性もあるはずです。しかし、2018年から楽天との提携を深め、楽天ポイントを獲得できるようにしたことは、このような顧客の呼び戻しにもつながったでしょう。

また、楽天ペイ自体も、加盟店舗を徐々に拡大している上に、JR東日本との提携が発表されるなど、勢いのある決済サービスの1つです。

teacher
JR東日本の営業エリア内に住んでいて、「家電はビックカメラで購入する」という人なら、楽天ペイを試しに使ってみる価値は、十分にあるのではないでしょうか。

コメントを残す