無料メッセージアプリの「LINE」を運営するLINE株式会社傘下の決済サービス提供会社・LINE Pay株式会社(以下「LINE Pay」)は、三井住友銀行傘下のクレジットカード会社・三井住友カード株式会社(以下「三井住友カード」)と戦略的業務提携を推進し、様々なサービスでの協業を行うことをプレスリリースにて発表しました。
具体的な取り組みは?
出典:【LINE Pay】三井住友カードとの戦略的業務提携の推進について | ニュース | LINE株式会社
今回、戦略的業務提携関係を結ぶことを両社は発表しましたが、そのときのスローガンとなったのが
- スマートフォンひとつで、あらゆる決済を、あらゆる場所で
- 安心・安全・便利なキャッシュレス決済
- 決済の枠を超えた加盟店サービス
の3つです。これらに基づき、具体的な取り組みを紹介しましょう。
スマートフォンひとつで、あらゆる決済を、あらゆる場所で
具体的な取り組みの1つとして、Visaブランドのバーチャルプリペイドカード「「Visa LINE Payプリペイドカード」が2020年12月より発行される予定とのことです。
また、現状、QR決済サービス「LINE Pay」にチャージできるのは、公式クレジットカードとして位置付けられている「Visa LINE Payクレジットカード」のみです。
安全・安心・便利でお得なキャッシュレス決済
2020年9月からは、「Visa LINE Payクレジットカード」の会員に対しては、「LINE」上での利用通知が開始されています。これをさらに拡張し、三井住友カード会員であれば「LINE」での利用通知が受け取れるようにするとのことです。
将来的には
- 三井住友カードアプリ「Vpass」と連携し、「LINE」上でクレジットカードの各種手続きや設定ができるようになる
- 三井住友カードのLINE公式アカウントからのチャットポットによる問い合わせ対応ができるようになる
など、さらに機能が拡張される予定です。
決済の枠を超えた加盟店サービス
出典:【LINE Pay】三井住友カードとの戦略的業務提携の推進について | ニュース | LINE株式会社
加盟店向けには、国内最大規模の加盟店網である三井住友カード加盟店への「LINE Pay」導入を推進していくとのことです。また、三井住友カードの決済端末である「stera」の機能も活用し、両社の保有するデータを活用したサービスやマーケティングを展開することも予想されます。
その他の詳細は、プレスリリースをご覧ください。
また、三井住友カードが発行するVisaカードであれば、将来的にはLINEとの協業によるサービスに対応します。一般カードでもいいので、あるとやはり便利です。
三井住友カード
カード分類 | 一般カード |
国際ブランド | Visa、Mastercard® |
申込方法 | - |
発行スピード | 最短3営業日 |
年会費(税込) | 1,375円 |
年会費備考 | ※インターネット入会で初年度年会費無料 ※マイ・ペイすリボの登録+年1回以上のリボ払い手数料の支払いで年会費無料 ※VISA・MasterCard2枚お申し込みの場合は年会費275円 ※カード利用代金WEB明細書サービス利用&過去1年間に6回以上の請求があると年会費550円割引 ※年間利用合計額が100万円~300万円未満で年会費半額 ※初年度年会費無料(~2023年3月31日申し込み分迄) ※年300万円以上利用で翌年度無料 |
ショッピング総利用枠(上限) | 100万円 |
ポイント還元率(下限) | 0.50% |
ポイント還元率(上限) | 5.00% |
交換可能マイル | ANAマイル(5ポイント=3マイル、500ポイント以上500ポイント単位、※ANAカード会員の方の場合) |
ポイント備考 | ■「マイ・ペイすリボ」登録+利用 「マイ・ペイすリボ」でリボ払い手数料の請求がある月は、通常+0.5ポイント加算。 ■月間利用ボーナス ・合計金額5万円(税込)以上利用で50ポイント ・合計金額10万円(税込)以上利用で100ポイント 以降5万円ごとに100ポイント付与 |
ETCカード年会費(税込) | 550円 |
電子マネーチャージ | iD(専用)利用、楽天Edy、WAON(オートチャージ可) |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) | 2,000万円(利用付帯) |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) | - |
ショッピング保険/国内利用(最大) | 100万円(リボ払い・分割払い(3回以上)の場合のみ) |
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率 審査通過/申込者数 | ショッピング 限度額平均 | キャッシング 限度額平均 | カード発行 までの日数平均 | 対応 満足度 |
---|---|---|---|---|
86%(36/42) | 36万円 | 20万円 | 9.1日 | 4.1 |
LINE Payカードは新規発行終了へ
なお、従来からLINE Pay残高を実店舗でも利用できるプリペイドカードとして「LINE Payカード」が発行されてきました。
報道によれば
- 2020年12月ころから新規発行、紛失による再発行は終了する
- Android端末のGoogle Payへの登録も終了予定である
とのことです。
Twitter上の反応は?
LINE Payに関しては、今回の三井住友カードとの提携、およびJCBとの提携終了について、様々な意見がでています。Twitter上のコメントをいくつか紹介しましょう。
というか、LINE Pay プリペイドカードのJCB版終わってVisa版が出来るのシラナカッタ。
— shingo (@sugiiiiiiii) November 6, 2020
LINEは以前オリコからSMCCに鞍替えしたこともあるので、条件面で妥協はしないタイプなのかもしれないですね笑
その点についても、JCBはブランドホルダーとしてプラットフォームの構築に自信がありはしたものの、コード決済事業者達のほうが相乗りを嫌がってる側面があるのかなと邪推してます。— 雑炊 (@wamuru2000) November 1, 2020
LINE PayのJCBカード使う予定全く無いけど延命させた。4種類のデザインで1番上にした pic.twitter.com/4aEPJcpxV4
— 院試合格 (@uh700) November 10, 2020
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