使えるサービスは7種類!元気寿司の一部店舗でバーコード決済を導入へ

回転寿司チェーン大手の元気寿司は、傘下の回転寿司店「元気寿司」「魚べえ」の一部店舗で、バーコード決済を導入することを明らかにしました。

サービス開始の概要

サービス開始の概要

出典:元気寿司株式会社

今回のサービス開始にあたって

  • 利用できるようになるバーコード決済
  • 利用できるようになる店舗

は、以下の通りです。

利用できるようになるバーコード決済

以下の7種類のサービスが利用できるようになります。

  1. 楽天ペイ(アプリ決済)
  2. LINE Pay
  3. PayPay
  4. d払い
  5. au PAY
  6. ORIGAMI Pay
  7. ゆうちょPay

利用できるようになる店舗

2019年12月3日のサービス開始時点では、以下の店舗から利用可能となります。

  • 元気寿司 渋谷店
  • 魚べい 渋谷道玄坂店
  • 魚べい クロスガーデン調布店
  • 魚べい 大森駅山王北口店
  • 魚べい 流山おおたかの森店
  • 魚べい ピアシティ稲毛海岸店
  • 魚べい 千葉ニュータウン店
  • 魚べい 桜木町店
  • 魚べい 宮前SC店
  • 魚べい 西川田店
  • 魚べい 名古屋守山店
  • 魚べい 北35条店
  • 魚べい 帯広稲田店
  • 魚べい 帯広柏林台店

なお、公式サイトによれば、対応店舗は順次拡大する予定とのことです。

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その他の詳細は、本件のプレスリリースからどうぞ!

【2019年12月版】回転寿司店で使えるバーコード決済一覧

【2019年12月版】回転寿司店で使えるバーコード決済一覧

今回の元気寿司のように、支払い手段としてバーコード決済を導入する回転寿司チェーン店は増えています。そこで、どのバーコード決済が、どの回転寿司チェーン店に対応しているのか調べてみました。

調べるバーコード決済

今回調査をするバーコード決済は、以下のサービスです。

  1. PayPay
  2. LINE Pay
  3. 楽天ペイ
  4. d払い
  5. メルペイ

調べてみたところ、日本全国でチェーン展開している回転すしチェーンで、比較的バーコード決済の導入に積極的なのが、かっぱ寿司とあきんどスシロー、くら寿司の3チェーンでした。それぞれの店舗で使えるバーコード決済は、以下の通りです。

かっぱ寿司 ・PayPay
・d払い
あきんどスシロー ・LINE Pay
・メルペイ
くら寿司 ・LINE Pay
・楽天ペイ

回転寿司チェーン店でのバーコード決済の普及はあまり進んでいないと言えるかもしれません。それだけに、今回の元気寿司の決定を受けて、他のチェーン店がどう動くか、動向に注目してみましょう。

ニュースに関する考察ーキャッシュレス決済の普及を阻むのは?-

あくまで筆者の個人的な見解ですが、回転寿司店のように

  • 1人でも行く可能性がある
  • 来店1回ごとの滞在時間が短い

店舗こそ、バーコード決済をはじめとするキャッシュレス決済を導入したほうが集客につながると考えます。現金に比べると、支払い完了までにかかる時間がかなり短くなるためです。

さらに言えば、人手が足りない店舗も多く見受けられる個人経営の店こそ、キャッシュレス決済の導入が救世主になるかもしれません。しかし、まだまだキャッシュレス決済の導入に消極的な店舗も多く存在することが指摘できるレポートを見つけました。

手数料の壁

民間のマーケティングリサーチ期間であるMMD研究所が行った、個人店経営者へのキャッシュレス決済に対する意識調査によれば、6割以上の回答者が「自分の店にはキャッシュレス決済を導入していない」と答えました。

手数料の壁

出典:「2019年7月 消費者/個人店経営者から見るキャッシュレス意識調査 第2弾~個人店編~」

この背景には、キャッシュレス決済への導入に伴って生じる手数料負担を危惧する考えがあるでしょう。

手数料の壁

出典:「2019年7月 消費者/個人店経営者から見るキャッシュレス意識調査 第2弾~個人店編~」

手数料無料期間が終わったらどうなるのか

キャッシュレス決済を導入しない個人経営店にとっては、「キャッシュレス=手数料が高い」というイメージは根強いのかもしれません。バーコード決済サービスの1つ、PayPayも2019年12月の時点では加盟店手数料を無料にしていますが、一部の手数料については、無料期限が決まっていることを明言しています。

※「読み取り支払い」のみ対象です。
※決済システム利用料は、ユーザーが読み取る支払いのみ対象です。2023年9月30日まで無料といたします。
※入金手数料は、PayPay銀行の場合は永年、その他銀行の場合は2020年6月30日まで無料です。

手数料無料期間が終わったらどうなるのか

出典:スマホ決済を導入検討されている店舗様へ PayPayなら0円で導入いただけます – PayPay<

裏を返せば、手数料無料期間が終わった時、どのくらい加盟店が残るかが、PayPayのサービスとしての真価を問われる瞬間になるでしょう。そして、今後PayPayなどのバーコード決済を含め、キャッシュレス決済が普及するかどうかは、加盟店の手数料負担も鍵を握っているはずです。

  • 加盟店の手数料負担を減らす
  • 加盟店に対し、手数料を負担する以上のメリットがあると認識してもらう

のが、今後のキャッシュレス決済サービス提供会社における課題の1つかもしれません。


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