JCBが初の法人・個人事業主向けデビットカードを発行へ。法人代表者・個人事業主がデビットカードを使うメリットも解説します！

国内大手クレジットカード会社の株式会社ジェーシービー（以下、JCB）は、富山県の地方銀行である北陸銀行および傘下のクレジットカード会社である北陸カードと提携し、JCBグループでは初めての法人代表者・個人事業主向けデビットカード「ほくぎんJCBビジネスデビットカード」を発行することを発表しました。

ほくぎんJCBビジネスデビットカードとは？

最初に、ほくぎんJCBビジネスデビットカードがどんなカードかについて説明しましょう。

カードの概要

出典：JCB、北陸銀行ならびに北陸カードと提携し、JCBグループ初の法人代表者・個人事業主向けデビットカードを発行 | JCB グローバルサイト

ほくぎんJCBビジネスデビットカードの概要を表にまとめました。

法人代表者・個人事業主がデビットカードを使うメリットとは？

今回紹介したほくぎんJCBビジネスデビットは、JCB初の法人代表者・個人事業主向けデビットカードとのことです。

そこで、法人代表者・個人事業主がデビットカードを使うメリットについて考えてみましょう。

法人クレジットカードのメリット

法人クレジットカードのメリットとして、経理手続きが楽になることがあげられます。法人クレジットカードで会社・事業用の経費を払えば、小口現金の管理もいらないし、経費精算をする必要もありません。

法人クレジットカードを持ちたくても……

法人クレジットカードには経理処理が楽になるという大きなメリットがありますが、一方で、「審査に通るとは限らない」という大きなデメリットもあります。

決算書の提出がなくてもいいなら、会社始めたばかりでも大丈夫じゃないですか？

と思うかもしれませんが、実際はそう簡単な話ではないので、解説しましょう。

銀行等の金融機関に融資を申し込む際は、過去数期分の決算書の提出を求められることがほとんどです。

ここで、なぜ決算書の提出を求めるのか考えてみましょう。融資＝お金を貸す側が一番恐れているのは、「貸したお金が返ってこないこと」です。そのため、業績をチェックする重要な情報として、決算書の提出を求めています。

一方、法人クレジットカードの場合、決算書の提出がなくても申し込めるものも多いです。

しかし、決算書の提出を求めなくても、

• 会社設立、事業立ち上げからの経過年数
• 法人代表者、個人事業主本人の年収

などは、綿密にチェックしています。

去年起業した知人の愚痴😭

■ 思った保険に入れない
■ クレジットカード作れない
■ ローン組めない
■ 私学を受けられない
■ 世間からフリーター扱い
■ 暇人扱いで役員に当選
■ 社会的に孤立した感がする
■ 親戚から毎月「仕事、見つかった？」

家族持ちは独立前にチェック？#ブログ初心者

— 幸樹＠アドセンス×自動収益化の専門家 (@gotohkoki59) August 8, 2019

でも法人化した初期って絶望的に社会的信用ないよね。
クレカの一枚も作れないし。

なんだそりゃと思ったのが、うちの会社に努めている従業員は「会社員」ということでローンの審査とか通るのに、その会社を経営する俺には信用が全く無いというねじれ現象ｗ
金融の審査なんて曖昧そのもの。

— こまち (@koma178cm) September 14, 2015

法人デビットカードなら審査はいらない

しかし、法人デビットカードであれば、「発行している銀行の口座を持っている」だけで手に入れられます。審査も行わないため、会社設立、事業立ち上げからの経過年数も、法人代表者、個人事業主本人の年収も関係ありません。

また、JCBやVisaなど、国際ブランドの加盟店であれば、クレジットカードと同じように使えるので、経理処理も簡単になります。今回紹介したほくぎんJCBビジネスデビット以外にも、法人デビットカードを発行している銀行はあるので、一度検討してみてはいかがでしょうか。

法人デビットカードを発行している銀行はこちらから探せます！