高速道路などの有料道路の料金の支払いに欠かせないETC。利用するには専用のETCカードと車載器が必要です。ETCカードはクレジットカードの追加カードとして発行してもらえますが、基本カードとなるクレジットカードをゴールドカードから選ぶことももちろんできます。
そこで今回の記事では
- ETCを使う人におすすめのゴールドカード
- ETC目当てでゴールドカードを選ぶときのチェックポイント
の2つについて解説します。
ETCを使う人におすすめのゴールドカード6選
最初に、ETCを使う人におすすめのゴールドカードとして
- dカード GOLD
- JCBゴールド
- エポスゴールドカード
- Orico Card THE GOLD PRIME
- JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
の6つを紹介します。
1.dカード GOLD
dカード GOLD
カード分類 ゴールドカード
国際ブランド VISA、Mastercard®
申込方法 -
発行スピード 最短5分 ※下記条件を満たしている場合
・9:00~19:50の間にお申し込みが完了していること
・引落し口座の設定お手続きがお申込み時に完了していること
※ 上記を満たしている場合でもお客様のお申込み状況によっては審査に数日お時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
年会費(税込) 11,000円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) -
ポイント還元率(下限) 1.00%
ポイント還元率(上限) 4.50%
交換可能マイル JALマイル(1ポイント=0.4マイル)
ETCカード年会費(税込) 0円
電子マネーチャージ iD利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 10,000万円(自動付帯:5,000万円)、家族特約1,000万円(自動付帯:1,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 10,000万円(自動付帯:5,000万円)、家族特約1,000万円(自動付帯:1,000万円)
ショッピング保険/国内利用(最大) 300万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
91%(20/22) 58万円 32万円 11.1日 3.9
ETCカードの発行手数料、年会費 | 発行手数料:無料 年会費:実質無料 ※初年度は無料、次年度以降は年に1回でも利用すれば無料だが、しない場合は年会費として550円(税込)がかかる |
---|---|
家族利用分のETCカードの発行可否 | 可能 |
ETCカードの発行枚数の上限 | 基本カード会員:1枚 家族カード会員:1枚 |
基本のポイント還元率 | 1.0% ※利用額100円につき1ポイント(dポイント)付与 |
携帯電話大手のNTTドコモと三井住友カードが提携して発行しています。ETCカードは基本カード会員と家族カード会員がともに発行でき、年会費・発行手数料はほぼかかりません。なお、家族カードは3枚まで申し込み可能です。
このゴールドカードをおすすめする理由として
- ポイントの汎用性が高い
- NTTドコモの携帯電話を利用しているならさらにポイントを稼ぎやすい
が挙げられます。
NTTドコモの公式クレジットカードだけあって、dカード GOLDの利用にあたって貯まるのはdポイントです。利用額100円につき1ポイントたまるため、ポイント還元率は1.0%になりますが、これはかなり高い水準です。
その上
- ローソン、マツモトキヨシなどの加盟店の支払に使う
- NTTドコモ携帯電話代金の支払いに使う
- JALのマイルに交換する(2ポイント → 1マイル)
など、自分や家族の状況に合わせて使い方を選べます。そして、NTTドコモの携帯電話を使っているのであれば、月額料金の支払いもdカード GOLDで行うといいでしょう。月額料金の支払額の10%にも当たるポイントが貯まるためです。
2.JCBゴールド
JCBゴールド
カード分類 ゴールドカード
国際ブランド JCB
申込方法 -
発行スピード 即日発行
※モバイル即時入会サービスはJCB公式サイト経由のみ対象。モバ即の入会条件は以下2点になります。 【1】 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い) 【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)※モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。
年会費(税込) 11,000円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) -
ポイント還元率(下限) 0.50%
ポイント還元率(上限) 10.00%
交換可能マイル ANAマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし)
JALマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限15,000ポイント)
スカイマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし)
ポイント備考 -
ETCカード年会費(税込) 0円
電子マネーチャージ QUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 10,000万円(利用付帯:5,000万円)、家族特約1,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 5,000万円(利用付帯:5,000万円)
ショッピング保険/国内利用(最大) 500万円
ETCカードの発行手数料、年会費 | 発行手数料:無料 年会費:無料 |
---|---|
家族利用分のETCカードの発行可否 | 可能 |
ETCカードの発行枚数の上限 | 基本カード会員:1人につき1枚 家族カード会員:1人につき1枚 |
基本のポイント還元率 | 0.3%~0.5% ※利用額1,000円につき1ポイント(OkiDokiポイント) |
国際ブランドの1つとしても有名なクレジットカード会社・JCBのゴールドカードです。JCBが自社単独で発行している「プロパーカード」に該当します。
ポイント還元率はそう高くありませんが、JCBゴールドをおすすめする理由として
- ETCカードの年会費、発行手数料がかからない
- 所定の条件を満たすことで着実に上位カードにランクアップできる
の2つがあります。まず、今回紹介したゴールドカードでも、ETCカードの追加発行に伴い、年会費や発行手数料などの諸経費がかかるものはあります。しかし、JCBゴールドの場合、ETCカードの追加発行に際しての費用は一切かかりません。
また、JCBゴールドを利用し、以下の条件を満たすと、上位カードのJCBゴールド ザ・プレミアにランクアップします。
- ショッピング利用合計金額が2年連続で100万円(税込)以上(集計期間:12月16日~翌年12月15日)
- 基本カード会員が会員専用WEBサービス「MyJCB」に、受信可能なEメールアドレスを登録している
3.エポスゴールドカード
エポスゴールドカード
カード分類 ゴールドカード
国際ブランド VISA
申込方法 Web申込み、郵送申込み
発行スピード 通常1週間
年会費(税込) 5,000円
年会費備考 ※年50万円以上利用で翌年度無料
※年間利用額条件を達成した場合、翌年以降永年無料になります。
ショッピング総利用枠(上限) -
ポイント還元率(下限) 0.50%
ポイント還元率(上限) 1.25%
交換可能マイル ANAマイル(1ポイント=0.6マイル)
JALマイル(1ポイント=0.5マイル)
ETCカード年会費(税込) 0円
電子マネーチャージ QUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 1,000万円(自動付帯:1,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
ショッピング保険/国内利用(最大) -
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
ETCカードの発行手数料、年会費 | 発行手数料:無料 年会費:無料 |
---|---|
家族利用分のETCカードの発行可否 | 可能 ※エポスファミリーゴールドの追加カードとして |
ETCカードの発行枚数の上限 | 基本カード会員:1人につき1枚 |
家族カード(エポスファミリーカード)会員:1人につき1枚 | |
基本のポイント還元率 | 0.5% ※利用額200円につき1ポイント(エポスポイント) |
エポスゴールドカードは、日本全国でファッションビルやショッピングセンターを運営する株式会社丸井の公式クレジットカードです。丸井の子会社であるエポスカードが発行しています。
エポスゴールドカードの場合、ETCカードの発行にあたって、年会費、発行手数料などの諸費用はかかりません。また、家族が利用する分のETCカードも発行してもらうことが可能ですが、その前提となる家族カードの扱いが、他のクレジットカード会社とは異なるので気を付けましょう。
一般的な家族カードの場合、明細の送付や請求額の銀行口座からの引き落としは、基本カード会員に対して行われます。一方、エポスゴールドカードの場合は、家族が利用するカード(エポスファミリーゴールドカード)の名義人ごとに明細の送付や請求額の銀行口座からの引き落としが行われるのです。
一般的なゴールドカードと違うので面食らうかもしれませんが
- 家族が利用するカードの年会費は無料
- 貯まったポイントを家族で分け合って利用できる
などのメリットがあります。
4.Orico Card THE GOLD PRIME
ETCカードの発行手数料、年会費 | 発行手数料:無料 年会費:無料 |
---|---|
家族利用分のETCカードの発行可否 | 可能 |
ETCカードの発行枚数の上限 | 基本カード会員:1人につき1枚 家族カード会員:1人につき1枚 |
基本のポイント還元率 | 1.0% ※利用額100円につき1ポイント(オリコポイント) |
Orico Card THE GOLD PRIMEは日本で初めて国際ブランドとしてMastercardが付帯したクレジットカードを発行したオリエントコーポレーション(オリコ)が発行するゴールドカードの1つです。
ETCカードは基本カード会員であっても、家族カード会員であっても年会費、発行手数料はかかりません。ただし、家族カードの発行枚数の上限は基本カード1枚につき3枚までになっています。
このゴールドカードをおすすめする最大の理由が、ポイント還元率の高さでしょう。まず、基本のポイント還元率は1.0%です。クレジットカードのポイント還元率は、一般的には0.5%~1.0%の間である場合が多いですが、近年はクレジットカード会社を取り巻く経営環境の厳しさから、だんだんとこの数字が下がっています。
その中で、1.0%をキープしているのは、やはり貴重です。もちろん、ETCでの利用であっても、ポイント還元率は1.0%であることに変わりありません。
また、ETCと直接の関係はありませんが、Amazon.co.jpなどのオンラインショッピングを使うことが多い人にも、このゴールドカードをおすすめします。オリコでは公式ポイントサイト「オリコモール」を運営していますが、「オリコモール」を経由した上で外部のオンラインショッピングを利用し、このゴールドカードで支払いをすると
- クレジット決済によるポイント:利用額の1.0%
- オリコモールを経由し、Orico Card THE GOLD PRIMEで支払ったことによるポイントの上乗せ分:利用額の1.0%
- オリコモールを経由し、掲載されているオンラインショッピングを利用したことによるポイントの上乗せ分:利用先によって異なる
と、3重でポイントが貯まります。
出典:オリコポイントのため方|Orico Card THE POINT| 高還率クレジットカード(オリコ カード ザ ポイント)
一般的なゴールドカードに備わっていることが多い
- 空港ラウンジ利用
- 最高補償額の大きい海外旅行傷害保険
などの特典、サービスは一通りそろっているので、ポイントを貯めることが好きで「そろそろゴールドカードを」と思っている人におすすめします。
5.JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード
カード分類 ゴールドカード
国際ブランド JCB
申込方法 -
発行スピード 通常4週間
年会費(税込) 20,900円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) -
ポイント還元率(下限) 0.50%
ポイント還元率(上限) 1.00%
交換可能マイル JALマイル
ETCカード年会費(税込) 524円
電子マネーチャージ Suica(オートチャージ可)
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 10,000万円(自動付帯:5,000万円)、家族特約1,000万円(自動付帯:1,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 5,000万円(自動付帯:5,000万円)
ショッピング保険/国内利用(最大) 300万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
ETCカードの発行手数料、年会費 | 発行手数料:無料 年会費:534円(税込) |
---|---|
家族利用分のETCカードの発行可否 | 可能 |
ETCカードの発行枚数の上限 | 基本カード会員:1人につき1枚 家族カード会員:1人につき1枚 |
基本のポイント還元率 | 1.0% ※利用額100円につき1マイル(JALマイル) |
日本航空(JAL)がJR東日本と提携して発行しているゴールドカードです。実際の発行業務はJR東日本の子会社であるビューカードが扱っています。
このゴールドカードをおすすめする理由は
- 家族カードの発行可能枚数が多く、結果としてETCカードも1人1人が持てる
- Suicaが内蔵されているので使い道が広い
の2点です。まず「家族カードの発行可能枚数が多く、結果としてETCカードも1人1人が持てる」についてですが、JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードの場合、最高で8枚まで家族カードを発行してもらうことができます。そして、家族カードであっても、基本カードと同じようにETCカードを発行してもらえるので、家族全員が問題なく使えるでしょう。
さらに、JALカードには「JALカード家族プログラム」といって、家族間で貯めたマイルを合算できる制度があります。やり方次第では、家族旅行の航空券代をすべてマイルで賄うこともできるはずです。
出典:JALカード家族プログラム(カードの機能) – JALカード
また、このカードには、名前の通りJR東日本の電子マネー「Suica」が内蔵されています。そのため
- コンビニ、スーパーなどでの買い物に使う
- 既に持っているカード型のSuicaと連携し、オートチャージを行えるようにする
- モバイルSuicaの支払元にする
など、車に乗る以外にも、様々なことに活用ができます。
6.アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
カード分類 ゴールドカード
国際ブランド AMEX(アメックス)
申込方法 -
発行スピード 通常1~3週間
年会費(税込) 31,900円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) -
ポイント還元率(下限) 0.50%
ポイント還元率(上限) 0.50%
交換可能マイル ANAマイル(1ポイント=0.5マイル、メンバーシップ・リワード・プラス登録で1ポイント=1マイル(年間参加費 3,300円))
JALマイル(1ポイント=0.3マイル、メンバーシップ・リワード・プラス登録で1ポイント=0.4マイル(年間参加費 3,300円))
スカイマイル(1ポイント=0.5マイル、メンバーシップ・リワード・プラス登録で1ポイント=0.8マイル(年間参加費 3,300円))
ETCカード年会費(税込) 0円
電子マネーチャージ 楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 10,000万円、家族特約1,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) 5,000万円、家族特約1,000万円
ショッピング保険/国内利用(最大) 500万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
100%(2/2) 75万円 20万円 12.0日 4.5
ETCカードの発行手数料、年会費 | 年会費:無料 新規発行手数料:935円(税込) |
---|---|
家族利用分のETCカードの発行可否 | 可能 |
ETCカードの発行枚数の上限 | 基本カード会員:1名につき5枚まで 家族カード会員:1名につき1枚まで |
基本のポイント還元率 | 1.0% ※利用額100円につき1ポイント(リワードポイント)が付与される |
1980年に日本初のゴールドカードとして募集を開始して以来、富裕層を中心に人気を博してきたゴールドカードです。運営会社のアメリカン・エキスプレス・インターナショナル自体が富裕層に向けたマーケティングに力を入れているためか、審査に通りにくいと思われがちです。しかし、実際は「現時点での支払い能力があるかを確認し、その能力に見合った利用限度額をまずは提示する」というスタンスで運営されているため、イメージよりも比較的審査に通りやすいと言われています。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、家族カードを原則として6枚まで発行可能です。また、家族カード1枚につき、ETCカードを1枚追加発行してもらうことができます。しかも、基本カード会員は1枚のカードにつきETCカードを5枚まで発行してもらえるので、最大で1家族11枚までETCカードを持つことができます。
なお、家族カードは1枚までなら年会費が無料です。2枚目以降は年会費として12,200円(税込)がかかります。年会費が無料の家族カードも多いなか、かなり強気の値段設定かもしれませんが、特典、サービスの充実ぶりは他のカードとは一線を画しています。
ETCカード以外の特徴にも目を向けてみましょう。やはり特筆すべきなのは、海外旅行傷害保険の補償額が他のゴールドカードと比べて極めて高いことでしょう。アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードを利用して海外への航空券を買ったり、パッケージツアーの代金支払ったりした場合は、以下の内容の補償が受けられます。
担保項目 | 基本カード会員 | 家族カード会員 </th width=”25%”> |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 | 最高5,000万円 |
傷害治療費用 | 最高300万円 | 最高300万円 |
疾病治療費用 | 最高300万円 | 最高300万円 |
賠償責任保険金 | 最高4,000万円 | 最高4,000万円 |
携行品損害保険金(免責3,000円、年間限度額100万円) | 1旅行中最高50万円 | 1旅行中最高50万円 |
救援者費用保険金 | 保険期間中最高400万円 | 保険期間中最高400万円 |
乗継遅延費用 | 最高20,000円 | 設定なし |
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 | 最高20,000円 | 設定なし |
受託手荷物遅延 | 最高20,000円 | 設定なし |
受託手荷物紛失 | 最高40,000円 | 設定なし |
ETC目当てでゴールドカードを選ぶときのチェックポイント
ETC目当てでゴールドカードを選ぶ場合は、少なくとも次の4点には気を付けましょう。
- ETCカードの発行手数料、年会費はかかるか
- 家族の分のETCカードは発行してもらえるか
- 家族の分も含めて何枚までETCカードが発行してもらえるか
- ポイント還元率はどのくらいか
1.ETCカードの発行手数料、年会費はかかるか
ETCカードの発行自体は、ほとんどのクレジットカード会社が対応してくれます。しかし、発行手数料や年会費の諸費用は、扱いがクレジットカード会社によってもまちまちなのが現状です。また、一般カードの場合は有料であっても、ゴールドカードやプラチナカードなどの上位カードについては無料、という扱いをしているクレジットカード会社もあります。
余計な出費を抑えるという意味では、ETCカードの発行手数料、年会費ができるだけ無料のものを選ぶといいでしょう。ただし、発行手数料、年会費が有料であったとしても、家族カードおよび家族が利用できるETCカードの追加可能枚数が多いなど、年会費を払うことを上回るメリットがあるなら、検討の余地はあるはずです。
サブのETCカードも確保しておこう
実際にETCを使ったことがある人なら経験したことがあるかもしれませんが、ETCカードはいきなり使えなくなることもあります。親カードであるクレジットカードで延滞・滞納があったなど、自分に責任がある問題以外にも
- ETCカードに内蔵されているICチップ、磁気ストライプが破損した
- ETC車載器とETCカードの相性が悪く、動作に不具合が生じている
など、明らかに自分のせいではない問題によって使えないこともあり得るのです。そんな時のための自衛策として、サブのETCカードは必ず用意しておきましょう。
もちろん、サブとして用意するETCカードは、年会費無料のクレジットカードを親カードにしたもので構いません。
2.家族の分のETCカードは発行してもらえるか
クレジットカード自体に家族カードを追加することはできても、家族が使う分のETCカードを追加することはできない、としているクレジットカード会社も存在します。有名なのは楽天カードです。家族が使う分のETCカードは、まず家族カードを発行してもらい、その家族カードを支払元として設定してETCカードを発行するのが一般的な流れですが、楽天カードは公式ホームページで「家族カードにETCカードを追加することはできない」と明言しています。
出典:基本カードだけでなく家族カードにも、ETCカードを付帯することはできますか? | 楽天カード:よくあるご質問
3.家族の分も含めて何枚までETCカードが発行してもらえるか
都心部だとあまりないかもしれませんが、地方では「車がないと何もできない」というほど、公共交通機関が乏しい地域に家があるのも珍しくありません。そうなると「1家に1台」ではなく「1人に1台」車が必要になるため、ETCカードをどうするのかが問題になります。そこで確認すべきなのが
- 家族カードにETCカードを追加できるか
- そもそも家族カードは何枚まで発行してもらえるのか
の2点です。今回紹介したゴールドカードのうち、家族カードの追加可能枚数が最も多かったのは、JALカードSuica CLUB-Aゴールドの8枚でした。
ENEOSカード P
カード分類 一般カード
国際ブランド VISA、JCB
申込方法 -
発行スピード -
年会費(税込) 1,375円
年会費備考 -
ショッピング総利用枠(上限) -
ポイント還元率(下限) 0.60%
ポイント還元率(上限) 3.00%
交換可能マイル ANAマイル(1ポイント=0.4マイル、1,000ポイント以上1,000ポイント単位)
JALマイル(1ポイント=0.4マイル、1,000ポイント以上1,000ポイント単位)
ETCカード年会費(税込) 0円
電子マネーチャージ QUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大) -
ショッピング保険/国内利用(最大) -
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数ショッピング
限度額平均キャッシング
限度額平均カード発行
までの日数平均対応
満足度
4.ポイント還元率はどのくらいか
普段から有料道路を使うことが多い人なら、1年間で支払う通行料は相当なものになるはずです。できれば、この支払いも活用してポイントを貯めましょう。そうなると、ポイント還元率はできる限り高いものを選ぶほうがお得です。なお、クレジットカードのポイント還元率は0.5%~1.0%が一般的な水準になっています。
従来は1.0%を上回るクレジットカードも散見されましたが、加盟店手数料の還元という性質もあることから、還元率の切り下げやクレジットカードの募集停止に踏み切る経営判断をする会社も増えてきたのです。そのため、まずは「1.0%に近ければ近いほどいい」という基準で選びましょう。