20代のうちからゴールドカードを持つ方法。審査に通りやすくなるコツや将来プラチナ、ブラックを狙う上の心得も解説

woman
先生、今の若い子って、割とゴールドカード持っているんですね。
teacher
そうですね。昔からすればかなり審査も簡単になったと聞きますし。さすがに僕が新社会人の時はきつかったと思いますよ。
woman
ふむふむ、そうなんですね。

従来に比べると、ゴールドカードの審査は全体的に簡単になりました。定職についていて、安定継続した収入があるのなら、20代であってもゴールドカードを持っているのは珍しくありません。そこで今回の記事では

  • 20代のうちからゴールドカードを持つ方法
  • ゴールドカードからさらにステップアップして、プラチナ、ブラックのカードを持つ方法

を中心に解説しましょう。

20代のうちからゴールドカードを持つ方法

20代のうちからゴールドカードを持つ方法

20代のうちからゴールドカードを持つ方法は「20代でも作れるゴールドカードを作る」ことです。

1.20代でも作れるゴールドカードを作る

woman
あまりに簡単すぎやしませんか?
teacher
まあ、そうなんですけどね。もう少し詳しくお話しします。

実際のところ、ほとんどのクレジットカードが発行するゴールドカードに関しては、20代であっても、安定継続した収入がある=定職についているならば、申込が可能になっています。例外として、三井住友カード ゴールドのように「満30歳以上」を申し込み可能年齢にしているゴールドカードもありますが、数としてはかなり少ないです。

しかし、将来的にプラチナ、ブラックなどステータスの高いクレジットカードを使いたい場合は、20代のうちにどんなゴールドカードを持つかが問題になります。

そこでここから先は「20代でも作れるゴールドカードを使い、将来的にプラチナ、ブラックを目指していくこと」を念頭に話を進めましょう。

20代でも作れるゴールドカード3選

20代でも作れるゴールドカード3選

ここで、20代でも作れるゴールドカードのうち、将来的にプラチナ、ブラックなどの上位カードを目指しやすいものとして

  1. アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
  2. JCB GOLD EXTAGE
  3. 三井住友カード ゴールド

の3つを紹介しましょう。

1.アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
カード分類ゴールドカード
国際ブランドAMEX(アメックス)
申込方法-
発行スピード通常1~3週間
年会費(税込)36,300円
年会費備考※初年度年会費無料(本ページより申し込みの方への入会特典)
ショッピング総利用枠(上限)-
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)0.50%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=0.5マイル、メンバーシップ・リワード・プラス登録で1ポイント=1マイル(年間参加費 3,300円))
JALマイル(1ポイント=0.3マイル、メンバーシップ・リワード・プラス登録で1ポイント=0.4マイル(年間参加費 3,300円))
スカイマイル(1ポイント=0.5マイル、メンバーシップ・リワード・プラス登録で1ポイント=0.8マイル(年間参加費 3,300円))
ETCカード年会費(税込)550円
電子マネーチャージ楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)10,000万円、家族特約1,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円、家族特約1,000万円
ショッピング保険/国内利用(最大)500万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度

発行会社の情報 もともとは1850年にアメリカ・ニューヨークにて貨物列車を用いた運送会社としてスタート。その後、世界で初めての郵便為替や旅行者用小切手(トラベラーズチェック)を発行するなど、業界の先駆けとしても先進的な取り組みを行ってきた。1980年には日本初となるゴールドカードとして「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」を発行するなど、日本にも古くからファンが多い。航空会社・旅行・ホテル・レストラン・劇場などの分野に多くの加盟店を持つ「T&Eカード」としても有名で、上位ステータスカードの発行基準は極めて厳しい。
上位カード 【プラチナ】プラチナ・カード
【ブラック】アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード(招待制)

ゴールドカードどころか、クレジットカードそのものが珍しかった1980年に、日本初のゴールドカードとして発行されました。当時はごく限られた一部の富裕層しか審査に通らないカードとして有名でしたが、今では「現在の支払い能力」に主眼を置いた審査が行われるようになっています。

そのため、20代であっても、定職についていて、継続安定した収入があれば通ることが多いです。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは年会費が31,900円(税込)と、他のゴールドカードに比べて格段に高いです。しかし、付帯サービスはプラチナカードに匹敵するほどの量・質を誇ります。

teacher
サービスを使いこなす意欲と自信があるなら、決して悪くないカードだと思います。詳細はこちらの記事で解説したので、併せて読んでみてくださいね!

2.JCB GOLD EXTAGE

JCB GOLD EXTAGE

JCB GOLD EXTAGE
カード分類ゴールドカード
国際ブランドJCB
申込方法-
発行スピード通常1~4週間
年会費(税込)3,300円
年会費備考※初回更新時(5年後)に審査のうえ自動的にJCBゴールド(ORIGINAL SERIES)に切り替わります。
※初回のカード更新までに退会の場合、カード発行手数料2,200円
ショッピング総利用枠(上限)-
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)5.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし)
JALマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限15,000ポイント)
スカイマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージQUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円
ショッピング保険/国内利用(最大)200万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度

発行会社の情報 東洋信託銀行(現:三菱UFJ信託銀行)、日本信販(現:三菱UFJニコス)、三和銀行(現:三菱UFJ銀行)の3社が合同で立ち上げた日本クレジットビューローが前身。現在は日本のみならず、東南アジアやロシアなどの諸外国でも加盟店拡大、現地銀行と提携したクレジットカードの新規発行などの事業を積極的に展開。地域によっては認知度が低いという問題点もあるが、日本の企業ならではのきめ細かいサービスには定評があり、根強いファンも多い。
上位カード 【ゴールド】JCBゴールド JCBゴールド ザ・プレミア(招待制)
【プラチナ】JCBプラチナ
【ブラック】JCB THE CLASS(招待制)

日本発の国際ブランドとしても有名なクレジットカード会社、JCBの若年層向けゴールドカードです。年会費が3,300円と比較的安いですが

  • 国内空港のラウンジ無料利用
  • 海外空港のラウンジ割引利用(ラウンジ・キー)
  • 最高5,000万円の海外旅行傷害保険
  • 通話料無料の専用デスク利用

など、ゴールドカードの一般的なサービスは一通り揃っています。

なお、JCB GOLD EXTAGEは20歳から29歳まで限定のゴールドカードです。そのため、初回更新時(入会から5年後)に自動的にJCBゴールドに切り替わります。

また、JCBゴールドに切り替わった後、次の2つの条件を満たすと、JCBゴールド ザ・プレミアに切り替わる仕組みです。

  1. JCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドのショッピングご利用合計金額(集計期間:12月16日~翌年12月15日)が2年連続で100万円(税込)以上
  2. 本会員の方が会員専用WEBサービス「MyJCB」に受信可能なEメールアドレスを登録済(毎年1月末日まで)
teacher
名前こそ「ゴールド」とついていますが、実態はプラチナに近いかもしれません。

さらに、JCBゴールド ザ・プレミアを使い続けていると、ブラックカードに相当する「JCB THE CLASS」のインビテーション(招待状)が届く仕組みです。

teacher
招待状が届く基準は公表されていませんが、利用額が多ければ多いほど有利そうなのは間違いないですね。

3.三井住友カード ゴールド

三井住友カード ゴールド

三井住友カード ゴールド
カード分類ゴールドカード
国際ブランドVisa、Mastercard®
申込方法-
発行スピード最短3営業日
年会費(税込)11,000円
年会費備考※インターネット入会で初年度年会費無料
※マイ・ペイすリボの登録+年1回以上のリボ払い手数料の支払いで年会費半額
※WEB明細書サービス利用+年6回以上のカード利用で年会費1,100円割引
※Visa、MasterCard両方お申込みの場合は年会費2,200円
※年間利用合計額が100万円~300万円未満で年会費20%割引
※年間利用合計額が300万円以上で年会費半額
※初年度年会費無料(~2023年3月31日申し込み分迄)
ショッピング総利用枠(上限)200万円
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)5.00%
交換可能マイルANAマイル(5ポイント=3マイル、500ポイント以上500ポイント単位、※ANAカード会員の方の場合)
ETCカード年会費(税込)550円
電子マネーチャージiD(専用)利用、楽天Edy、WAON(オートチャージ可)
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円(利用付帯)、家族特約1,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円(利用付帯)
ショッピング保険/国内利用(最大)300万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
100%(6/6)115万円58万円10.7日4.5

発行会社の情報 発行会社は三井住友カード。前身の住友クレジットサービスは、日本で初めて(世界では英国大手銀行・バークレイズに続き2番目)、国際ブランドとしてVisaが付帯したクレジットカードを発行した業界の先駆け的存在。以前は自社発行のクレジットカードに「三井住友カード」という名前を用いていたほど、Visaとは関係が深い。
上位カード 【プラチナ】三井住友カード プラチナ

現在の情報では、三井住友カードの最上位カードとして位置づけられているのは「三井住友カード プラチナ」です。ブラックカードがあるかどうかは、公表されている情報が見当たらないので、断言できません。

teacher
Visaが付帯したクレジットカードのうち、ブラックカードに相当する「Visa Infinite」は、日本ではスルガ銀行しか発行していないようです。スルガ銀行との大口の取引があることが前提になるので、それだけでもかなり大変ですね。

20代向けのゴールドカードの審査に通りやすくなるコツは?

20代向けのゴールドカードの審査に通りやすくなるコツは?

将来プラチナ、ブラックを目指す人が最初にやるべきなのは「ゴールドカードの審査に通りやすくしておくこと」でしょう。そのためのコツを解説します。

1.高校を卒業したらクレジットカードを作る

20歳になれば作れるゴールドカードが大半だといっても、さすがに18歳から19歳の間までは、申し込みすらできないのがほとんどです。そのため、18歳から19歳までの間は、若年層にターゲットを絞った一般カードを作り、クレジットカードに使うことに慣れつつ、よいクレジットヒストリーを積み上げていくことが必要になります。

できれば、高校を卒業したタイミングで、クレジットカードを作り、使い始めましょう。中学卒業後就職したり、高校卒業認定試験を受験していたりなどの理由で高校に行っていない場合は、18歳の誕生日を迎えれば作れるようになります。

遅くても20歳になったらすぐに作ろう

現行の法律(民法)では成年になるのは20歳と決められています。つまり、法律上は20歳にならないと大人とみなされないため、単独でクレジットカードの申し込みもできません。18歳~19歳の人がクレジットカードの申し込みをする際は、親権者の同意が必要になります。裏を返せば、同意がなければ申し込みすらできないのです。

もし、家族の反対にあってクレジットカードが作れなかったとしても、20歳になれば自分の意思のみで申し込みができるようになります。20代の早いうちにゴールドカードが欲しいと思うなら、遅くても20歳になったらすぐにクレジットカードを作りましょう。

クレジットカード選びも重要

20代のうちにゴールドカードを手に入れたいと思うなら、最初に作るクレジットカードも必要です。できれば、将来手に入れたいと思うゴールドカードと関係のあるクレジットカードを作りましょう。

teacher
対応表を作ってみました。
手に入れたいゴールドカード 作るべき一般カード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード アメリカン・エキスプレス・カード
JCB GOLD EXTAGE JCB一般カード
三井住友カード ゴールド 三井住友カード

アメリカン・エキスプレス・カード

アメリカン・エキスプレス・カード
カード分類一般カード
国際ブランドAMEX(アメックス)
申込方法-
発行スピード通常1~3週間
年会費(税込)13,200円
年会費備考※会費制度は月額制です。(月額1,100円)
ショッピング総利用枠(上限)-
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)0.50%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=0.5マイル、メンバーシップ・リワード・プラス登録で1ポイント=1マイル(年間参加費 3,300円))
JALマイル(1ポイント=0.3マイル、メンバーシップ・リワード・プラス登録で1ポイント=0.4マイル(年間参加費 3,300円))
スカイマイル(1ポイント=0.5マイル、メンバーシップ・リワード・プラス登録で1ポイント=0.8マイル(年間参加費 3,300円))
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージ楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円、家族特約1,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円、家族特約1,000万円
ショッピング保険/国内利用(最大)500万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
100%(1/1)30万円30万円10.0日5.0

JCB一般カード

JCB一般カード
カード分類一般カード
国際ブランドJCB
申込方法Web申込み、郵送申込み
発行スピード※モバイル即時入会サービスはJCB公式サイト経由のみ対象
モバ即の入会条件は以下2点になります。
【1】 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)
【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)
※モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。
年会費(税込)1,375円
年会費備考※MyJチェックの登録+年50万円以上のカード利用で年会費無料
ショッピング総利用枠(上限)-
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)5.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし)
JALマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限15,000ポイント)
スカイマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージQUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)3,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)3,000万円
ショッピング保険/国内利用(最大)-
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
100%(14/14)49万円17万円13.1日4.0

三井住友カード

三井住友カード
カード分類一般カード
国際ブランドVisa、Mastercard®
申込方法-
発行スピード最短3営業日
年会費(税込)1,375円
年会費備考※インターネット入会で初年度年会費無料
※マイ・ペイすリボの登録+年1回以上のリボ払い手数料の支払いで年会費無料
※VISA・MasterCard2枚お申し込みの場合は年会費275円
※カード利用代金WEB明細書サービス利用&過去1年間に6回以上の請求があると年会費550円割引
※年間利用合計額が100万円~300万円未満で年会費半額
※初年度年会費無料(~2023年3月31日申し込み分迄)
※年300万円以上利用で翌年度無料
ショッピング総利用枠(上限)100万円
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)5.00%
交換可能マイルANAマイル(5ポイント=3マイル、500ポイント以上500ポイント単位、※ANAカード会員の方の場合)
ポイント備考■「マイ・ペイすリボ」登録+利用
「マイ・ペイすリボ」でリボ払い手数料の請求がある月は、通常+0.5ポイント加算。
■月間利用ボーナス
・合計金額5万円(税込)以上利用で50ポイント
・合計金額10万円(税込)以上利用で100ポイント
以降5万円ごとに100ポイント付与
ETCカード年会費(税込)550円
電子マネーチャージiD(専用)利用、楽天Edy、WAON(オートチャージ可)
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)2,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)-
ショッピング保険/国内利用(最大)100万円(リボ払い・分割払い(3回以上)の場合のみ)
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
86%(36/42)36万円20万円9.1日4.1

woman
やっぱり、同じ会社のほうがいいんですか?
teacher
そうですね!

クレジットカード会社は経営戦略上、「長期間にわたって自社のクレジットカードを使い続けてもらうこと」に注力しています。使い続けてもらう限りは、長期間にわたって安定して決済手数料が入ってくるためです。そのため、早い段階から自社のクレジットカードを使い続けてくれている会員に対しては、タイミングを見てゴールド、プラチナ、ブラックなど上位のステータスのクレジットカードへのアップグレードを提案するようになっています。

付帯サービスに魅力を感じてもらえればアップグレードをした上で使い続けてもらえるので、決済手数料も安定して入ってくるという算段、と考えましょう。
teacher
これを逆手に取れば、比較的早い段階で上のステータスのクレジットカードを目指せますよ!

2.毎月コンスタントに使う

クレジットカード会社にとっての「いいお客さん」とは何かについて考えてみましょう。

クレジットカード会社の収益の柱は、手数料です。つまり

  • クレジットカードを使えるお店=加盟店が毎月納める「加盟店手数料」
  • 決済の度に徴収する(実際は加盟店からの請求額から差し引く)「決済手数料」

の2つが主要な収益になります。

この2つのうち、決済手数料は、加盟店で会員がクレジットカードを使ってくれない限りは発生しません。つまり、クレジットカードを作っても使ってくれない会員が多ければ、決済手数料は減ってしまうのです。

裏を返せば、毎月コンスタントに使ってくれる会員がいればいるほど、決済手数料も増えることになります。そして、毎月コンスタントに使ってくれる会員は、やはり「いいお客さん」として重宝されるのです。

3.延滞・滞納は厳禁

学校の宿題や提出物、仕事の納期や待ち合わせについても、遅れることはタブーとされています。それは、お金のことであっても全く同じです。クレジットカードの請求額を所定の日に支払わない=延滞・滞納することは、絶対にやめましょう。

詳しくは後述しますが、延滞・滞納を繰り返していると、最終的にはクレジットカードの強制解約や給料の差押えなど、重いペナルティが課されます。また、それほどの事態には発展しなかったとしても、クレジットカード会社には延滞・滞納の記録は残っています。繰り返していると、やはりクレジットカードの強制解約の原因にはなるでしょう。

そして、クレジットカード会社の側からすれば「延滞・滞納を繰り返す会員」というのは、最も残ってほしくない客の1つであるはずです。当然、ゴールドカードの審査にも通したくないでしょうし、プラチナやブラックのインビテーションを送ることもあり得ません。

teacher
延滞・滞納をしていいことなんて1つもないので、くれぐれも注意しましょう。

ゴールドカードからプラチナ、ブラックを狙う上の心得は?

ゴールドカードからプラチナ、ブラックを狙う上の心得は?

最後に、ゴールドカードの審査に無事に通った人が、プラチナ、ブラックを目指していく上で、必要になる心得を3つ、解説しましょう。

teacher
次の3点について、解説します。
  1. 延滞・滞納は絶対にしない
  2. 支払いは1つにまとめる
  3. 海外旅行、ブランド品の買い物をする際に利用する

1.延滞・滞納は絶対にしない

クレジットカードを使い続ける以上、絶対にやってはいけないことの1つが、延滞・滞納です。

延滞・滞納を繰り返した人の末路

ゴールドカードを含め、クレジットカードを使っている人が延滞・滞納を繰り返すと最終的に何が起こるのか考えてみましょう。クレジットカード会社やその時の利用状況によっても多少の差はありますが、以下の流れで督促が進んでいきます。

  1. カードが利用停止になり、封書で督促状が届く
  2. 携帯、自宅に電話がかかってくる
  3. ハガキで督促状が届く
  4. クレジットカード会社の担当者が自宅を訪問することもある
  5. クレジットカードが強制解約になり、残債=まだ払っていない部分の一括返済を求められる
  6. クレジットカード会社が給与の差押えを裁判所に申し立てる

流れを見てもわかる通り、いずれはクレジットカードが強制解約になり、給与も差し押さえられてしまうという結果になりかねません。こうなると、他のクレジットカードやローンも使えなくなり、残債の一括返済を求められます。つまり、現金やデビットカードでしか生活できなくなるので、不便なことこの上ありません。

また、クレジットカードが使えないということは、相応の信頼がないという意味にもなるのです。当然、家族や友人、知人の知るところとなったら、それだけでネガティブな反応を示されても仕方がないでしょう。状況次第では、その人との関係が終わってしまうことも覚悟しましょう。

teacher
めでたくゴールドカードを持てたとしても、身を持ち崩したらどうしようもありませんよ。

あえて利用限度額を下げる選択もあり

実際の利用限度額は個人の状況によっても異なりますが、ゴールドカードの利用限度額は総じて、一般カードより高い場合が多いです。そのため「本当に必要かどうか」を意識して利用しないと、使いすぎてしまう危険性も多分にあります。

もし「自分は浪費家」と思う人がゴールドカードを持つ場合は、あえて利用限度額を引き下げるのも手段の1つです。利用限度額の引き下げ自体は、クレジットカード会社に連絡すればできます。

teacher
利用限度額が多すぎるな、と思ったら、試してみましょう。

2.支払いは1つにまとめる

ゴールドカードからプラチナ、ブラックにステップアップするためには、クレジットヒストリーを積み上げなくてはいけません。つまり

  1. 延滞、滞納はしない
  2. 毎月コンスタントに利用する
  3. 利用額は着実に積み上げる

の3つを守るということです。これを考えると、できる限り1つのゴールドカードに支払いをまとめたほうが、効率よく良いクレジットヒストリーが積み上げられるでしょう。

  • 電気、ガス、水道などの公共料金
  • 携帯電話、プロバイダ代などの通信費

など、毎月発生する費用で、クレジットカードでの支払いが可能なものであれば、ぜひ活用してください。

3.海外旅行、ブランド品の買い物をする際に利用する

無理に機会を設ける必要はありませんが

  • 海外旅行に行く
  • ブランド品など単価が高いものを購入する

予定があれば、ぜひゴールドカードで支払いをしましょう。クレジットカード会社は、プラチナ、ブラックなどの上位カードのインビテーションを送付する際の基準として「普段、ゴールドカードでどんなものを支払っているか」もチェックしています。

海外旅行やブランド品など、普段の生活とはあまり関係ないものを支払えるということは、ある程度生活に余裕があると判断され、プラスに働きやすいのです。

もちろん、インビテーションが欲しいからといって、必要がないものまで購入するのは褒められたものではありません。

しかし、予定があるなら有効なテクニックとして使えるので、覚えておきましょう。

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