という話を聞いたことはないでしょうか。実際に有効期限内にクレジットカードを使わない場合は、退会の可能性も十分にあります。
とはいえ、
「クレジットカードの有効期限が切れたらどうすればいいのかわからない・・」
という方もいると思います。そこでこの記事では、クレジットカードの有効期限の解説から確認しておきたい付帯情報法までご紹介していきます。
具体的には、
- クレジットカードの有効期限の場所
- クレジットカードに有効期限がある理由
- クレジットカードの有効期限が切れた場合はどうなる
- クレジットカードには更新手続きが必要?
- 新しいクレジットカードが届かない場合の対処法
- 確認しておきたいクレジットカードの付帯情報について
このような順番で解説していきます。クレジットカードの有効期限が近い人はぜひとも参考にしてみてくださいね。
クレジットカードの有効期限はどこに書いてある?
クレジットカードの有効期限は、券面の表カード番号の下に多くのクレジットカードは記載されています。クレジットカードの有効期限は、「04/20」や「04-20」と凸凹の加工が施された文字で印刷されています。
クレジットカードの表記は「月/年」なので、上記の例だと有効期限は20年の4月までです。ネットショッピングをする際には入力を反対に求められるケースもあるため、念頭に入れておくといいでしょう。
どちらかわからなくなった場合には、印刷された文字の上に「MONTH/YEAR」と書かれているため目印にすると簡単に判断が付きます。
この有効期限は記載されている月の月末まで有効であり、先程の例だと20年の4月30日まで有効です。
そもそもクレジットカードの有効期限の理由は?
その理由は主に3つあり、
- 経年劣化防止
- 顧客情報の更新
- セキュリティ対策
この3点です。それでは順番に解説していきます。
1.経年劣化防止
まず、ほとんど全てのクレジットカードはプラスチック製です。中には一部金属でできているカードもありますが、そのカードはサービス品という扱いであり、実際に使用するカード本体はプラスチック製です。
プラスチック製だと数年間使い続けた場合は、必ず劣化します。5年間使い続けてボロボロになることは少ないかもしれませんが、キズや劣化の具合によっては機械が読み込まないことも珍しくありません。
プラスチック製は固く、薄く、丈夫でクレジットカードには最適ですが、やはりどうしても劣化やキズには弱いのです。
この2つの部分にはクレジットカードを使うための本人の情報が暗号化されて入っています。これらがあるからこそクレジットカードは暗証番号入力だけで、買い物をすることができるのです。
カードを新しくすることで使えなくなるトラブルを未然に防ぐことができるため、クレジットカード会社は定期的にカードを更新するのです。
2.顧客情報の更新
クレジットカードは発行した後はカード会社にもよりますが、5年間は情報の更新がありません。クレジットカード会社としては、このままカードを発行してもよいかを確認する必要があるのです。
クレジットカードは、申込者の情報や信用履歴を元にクレジットカードを発行します。
この項目でチェックされるのは、
- 新しいローン契約
- キャッシングは利用しているか
- カードやローンの延滞
などを確認します。特に延滞などが発覚した場合は、クレジットカードの発行を見送る場合があります。
このようにクレジットカードの利用状況は日々変化するため、クレジットカードの再審査というものは必要不可欠なのです。なお、この会員に対する再与信のことを「途上与信」とも呼びます。
3.セキュリティ対策
3つ目がクレジットカードの防犯のためです。
クレジットカードの不正利用の手口は、年々巧妙になっているため、防犯も常に最新にしなくては、いつ不正利用が起こるかわからないのです。
前述したICチップも数十年前は存在しておらず、磁気ストライプのみでした。しかしクレジットカードの不正利用が多発したためスキミング対策で、セキュリティ性の高いICチップが導入されたのです。
クレジットカードの有効期限が切れるとどうなる?
ここまではクレジットカードに有効期限が必要な理由を解説してきましたが、
まず有効期限切れのクレジットカードでは、買い物ができなくなります。
一応移行期間として以前までのクレジットカードは、有効期限が過ぎてからでも数日間は使用することができますが、これはクレジットカード会社によるため一概に同じではありません。
当然この有効期限は全ての商品に対して同様で、スーパーやコンビニでの買い物はもちろんのこと、公共料金やガスや家賃などの固定費もクレジットカードで支払うことが出来ないため、注意が必要になります。
では更新手続きが必要になると考えられる方も多いかと多いでしょう。確かに有効期限切れのクレジットカードは、使えないため更新が必要です。しかし、特別な更新手続きなどは必要ないのです。
クレジットカードが届く目安は会社によって異なりますが、大体1~2ヶ月程度前に届くことが多く、最低でも2週間前には届きます。募集が停止しているクレジットカードも中にはありますが、その場合は統合された新しいクレジットカードが届きます。
しかし新しいクレジットカードが届いた場合には、やらないといけないこともあるのです。
まずは、各所への登録更新作業です。クレジットカードは自動で更新してくれますが、登録している場所への変更は、自分で行う必要があります。
具体的には、Amazonなどのネットショッピングにはセキュリティコードとクレジットカード番号が必要不可欠ですが、カードそのものが新しくなった場合には番号も新しくなるので、登録をし直す必要があります。
他にも固定費の支払いをクレジットカード行っている場合には、注意が必要です。固定費の場合は、水道や電気などはクレジットカードが更新されたら自動的に更新してくれるところもありますが、国民年金などの公共料金は自動で更新してくれませんので、手続きを行う必要があります。
そして意外に忘れやすいのが、署名欄のサインです。新しいクレジットカードには当然のことながらサインが入っていません。
いままで、サイン無しで使ってきたからと言ってサインを書かない人もいますが、なくした場合に簡単に不正利用されるため、必ず書きましょう。
また、クレジットカードの中には自動更新を適応していないカードもあるため、事前に適応しているかどうかを確認しましょう。
また古いカードはそのまま捨てるのではなく、必ずハサミなどで磁気ストライプを断裁してから捨てましょう。これも不正利用の防止になります。
新しいクレジットカードが届かないケースは?
という方もいるかも知れません。新しいカードが中々こないこともよくあります。この場合には何パターンかあるためそれぞれ解説していきます。
具体的には、以下のとおりです。
- 登録先の住所に問題
- クレジットカードを1度も使用しない
- 途上与信で問題あり
- 送中のトラブル
これらがよく上げられる例です。順番に解説していきます。
登録先の住所に問題
まずは一番多いのが、この登録先の住所に問題があるケースです。5年間もクレジットカードを使用していれば、引っ越しをしているケースも珍しくはありません。その際に住所の変更を忘れている場合があります。
そのためクレジットカードが更新を迎える前に、最低でも住所の更新はクレジットカードに連絡をしましょう。
可能ならば、電話番号などを変えたときも登録情報をこまめに変更すると配送の際に手間取ることもなくなります。
また、クレジットカードは本人のみが受け取れる簡易書留という形で送られてくるため、郵送された際に自宅にいない場合は、クレジットカードを受け取ることが出来ません。
ポストに入れられないため、再配達をする必要がありますので注意です。
クレジットカードを1度も使用しない
特に年会費無料のクレジットカードをサブカードとして2~3枚持っている方は、注意が必要です。年会費が無料でも永遠に持っていることは出来ないのです。
クレジットカード会社から見た場合は、一度も使っていないということは維持費の割に利益を生まないということになります。
このように年会費が無料のカードは、有効期限のタイミングで強制退会をするかどうかの見直しをするのです。
途上与信で問題あり
3つ目は途上与信で引っかかってしまうケースです。
途上与信は前述のとおり、有効期限と同時に利用者の再審査を行うことです。更新を行った場合はここから数年間使用を続けるため、再審査は必要になります。
再審査で落とされてしまうケースは主に3つあり、
- クレジットカードの支払いを延滞している場合
- 他社のクレジットカードの支払いを踏み倒している場合
- 自己破産などの債務整理をしている場合
これらの条件に該当する場合は、再審査をした際に高確率で落とされてしまいます。クレジットカード会社から、お金を貸しても返してくれないと判断されてしまうのです。
クレヒス以外にもクレジットカードの信用調査は、他の機関からの情報もすべて統合して調査をするため、消費者金融や他社での支払状況なども全てチェックされます。
そのため入会時に問題がなくても、審査時に問題があれば強制退会になることもあるのです。
更新がされない場合は支払いも自動的に止まるため、今まで支払いをしていた固定費やリボ払い、分割払いで払っていた代金をまとめて一括で払うということもありえます。
そのような事態にならないためにも、クレジットカードの使用は計画的に行う必要があるでしょう。
クレジットカードの更新は再審査に通過した証と同じです。そのため、クレジットカードの利用期限は、非常に大切なのです。
だからこそ新しいクレジットカードが中々届かない場合には、クレジットカード会社に連絡を取るようにしましょう。2週間前に届かない場合には、何かしらの問題があるため連絡をしましょう。
確認しておきたいクレジットカードの情報
クレジットカードの有効期限は、1ヶ月前から新しいカードが来るため、通常通りにクレジットカードを使っている人は特に問題はありませんが、クレジットカードの更新の際に注意無いといけないこともあります。
もしも出張や海外旅行などで長期間日本に不在で、新しいクレジットカードを受け取ることが物理的に難しい場合は、事前にクレジットカード会社に連絡をとりましょう。
クレジットカード会社にもよりますが、海外に行く前に発行してもらうことも可能です。
この時についでに公共料金の固定費支払いを自動的に受け付けてくれるかどうかを、カード会社に確認しておきましょう。
継続的に購入している商品も相手先に、連絡を忘れないようにしておくことが大切です。
その他では、電子マネーやポイントです。ポイントに関しては引き継がれるものも多いですが、カードの募集が停止になってポイントも統合されることもあるため、もっているポイントがどのように統合されるのか確認しておきましょう。
まとめ
ここまでクレジットカードの有効期限について解説をしてきました。
よく聞く問題として有効期限が切れる前にカードが届かないというものがありますが、大体は本人の受け取りができていない場合が多く、通常にクレジットカードを使っていれば更新自体は自動で行ってくれます。
しかし、新しいカードは即使用可能ですが使う前に登録作業や更新作業を一通り済ませておくとその先の便利です。有効期限を気にしすぎる心配はありません。あくまでも延滞などに注意をしておけばそれだけでOKです。
電子マネーやポイントなど、細かいところでの見落としが起こることもあるため、この点は注意しましょう。
有効期限に関しては登録情報を更新すること、クレジットカードの支払いに遅れないことを守っていれば、通常通りに更新することが出来ます。
くれぐれもブラックリストにのるような延滞だけは避けるようにしましょう。