クレジットカードの解約、どうすればいい?ケースごとの対処法を一挙解説!

man
今使っているクレジットカードの使い勝手があまりよくなくて……もうやめて、他のクレジットカードにしようと思ってます。でも、解約ってどうやるんでしたっけ?
teacher
手続き自体は簡単にできますよ。ただ、注意点がいくつかあるのでお伝えしますね。

クレジットカードの解約とは

クレジットカードの解約とは
一言でいうと、「クレジットカードの会員資格を停止し、クレジットカードを使えなくすること」です。

自分からの解約

  • ライフスタイルに合わなくなった
  • より使い勝手のいいカードに乗り換えたい
  • ステータスの高いカードを申し込む予定

など、今使っているクレジットカードを何等かの理由で手放したい場合は、クレジットカード会社に連絡し、解約手続きを行います。

クレジットカード会社側からの解約

一方、クレジットカード会社側から解約を伝えられる場合もあります。
詳細は後述しますが、

  • 延納、滞納があった
  • 規約違反が発覚した

などの理由で、クレジットカード会社側から会員資格の停止を伝えられるということです。

自分からクレジットカードを解約する場合の手続き

自分からクレジットカードを解約する場合の手続き

最初に、自分からクレジットカードを解約する場合の手続きを説明しましょう。

基本的な流れ

クレジットカード会社に電話で連絡し、やり取りを行う場合が多いです。手元にクレジットカードを用意してから、専用電話番号に連絡しましょう。

解約時の6つのチェックポイント

クレジットカードで様々な支払いをしていたり、ポイントを貯めていた場合、解約すると様々なところに影響が及びます。また、未払額がないかどうかも確認しましょう。必ずチェックしてほしいポイントを6つ説明します。

1.支払方法の変更が必要か

クレジットカードを解約しても、クレジットカード会社以外の第三者には伝わりません。次のように、公共料金や定期的に発生する費用をクレジットカードで支払っている場合、変更が必要になります。

  • 電気、ガス、水道などの公共料金
  • 携帯電話料金
  • インターネットプロバイダ料金
  • 家賃、管理費、共益費、住宅ローンの引き落とし
  • 新聞・雑誌の定期購読、学校・保育園などの定期的なお支払い

変更を忘れてしまうと、これらの支払いを延滞してしまうので、お気を付けください。

2.ポイント残高はいくらか

ポイントを貯めていた場合、クレジットカードを解約してしまうと、すべて失効してしまいます。ポイント残高があるかどうかを確認し、景品に交換したり、他のポイントに移行するなどして、必ず使い切りましょう。

なお、クレジットカード会社によっては、景品への交換やポイント移行の申請をしたとしても、手続きが完了する前に解約した場合、これらの特典が受け取れないこともあります。念のため、景品への交換やポイント移行の申請を行った際は、これらの特典の受け取りが完了したのを確認して解約するのをおすすめします。

3.未払残高がないか、あるならいくらか

クレジットカードを解約する際は、未払残高がないかを必ず確認しましょう。通常のクレジット利用分はもちろん、リボ払い、分割払い、ボーナス払い、キャッシングなども含め、くまなく確認してください。

また、クレジットカード会社によっては、解約した場合、未払分を一括して返金するよう請求されることもありえます。扱いについて予め確認しましょう。十分な現金がない場合は、返済がすべて済んでから解約するのも選択肢の1つです。

4.家族カード、ETCカードはどうするか

クレジットカードを解約してしまうと、一緒に申し込んでいた家族カードやETCカードも使えなくなります。日常的に家族カード、ETCカードを使っていた場合は、代わりの支払い手段をどうするのか、確認しておきましょう。

5.年会費は支払っているのか

年会費が有料のクレジットカードだと、すでに支払った年会費は戻らない場合が多いです。解約を思い立った時点で年会費を払っていたのなら、解約のタイミングを遅らせることも考えましょう。

6.近いうちに海外に行く予定はないか

これは特に、クレジットカードを1枚しか持っていない人にチェックしてほしい点です。
海外に行く予定があるなら、

  • 現金を持ち歩かなくていいので、盗難されるリスクも低くなる
  • 必要な時に、ATMで現地通貨が下せる
  • ホテル、レンタカーのチェックインがスムーズに済む

などのメリットがあるため、クレジットカードを解約しないのをおすすめします。

クレジットカード会社側からの解約(強制解約)が起こる理由

クレジットカード会社側からの解約(強制解約)が起こる理由

クレジットカードは自分から解約できますが、一方で、クレジットカード会社側から解約(強制解約)を言い渡されることもあるのです。なぜ、こんなことが起こるのでしょうか?

「継続できない」が最大の理由

強制解約に至る理由を一言でまとめると「クレジットカード会社が”この人にクレジットカードを持ち続けてほしくない”と判断した」からです。つまり、会員資格を継続させられない、と判断すべき合理的な理由があれば、強制解約に至ります。

強制解約に至る原因としては、

  • 延滞・延納
  • 規約違反

が考えられます。

延納・滞納

定められた期限通りにクレジットカード使用料を支払わなかった場合や、期限を大幅に過ぎているのに支払っていない金額が大きい場合、強制解約に至る可能性が高まります。

また、クレジットカード使用料以外にも、

  • 住宅ローン
  • 車のローン
  • 月々の生命保険料
  • 携帯電話の料金
  • 奨学金の返済

について、延納・滞納があった場合も、強制解約に結び付くことがあるので要注意です。

規約違反

  • ショッピング枠の現金化をしようとした
  • 他人に自分のクレジットカードを貸した

など、クレジットカード会社が定める規約に違反した場合も、強制解約が起こる可能性は高いです。

強制解約になったら、どうなるの?

ところで、クレジットカードを強制解約になったら、何が起こるのでしょうか?

一括返済を求められる

仮に、強制解約になったクレジットカードで分割払い、リボ払い、ボーナス払い等をしていたら、未払い分(残債)の一括返済を求められる場合が多いです。クレジットカード会社によっては、分割払いでの交渉に応じてくれることもありますが、かならず大丈夫とは言い切れません。

他のクレジットカードも作れない

クレジットカードが強制解約されたら、その事実が信用情報機関に登録されます。いわゆる「ブラックリストに載る」ことです。その状態から、他のクレジットカードを作ろうとしても、審査に通る可能性は限りなく低くなります。

何が原因で強制解約になるかは断言できませんが、延納・滞納・規約違反には十分に気を付けましょう。

クレジットカードの解約にまつわる5つの疑問

クレジットカードの解約にまつわる5つの疑問

ここで、クレジットカードの解約に関する以下の5つの疑問について、1つずつお答えしましょう。

解約はいつでもできる?

クレジットカードの解約自体は、いつでも可能です。ただし、入会してすぐに解約するのはおすすめできません。

クレジットカード会社に「審査にかかった費用が回収できない」と思われ、以降の審査において不利になるおそれがあるためです。

1つの目安として、入会から1年程度は解約しないでおきましょう。

解約したら信用情報に傷がつく?

自分から解約する分には、信用情報に傷がつく=信用情報機関に記録されることはありません。しかし、強制解約された場合、その事実が記録されるので、気を付けましょう。

解約後の月額料金の支払いは?

クレジットカードを解約したとしても、その事実がクレジットカード会社以外の第三者に知られることはありません。携帯電話代、公共料金などの月額料金の支払いにクレジットカードを使っていた場合は、速やかに支払方法の変更を行いましょう。

解約時に残っている未払い分の扱いは?

自分から解約した場合は、クレジットカード会社によって扱いが様々です。

  • すべての未払い分を一括払いにする
  • 分割払い、リボ払いの残高は、解約してからも毎月分割で支払える

一方、強制解約になった場合は、すべての未払い分の一括払いを求められるケースも多々あります。

あまりに金額が大きすぎて支払えない場合は、クレジットカード会社に分割払いができないか相談しましょう。

解約したあとのクレジットカードの処分法は?

クレジットカードを解約する場合、クレジットカード会社からクレジットカード本体の廃棄を求められます。
以下のツイートおよび画像にもある通り、クレジットカードを廃棄する際は、

  • 細かく刻む
  • 一度に捨てず、何度かに分けて捨てる

よう、心掛けましょう。

そのままごみ箱に入れたり、刻み方が不十分だった場合、不正利用される恐れもあります。

万が一のときのクレジットカードの解約

万が一のときのクレジットカードの解約
man
実は、家族に不幸がありまして……使っていたクレジットカードって、どうすればいいんですか?

ご家族に万が一のことがあった場合、使っていたクレジットカードを代わりに解約する必要が出てきます。クレジットカードの名義人が死亡した際の手続きの注意点についてまとめました。

基本的な流れ

亡くなった人に代わってクレジットカードを解約する際の基本的な流れは、次の通りです。

  • 持っていたクレジットカードを整理する
  • クレジットカード会社に連絡し、手続きをする
  • 月額料金等を支払っていた場合は、支払い方法を変更する
  • 未払い分があった場合は、扱いを確認する

さらに詳しく説明していきましょう。

ステップ1.クレジットカードの整理

遺品を整理し、どんなクレジットカードを持っていたのかを洗い出しましょう。最近では、銀行のキャッシュカードにクレジット機能がついているものもあるため、それも忘れずに確認してください。

また、家族カード、ETCカードも作っていた場合は、併せて使えなくなってしまいます。他のクレジットカードへの変更も見据えて動きましょう。

ステップ2.クレジットカード会社に連絡する

クレジットカードの整理が終わったら、クレジットカード会社に電話しましょう。クレジットカード本体の裏面に、お問い合わせ番号が書いてある場合が多いです。ひとまずその番号に電話し、指示を仰ぐといいでしょう。

なお、クレジットカード会社によっては、相続人であることを確認するために、

  • 亡くなった人との関係(つながり)がわかる戸籍謄本
  • 亡くなった人が誰かがわかる書類(除籍謄本、死亡診断書)

の提出を求められる場合があります。

また、電話だけで手続きが終わる場合もあれば、書類でのやり取りを求められる場合もあります。手続きの流れを確認し、着実に終わらせるようにしましょう。

手続きはできる限り速やかに行うのが理想です。しかし、離れて住んでいた家族だったとしたら、クレジットカードを持っていたかどうかがわからないかもしれません。

万が一漏れがあったとしても、クレジットカード会社から、年会費の引落ができないことを理由に問い合わせが入ります。亡くなった人の銀行口座は凍結されてしまうためです。

問い合わせが入ったときは、事情を話し、同様に解約の手続きを進めてもらいましょう。

ステップ3.月額料金等の支払方法を変更する

携帯電話代、電気・ガスなどの公共料金など、毎月発生する支払いをクレジットカードで行っていた場合、支払方法の変更をする必要があります。電話で問い合わせて事情を説明し、必要な手続きを行いましょう。

ステップ4.未払い分の扱いを確認する

亡くなった人のクレジットカードの未払い分(残債)の扱いは、相続をするかしないかで異なります。

相続の3つの選択肢

遺された家族(相続人)は、亡くなった人(被相続人)の財産・債務を受け継ぐか受け継がないかを選択できます。クレジットカードの未払い分も債務の1つなので、相続人がどう選択するかで、扱いは全く変わってくるのです。

わかりやすくするために、表にまとめました。

用語説明未払い分の扱い
単純承認被相続人の財産・債務をすべて受け継ぐ。全額支払う。
限定承認受け継いだ財産の範囲内で、債務を返済する。金額によっては一部支払わない場合もある。
相続放棄被相続人の財産・債務は一切受け継がない。全額支払わない。

実際に手続きを行う際は、家族での話し合いをするとともに、必要に応じて弁護士・司法書士等の専門家に相談して進めましょう。

まとめ

クレジットカードを解約する際は、

  • 月額料金の支払いが滞らないか
  • ポイントはすべて交換したか

などを確認してから解約しましょう。
また、延滞・滞納・規約違反は強制解約の原因になりうるので、気を付けて下さい。

さらに、亡くなったご家族に代わってクレジットカードを解約する場合は、できる限り速やかに手続きを行いましょう。


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