クレジットカード審査にかかる審査期間は?カード会社や申込者によっても審査期間が違う理由

クレジットカードを発行する時の審査にかかる期間は、各クレジットカードによって変わってきます。

クレジットカード会社ごとに独自の審査基準が設定されています、そのため、同じクレジットカード会社が発行しているカードであっても、審査期間が異なる場合もあります。

今回は、クレジットカードの審査にかかる期間や、審査に時間がかかる理由について解説します。

また、審査期間を可能な限り短くする方法や、審査期間が最短即日で使用可能なクレジットカードも合わせてご紹介します。

できるだけ短い審査期間でクレジットカードを使いたい方は、是非参考にしてみてくださいね。

審査から取得までの期間は、即日発行~3週間ほど

審査から取得までの期間は、即日発行~3週間ほど

クレジットカードを申し込んでから、実際に手にするまでの期間はクレジットカードによって異なります。

審査が厳しいカードは、到着まで2~3週間を要する傾向にあります。反対に提携カードなどは、web申込経由ならば「即日発行」できるカードもあります。

このようにカードの審査にかかる時間は、クレジットカードごとに異なるため、急ぎでクレジットカードを作りたい方は、事前に確認を取るかもしくは即日発行の可能なクレジットカードを作るといいでしょう。

クレジットカードの審査に時間がかかる理由とは?

クレジットカードの審査に時間がかかる理由とは?

クレジットカード発行にかかる審査期間は、

  • 年齢
  • 職業
  • 年収(収入)
  • 会社の在籍年数
  • 居住年数
  • 借入金額

といった属性情報を基準として、クレジットカードを持たせてもきちんと返済してくれるという「信用力」と、申し込みをしたカードによって長さが変わってきます。

また、審査が早いカード会社、審査が遅いカード会社があります。審査期間が早いクレジットカードは「最短で30分」、審査が遅いカードだと「1ヵ月近く」かかります。

ちなみに、最短で当日に審査結果がわかるクレジットカードもありますが、「即日発行」に対応していないカードは、その日に受け取れないので注意してください。

カード審査の流れとクレヒスの調査

カード審査の流れとクレヒスの調査

まず、クレジットカードを使用すると3者間契約が発生します。クレジットの仕組みは、カード会社が商品の代金を立て替えて後からカードの持ち主に請求をするという仕組みになっています。

つまり、商品を購入した時点では私たちカードの所持者は、商品の代金を払っていることにはならず、カード会社に立て替えてもらっている状態なのです。

man
「カード会社にお金を立て替えてもらっているので、お金を借りている状態であり、当然お金は返済する必要がでてくるのですね。」

だからこそ、クレジットカード会社は貸したお金を回収するべく返済を行ってくれる人物であるかを、細かくチェックするのです。この申込者が、しっかりとお金を返してくれる人物であるかどうかのチェックを、いわゆる「審査」と呼ぶのです。

クレジットカード会社を始めとした金融業では、性悪説が一般的であり、もしも一つでもカード会社の基準をクリアできない項目があった場合には、カードは発行されません。

このように審査が厳しいのは、自分の払ったお金を無事に回収するために審査をするのです。

なお主な審査の項目はこのようなものです。会社によって審査の基準は多少の違いはありますが、どこのカード会社もこの項目は必ず確認する項目は以下の通りです。

  • 定期的な収入があるか
  • 収入金額はいくらか
  • 他に借入はないか
  • 他の借り入れがある場合、返済はきちんと行われているか

このような審査項目があり、返済能力がある人物かどうかを審査することにより、申込者の信用を確認し、カード会社は貸したお金を踏み倒されるリスクを減らしているのです。

クレジットカード会社は先ほど、自分の立て替えたお金を踏み倒されないようにするために申込者に対して審査を行うと解説しました。

man
「どこから申込者の金融記録や個人情報を確認するのですか?」

それは、クレジットカード会社に申込者が申込をした際にカード会社は、「個人情報機関」という場所に連絡して、申込者の過去・現在のクレジットカード利用履歴を確認します。また、この時にローンの情報なども確認するのです。

この個人信用情報機関は、クレジットカード・消費者金融・銀行からの借り入れや現在の利用状況、どの企業からお金を借りているかがデータとして一元管理されている機関なのです。

そのため、ほぼすべての金融に関する情報が個人信用情報機関に保管されているため、基本的にクレジットカード会社は、ここを確認すれば申込者が信用できるかなどは、ある程度判断が可能なのです。

この信用情報機関には全ての金融情報が保管されているため、ローンの延滞や消費者金融での借入額が多いなどもクレジットカード会社には共有されます。その報告を受けて、カード会社は審査を行うのです。

この信用情報機関に登録されている情報をクレジットヒストリー(クレヒス)と呼びます。このクレヒスはあらゆる金融機関に共有され、住宅ローンを延滞した場合は、クレジットカードを作ることは出来なくなります。

審査期間はカード種類によって難易度が変わる

クレジットカードの審査には、それぞれ難易度があり、カード会社やカードの種類によって異なります。

当然、一般カードよりもゴールドやプラチナカードのステイタスカードは、収入を重要視する関係上審査に時間がかかります。

しかし、一般カードでも大まかに審査の基準が「高いクレジットカード」と「低いクレジットカード」が存在します。審査基準が高いカードは上から順に、

1.銀行系カード

  • 審査の目安:翌日~2週間
  • 例:三井住友カード

2.信販系カード

  • 審査の目安:翌日~2週間
  • 例:楽天カード

3.流通系カード

  • 審査の目安 :即日~2週間
  • 例:セブンカード

4.消費者金融系カード

  • 審査の目安:30分~1週間

となります。この順番で、審査が厳しくなっており、審査の厳しさに比例して審査期間は長くなる傾向があります。

申し込み情報を細かく確認している

銀行系などの審査の厳しいクレジットカード会社に多いのが、申し込み内容の確認を厳密に行っているため、発行が遅れることがあります。

クレジットカード会社によって、審査の基準が異なることもあり、発行が遅れることがあります。

これは、消費者金融系のクレジットカードは、主に「顧客へ消費者金融も使ってもらう」ために審査の基準が低く設定されています。

そのため、リスクになり得るポイントの還元率や年会費などは、かからないことが多いです。

流通系カードの対象は、主に「主婦の方や学生」をメインターゲットにしているクレジットカード会社が多いのです。

そのため、高額なショッピング枠を設定されることは少なく、またリボ払い専用というカードも多いのが特徴です。

一方で流通系は、メインの支払いをクレジットカード支払いにユーザーを誘導したいので、「ショッピング枠も可能な限り増やします」。

しかし、資金を回収できなくなっては困るため、審査の基準は少し高くなります。

銀行系やゴールドカードなどは、「年会費や支払い手数料で利益を得る」事を目的としているので、自己破産や長期延滞の可能性がある人にはカードを発行しません。

長期間保有してくれるであろう、ビジネスマンに主にカードを発行します。

これらの審査の厳しさは、前述したスコアリングシステムの基準が高いこともそうですが、クレヒスに少しでもキズがついていた場合でも、銀行系は即審査に落とされます。

しかし、消費者金融系ならば、通過することもあります。

このように審査に厳しいクレジットカードは、その厳しさゆえに様々な項目を綿密にチェックするため、スコアリングの得点が通過基準ぎりぎりの場合などは、時間がかかります。

手早く済ますにはクレジットカードの種類を変えるのが一番早いでしょう。

申込者本人の申込内容が異なる場合の調査

スコアリングの得点が上限に到達しない場合以外にも、審査に時間のかかるケースがあります。

それは、申し込み内容が確認した内容と異なる場合は、発行するのに再度確認をするため時間がかかるのです。

例えば、申し込みに記載した住所や本人確認書類の住所が異なる場合には、その住所がな座違うのか確認する必要があります。

そのため、本人に直接確認の連絡を取ることがあるため、結果として発行が遅れてしまうのです。

他にも申込用紙に前の勤務先などを記入してしまい、在籍確認が取れないケースや収入を間違えて算出して記載した場合には、その都度クレジットカード会社は確認を行うため、内容が異なる場合は、審査が遅れカードの発行も遅れるのです。

teacher
「収入の記載が異なる場合には、収入証明書の提示を求められるケースも存在するので、記載のズレが無いように提出前には必ず確認をしましょう。」

問題があるクレヒスの審査

クレジットカードの審査には、スコアリングシステムの他にも申込者の信用履歴に関してもチェックしています。

その際に審査がスムーズに進行しない原因となるのは、

  • マニュアル審査が必要な場合
  • 信用履歴にキズがついている場合

のどちらかです。前術の通りスコアリングシステムは、申込者の情報を機械が自動的に処理しています。しかし、例外的に人が直接確認する必要が出てきた際にマニュアル審査と呼ばれる審査を行います。

このマニュアル審査では、通常の審査中に「収入証明書が必要」と判断された場合に発生します。

この時の「収入証明書」が必要な人の具体的な条件は、申込者の信用情報を照会して、「他者から年収の3分の1以上借りている人」が対象です。

この時の他者からの借り入れは貸金業者からの借り入れを指します。つまり、消費者金融やクレジットカード会社からの借入です。

ここではクレジットカードのショッピング枠は対象にはならず、「カードローンやキャッシング」が対象です。

このマニュアル審査を行った際に実際に年収の3分の1以上借り入れていることが判明した場合には、カード会社は安全のためにキャッシング枠はつけません。

ショッピング枠のみのカードが発行できるかは、カード会社次第です。

このように、借入金の多い人に対してクレジットカード会社は、本当に返せるのかと疑問を持ちます。そして年収と借入額のバランスを考慮して、ショッピング枠をいくらに設定するか決めるため、審査に時間がかかるのです。

このマニュアル審査を突破した後に、本格的な個人信用情報の確認に入るのです。この時に信用情報機関に登録されている信用情報をクレジットカード会社は、細かくチェックして最終的な合否と利用限度枠の設定が行われます。

個人信用情報機関には、すべての金融情報が登録されているため、この信用情報機関に登録されている情報で事故情報があるとクレジットカードだけでなく、ローンを始めとしたあらゆる金融商品の審査に落ちてしまいます。

いわゆる「ブラックリスト」と呼ばれているものです。

数日や1日だけ支払いが遅れたなどの軽い延滞が登録されている場合は、自己破産などの審査同様に即発行不可とはなりません。ですが、要審査対象にはなるため、審査のスピードは格段に落ちます。

何らかの支払いが延滞した場合には、間違いなく審査スピードは落ちると思った方が無難でしょう。

また、クレヒスが真っ白な場合も審査は時間がかかります。これは、クレジットカード会社が、自己破産後の人かどうか確認を行うためです。

「ブラックリスト」に登録された場合その事故情報は、個人信用情報機関に「5年間保管」されます。しかし、自己破産を行い支払い義務がなくなって5年が経過すると、登録情報は抹消され、真っ白なクレヒスができあがります。

この際のクレヒスを「ホワイト」と呼びます。そして同じくクレヒスを持っておらず、一度もカードを作ったことのない現金主義の人を「スーパーホワイト」と呼びます。この2つはクレヒスだけ確認すると全く同じなのです。

そのため、クレジットカード会社としては、自己破産で支払いから逃げられては困るため、クレヒスの無い申込者には警戒をします。結果としてクレヒスが無い方もクレジットカードの発行は遅れるケースが多いのです。

即日発行可能なクレジットカード5選

即日発行可能なクレジットカード5選

セゾンカードインターナショナル

インターネットから申し込んで、郵送受取だと3営業日ほどかかります。しかしweb申し込みならば、セゾンカウンターで「即日発行が可能」です。

セゾンカウンターは西友やパルコ、ららぽーとなどの中に設けられています。セゾングループで使える「割引なども多い」ため、西友で普段、買い物を行う人におすすめです。

イオンカード

イオンモールなどで申込を行うと、仮カード(即時発行カード)と呼ばれるカードを「その場で発行、使用」することができます。

イオンでの買い物に限って言えば申し込んだ当日から使用可能であるため、「当日発行カード」と言えるでしょう。イオンでよく買い物をする方におすすめです。

エポスカード

海外旅行傷害保険が自動付帯」のエポスカードも、最短で即日受け取りが可能なカードです。

マルイが発行しているクレジットカードで、web申し込みをした後にマルイの店舗に行ってクレジットカードカウンターで受け取りをすると「即日受け取り可能」です。

即日発行で受け取るためには、マルイが近くにあることが必要ですが、近くにマルイの店舗があり、利用する機会がある人にとってはおすすめできるカードです。

パルコカード

パルコでの買い物が「いつでも5%OFF」になるカードです。

PARCOカードも、セゾンカードと同様にインターネットから申し込んだ後セゾンカウンターで受け取ることを選択すれば、「即日入手」することが出来ます。

審査から取得までの期間が短い理由

審査から取得までの期間が短い理由

クレジットカードの中には即日や翌日発行など、申し込みをしてから手にするまでの期間が短いものがあります。

中には、即日発行のカードも存在します。これらのカードが、発効までの期間が短い理由を解説します。

郵送の手間がない

クレジットカードは、申込みを行ってからカードを郵送するものと、クレジットカードカウンターにて即日発行できるものがあります。

以下のクレジットカードは、それぞれの店舗で独自のクレジットカードカウンターを持っているため、郵送の手間がなく申込みから即日でクレジットカードを発行することが可能です。

  • 各種セゾンカード(クレディセゾン):セゾンカウンター
  • エポスカード:マルイ

今すぐにクレジットカードが欲しい場合は、こちらのカードを作ることをおすすめします。

クレヒスが良好

クレジットカードの審査は前述の通り、スコアリングとクレヒスで総合的に判断されます。だからこそ、これらの「両方に問題の無い方」は、スムーズに審査を終えることが出来ます。

クレジットカードを日常的に使用しており、支払いを延滞したことのない方は、まず審査には通過できるでしょう。

個人信用情報機関に登録されている情報は、全てのクレジットカード会社が閲覧できるため、審査はスムーズに終わります。

まずは、クレヒスを貯めることが最も新しいクレジットカードを作る際の一番の近道です。クレヒスに自信の無い方は、少額でも問題ありませんのでクレヒスを貯めることから始めましょう。

機械的なチェックによる審査のスピード化

クレジットカードの審査は、項目が全て点数化されており判定も機械が行うため、人が行うよりも何倍もスムーズに行えるようになりました。

マニュアル審査も一応残っていますが、条件が特殊なためあまり発生しません。

審査には機械が判断できないこともあるため人の目で判断する部分もありますが、住所・氏名・生年月日等の照合など、機械的にできる部分は自動化されていることがほとんどです。

クレジットカードホルダーを増やしたいため、審査基準が低い

クレジットカードの保有者を積極的に増やしたい企業は、審査の基準を低くして審査を素早く終わらせて発行することがあります。

この手法をよく使うのは、入会キャンペーンなどをよく行っている流通系や信販系です。

teacher
「審査が甘いわけではありませんが、カード枚数を確保するために、基準を一時的に引き下げることはあります。」

逆に審査を厳しく行うところは、在籍確認なども行うため、審査の合否は遅くなります。

WEB申し込みなら手間が少ない

現在の主流はWEB申し込みですが、一般申し込みを行う場合は、書類のやり取りが発生するため、どうしても時間がかかってしまいます。

最短でクレジットカードを発行するには、WEB申し込みに対応しているクレジットカードにしましょう。

クレジットカード取得までの時間を短くする方法

クレジットカード取得までの時間を短くする方法

クレジットカードの発行には、確かに即日や翌日発行のものがありますが、多くのカードは1~2週間程、カードの度発行までにかかります。

しかし、工夫によって、早く手に入れることも可能なのです。その方法を解説します。

申込内容に間違いがないか徹底チェック

まずは。申し込み書類に誤りが無いかを確認しましょう。前述の通りに、1か所でも書類に異なる点がある場合は、その時点で審査は一時中断されます。

審査を中断させないためにも、申し込み用紙への記載事項をよく確認の上、記入しましょう。これはオンラインの場合も同様です。

キャッシングは0円で申し込む

クレジットカードの審査の場合は、ショッピング枠だけの場合は信用情報にキズや申し込み情報に誤りが無い限り、止まることはありません。

しかし、キャッシング枠を付ける場合は話が変わってきます。

キャッシング枠を付ける場合は、クレジットカード会社は、申込者の年収ならばいくらまでなら「利息も込みで返済が可能か」を審査する必要が出てくるのです。

そのため、キャッシングを使う予定が無い場合は、「0円で申し込み」ましょう。クレジットカード会社も余計な手間が省けて、審査が早くなります。

まとめ

今回の記事では、クレジットカードの審査に時間がかかる理由や、審査期間を短くする方法についてご紹介してきました。

審査に時間がかかる理由は、

  • クレヒスにキズがついている
  • 入力ミス
  • 虚偽申告などで審査に時間がかかる
  • WEB申し込みでなく、書類のやりとりに時間がかかる。

しかし、審査を早めることも可能であるため、審査を早めるには以下の点に注意して申し込むと早くクレジットカードを手に入れられます。

  • オンラインでミスなくクレジットカードに申し込むことで審査がスムーズになる
  • キャッシングは0円にする

即日発行できるカードはいくつかありますが、窓口がある都道府県が限られているものおおいので注意が必要です。


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