三菱UFJ銀行傘下のクレジットカード会社、三菱UFJニコスは同社が発行するクレジットカード会員向けのアプリの全面リニューアルを行いました、新アプリは2020年11月30日より提供されています。
新アプリの紹介
今回のアプリの全面リニューアルは、三菱UFJニコスが発行している
- 三菱UFJカード
- DCカード
- NICOSカード
の3つのブランドに対し、一斉に行われました。
デザインはチームラボが担当
アプリのデザインを担当したのは、デジタルコンテンツ作成会社のチームラボです。東京・お台場の「チームラボ ボーダレス」をはじめ、世界中にデジタルアートの常設展示場を設けるなど、高度な技術を用いた視覚的デザインに定評のある同社が手掛けただけあって、非常に見やすいデザインに仕上がっています。
アプリの特徴
ここでは、アプリの特徴として
- 月ごとの明細
- 利用状況の確認
- 銀行口座、ポイントの管理
- 認証方法
- プッシュ通知
の5つを紹介しましょう。
月ごとの明細
出典:DCカードアプリ|クレジットカードなら三菱UFJニコス
利用明細の表示は、月ごとの請求額をベースにまとめられています。
利用状況の確認
前月比や利用可能額も確認できるため「どこまでなら使っていいのか」「使いすぎではないか」をすぐに確認できます。
銀行口座、ポイントの管理
家計簿アプリ「Moneytree」とIDを連携させれば、銀行口座や他社のポイントも、一元管理が可能です。
認証方法
アプリにログインする際の認証方法も
- パスコード認証
- 生体認証
- 同社WebサービスのID、パスワード
の3つが利用できます。好みで使いましょう。
プッシュ通知
支払日、支払変更期限などの大事な情報は、プッシュ通知が届くようになっています。
ペーパーレスの明細が充実する理由は?
従来、クレジットカードの利用明細というと、紙で月1回送られてくるのが通常の流れでした。しかし、現在は、インターネットやアプリでの確認など「紙を使わない」方法が主流になっています。
アプリのリニューアルの話を取り上げたので、ついでにペーパーレスの明細が充実する理由についても考えてみましょう。
環境保護のため
クレジットカードの利用明細を紙ではなく、インターネット上やアプリ上での提供に切り替えることで、1人につき毎月約500グラムの二酸化炭素が削減できるといわれています。この効果を別の資源に置き換えると
- スチール缶なら約12本分
- ペットボトルなら約7本分
- 牛乳パックなら約3本分
- 食品トレーなら約62枚分
になるとのことです。
参照:Web明細(環境宣言) | イオンカード 暮らしのマネーサイト
「SDGs」(持続可能な開発目標)を経営の1つの目標として掲げる大企業が増えている以上、環境保護はクレジットカード会社にとって避けては通れない課題となりました。事務コストも削減でき、環境保護に貢献できるWeb明細やアプリ明細の採用も、その課題の達成に役立っています。
不正利用にいち早く気づくため
紙で月1回、利用明細が送られてくる状態の場合、なかなか利用明細をこまめに確認するまではいかなかったかもしれません。そのため、実際に不正利用が行われてしばらくたってから気づき、結局補償が受けられないことも多々あったのです。
しかし、インターネットやアプリで提供しているのであれば、いつでも好きなときに利用明細が確認できます。
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