多くのクレジットカード会社が、新規会員の獲得、既存会員の継続などを目的とし、定期的にキャンペーンを行っています。
キャンペーンの例としては、
- 入会時にポイント・マイルを付与する
- 所定の条件を満たした場合、ポイント・マイルを付与する
- 所定のサービスを利用すれば、割引が受けられる
などがありますが、どれも上手に利用すれば、クレジットカード会員にとって非常にメリットの大きいものです。
しかし、
- 所定の条件を満たさないとポイント・マイルが受け取れない
- 入会キャンペーンの場合、入会できないとポイント・マイルが受け取れない
など、キャンペーンの利用にあたっては注意すべき点がいくつかあります。それぞれについて、詳しく解説しましょう。
クレジットカード会社がキャンペーンを行う理由
クレジットカード会社がキャンペーンを行う理由は様々です。
ここでは、代表的なものとして
- 新規会員を獲得したい
- 既存会員に継続してほしい
- 自社の商品・サービスを利用してほしい
- 提携各社の商品・サービスを利用してほしい
の4つを説明しましょう。
1.新規会員を獲得したい
クレジットカード会社の収益となっているのは
- 加盟店から受け取る手数料
- リボ払い、分割払い、キャッシングにかかる利息
- クレジットカード会員から受け取る年会費
の3つです。
この3つのうち、どれか1つでも伸び悩んでしまうと、クレジットカード会社の収益の低下につながります。
そのため、クレジットカード会社は
- 加盟店の新規開拓
- リボ払い、分割払いをした客への優待(ポイント付与率の増加等)
- 新規会員の獲得
を目指し、広告活動を行っているのです。
出典:ANAカード入って!乗って!使おう!キャンペーン│ANAマイレージクラブ
例えば、こちらのANAカードのキャンペーンの場合
- 新規でANAカードに入会する
- ANA便に搭乗する
- ファミリーマイル(家族間のマイル合算サービス)を利用する
ことで、カードのステータスに応じたマイルが上乗せされるのです。
2.既存会員に継続してほしい
クレジットカード会社は、新規会員を獲得するだけではなく、既存会員に継続してクレジットカードを使い続けてもらうことにも注力しています。大量に新規会員を獲得できたとしても、1年で解約されてしまったら、継続的な収益にはつながりません。そのため、「毎年更新時にマイル・ポイントを付与する」などの条件を設け、既存会員の継続を促すクレジットカードも存在します。
例えば、アメリカン・エキスプレスが発行している「アメリカン・エキスプレスR・スカイ・トラベラー・カード」の場合
- 入会時:3,000ポイント
- 毎年のカード継続毎:1,000ポイント
プレゼントされる仕組みが設けられているのです。
3.自社の商品・サービスを利用してほしい
新規会員の獲得、既存会員の継続とは違う目的で行われるキャンペーンも存在します。その1つの例が、自社の商品・サービスを利用してもらうために行われるキャンペーンです。
出典:JCBでスマホ決済!全員に20%キャッシュバックキャンペーン!
例えば、JCBカードは
- スマートフォン決済のApple Pay、Google Payを
- JCBカードに連動させて利用した人に
- 利用額の20%(最大10,000円)キャッシュバックする
キャンペーンを行っています。
これは、JCBが提供する電子マネー「QUICPay」の利用者の増加を目的としたものです。
出典:Visa x マクドナルドキャッシュレスキャンペーン | Visa
また、国際ブランドのVisaは
- エントリー手続き済みのVisaカードで
- マクドナルドで200円(税込)以上買い物をした人を対象に
- 1,000円分チャージ済みのリストバンドを抽選でプレゼントする
というキャンペーンを行いました。
これは、Visaが提供している非接触型決済サービスの「Visa Touch」の認知を目的としたものです。
4.提携企業の商品・サービスを利用してほしい
クレジットカード会社が、ホテルやコンビニエンスストアなど、他業種の提携企業と協力し、キャンペーンを行うこともあります。
- クレジットカード会社にとっては、カードの利用を促進できる
- 提携企業にとっては、商品・サービスの認知度を高められる
と、双方にとってメリットがあるためです。
例えば、JALカードは新しく開業する「ホテルJALシティ東京 豊洲」と提携し、同ホテルでJALカードを1,000円(税込)以上利用した人に対し、抽選でマイルをプレゼントするというキャンペーンを予定しています。
出典:JALカード新規特約店「ホテルJALシティ東京 豊洲」開業記念マイルプレゼントキャンペーン – JALカード
入会キャンペーンと利用条件つきキャンペーン
クレジットカード会社のキャンペーンを、目的で大まかに分けると次のの2つに大別されます。
- 入会キャンペーン:クレジットカード会員の新規獲得を目的として行われる。
- 利用条件つきキャンペーン:既存会員の継続、自社および提携企業の商品・サービスの利用促進を目的として行われる。
それぞれのキャンペーンについて、詳しく解説していきましょう。
入会キャンペーンでマイルを貯める6つのコツ
ここから先は、入会キャンペーンでマイルを貯めるコツとして
- 貯めるマイルを決める
- 期初、期末を狙う
- マイルのキャンペーンが手厚いステイタス系のカードを狙う
- 1年ごとに解約して、別の入会キャンペーンでマイルを獲得する
- 利用条件をチェックし、クリアできる条件の中で、最大のマイルが貯まるクレジットカードを選ぶ
- 貯めたいマイルだけでなく、他のマイルやポイントが貯まるキャンペーンを展開しているカードも検討する
の6つを解説します。
1.貯めるマイルを決める
つまり
- ANAのマイルを貯めたいなら、ANAカードの中から選ぶ
- JALのマイルを貯めたいなら、JALカードの中から選ぶ
- それ以外の航空会社のマイルを貯めたいなら、様々な航空会社のマイルに交換できるカードを選ぶ
という基本方針を決める必要があります。
クレジットカードでマイルを貯めるなら、入会後の支払いを1つのカードにまとめたほうが効率的です。
- 自分の行きたい場所
- 提携している店舗、サービス
- 単純な好み
から、航空会社を1社に絞り、カードを選びましょう。
2.期初、期末を狙う
日本におけるクレジットカード会社は、大半が上場企業です。そのため、年1回の年次決算およびそれに伴う決算書の提出が義務付けられています。これらを経たのち、決算発表会を行いますが、会社側の心理としては、会員数が伸びている印象を与えられるか、目標数に対して達成できているか、が重要になってきます。
そのため
- 期初にキャンペーンへ予算を多く割り振り、安定的な年会費収入を見込める体制を作る
- 期末に目標が未達だった場合に、慌てて予算取りをして会員数を増やす
方針で動くクレジットカード会社は多く存在します。
つまり、
- 期末:3月
- 半期末:9月
- 期初:4月
- 半期の期初:10月
にキャンペーンが集中するのです。
実際のところは
- クレジットカードの性質
- クレジットカード会社の意向
- 提携企業の意向
- キャンペーン担当者の意向
により決まる部分もあるので、必ずしも期初、期末にキャンペーンが開催されるとは限りません。しかし、このような傾向がある、ということは覚えておきましょう。
3.マイルのキャンペーンが手厚いT&E系のカードを狙う
クレジットカードの入会キャンペーンには「T&E系のカードほど、付与されるポイント・マイルの数が多い」という傾向があります。
また、その中でも
- 一般カードよりも、ゴールドカード
- ゴールドカードよりも、プラチナカード
の方が、手厚いマイルキャンペーンを展開しています。
例えば、同じANA JCBカードであっても、入会・継続時のマイルは
- 一般カード:1,000マイル
- ゴールドカード:2,000マイル
- プレミアムカード:10,000マイル
と大きな差があるのです。
また、どの国際ブランドが付帯しているかにより、入会後に受け取れるマイルが異なる場合もあります。
例えば、同じANAプレミアムカードであっても、ショッピング利用で受け取れるマイルやANA航空券の購入で受け取れるマイルには、以下の差があるのです。
国際ブランド | ショッピング利用 | ANA航空券の購入 |
---|---|---|
JCB | 1,000円 = 1ポイント = 10マイル | 100円 = 3マイル相当 (ANAカードマイルプラスでの自動積算マイル+ポイント移行マイル) |
ダイナース | 100円 = 1.5ポイント = 1.5マイル ※ANAグループ 100円=2.5ポイント(一部対象外あり) |
100円 = 4.5マイル相当 (ANAカードマイルプラスでの自動積算マイル+ポイント移行マイル) |
アメリカン・エキスプレス | 100円 = 1ポイント =1マイル ※ANAグループポイント2.5倍 |
100円 = 4.5マイル相当 (ANAカードマイルプラスでの自動積算マイル+ポイント移行マイル) |
4.1年ごとに解約して、別の入会キャンペーンでマイルを獲得する
より効率的にマイルを貯めるなら、1年ごとにクレジットカードを解約し、別の入会キャンペーンでマイルを獲得するのも1つの手段です。
当然、入会キャンペーンは、入会したときにしかマイルが付与されないため
2年目:ダイナースのカードB
3年目:三井住友カードのカードC
・・・
と、1年ごとにマイルキャンペーンをはしごしていけば、その分、マイルを効率的に貯めることができます。
しかし、この方法を試す際は、以下の4点に注意してください。
- カード会社を変更する
- キャンペーン付与条件を確認する
- 審査に通るように細心の注意を払う
- 1年経過後にクレジットカードを解約する(2年目の年会費が発生してしまうため)
まず、「カード会社を変更する」ですが、入会キャンペーンでマイル・ポイントを付与する上でのルールとして、「初めてそのカード会社でクレジットカードを発行すること」を設けているクレジットカード会社も存在するのです。
例えば、ANA アメリカン・エキスプレス・カードの場合、入会キャンペーンでのマイルの付与に関して、以下の注記が設けられています。
カード再入会やカードを複数所有いただくことは可能な場合があります。
ただし、ご入会特典は初回ご入会時のみ適用となりますので、
万一、過去に遡り、アメリカン・エキスプレスのカードの発行・ご利用・退会などの実績や、
ご入会特典を受け取られた事実が判明した場合は、直ちにご入会特典の提供を中止します。
また、ご入会時に遡って特典は全て無効とし、
ご入会ボーナスとして加算された特典ポイント等についてはご返還いただき、
初年度年会費についてはご請求申し上げます。
出典:ANAアメリカン・エキスプレス|アメリカン・エキスプレス
また、「キャンペーン付与条件を確認する」ですが、一口に入会キャンペーンといっても
- 新規入会者のみにマイル・ポイントを付与する
- 再入会者、下位ステータスのカードからの切り替えであっても新規入会者と同様にマイル・ポイントを付与する
と、クレジットカードによってマイル・ポイントを付与する人の扱いには差があります。
そして、クレジットカードを解約して別のカードに移行する場合、審査に通るかどうかは非常に重要です。
- 審査落ちの原因に当てはまるものがないかチェックする
- 新しいカードの審査に通ってから以前のカードを解約する
などの点に気を付けましょう。
審査落ちの原因については、ここで詳しく解説しています!
また、入会から1年経過した時点で解約できるよう、スケジュールを考えて動きましょう。解約のタイミング次第では、次年度の年会費が引き落とされてしまう可能性もあるためです。例えば、三井住友カードの場合、年会費の引落タイミングについては、以下のように定めています。
5.利用条件をチェックし、クリアできる条件の中で、最大のマイルが貯まるクレジットカードを選ぶ
クレジットカードの入会キャンペーンで付与されるポイント・マイルについては
- カードの発行により付与されるポイント・マイル
- カード発行後の商品・サービスの利用により付与されるポイント・マイル
と細かい条件が付されている場合が多いです。
例えば、こちらのANAカードの入会キャンペーンで考えてみましょう。
出典:入って!使おう!ANAカード新規入会キャンペーン│ANAマイレージクラブ
このキャンペーンでは
- 新規入会&参加登録
- 期間内のカードの利用
- 「ANAカードファミリーマイル」への登録
の3つの条件が設けられており、どれを達成したかによって、受け取れるマイルが異なります。
条件 | 付与されるマイル数 |
---|---|
新規入会&参加登録 | ・ANA一般カード : 500 ・ANAワイドカード : 1,000 ・ANAゴールドカード : 2,000 ・ANAカード プレミアム : 5,000 |
期間内のカードの利用 | 150,000~499,999円(税込) : 3,000 500,000円(税込)以上 : 15,000 |
「ANAカードファミリーマイル」への登録 | ANAカード(一般)/ANAワイドカード : 500 ANAゴールドカード/ANAカード プレミアム : 1,000 |
新規入会&参加登録は、カードの審査に通ったなら誰でも達成できるはずです。しかし、期限内のカードの利用や「ANAカードファミリーマイル」への登録については、達成できない人もいるでしょう。そうなると、「自分がどれだけ条件を達成できるか」を踏まえ、キャンペーンを取捨選択するのも必要です。
6.貯めたいマイルだけでなく、他のマイルやポイントが貯まるキャンペーンを展開しているカードも検討する。
クレジットカードでマイルを貯める方法は、航空会社が発行しているクレジットカードに入会するだけとは限りません。クレジットカード会社独自のポイントを、マイルに交換する方法でも貯めることが可能です。
クレジットカード会社が展開するキャンペーンの中には、入会キャンペーンとして、カードの発行が完了した時点で、ポイントを大量に付与するものもあります。獲得したポイントをマイルに交換すれば、ある程度まとまった数が確保できるはずです。
ここで、国内の主要なクレジットカード会社について
- ポイント付与率
- ANAのマイルへの交換レート
- JALのマイルへの交換レート
- マイル還元率
をまとめました。
クレジットカード会社 | ポイント付与率 | ANAのマイルへの交換レート | JALのマイルへの交換レート | マイル還元率 |
---|---|---|---|---|
JCB | 0.1%(=1000円で1ポイント) | 1ポイント=3マイル | 1ポイント=3マイル | 0.3%(=1000円で3マイル) |
三井住友カード | 0.5%~2.5%(=200円で1~5ポイント) | 1ポイント=3マイル~15マイル | 設定なし | 0.3~1.5%(=1000円で3マイル~15マイル) |
ー | * カードの種類、マイル移行コース加入の有無により異なる。 | ー | ー | |
オリコカード | 1%(=100円で1ポイント) | 1000ポイント=600マイル | 1000ポイント=500マイル | ANA:0.6%(=10万円で600マイル) JAL:0.5%(=10万円で500マイル) |
アメリカン・エキスプレス | 1%(=100円で1ポイント) | 2000ポイント=1000マイル | 設定なし | 0.5%(=20万円で1000マイル) |
ー | * メンバーシップ・リワード・プラスに加入していれば、1000ポイント=1000マイル | ー | ー | |
ダイナース | 1%(=100円で1ポイント) | 1000ポイント=1000マイル | 設定なし | 1%(=10万円で1000マイル) |
三菱UFJニコス | 0.1%(=1000円で1ポイント) | 設定なし | 200ポイント=400マイル | 0.5%(=20万円で400マイル) |
ジャックス | 0.5%(=200円で1ポイント) | 1ポイント=0.6マイル | 1ポイント=0.5マイル | ANA:0.3%(=400円で1.2マイル) JAL:0.25%(400円で1マイル) |
セゾンカード | 0.1%(=1000円で1ポイント) | 1ポイント=3マイル | 1ポイント=2.5マイル | ANA:0.3%(=1000円で3マイル) JAL:0.25%(=1000円で0.25マイル) |
利用条件つきキャンペーンでマイルを稼ぐときの注意点
一方、利用条件つきキャンペーンでポイント・マイルを貯めたい場合
- エントリーが必要か確認する
- 商品・サービスの利用条件を確認する
- 特典が受け取れるまでカードは解約しない
- 切り替えの場合の扱いを確認する
- 最低利用金額を確認する
の5点に気を付けましょう。それぞれの項目について、さらに詳しく解説します。
1.エントリーが必要か確認する
利用条件つきキャンペーンの場合
- キャンペーン参加登録手続き=エントリーが必須
- エントリーは特に必要ない
かを事前に確認しましょう。
例えば、ANAカードが行った「ANAカードご利用ありがとうキャンペーン 2019」では
期間中、キャンペーン参加登録のうえ、ANAカードで35万円(税込)以上クレジット決済いただいた方に、もれなく、3,500マイルをプレゼント
出典:ANAカードご利用ありがとうキャンペーン2019 | ANAマイレージクラブ
という条件が付されていました。
なお、エントリー自体はWebページ上のボタンを押すだけで完了するなど、至極簡単なものがほとんどです。手間がかかるものでもないので、見たらその場で済ませましょう。
2.商品・サービスの利用条件を確認する
提携企業が提供する商品・サービスの利用によってポイント・マイルが獲得できるキャンペーンに参加する際は、商品・サービスの利用条件を確認しましょう。
キャンペーンにあたっては
- ホテルの宿泊によりマイルが貯まる場合は、どこのサイトを経由して予約するか
- 商品の購入によりマイルが貯まる場合は、どこで買えばいいのか
は、指定されている場合がほとんどです。
たとえば、ANAカードと世界的ホテルチェーン・マリオットが提携して行っている「【Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)ボーナスポイント キャンペーン」というキャンペーンでは
キャンペーン専用サイトをご利用の場合は、ANAマイレージクラブお客様番号(10桁)でのログインが必要となります。
Marriott Bonvoyのキャンペーン専用サイトよりご予約ください。
出典:【Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)】ボーナスポイント キャンペーン│ANAマイレージクラブ
という条件が設けられています。
3.特典が受け取れるまでカードは解約しない
ライフスタイルが変化していくにつれ、何が必要かは変わってきます。その中で、今持っているクレジットカードを解約することを考える人もいるはずです。しかし、キャンペーンに参加していた場合は、特典が受け取れるまで解約しないようにしましょう。
クレジットカードのキャンペーンは、特典を付与する条件として、「特典の付与が終わるまでクレジットカードを解約しないこと」を挙げている場合が多くなっています。
4.切り替えの場合の扱いを確認する
ポイント・マイルを目当てに入会キャンペーンを利用する場合、注意すべきなのは「新規入会だけでなく、ステータスが上のカードへの切り替えも対象となるのか」です。
例えば、ANAと提携してANAカードを発行している三井住友カードが過去に行ったキャンペーンでは
本キャンペーンは、期間中にANAカード・ANA家族カード・「ANA銀聯カード」を新規でお申し込みいただいた方が対象となります。すでにANAカード会員の方がお切替えをされた場合は対象となりません。
出典:最大47500マイル相当がもらえる!!ANAカードご入会キャンペーン|クレジットカードの三井住友カード
と明記されています。
- 一般カードからゴールドカードへ
- ゴールドカードからプラチナカードへ
というように、同じクレジットカードでステータスを変更する形での切り替えの場合、入会キャンペーンの対象となるかは、扱いはまちまちです。事前に確認した上で、手続きを進めましょう。
5.最低利用金額を確認する
クレジットカードの入会キャンペーンでもらえるポイント・マイルは
- 入会すればもれなくもらえるもの
- 入会し、一定期間内に所定の利用額を達成すればもらえるもの
など、条件によってさらに細かく分類できます。
仮に、「入会し、一定期間内に所定の利用額を達成すればもらえるもの」があった場合は
- 最低利用金額
- 金額の集計期間
- もらえるポイント・マイルの数
をしっかり確認しましょう。
こちらの画像は、ANAカードの入会キャンペーンページの一部です。
出典:ANAカード入って!乗って!使おう!キャンペーン│ANAマイレージクラブ
読み取れることをまとめると
- 2019年7月19日(金)から2019年11月30日(土)までのクレジット決済データカード会社到着分が
- 15万円未満だった場合はマイルが受け取れない
という意味になります。
なお、クレジット決済データがカード会社に到着するまでには、数日のタイムラグがある可能性もあります。
まとめ
クレジットカードのキャンペーンは、上手に使えばマイル・ポイントを一気に稼げるチャンスになります。
しかし
- エントリーを忘れる
- 商品・サービスの利用条件を満たしていない
などのアクシデントがあれば、マイル・ポイントは受け取れません。さらに、入会キャンペーンの場合は、「クレジットカードの審査を通過できるか」も非常に重要になります。審査を通過できるよう、細心の注意を払って手続きを進めましょう。