ゴールドカードの上のカード。いつか持ちたいプラチナカード、ブラックカードの基礎を解説

man
ゴールドカードの上っていったら、やっぱりプラチナですよね。審査に通るの、難しそうですね。
teacher
確かに簡単ではないですよ。

クレジットカードにはステータスがあります。簡単にいうと会員ランクのことですが、上に行けば行くほど審査に通過するのが難しいのは確かです。ゴールドカードまではすんなり審査に通っても、プラチナになると通過できない人も出てきます。さらに、その上をいくブラックになると、一体何をすれば審査に通るのかすらわかりません。そこで今回の記事では、プラチナカード、ブラックカードの基本について解説しましょう。

ゴールドカードの上のカードとは

ゴールドカードの上のカードとは

一般的に、クレジットカードのステータスは、以下のように分布しています。

ゴールドカードの上のカードとは

上からブラック→プラチナ→ゴールド→一般という順番です。上に行けばいくほど、付帯サービスは充実しますが、年会費も審査難易度も上がります。

クレジットカードのステータスが色で表されるのはなぜ?

man
そういえば、なんでゴールドとかプラチナとかブラックとか、色の話ばかりなんでしょうね。

クレジットカードのステータスが色で表されるのは「そのステータスのカードの券面によく用いられる色」に由来します。その理由を、クレジットカードの歴史からひも解いてみましょう。

自社発行のクレジットカードに会員ランク=ステータスを設けることで、顧客の囲い込みを図ってきた企業として、アメリカン・エキスプレスがよく知られています。またクレジットカード自体が今ほど一般的ではなかった1980年に、一般カードの上位カードとしてアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードを発行します。その時代の日本で発行されているクレジットカードとは違い、年会費が高いものの、付帯サービスが充実しているカードは、富裕層を中心に注目を集めました。その後、1993年には上位カードとしてプラチナ・カードを、2002年には最上位のカードとしてアメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード(ブラックカード)の発行を日本で開始したのです。

いわば、アメリカン・エキスプレスは「ステータスに応じたクレジットカードの発行」においては、業界の先駆者的存在でした。

同社がステータスに応じて発行したクレジットカードの券面の色が、転じてステータスを表す言葉としても使われるようになったのです。
teacher
もちろん、実際はブラックカードに相当するのに券面が金色、というクレジットカードもあるので、この限りではありません。ただ、一般的な呼び名として使われている、ということを覚えておきましょう。

ゴールドカードの上のカードその1.プラチナカード

ゴールドカードの上のカードその1.プラチナカード

最初に、プラチナカードについて説明しましょう。

プラチナカードとは

プラチナカードは、そのクレジットカード会社の上位顧客に対して付与されるクレジットカードのことです。ゴールドカードより審査難易度が高いので、ある程度の年収と社会人経験がないと、審査に通るのは厳しいでしょう。

プラチナカードの特徴

プラチナカードの特徴について、次の4つのポイントから考えてみましょう。

  1. 年会費
  2. 利用限度額
  3. 付帯サービス
  4. 審査難易度

1.年会費はクレジットカード会社によってかなり違う

一口にプラチナカードといっても、年会費は千差万別です。日本で広く出回っている次の5つの国際ブランドのプラチナカード(に相当するクレジットカード)について、年会費を比べてみましょう。

国際ブランドクレジットカード名年会費
American Expressプラチナ・カード13万円(税抜)
Mastercardラグジュアリーカード/Mastercard Black Card10万円(税抜)
Visa三井住友プラチナカード5万円(税抜)
JCBJCBプラチナ2万5,000円(税抜)

傾向としてはっきりわかるのは「ゴールドカードよりは総じて高い」ということです。

2.利用限度額はゴールドカードより高い

プラチナカードは、年会費だけでなく、利用限度額の上限もゴールドカードより高く設定されています。例えば、三井住友ゴールドカードと三井住友プラチナカードの場合、利用限度額の幅は以下の通りです。

三井住友ゴールドカード総利用枠:50~200万円
カード利用枠(カードショッピング):50~200万円
リボ払い・分割払い利用枠:0~200万円
キャッシング利用枠:0~50万円
三井住友プラチナカード総利用枠:原則300万円~
カード利用枠(カードショッピング):原則300万円~
リボ・分割・2回・ボーナス一括払い利用枠:0~200万円
キャッシング利用枠:0~100万円

総利用枠だけをとってみても、三井住友ゴールドカードの上限が200万円であるのにたいし、三井住友プラチナカードの場合は下限が原則として300万円からとなっています。

teacher
つまり、上限はその時の状況次第、ということです。

3.付帯サービスがゴールドカードよりさらに充実している

同じクレジットカード会社のカードであっても、ゴールドカードよりプラチナカードのほうがサービスも充実しているのは確かです。一目で比較しやすい項目として、海外旅行傷害保険を例にとってみましょう。

teacher
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードとセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードに付帯している海外旅行傷害保険を比較してみます。

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

カード分類ゴールドカード
国際ブランドAMEX(アメックス)
申込方法-
発行スピード最短3営業日
年会費(税込)11,000円
年会費備考-
ショッピング限度額(上限)300万円
ポイント還元率(下限)0.75%
ポイント還元率(上限)1.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=3マイル、交換上限なし、交換手数料無料)
JALマイル(1ポイント=2.5マイル、交換上限なし、交換手数料無料)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージiD利用、QUICPay利用、楽天Edy、nanaco
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円(自動付帯:5,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円
ショッピング保険/国内利用(最大)200万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
100%(2/2)75万円20万円12.0日4.5

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

カード分類プラチナカード
国際ブランドAMEX(アメックス)
申込方法-
発行スピード最短3営業日
年会費(税込)22,000円
年会費備考-
ショッピング限度額(上限)500万円
ポイント還元率(下限)0.75%
ポイント還元率(上限)1.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=3マイル、交換上限なし、交換手数料無料)
JALマイル(1ポイント=2.5マイル、交換上限なし、交換手数料無料)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージiD利用、QUICPay利用、楽天Edy、nanaco
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)-
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)-
ショッピング保険/国内利用(最大)-
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
100%(1/1)100万円30万円14.0日5.0

【セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードの場合】
担保内容本会員/家族会員家族特約適用者
傷害死亡・後遺障害5,000万円1,000万円
傷害治療費用300万円300万円
疾病治療費用300万円300万円
賠償責任3,000万円3,000万円
携行品損害30万円300万円
救援者費用200万円200万円
寄託手荷物遅延費用10万円10万円
寄託手荷物紛失費用10万円10万円
乗継遅延費用3万円3万円
出発遅延費用3万円3万円
【セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの場合】
担保内容本会員/家族会員家族特約適用者
傷害死亡・後遺障害1億円1,000万円
傷害治療費用300万円300万円
疾病治療費用300万円300万円
賠償責任5,000万円5,000万円
携行品損害50万円50万円
救援者費用300万円300万円
寄託手荷物遅延費用10万円10万円
寄託手荷物紛失費用10万円10万円
乗継遅延費用3万円3万円
出発遅延費用3万円3万円

詳細はそれぞれの項目を参考にしてほしいのですが、傷害死亡・後遺障害の場合の最高補償額だけをとっても、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードが5,000万円なのに対し、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは1億円と倍も違うのです。

サービスが充実していたところで、使いこなせなくてはただ高い年会費を払い続けてしまうだけになってしまいます。プラチナカードを作りたい場合は、サービスを調べ「自分が使いこなせるかどうか」も重要な要素として考えましょう。

4.審査難易度もクレジットカード会社によって差がある

同じプラチナカードであっても、どんな会社が発行しているかによって、審査難易度にも差があります。大まかな傾向としては、提携カードのほうが、プロパーカードより審査に通りやすいと考えましょう。

プロパーカード国際ブランド(決済システム)を運営している会社が自前で発行するクレジットカードのこと
提携カード国際ブランドを運営している会社と外部の企業が提携し、自社の商品・サービスの利用を喚起するために発行するクレジットカードのこと
man
どうして提携カードのほうがいいんですか?

提携カードは目的の1つに「自社の商品・サービスの利用を喚起すること」を抱えています。つまり、この目的を達成するためには、経営上許容できる範囲内であれば、できる限りクレジットカードの会員数を増やした方がいいのです。そのため、プロパーカードのプラチナカードの審査には落ちたものの、提携カードのプラチナカードに申込しなおしたら通ったという例も少なくありません。

teacher
もちろん、審査に通過するかどうかは、その人の属性や申し込んだときの状況にもよるので、プロパーだからダメ、提携だからOKというものでもありません。参考程度に考えてください。

プラチナカードのインビテーションとは?

プラチナカードに新規で申し込む場合、インビテーションが必須になるケースとそうでないケースがあります。

クレジットカード会社からの招待状

man
インビテーションってなんですか?

インビテーションとは簡単に言うと「クレジットカード会社からの招待状」です。つまり、その会社のゴールドカードなど、対象になる一定のクレジットカードの会員のうち

  • 年間の利用額が多い
  • 継続利用年数が長い
  • 延滞、滞納、その他のトラブルを起こしていない

など、一定の条件を満たす人に対し発送されるプラチナカードに相当するクレジットカードの案内を指します。プラチナカードの中には、その希少性を保持し、本当に信用できる人に会員になってもらうために、インビテーションを採用しているものが多く存在しました。例えば、アメリカン・エキスプレスのプラチナ・カードは長らく一般募集を行わず、インビテーションが届いた会員のみ申し込めるというスタイルを貫いてきたのです。

最近は必須でないことも多い

しかし、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル(日本支社)は2019年4月8日から、プラチナ・カードの募集に関しては、インビテーションがなくても申し込めるよう運営体制を変更しました。変更に至った理由を公式に発表しているわけではないので断言はできませんが、インビテーション制を辞めることで会員数を増やし、継続的に年会費収入を得やすくするよう、方向転換をしたことも考えられます。

プラチナカードを手に入れるには?

ここで、プラチナカードを手に入れるにはどうしたらいいのか考えてみましょう。方法は2つです。

ルート1.インビテーションを待つ

必須ではない場合が増えているものの、クレジットカード会社から一定の条件を満たす顧客に対しインビテーションを送ることは継続して行われています。クレジットカード会社の側からすれば「上位顧客になってほしい人」を選別して案内を送っていると考えましょう。そのため、プラチナカードを申し込むなら、インビテーションが届いてからのほうが、審査には各段に通りやすいでしょう。審査である以上、100%通るとは断言できませんが、よほどの落ち度がなければ大丈夫なはずです。

ルート2.インビテーション不要のプラチナカードに申し込む

インビテーションがいらないプラチナカードであれば、そのまま申し込むことはできます。今の自分の状況を見て、審査に通りそうなプラチナカードを選びましょう。なお、審査難易度だけで言えば、プロパーカードより提携カードのほうが審査には通りやすいです。

teacher
提携カードの場合「提携先の商品、サービスの利用を促す」という目的もあるため、経営上許容できる範囲内で、審査の基準を緩めるのもめずらしくないためです。

また、他のクレジットカードと同じく、審査を受ける際は、以下のことにも気を付けましょう。

  • 引っ越ししたて、転職したては避ける
  • 分割払い、リボ払いなどがあれば繰り上げ返済する
  • 立て続けに申込をしない
teacher
こちらの記事も参考にしてくださいね!

ゴールドカードの上のカードその2.ブラックカード

ゴールドカードの上のカードその2.ブラックカード

ゴールドカードの1つ上のカードはプラチナカードですが、さらに上のカードとしてブラックカードがあります。

ブラックカードとは

ブラックカードとは、そのクレジットカード会社(もしくは国際ブランド)の最上級会員に付与されるクレジットカードのことです。券面に黒が使われていることが多いことから、この名前になりました。

世界で初めて発行されたブラックカードと言われているのが、アメリカン・エキスプレスが発行している「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」です。このカードの券面にも黒が使われています。

アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカード

カード分類ブラックカード
国際ブランドAMEX(アメックス)
申込方法インビテーション(招待)
発行スピード通常1~3週間
年会費(税込)385,000円
年会費備考-
ショッピング限度額(上限)一律の利用制限なし
ポイント還元率(下限)1.00%
ポイント還元率(上限)1.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=1マイル)
スカイマイル(1ポイント=0.8マイル)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージ楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)10,000万円(自動付帯:10,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)10,000万円(自動付帯:10,000万円)
ショッピング保険/国内利用(最大)500万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
teacher
「アメックスのブラック」というと、このカードのことを指しているんですよ。

ただし、ラグジュアリーカードの最上位カードであるラグジュアリーカード/Mastercard Gold Cardのように、黒でない色(今回の場合は金色)が使われていることもあるので、注意しましょう。

国際ブランドMastercard
初年度年会費(税別)200,000円
2年目~年会費(税別)200,000円
年会費優遇条件-
ポイント還元率/基本1.50%
ポイント還元率/上限1.50%
ポイント倍増方法-

ブラックカードの特徴

次に、ブラックカードの特徴について考えてみましょう。次の項目について解説します。

  1. 取り扱っている会社はごく少数
  2. 年会費は総じて高い
  3. インビテーションが必要な場合が大半
  4. 限度額は「個々の状況に応じて」決まる
  5. 審査が極めて厳しく、発行枚数も少数

1.取り扱っている会社はごく少数

一般、ゴールド、プラチナのステータスのクレジットカードに比べると、ブラックカードを扱っている会社はごく少数です。2020年7月時点、日本国内でブラックカードに相当するクレジットカードを発行している会社をまとめました。

国際ブランド日本での発行会社名カード名
American Expressアメリカン・エキスプレス・インターナショナル(日本支社)アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
Diners三井住友トラストクラブダイナースクラブ プレミアムカード
Mastercard三井住友トラストクラブTRUST CLUB ワールドエリートカード
アプラスラグジュアリーカード/Mastercard Gold Card
Visaスルガ銀行SURUGA VISA Infinite
JCBジェー・シー・ビーJCB THE CLASS

2.年会費は総じて高い

クレジットカードのステータスと付帯サービスは、ほぼ年会費に比例すると考えていいでしょう。ブラックカードの場合、プラチナカードよりさらに年会費が高いです。ブラックカードは招待制が基本であり、公開されていない情報がほとんどであるため、正確な年会費を調べようがありません。ただし、Twitter上に出回っている情報では、アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードの初期費用は

  • 入会金:50万円(税別)
  • 年会費:36万円(税別)

とのことでした。


一方、比較的年会費はお手頃なのが、JCB THE CLASSです。Twitter上の情報によれば、年会費は5万円です。


その他のブラックカードのうち、年会費が公式に発表されているものをまとめておきました。

ダイナースクラブ プレミアムカード13万円(税別)
TRUST CLUB ワールドエリートカード13万円(税別)
ラグジュアリーカード/Mastercard Gold Card20万円(税別)

3.インビテーションが必要な場合が大半

ブラックカードは、最上位顧客に対して発行されるクレジットカードでという位置づけである以上、インビテーション(クレジットカード会社からの公式な招待状)が必須であるとしていることがほとんどです。しかし、今回紹介したブラックカードのうち

  • TRUST CLUB ワールドエリートカード
  • ラグジュアリーカード/Mastercard Gold Card

はインビテーションがなくても公式ホームページからでも申し込めます。

ラグジュアリーカード/Mastercard Gold Card

カード分類ブラックカード
国際ブランドMasterCard
申込方法個人はインビテーション(招待)、法人はWeb申込み
発行スピード通常3週間
年会費(税込)220,000円
年会費備考-
ショッピング限度額(上限)100万円
ポイント還元率(下限)1.50%
ポイント還元率(上限)1.50%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=3マイル)
JALマイル(1ポイント=3マイル)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージ-
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)12,000万円(自動付帯:12,000万円)、家族特約1,000万円(自動付帯:1,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)10,000万円(自動付帯:10,000万円)
ショッピング保険/国内利用(最大)300万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度

4.利用限度額は「個々の状況に応じて」決まる

man
そういえば、ブラックカードって、限度額がないと聞いたけど、本当ですか?
teacher
そんなことしたら、クレジットカード会社だってつぶれちゃいますよ!

ブラックカードに関してまことしやかにささやかれる噂として「限度額がない=利用限度額の上限が定められていない」というものがあります。しかし、ブラックカードを含めたクレジットカードの基本的な仕組みをもう一度思い出してみましょう。

  1. 加盟店=使えるお店で会員がクレジットカードを使って買い物する
  2. 手数料を差し引いた分をクレジットカード会社が立て替えて加盟店に支払う
  3. クレジットカード会社は会員に対して請求を行う
  4. 所定の引き落とし日に銀行口座から引き落としが実行される

つまり「一度、クレジットカード会社が立て替える」という仕組みである以上、利用限度額の上限を定めないのは、必要な資金量がわからなくなるため、現実的ではないのです。ブラックカードの多くは、利用限度額について一律な基準を設けるのではなく、会員のその時の状況に応じて柔軟に決める方式を設けています。

teacher
もしかしたらこの話に尾ひれがついて、限度額がない、なんて話になっちゃったんでしょうね。

5.審査が極めて厳しく、発行枚数も少数

ブラックカードの審査基準は明らかにはされていません。ただわかることがあるとすれば、求められる年収も資産状況も平均値よりはるかに高いため、審査に通るのはかなり厳しく、発行枚数も少ないことでしょう。

そこで、如何に高い水準が求められるかということを探るべく、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル(日本支社)の会報誌の媒体資料に掲載されている数字を使いましょう。

参照:株式会社シナノインターナショナル CENTURION AND DEPARTURES 欧州・中東・アジア・パシフィックエディション 媒体概要2019

この中に、日本語版の会報誌の発行部数が書いてありました。アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードの会報誌「CENTURION」の発行部数は、2019年現在は8,500部とのことです。つまり、アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードの会員1人に対し会報1部が配布されるとすると、日本全国で8,500人しか会員がいないということになります。日本の人口が2018年現在、1億2,650万人なので、全人口に占める比率を計算するとわずか0.0067%に過ぎません。

つまり、10万人のうち、6人しか持っていない計算になります。
man
10万人に6人って、もうわけがわからないですね。
teacher
本当ですよ!

他のブラックカードについての状況はわかりませんが、日本の全人口からすればごくわずかな人しか持っていないのは明らかなはずです。

ブラックカードを手に入れるには?

ブラックカードについては、公開されている情報が少ないうえに、審査の基準も明らかにされていません。つまり「これをやったら審査に通る」と断言できないのが実情です。その前提で、ブラックカードを手に入れるために自分でもできることを紹介しましょう。

ルート1.プラチナカードを地道に使い続ける

クレジットカード会社にとって、最も歓迎すべき顧客は「長い間、コンスタントに自分の会社のカードを使ってくれる人」です。その理屈でいくと、インビテーションが届くのは、プラチナカードの利用歴・利用額が一定の水準を上回っている人で、延滞・滞納などのトラブルを起こしていない人でしょう。やはり、まずはプラチナカードを地道に使い続けるのは必須の条件と言えます。

ルート2.発行会社および関連会社と大口の取引をする

ちょっと変わった方法としては、発行会社および関連会社と大口の取引をすることも、ブラックカード取得のためには有効です。スルガ銀行はVisaのブラックカードに相当する「SURUGA VISA Infinite」を発行していますが、同行で住宅ローンを契約すると案内が来るという噂もありました。ただし、大々的に公表しているわけではないので、あくまで参考程度に考えてください。