【脱審査落ち】ゴールドカードの申し込みがうまくいかない理由。審査に通るための対策も併せて解説

一昔前に比べると、ゴールドカード自体の種類が増えた上に、だいぶ審査にも通りやすくなりました。それでも、申し込みがうまくいかず、審査に落ちてしまう人は確かにいます。そこで今回は、審査落ちする理由とその理由への対策について解説しましょう。

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以下の5つの理由について、解説します!
  1. 分割払い、リボ払い、キャッシングの残高が多すぎる
  2. 年齢の割に収入が少なすぎる
  3. 申込条件をよく読んでいない
  4. 過去にクレジットカードやローンでトラブルを起こした
  5. 実は30代になるまでクレジットカードを使ったことがない

理由1.分割払い、リボ払い、キャッシングの残高が多すぎる

理由1.分割払い、リボ払い、キャッシングの残高が多すぎる

分割払い、リボ払い、キャッシングの残高が多いと、ゴールドカードを含めたクレジットカードを新規に申し込む場合、非常に不利になります。その理由と対策について、説明しましょう。

残高が多いと審査に通らない理由

分割払い、リボ払い、キャッシングの残高は、厳密に言うと「残債=残っている債務」です。つまり、返し終わっていない借金があるのと同じと考えましょう。そして、クレジットカード会社の立場からすれば「多くの借金を抱えている人」にはなるべく貸したくないはずです。クレジットカード会社にとっては

  • ゴールドカードを含めたクレジットカードをなるべく多くの人に利用してもらうこと
  • 利用した人が期限通りに返済してくれること

という2つの目標を達成し続けることが、経営を安定維持していくために、非常に重要になります。そのため、この2つの目標の達成を脅かす存在になる人は、なるべく会員として迎え入れたくないのが本音でしょう。当然、審査に通さないという形で、ブロックするしかないのです。

対策.資金に余裕があるなら繰り上げ返済をしよう

もし、これからゴールドカードを申し込む予定があるなら、一度、分割払い、リボ払い、キャッシングの残高を確認しましょう。手元の資金に余裕があるなら、繰り上げ返済をし、残高がゼロになってから改めてゴールドカードの申し込み手続きを進めると効果的です。もし、残高をゼロにはできなくても、資金に余裕があるタイミングで繰り上げ返済をしていくようにしましょう。

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一度ゴールドカードを申し込み、審査に通らなかった場合は、できる限り半年以上は時間を開けてから再トライするのをおすすめします。その間に繰り上げ返済をこまめにするようにしてくださいね。

理由2.年齢の割に収入が少なすぎる

理由2.年齢の割に収入が少なすぎる

2つ目の理由として考えられるのは、年齢の割に収入が少なすぎることです。

正社員、契約社員、パート・アルバイトであればカードの選び方次第で通ることも

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具体的にいくらくらいだったら、年齢の割に収入が少なすぎるということになりますか?

一口に収入といっても

  • その人がどんな業種で働いているか
  • その人の雇用形態は何か(正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイトなど)
  • 住んでいる地域がどこか

によってかなり変わってくるので、一概に「この金額だから少ない」とは言い切れません。国税庁は毎年「民間給与実態調査」という名前で、給料の平均額を調査し、データとして発表しています。2018年の場合、年齢層別の平均給与は以下の通りでした。

年齢 平均給与(千円)
19歳以下 1,371
20~24歳 2,670
25~29歳 3,702
30~34歳 4,101
35~39歳 4,478
40~44歳 4,763
45~49歳 5,016
50~54歳 5,285
55~59歳 5,204
60~64歳 4,160
65~69歳 3,256
70歳以上 3,055
合 計 4,407

参照:標本調査結果|国税庁

1つの参考にすぎませんが、この表の数字より大きく下回っている場合は、もしかしたら「年収が低すぎる人」になり得るかもしれません。一部の審査が厳しいゴールドカードの場合は、もしかしたら申し込みをしても年収を理由に不合格になる場合も出てくるでしょう。

teacher
詳しくはあとで話しますけど、それでもあまり悲観しすぎることはないと思います。継続して安定した収入があって、これまでにクレジットカードで問題を起こしていなければ、まだまだ方法はありますよ。

自営業、フリーランスは覚悟が必要

会社員や公務員のように「どこかに勤めて給料をもらっている人」であれば、会社や職場をクビにならない限りは(建前上は)継続安定して給料をもらうことができます。

日本の法律は労働者を保護する立場から制定されているので、刑事事件の容疑者として逮捕されるほどの悪質なことをしなければ、簡単には解雇・免職にはなりません。

しかし、自営業やフリーランスの場合、自分から周囲に働きかけて仕事を取ってこないといけない上に、取引先の都合でいきなり契約終了することだってあり得ます。その人が本来持っている資質や才能、そして起業してからの努力次第では、通常の会社員では考えられないような年収をたたき出すこともありますが、逆ももちろんあり得るのです。

クレジットカード会社側も、自営業やフリーランスなど「会社・官庁などの組織に属さず働いている人」の収入の不安定さは認識しています。同年代の会社員の年収をはるかに上回るだけの年収があったとしても、自営業やフリーランスの人がゴールドカードを含め、クレジットカードを作るのはまだまだ厳しいようです。

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最近は起業する人も増えてきたので、昔ほど風当たりは強くないですが、それでも、起業したばかりだと大変ですよ。

対策.プロパーカードよりは提携カードを選ぼう

年収が同世代の平均より大幅に低かったり、高いものの自営業・フリーランスなど、組織に属さずに働いていたりする場合は、どんなゴールドカードを選ぶかが重要になります。ゴールドカードを含めたクレジットカードを「どんな会社が発行しているのか」によって分けると、以下の2つに分類できます。

  • 提携カード:国際ブランド(決済システム)を運営する会社と外部の企業が提携して発行しているクレジットカード
  • プロパーカード: 国際ブランド(決済システム)を運営する会社が独自で発行するクレジットカード

このうち、より審査に通りやすいのは提携カードです。提携カードを発行する目的の1つに「提携先の企業の商品・サービスの拡販につなげる」ことが挙げられます。そのため、経営上許容できる範囲内であれば、やや審査基準を緩めにして、より多くの人に提携カードを持ってもらうことを優先するケースも多いのです。

理由3.申し込み条件をよく読んでいない

理由3.申し込み条件をよく読んでいない

3つ目の理由は、そもそもゴールドカードの申し込み条件をよく読んでいなかったことです。

年齢制限があるゴールドカードもあるので注意

一口にゴールドカードといっても

  • 申し込みが可能な年齢はいくつからか
  • 想定される年収はいくらくらいか

など、申し込みのための条件は個々のゴールドカードによって全く違います。自分の現状では満たせない申し込み条件を掲げているゴールドカードに背伸びして申し込んでも、審査に通るはずはないので気を付けましょう。

teacher
有名なゴールドカードについて、申し込みの条件をまとめてみました。
JCBゴールド 20歳以上で、本人に安定継続収入がある。
三井住友カード ゴールド 原則として、満30歳以上で、本人に安定継続収入がある。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 20歳以上で、本人に安定継続収入がある。ただし、パート・アルバイトは不可(年金受給者は可)。
ダイナースクラブカード 年齢27歳以上

JCBゴールド

JCBゴールド
カード分類ゴールドカード
国際ブランドJCB
申込方法-
発行スピード即日発行
※モバイル即時入会サービスはJCB公式サイト経由のみ対象。モバ即の入会条件は以下2点になります。 【1】 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い) 【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)※モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。
年会費(税込)11,000円
年会費備考-
ショッピング総利用枠(上限)-
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)10.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし)
JALマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限15,000ポイント)
スカイマイル(1ポイント=3マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし)
ポイント備考※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
■JCB STAR MEMBERS  ※毎年特典変更
集計期間中の利用合計金額によってメンバーランクが確定
・メンバーランク
30万円以上利用:スターePLUS 50万円以上利用:スターβPLUS 100万円以上利用:スターαPLUS 300万円以上利用:ロイヤルαPLUS
<Oki Dokiボーナスアップ>・・・スターePLUS:翌年のポイント10%UP スターβPLUS:翌年のポイント20%UP  スターαPLUS:翌年のポイント50%UP ロイヤルαPLUS:翌年のポイント60%UP
<キャンペーンチャンスアップ> キャンペーンの翌年の抽選口数が通常よりアップ・・・スターePLUS:2倍 スターβPLUS:3倍 スターαPLUS:6倍 ロイヤルαPLUS:6倍
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージQUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)10,000万円(自動付帯:5,000万円)、家族特約1,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円(自動付帯:5,000万円)
ショッピング保険/国内利用(最大)500万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
100%(5/5)162万円80万円8.4日4.4

三井住友カード ゴールド

三井住友カード ゴールド
カード分類ゴールドカード
国際ブランドVisa、Mastercard®
申込方法-
発行スピード最短3営業日
年会費(税込)11,000円
年会費備考※インターネット入会で初年度年会費無料
※マイ・ペイすリボの登録+年1回以上のリボ払い手数料の支払いで年会費半額
※WEB明細書サービス利用+年6回以上のカード利用で年会費1,100円割引
※Visa、MasterCard両方お申込みの場合は年会費2,200円
※年間利用合計額が100万円~300万円未満で年会費20%割引
※年間利用合計額が300万円以上で年会費半額
※初年度年会費無料(~2023年3月31日申し込み分迄)
ショッピング総利用枠(上限)200万円
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)5.00%
交換可能マイルANAマイル(5ポイント=3マイル、500ポイント以上500ポイント単位、※ANAカード会員の方の場合)
ETCカード年会費(税込)550円
電子マネーチャージiD(専用)利用、楽天Edy、WAON(オートチャージ可)
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円(利用付帯)、家族特約1,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円(利用付帯)
ショッピング保険/国内利用(最大)300万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
100%(6/6)115万円58万円10.7日4.5

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
カード分類ゴールドカード
国際ブランドAMEX(アメックス)
申込方法-
発行スピード通常1~3週間
年会費(税込)31,900円
年会費備考-
ショッピング総利用枠(上限)-
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)0.50%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=0.5マイル、メンバーシップ・リワード・プラス登録で1ポイント=1マイル(年間参加費 3,300円))
JALマイル(1ポイント=0.3マイル、メンバーシップ・リワード・プラス登録で1ポイント=0.4マイル(年間参加費 3,300円))
スカイマイル(1ポイント=0.5マイル、メンバーシップ・リワード・プラス登録で1ポイント=0.8マイル(年間参加費 3,300円))
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージ楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)10,000万円、家族特約1,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円、家族特約1,000万円
ショッピング保険/国内利用(最大)500万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
100%(2/2)75万円20万円12.0日4.5

ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカード
カード分類ゴールドカード
国際ブランドDiners
申込方法-
発行スピード通常2~3週間
年会費(税込)24,200円
年会費備考-
ショッピング総利用枠(上限)一律の利用制限なし
ポイント還元率(下限)0.40%
ポイント還元率(上限)1.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=1マイル、1,000ポイント以上、年間交換上限40,000ポイント、ダイナースグローバルマイレージ参加費年間6,600円)
JALマイル(1ポイント=0.4マイル、2,500ポイント以上、交換上限なし、ダイナースグローバルマイレージ参加費年間6,600円)
スカイマイル(2ポイント=1マイル、2,000ポイント以上、年間交換上限140,000ポイント、ダイナースグローバルマイレージ参加費年間6,600円)
マイレージプラス(2ポイント=1マイル、2,000ポイント以上、年間交換上限120,000ポイント、ダイナースグローバルマイレージ参加費年間6,600円)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージ楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)10,000万円(自動付帯:5,000万円)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)10,000万円(自動付帯:5,000万円)
ショッピング保険/国内利用(最大)500万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度

対策.20代なら20代向けのゴールドカードを選んだ方が無難

クレジットカード会社が条件を出してきている以上、その条件に合わなければどうしようもない、というのが実情です。しかし、1つ対策があるとすれば「20代であれば、20代であることを逆手にとって、20代向けのゴールドカードを申し込む」ことでしょう。

クレジットカード会社は近年、18歳から29歳までの若年層を顧客として取り込むことにも力を入れています。早い段階で自社のクレジットカードを使い始めてもらい、年齢と利用実績に応じてゴールド、プラチナとランクアップしていく仕組みを取り入れることで、長期に渡って会員として関係を築くことで、安定継続した収益が見込めるためです。そのため

  • 学生、新社会人向けのクレジットカードを発行し、ある程度の年齢まで使い続けてもらう
  • その後、若年層向けのゴールドカードに切り替えをする
  • 若年層向けのゴールドカードの期限が満了したら、一般のゴールドカードへの切り替えを受け付ける
  • 一般のゴールドカードの利用実績が一定水準に達したら、プラチナに相当する上位カードへの切り替えを案内する

というビジネスモデルを用いているクレジットカード会社は存在します。

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わかりやすいのが、三井住友カードですね。学生・新社会人向けの「三井住友カード」から、一般向けゴールドカードの「三井住友カード ゴールド」とステップアップしていくんですよ。

三井住友カード

三井住友カード
カード分類一般カード
国際ブランドVisa、Mastercard®
申込方法-
発行スピード最短3営業日
年会費(税込)1,375円
年会費備考※インターネット入会で初年度年会費無料
※マイ・ペイすリボの登録+年1回以上のリボ払い手数料の支払いで年会費無料
※VISA・MasterCard2枚お申し込みの場合は年会費275円
※カード利用代金WEB明細書サービス利用&過去1年間に6回以上の請求があると年会費550円割引
※年間利用合計額が100万円~300万円未満で年会費半額
※初年度年会費無料(~2023年3月31日申し込み分迄)
※年300万円以上利用で翌年度無料
ショッピング総利用枠(上限)100万円
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)5.00%
交換可能マイルANAマイル(5ポイント=3マイル、500ポイント以上500ポイント単位、※ANAカード会員の方の場合)
ポイント備考■「マイ・ペイすリボ」登録+利用
「マイ・ペイすリボ」でリボ払い手数料の請求がある月は、通常+0.5ポイント加算。
■月間利用ボーナス
・合計金額5万円(税込)以上利用で50ポイント
・合計金額10万円(税込)以上利用で100ポイント
以降5万円ごとに100ポイント付与
ETCカード年会費(税込)550円
電子マネーチャージiD(専用)利用、楽天Edy、WAON(オートチャージ可)
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)2,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)-
ショッピング保険/国内利用(最大)100万円(リボ払い・分割払い(3回以上)の場合のみ)
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
86%(36/42)36万円20万円9.1日4.1

三井住友カード ゴールド

三井住友カード ゴールド
カード分類ゴールドカード
国際ブランドVisa、Mastercard®
申込方法-
発行スピード最短3営業日
年会費(税込)11,000円
年会費備考※インターネット入会で初年度年会費無料
※マイ・ペイすリボの登録+年1回以上のリボ払い手数料の支払いで年会費半額
※WEB明細書サービス利用+年6回以上のカード利用で年会費1,100円割引
※Visa、MasterCard両方お申込みの場合は年会費2,200円
※年間利用合計額が100万円~300万円未満で年会費20%割引
※年間利用合計額が300万円以上で年会費半額
※初年度年会費無料(~2023年3月31日申し込み分迄)
ショッピング総利用枠(上限)200万円
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)5.00%
交換可能マイルANAマイル(5ポイント=3マイル、500ポイント以上500ポイント単位、※ANAカード会員の方の場合)
ETCカード年会費(税込)550円
電子マネーチャージiD(専用)利用、楽天Edy、WAON(オートチャージ可)
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円(利用付帯)、家族特約1,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)5,000万円(利用付帯)
ショッピング保険/国内利用(最大)300万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
100%(6/6)115万円58万円10.7日4.5

理由4.過去にクレジットカードやローンでトラブルを起こした

理由4.過去にクレジットカードやローンでトラブルを起こした

4つ目の理由は、過去にクレジットカードやローンでトラブルを起こしたことです。

個人信用情報とは

クレジットカードやローンのように、お金の貸し借りを伴う取引(信用取引)の利用履歴は、個人信用情報として取りまとめられ、個人信用情報機関と呼ばれる会社・組織にデータベース化して一定期間保存されています。新規にクレジットカードやローンの申し込みがあると、銀行・消費者金融、クレジットカード会社の審査担当者がデータベースにアクセスし、申し込みをした人の個人信用情報を確認するのです。

そして、個人信用情報において、「異動情報が登録されていないか」については、特に注意しなくてはいけません。

異動情報とは、金融事故とも言って「その人の支払能力に重大な疑義を及ぼす事象」を指します。

つまり、異動情報が登録されている間は「この人には支払能力がないので、クレジットカードもローンも使わせてはいけない」と判断されるのです。具体的には、以下のケースで異動情報が登録されます。

  • 長期(目安は61日以上)に渡る延滞・滞納
  • 利用規約違反などによる強制解約
  • 任意整理、個人再生、自己破産などの債務整理
teacher
俗にいう「ブラックリストに載っている」とは、個人信用情報に異動情報が登録されていることを言うんですよ。

ブラックリストに載っていなくても注意が必要なケース

また、個人信用情報に異動情報が登録されていなくても、注意が必要なケースはもちろんあります。具体的には、以下のケースに当てはまる場合、新たにゴールドカードを申し込んでも、審査に通らない可能性が高いと考えてください。

  • 長期の延滞・滞納には当たらないものの、頻繁に延滞・滞納を繰り返している
  • クレジットカード会社の担当者と口論になるなど、何らかのトラブルを起こしていた
  • 新規でクレジットカードを申し込み、1年以内で解約しているなど、明らかに「特典狙い」の履歴が多い

対策.個人信用情報の照会をし、結果次第では我慢する

個人信用情報に異動情報が登録されている間は、ゴールドカードを含めたクレジットカードも、ローンも利用することができません。これに関しては、対策がないのであきらめましょう。なお、自分の個人信用情報がどのようになっているのかは、個人信用情報機関に照会手続きを行うことで調べられます。

teacher
その方法も含め、個人信用情報については、以下の記事で取りまとめたので参考にしてください。

プラチナ相当のデビットカードを作るのも1つの手段

woman
まあ、仕方ないですよね。でも、キャッシュレス使えないのは不便すぎると思うので、何か対策ってないですか?
teacher
デビットカードを作るのも1つの手段ですね。

ここで、なぜ個人信用情報に異動情報が登録されているとクレジットカードが作れないのか、クレジットカードでの支払いの一連の流れから考えてみましょう。

  1. クレジットカードを使える店舗=加盟店で会員がクレジットカードを利用する
  2. 加盟店からの連絡を受け、クレジットカード会社が手数料を差し引いた分を、会員に代わって加盟店に支払う
  3. クレジットカード会社は一定期間の会員の利用額を集計し、請求額を確定させる
  4. 所定の引き落とし日になったら、会員があらかじめ指定した引き落とし用口座から請求額が引き落とされる

この流れからもわかる通り「立て替える」というプロセスがあります。つまり、一時的にクレジットカード会社から会員に対してお金を貸している状態になるのです。

teacher
クレジットカード会社の立場からすれば、返してくれるか怪しい人には使ってほしくないですよね。だから、ブラックリストに載っている人はクレジットカードが作れないんですよ。

そこで、クレジットカードに代わるキャッシュレスの決済手段としておすすめしたいのが、デビットカードです。これも、クレジットカードと同じく決済用のカードの1つですが、支払いの流れが全く異なるので確認しましょう。

  1. デビットカードを使える店舗=加盟店で会員がデビットカードを利用する
  2. デビットカードの支払元として指定した銀行口座から利用額が瞬時に引き落とされる

つまり、クレジットカードのように「立て替える」というプロセスが存在しません。発行会社が会員から立て替えた分を回収できないというリスクを負うこともないので、ブラックリストに載っている状態であっても問題なく利用できるのです。

teacher
最近は、クレジットカードの加盟店で同じように利用できる国際ブランドデビットが主流です。中には、プラチナのクレジットカード並みの特典が受けられるデビットカードもあるんですよ。

住信SBIネット銀行ミライノ デビット PLATINUM(Mastercard)

住信SBIネット銀行ミライノ デビット PLATINUM(Mastercard)
発行会社住信SBIネット銀行
国際ブランドMasterCard
初年度年会費(税込)11,000円
2年目~年会費(税込)11,000円
年会費特典-
発行期間-
キャッシュバック還元率下限-
キャッシュバック還元率上限-
ポイント還元率下限1.00%
ポイント還元率上限1.00%
1日最大利用限度額200万円
不正利用時の補償○1000万円
入会資格年齢15歳以上

理由5.実は30代になるまでクレジットカードを使ったことがない

理由5.実は30代になるまでクレジットカードを使ったことがない

最後の理由は、かなり意外なものです。30歳を超えてから初めてクレジットカードを作る、という人がいきなりゴールドカードに申し込むのはおすすめできません。

スーパーホワイトが敬遠される理由

woman
どうしてですか?クレジットカードを使ったことがなければ、トラブルだって起こしてないはずですよね?
teacher
おっしゃる通りですけど、クレジットカード会社側がそれを確かめられるわけじゃないんですよ。

一定の年齢(目安は30歳以上)になるまでクレジットカードを使ったことがない場合、個人信用情報の履歴には何も記載されません。この状態をスーパーホワイトと言います。しかし「クレジットカードを一度も使ったことがない」以外にも、「若い時にローンやクレジットカードでトラブルを起こして一定期間使えなかった」ことが、スーパーホワイトの原因になり得るのです。

クレジットカード会社の立場に立ってみると、スーパーホワイトであるという事実は、個人信用情報の照会を通じて確認できますが、その状態に至る経緯までは確認のしようがありません。

teacher
そもそもプライバシーの侵害に当たるので、やってはだめですよ。
クレジットカード会社としては、自社が負うリスクを最小限にするためにも、スーパーホワイトの状態の人のクレジットカードの発行に対しては、慎重にならざるを得ません。

対策.審査に通りやすい一般カードを作り、まずはクレヒスを積み上げよう

対策があるとしたら、まずは審査に通りやすい一般カードを作り、地道に使っていくことでしょう。毎月コンスタントに使い、延滞・滞納をせず支払っていけば、着実にクレジットヒストリー(利用履歴)は積みあがっていきます。1~2年ほどたったタイミングで、提携カードのゴールドカードにチャレンジしてみましょう。


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