年会費0円が3枚あるなかで、このカードはどこに座るのか
このカードを検討するとき、最初にぶつかる疑問はこれです。同じ発行元には年会費が永年無料のデビットカードが3枚あり、そのうち還元率がいちばん低いのがこのカードだからです。
公式サイトはこのカードを「はじめてのデビットカードに」「学生で使いたいかたに」と位置づけています。還元率で選ぶカードではなく、手続きを増やさずに使い始めるためのカードという設計です。
図1:このカードを選ぶ・選ばないの分かれ目
このカードで足りる場合スマホデビットだけで使い始めたい。プラスチックのカードは要らない、または後から必要になったら考える。還元率よりも、余計な手数料と手続きを増やさないことを優先したい。
デビットカード Point+(Mastercard)を選ぶべき場合年会費は同じ0円のまま、基本の還元率を0.8%から1.25%へ上げたい。スマートプログラムのランクによる上乗せ(最大2.0%)も取りにいきたい。リアルカードの発行手数料1,100円(税込)を払う前提で構わない。
プラチナデビットカード(Mastercard)を選ぶべき場合年会費11,000円(税込)を払ってでも、空港ラウンジ・お食事優待・Wi-Fiサービスと、モバイル端末保険・旅行保険・ショッピングガード保険が欲しい。
3枚とも審査は不要です。違いは還元率と、リアルカードの発行方法・手数料、そして付帯サービスの有無に集約されます。
デビットカード(Mastercard)の概要
| カード名 | 住信SBIネット銀行ミライノ デビット(Mastercard)![]() |
| 発行会社 | 住信SBIネット銀行 |
| 国際ブランド | MasterCard |
| カード種類 | デビットカード |
| 初年度年会費(税込) | 0円 |
| 2年目~年会費(税込) | 0円 |
| 年会費特典 | - |
| 発行期間 | - |
| キャッシュバック還元率下限 | - |
| キャッシュバック還元率上限 | - |
| ポイント還元率下限 | 0.80% |
| ポイント還元率上限 | 0.80% |
| ポイント・キャッシュバックモール | - |
| ポイント・キャッシュバック情報 | 外貨預金・仕組預金:月末残高合計300万円以上:100pt/月 ミライノ カード(JCB):月内引落金額合計5万円以上:100pt/月 給与受取・年金受取・定額自動入金:いずれか利用:30pt/月 口座振替(銀行引落):1件以上引落しあり:5pt/月 外貨積立:月1万円以上積立:10pt/月 純金積立:月5,000円以上積立:10pt/月 |
| 1日最大利用限度額 | 200万円 |
| 不正利用時の補償 | ○1000万円 |
| ショッピング保険 | - |
| 旅行傷害保険 | - |
| 審査 | 原則なし |
| 入会資格年齢 | 15歳以上 |
デビットカード(Mastercard)の基本スペック
| 発行会社 | 住信SBIネット銀行 |
| 国際ブランド | MasterCard |
| カード種類 | デビットカード |
| 初年度年会費(税込) | 0円 |
| 2年目~年会費(税込) | 0円 |
| 年会費特典 | - |
| 発行期間 | - |
| 1日最大利用限度額 | 200万円 |
| 立替サービス | - |
| 審査 | 原則なし |
| カードレスサービス | - ※非接触型IC Mastercardコンタクトレス対応 |
| 入会資格年齢 | 15歳以上 |
| 独自サービス | - |
公式サイトが掲げている4枚の比較
発行元は、4枚の違いを1つの表にして公開しています。2026年9月18日時点の内容は次のとおりです。
| カード名称 | リアルカード(デビット付キャッシュカード) | ポイント還元率 | 年会費 | 付帯サービス | 付帯保険 |
|---|---|---|---|---|---|
| デビットカード Point+(Mastercard) | 任意発行(要手続)。発行手数料1,100円(税込) | 1.25〜2.0% | 永年無料 | なし | なし |
| プラチナデビットカード(Mastercard) | 自動発行 | 1.25〜2.5% | 11,000円(税込) | 空港ラウンジ/お食事(優待)/Wi-Fiサービス | モバイル端末保険/旅行保険/ショッピングガード保険 |
| デビットカード(Mastercard) | 任意発行(要手続) | 0.8% | 永年無料 | なし | なし |
| デビットカード(Visa) | 自動発行。発行手数料1,100円(税込) | 0.6% | 永年無料 | なし | なし |
表1:ドコモSMTBネット銀行の「カード比較表」を2026年9月18日に確認して転記。還元率はスマプロランク特典および一部の利用先によって異なります。
この表で目を引くのが、リアルカードの扱いです。このカードだけが「任意発行(要手続)」で、発行手数料の記載がありません。Point+とVisaには1,100円(税込)と明記されています。プラスチックのカードをどうしても手元に置きたいかたにとっては、ここが実質的なコスト差になります。
デビットカード(Mastercard)のポイント・マイル・電子マネー
| キャッシュバック還元率下限 | - |
| キャッシュバック還元率上限 | - |
| ポイント還元率下限 | 0.80% |
| ポイント還元率上限 | 0.80% |
| マイル還元率下限 | 0.32% |
| マイル還元率上限 | 0.32% |
| ポイント・キャッシュバックモール | - |
| ポイント・キャッシュバック情報 | 外貨預金・仕組預金:月末残高合計300万円以上:100pt/月 ミライノ カード(JCB):月内引落金額合計5万円以上:100pt/月 給与受取・年金受取・定額自動入金:いずれか利用:30pt/月 口座振替(銀行引落):1件以上引落しあり:5pt/月 外貨積立:月1万円以上積立:10pt/月 純金積立:月5,000円以上積立:10pt/月 |
還元率0.8%と、0.30%になる利用先
ポイント還元率は0.8%です。ただし公式サイトには「一部ご利用先によってポイント還元率が異なります」という注記があり、鉄道や公共料金、税金、病院などの一部の利用先では0.30%まで下がります。生活費の大半をこうした支払いが占める家計では、表示上の0.8%より実際の還元は低く出ます。
また、このカードはスマプロランク特典の対象外です。対象はデビットカード Point+(Mastercard)とプラチナデビットカード(Mastercard)の2種類だけなので、預金残高を積んでランクを上げても、このカードの還元率は動きません。スマートプログラムのランクを上げる努力をしているなら、その効果を受け取れるカードに替えたほうが筋が通ります。
なお、dアカウントを連携するとdポイントが貯まる形になります。貯めるポイントをどちらにするかで、交換先と使い道が変わります。
デビットカード(Mastercard)の銀行サービス
| 振込手数料無料特典 | 月2回~15回無料※ランクによる |
| 提携ATM手数料無料特典 | 月2回~15回無料※ランクによる |
| 独自サービス | - |
デビットカード(Mastercard)の保険・補償
| 1日最大利用限度額 | 200万円 |
| 立替サービス | - |
| 不正利用時の補償 | ○1000万円 |
| ショッピング保険 | - |
| 旅行傷害保険 | - |
| 支払回数 | 1回払い |
| 支払方法 | 即時引き落とし |
| 海外ATM | MasterCard/Cirrus |
付帯保険はないが、不正利用の補償はある
このカードには付帯サービスも付帯保険もありません。旅行保険もモバイル端末の保険も付かないので、その用途で持つカードではない、とはっきりしています。
一方で、不正利用に対する補償は用意されています。紛失や盗難でカードを不正に使われた場合、届け出た日から30日前にさかのぼって被害が補償されます(利用者の故意または過失に起因する被害などは対象外)。デビットカードは口座から直接引き落とされるぶん、不正利用が起きたときの痛みが大きいので、この条件は確認しておいてください。
海外では、Mastercardマークのある店での買い物と、海外ATMでの現地通貨の引き出しができます。米ドルの海外事務手数料については、デビットカード海外事務手数料優遇プログラムが案内されています。
乗り換えるべきかを判断する
まとめると、このカードを持ち続ける理由は「リアルカードを発行せずに使っている」か「手続きを増やしたくない」のどちらかです。スマホ決済だけで完結していて、還元率を上げたいのであれば、同じ年会費0円のデビットカード Point+(Mastercard)に替えない理由はほとんどありません。
逆に、プラスチックのカードを持ち歩いていて、それを作り直したくないという事情があるなら、切り替えには1,100円(税込)の発行手数料が絡みます。年間の決済額が小さい場合、還元率の差でこの手数料を取り戻すのに時間がかかることもあるので、自分の決済額で計算してから決めてください。
同じブランドのVisa版との違いはデビットカード(Visa)のページに、上位のプラチナについてはプラチナデビットカード(Mastercard)のページにまとめています。スマートプログラムのランクの上げ方はドコモSMTBネット銀行のデビットカードの特徴とお得な使い方で扱っています。他行のデビットカードと横並びで見たい場合はポイント還元率の高さでおすすめのデビットカードランキングが対応します。
出典(いずれも2026年9月18日確認)











楽天カード
三井住友カード
Orico Card THE POINT





ぱそなさん「住信SBIネット銀行ミライノ デビット(Mastercard)」の利用者口コミ
10点/10点
パート・アルバイト 女性 29歳
月額デビットカード利用額:~1万円未満
保有デビットカード枚数:1枚
デビットカード利用歴:6か月~1年未満
そのデビットカードを選んだ理由:年会費が無料だか
そのデビットカードをよく使うシチュレーション:ネットショッピングの買い物・オンラインサービスの支払い
選択したデビットカードの口コミ
SBI銀行の口座を普段づかいしているので、管理がしやすくとても便利です。
口座の入出金明細のメモ欄に出費の内容を記入できるので、何にどれだけ使ったか分かりやすく節約に役立っています。
ポイントは普段あまり意識していないのですが、日用品などの生活必需品を買うだけで勝手に溜まってくれるのでありがたいです。
500ポイントごとに現金に換金できるのも嬉しいです。
マイルにも換えられるようなので、飛行機をよく使うならお得なのかなと思います。
カード券面のデザインがシンプルなのも気に入っています。
財布にあまりゴテゴテしたデザインのカードを入れたくないので。
SBI銀行の口座とあわせて半年以上使っていますが、今のところ不便な点がひとつもなく、とても使いやすいカードだと思っています。
ともぽんさん「住信SBIネット銀行ミライノ デビット(Mastercard)」の利用者口コミ
10点/10点
パート・アルバイト 女性 30歳
月額デビットカード利用額:~1万円未満
保有デビットカード枚数:1枚
デビットカード利用歴:1年~2年未満
そのデビットカードを選んだ理由:年会費が無料だから海外旅行傷害保険が充実していたから・海外ATMで外貨口座と連動して利用できるから
そのデビットカードをよく使うシチュレーション:海外旅行・国内旅行・海外ATMでの現地通貨引き出し
選択したデビットカードの口コミ
海外に滞在していたときに、現地ATMにて現地通貨を簡単に引き出すことができたのがこのデビットカードの利点でした。他銀行のデビットカードと比較した際に、現地通貨引き出しの際の手数料もお得で、それに加え年会費も無料でしたので、海外に渡航する際はまず持っていて損はないデビットカードだと思います。日本国内で利用する際においても支払いが手軽という点では便利なことに変わりはないと思いますが、昨今paypayなどキャッシュレス化が推進されている手前、あえてこのデビットカードを手軽という理由で選ぶ利点というのはあまりないように感じます。日本国内で使用する際にも、デビットカードを使うことでのポイント還元などがより充実するのであれば、海外のみならず国内でももっと使用の頻度は上がるのではないかと思います。