楽天カードのタッチ決済は3方式|Google Payは2026年10月28日開始でAmexは対象外、楽天ペイ版は2027年1月中旬〜2月中旬に終了予定

楽天カードのタッチ決済について、カード本体は4ブランド対応、Google Payは2026年10月28日開始、楽天ペイ版は2027年1〜2月に終了という3点を横並びカードで示したアイキャッチ

楽天カードのタッチ決済には、カード本体をかざす方式とAndroid端末でスマホをかざす方式があり、後者は2026年10月28日に中身が入れ替わりました。同日からGoogle Payのタッチ決済に対応し、それまで「楽天ペイ」アプリで提供していた「楽天カードタッチ決済」は、2027年1月中旬から2月中旬にサービス終了を予定していると楽天カードが公表しています。2026年11月4日に同社のプレスリリースと商品ページを読み、どの方式がどのブランドで使えるのか、何を乗り換える必要があるのかを整理しました。

2026年11月4日に楽天カードの公表資料で確認した要点

  • カード本体のタッチ決済はVisa・Mastercard・JCB・American Expressの4ブランドが対象。100円で1ポイントが貯まる。
  • 2026年10月28日からGoogle Payのタッチ決済に対応。対象はVisa・Mastercard・JCBで、American Expressは対象外。
  • 「楽天ペイ」アプリの「楽天カードタッチ決済」は2027年1月中旬から2月中旬にサービス終了を予定。同社はGoogle Payへの移行を推奨している。
  • Google PayのQUICPayは引き続き使えるが、タッチ決済を使うには別途登録が必要。

2026年10月28日に何が変わったか

楽天カードは2026年10月28日付のプレスリリース「楽天カード、『Google Pay™』のタッチ決済に対応開始」で、Android端末で使えるGoogle Payにおいて、Visa・Mastercard・JCBの楽天カードでタッチ決済が利用可能になったと発表しました。副題は「- Visa、Mastercard、JCBの『楽天カード』が対象 -」で、注記に「American Expressは対象外となります」と書かれています。

楽天カードのプレスリリース、楽天カード「Google Pay」のタッチ決済に対応開始のページの画面。2026年10月28日付で、Visa、Mastercard、JCBの楽天カードが対象という副題と、Googleウォレットに対象となる国際ブランドの楽天カードを登録することでタッチ決済対応加盟店で利用できるという説明、楽天ペイアプリから利用できる楽天カードタッチ決済の利用者にGoogle Payのタッチ決済への移行を推奨する旨が書かれている
楽天カード「楽天カード、『Google Pay™』のタッチ決済に対応開始」(2026年10月28日)。本文に移行の推奨と、旧サービスの終了予定が書かれている(2026年11月4日に表示)。

楽天カードのスマホタッチ決済が入れ替わる流れ

それまで

Android端末向けに、「楽天ペイ」アプリから使える「楽天カードタッチ決済」を提供。対象はVisa・Mastercardを持っていて、かつAndroid端末を持っている人に限られていた。

2026年10月28日(水)

Google Payのタッチ決済に対応開始。Googleウォレットに楽天カードを登録すると、Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済対応加盟店と、Google Pay対応のアプリ・オンライン加盟店で使えるようになった。

同日以降

「楽天ペイ」アプリの楽天カードタッチ決済を使っている人も、Googleウォレットへ楽天カードを登録すればGoogle Payのタッチ決済を使える。楽天カードは移行を推奨すると表明。

2027年1月中旬〜2月中旬

「楽天ペイ」アプリから使える「楽天カードタッチ決済」のサービス終了を予定。

終了するのは「楽天ペイ」アプリ経由のスマホタッチ決済だけ。カード本体をかざすタッチ決済と、Google PayのQUICPayはそのまま残る。

3つの方式を取り違えないための整理

「楽天カードのタッチ決済」という言葉が指すものが3つあり、対象ブランドも端末条件も違います。公表されている条件で並べると次のようになります。

楽天カードで「かざして払う」3つの方式(楽天カードの公表内容より、2026年11月4日に確認)
方式 対象ブランド 必要なもの 現在の状況
カード本体のタッチ決済 Visa・Mastercard・JCB・American Express タッチ決済機能付きの楽天カード 継続
Google Payのタッチ決済 Visa・Mastercard・JCB(American Expressは対象外) Android端末+Googleウォレットアプリ+カード登録 2026年10月28日から利用可能
「楽天ペイ」アプリの楽天カードタッチ決済 Visa・Mastercard Android端末+楽天ペイアプリ 2027年1月中旬〜2月中旬に終了予定

出典:楽天カード「楽天カード、「Google Pay™」のタッチ決済に対応開始」(2026年10月28日)、および「楽天カードのタッチ決済」(いずれも2026年11月4日に確認)。

American Expressブランドの楽天カードを持っている人は、カード本体のタッチ決済は使えますが、Google Payのタッチ決済は使えません。逆にJCBブランドは、「楽天ペイ」アプリのスマホタッチ決済の対象外でしたが、Google Payでは対象に入りました。ブランドによって使える手段が増えたり減ったりしている形です。

楽天カードのタッチ決済のページの画面。タッチ決済とは店頭で専用の端末にクレジットカードをかざすだけで決済が完了するサービスですという説明と、楽天カードはタッチ決済でもポイントが100円で1ポイント貯まること、楽天カード(Visa, Mastercard, JCB, American Express)が対象であること、一定金額以上の支払いの場合は暗証番号の入力が必要であることが注記で並んでいる
楽天カード「楽天カードのタッチ決済」。カード本体の対象ブランドは4つで、一定金額以上は暗証番号が要ると注記されている(2026年11月4日に表示)。

ポイントは100円で1ポイント。ただし全部ではない

還元の条件も公表されています。同社は「さらに、楽天カードはタッチ決済でも、ポイントが100円で1ポイント貯まります!」としたうえで、注記に「一部ポイント還元の対象外、もしくは、還元率が異なる場合がございます」と添えています。タッチ決済だからといって還元が下がるわけではありませんが、加盟店や支払いの種類によって例外があるという書き方です。

暗証番号についても条件があります。「暗証番号の入力が不要となり、スピーディーに決済できます」という説明に「※」が付き、「一定金額以上のお支払いの場合、暗証番号の入力が必要です」と注記されています。金額の線は公表されていないため、高額の会計では暗証番号を求められる前提で考えておくことになります。

見落としやすいのが、手持ちのカードにタッチ決済機能が付いていない場合があるという点です。同社は「お持ちの楽天カードにタッチ決済機能が付いていない場合がございます」と明記しています。券面にリップルマーク(電波のような4本の弧)があるかどうかが目印になります。

もうひとつ、2枚目の楽天カードを作った場合もタッチ決済対象カードが発行されると書かれています。古いカードにタッチ決済が付いていないなら、更新を待つか、2枚目を作るかという選択肢になります。

Google Payへ移す手順

「楽天ペイ」アプリのタッチ決済を使ってきた人は、終了までに移しておく必要があります。プレスリリースに書かれている手順は次のとおりです。

Googleウォレットへ楽天カードを登録する

  1. Android端末に「Googleウォレット」アプリをインストールする。
  2. Googleウォレットに、対象となる国際ブランド(Visa・Mastercard・JCB)の楽天カードを登録する。
  3. 「楽天カードアプリ」からも、Googleウォレットでの登録画面へ遷移できる。
  4. 登録後、Visa・Mastercard・JCBのタッチ決済対応加盟店と、Google Pay対応のアプリ・オンライン加盟店で使える。
  5. これまでGoogle Payで使っていたQUICPayは引き続き使える。ただしタッチ決済を使うには別途登録が必要。
QUICPayとタッチ決済は別物で、片方を登録しても自動でもう片方が使えるようにはならない。両方使いたい場合はそれぞれ登録する。
楽天カードのGoogle Payでもっと便利にというページの画面。スマートフォンにGoogle Payの画面と楽天カードが表示されたイメージ画像が置かれ、Google Payとは簡単でスピーディなGoogleのお支払いサービスですという説明と、楽天カードをGoogle Payに登録することでタッチ決済またはQUICPayとして利用できるという文が書かれている
楽天カード「Google Pay™でもっと便利に。」。登録すると「タッチ決済」または「QUICPay」として使えると案内されている(2026年11月4日に表示)。

カードを更新してカード番号が変わったときに、登録済みの継続課金がどうなるかは別の問題です。各社の扱いはカード番号が変わったら継続課金はどうなる?に整理してあります。

楽天カードの規模と、この変更の位置づけ

同じプレスリリースには、楽天カードの発行枚数も書かれています。「当社は、2005年7月の『楽天カード』の発行以来成長を続け、カード発行枚数は2026年6月末時点で3,431万枚を超え」という記述です。Android端末向けのスマホタッチ決済を自社アプリからGoogle Payへ寄せる判断は、この規模の利用者に影響します。

楽天カードの公表数値(2026年10月28日のプレスリリースより)
項目 内容
カード発行開始 2005年7月
カード発行枚数 2026年6月末時点で3,431万枚超
Google Payタッチ決済の開始日 2026年10月28日(水)
楽天ペイアプリ版タッチ決済の終了予定 2027年1月中旬〜2月中旬

タッチ決済そのものの仕組みと、他社カードでの扱いを横断して見たい場合は、Visa・Mastercard・JCBの違いも合わせて読めます。楽天カードのETCカードの年会費条件は楽天ETCカードの年会費550円が無料になる条件で扱っています。

よくある質問

Q. 楽天カードのタッチ決済はどのブランドで使えますか。
A. カード本体のタッチ決済はVisa・Mastercard・JCB・American Expressの4ブランドが対象です。Google Payのタッチ決済はVisa・Mastercard・JCBが対象で、American Expressは対象外と注記されています。

Q. 「楽天ペイ」アプリのタッチ決済はいつまで使えますか。
A. 楽天カードは「2027年1月中旬から2月中旬にサービス終了を予定しています」としています。同社はGoogle Payのタッチ決済への移行を推奨すると表明しています。

Q. iPhoneでも使えますか。
A. 今回のGoogle Payへの対応はAndroid端末向けです。プレスリリースは「Android™端末で利用できる『Google Pay™』において」と書いています。

Q. タッチ決済でもポイントは貯まりますか。
A. 貯まります。公式ページは「タッチ決済でも、ポイントが100円で1ポイント貯まります」としています。ただし「一部ポイント還元の対象外、もしくは、還元率が異なる場合がございます」という注記があります。

Q. 暗証番号はいらないのですか。
A. 原則は不要ですが、「一定金額以上のお支払いの場合、暗証番号の入力が必要です」と注記されています。金額の基準は公表されていません。

Q. Google PayのQUICPayはどうなりますか。
A. 引き続き使えます。ただしプレスリリースは「新たに『Google Pay』のタッチ決済をご利用いただく場合には別途登録が必要です」としており、QUICPayの登録だけではタッチ決済は使えません。

この記事で参照した一次情報


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30枚以上のクレジットカードを保有するFP。一般カードから、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカード、法人カード、デビットカード、ETCカードと様々なカードを持ち、お得にカードを使うためにどうすれば良いのか?楽しく検証しています。マイルやポイントを貯める方法を中心につぶやきます。