三菱UFJカードのETCカードは年会費無料だが発行手数料が1,650円に|ゴールド・プラチナは無料からの新設で、変更日はロゴマークごとに10月1日と10月16日

濃紺の背景に三菱UFJカードのETCカードという金色の見出しがあり、年会費は無料のまま・作るときの手数料が1,650円にという文の下に、一般カードは1,100円から1,650円・ゴールドプラチナ系は無料から1,650円・変更日は10月1日と10月16日の3つの枠が並ぶアイキャッチ

三菱UFJカードのETCカードは年会費が無料です。ただし作るときに手数料がかかり、その金額が2026年10月に上がりました。しかも上がり方が一律ではありません。もともと1,100円だった一般カードは1,650円になり、これまで無料だったゴールドやプラチナは1,650円へ移りました。改定日も、カードに入っているロゴマークで2週間ずれます。2026年10月30日に三菱UFJニコスが出した改定のお知らせとよくあるご質問を引いて、どのカードがいくらになったのかを整理しました。

この記事で確かめたこと

  1. ETCカードの利用年会費は、本人会員・家族会員ともに無料です。かかるのは発行時の手数料です。
  2. 新規発行手数料は改定後1,650円(税込)です。一般カードは1,100円からの値上げ、ゴールド・プラチナ系は無料からの新設です。
  3. 改定日はロゴマークで分かれます。NICOSカードに付帯するETCカードは2026年10月1日(木)、MUFGカードやDCカードのマークが入ったものは2026年10月16日(金)の発行分からです。
  4. 再発行手数料も同時に改定されました。クレジットカード・ETCカードとも1,650円(税込)です。
  5. 再発行では、プラチナ・ゴールド・プレミオのクレジットカード本体がこれまで無料だったところから1,650円へ変わりました。
  6. 変更日の基準は申込日ではありません。お知らせは「弊社が当該カードの発券処理を実施した日」だと明記しています。

年会費は無料。かかるのは「発行手数料」のほう

まず金額の種類を分けます。三菱UFJニコスのよくあるご質問は、本人会員・家族会員ともにETCカードの利用年会費は無料だと答えています。そのうえで、新規発行に際して新規発行手数料として1,650円(税込)を申し受けると注記しています。

つまり毎年かかる費用はなく、作るときに1回かかる形です。使わない年があっても請求されない代わりに、作り直すたびに手数料が発生します。年会費がかかる他社のETCカードとは、負担の出方が逆になります。

ETCカードで発生しうる3つの費用

利用年会費

三菱UFJニコスのETCカードは本人会員・家族会員とも無料です。毎年の請求はありません。

新規発行手数料

作るときに1枚あたりかかります。改定後は1,650円(税込)です。

再発行手数料

紛失や破損で作り直すときにかかります。こちらも改定後は1,650円(税込)です。

年会費が無料でも、作る回数が増えればそのたびに手数料がかかる。

2026年10月の改定で何が変わったか

三菱UFJニコスは2026年7月1日付で「再発行手数料(クレジットカード・ETCカード)および新規発行手数料(ETCカード)改定のお知らせ」を出しています。発行にかかわる費用の増加に伴う改定だと説明されています。

三菱UFJニコスの再発行手数料およびETCカード新規発行手数料の改定のお知らせのページの公式キャプチャ画面。2026年7月1日付で、再発行手数料の表にゴールドエッジ・一般カードが1,100円から1,650円、プラチナ・ゴールド・プレミオがクレジットカード無料かつETCカード1,100円から1,650円へ、変更日が2026年10月16日と2026年10月1日に分かれて並んでいる
三菱UFJニコスの改定のお知らせ。ロゴマークごとに変更日が分かれている(2026年10月30日に表示)。
ETCカードの新規発行手数料の改定(三菱UFJニコスの公表資料。金額は税込・1枚あたり。2026年10月30日に確認)
ロゴマーク カード種類 改定前 改定後 変更日
MUFGカード/DCカード系 一般カード 1,100円 1,650円 2026年10月16日(金)
MUFGカード/DCカード系 プラチナ・ゴールド・プレミオ・ゴールドエッジ 無料 1,650円 2026年10月16日(金)
NICOSカード系 一般カード 1,100円 1,650円 2026年10月1日(木)
NICOSカード系 ゴールド・プレミオ 無料 1,650円 2026年10月1日(木)

注目したいのは2行目と4行目です。一般カードは550円の値上げですが、ゴールドやプラチナは無料から1,650円へ移っています。上位カードを持っているほど、改定の影響は大きくなりました。

上位カードの特典として「ETCカードの発行手数料が無料」を挙げていた説明は、2026年10月以降は成り立ちません。お知らせの表では、プラチナ・ゴールド・プレミオ・ゴールドエッジがそろって1,650円になっています。

同じ改定で、再発行のときのクレジットカード本体も変わりました。プラチナ・ゴールド・プレミオは無料から1,650円です。カードを失くしたときの負担が、ランクによらず同額になりました。

再発行手数料も同じ日に1,650円へ

お知らせは2つの改定をまとめて告知しています。1つめが再発行手数料(クレジットカード・ETCカード)、2つめが新規発行手数料(ETCカード)です。

再発行手数料の改定(三菱UFJニコスの公表資料。金額は税込・1枚あたり。2026年10月30日に確認)
ロゴマーク カード種類 改定前 改定後 変更日
MUFGカード/DCカード系 ゴールドエッジ・一般カード 1,100円 1,650円 2026年10月16日(金)
MUFGカード/DCカード系 プラチナ・ゴールド・プレミオ クレジットカード:無料/ETCカード:1,100円 1,650円 2026年10月16日(金)
NICOSカード系 プレミオ・一般カード 1,100円 1,650円 2026年10月1日(木)
NICOSカード系 ゴールド クレジットカード:無料/ETCカード:1,100円 1,650円 2026年10月1日(木)

お知らせには例外の注記も置かれています。一部のクレジットカード、ETCカードについては再発行手数料・新規発行手数料が表の金額と異なる場合がある、という内容です。自分のカードが該当するかは、案内されているリンク先で確かめる必要があります。

「変更日」の意味に注意する

いつ申し込めば旧料金で済むのか、という読み方は通用しません。お知らせは末尾で、変更日は会社が当該カードの発券処理を実施した日になる、と明記しています。

手数料がどちらの金額になるかの決まり方

1

基準は申込日ではない

お知らせは「弊社が当該カードの発券処理を実施した日」を変更日としています。申し込んだ日ではありません。

2

ロゴマークで日付が2週間ずれる

NICOSカードに付帯するものは10月1日、MUFGカードやDCカードのマークが入ったものは10月16日です。

3

自分のカードのマークを確認する

券面のロゴで系統が分かれます。同じ三菱UFJニコスの発行でも、適用日が同じとは限りません。

4

例外があるかを確かめる

一部のカードは表の金額と異なる場合があるとされています。該当するかは公式のリンク先で確認します。

申込日ではなく発券処理の日。混み合う時期に申し込むと、意図した側に落ちないことがある。

年会費型と発行手数料型で、損得が入れ替わる年数

年会費がかからない代わりに作るときに1,650円かかる形と、作るのは無料で毎年550円かかる形は、持つ年数によって総額の大小が入れ替わります。三菱UFJニコスのETCカードは前者なので、長く持つほど有利になります。

三菱UFJニコスのETCカードのご案内ページの公式キャプチャ画面。三菱UFJニコスのETCカードの紹介と、申込みの案内が並んでいる
三菱UFJニコスのETCカードの案内ページ(2026年10月30日に表示)。
持つ年数で見た総額の比較(新規発行手数料1,650円と、年会費550円の場合の単純比較)
持つ年数 発行手数料型(1,650円を1回) 年会費型(毎年550円) 差
1年 1,650円 550円 年会費型が1,100円安い
3年 1,650円 1,650円 同額になる
5年 1,650円 2,750円 発行手数料型が1,100円安い
10年 1,650円 5,500円 発行手数料型が3,850円安い

分かれ目は3年です。3年を超えて持つつもりなら、1回で払い切る形のほうが総額は小さくなります。ただしこれは作り直しが起きない前提の計算で、紛失や破損で再発行すればそのつど1,650円が足されます。年会費型の比較対象として挙げた550円は、他社でよく見る水準を当てはめた仮の金額です。

他社のETCカードとの負担の出方の違い

ETCカードの費用は、会社によって「年会費でかかる」か「発行手数料でかかる」かが分かれます。三菱UFJニコスは後者です。年会費側で設定している会社の条件は、それぞれ別の記事にまとめています。

年1回でも使えば無料になる形は三井住友カードのETCカードに、カード番号の先頭4桁で判定が変わる形はdカード ETCカードにあります。本体が無料でもETC分だけ年会費がかかる例はビューETCカードです。

作り直しが起きる場面を減らすことも費用の管理になります。親カードを変えるときの手続きはETCカードの変更についてに、解約の手順はETCカードの解約方法にまとめています。

改定のあとにETCカードを持つかどうかの判断

手数料を払う価値があるかを分ける条件

高速道路を定期的に使う

1回の通行で割引が効けば、1,650円は数回の走行で取り返せます。使う頻度が高いほど手数料の重みは薄れます。

年に数回しか乗らない

総額で見ると手数料の割合が大きくなります。すでに別のカードでETCを持っているなら、重ねて作る意味は小さくなります。

親カードを変える予定がある

親カードが変わるとETCカードも作り直しになります。カードの整理を先に済ませてから申し込むほうが、手数料を1回で済ませられます。

家族の分も作る

手数料は1枚あたりです。家族会員の分も作れば、その枚数だけ手数料がかかります。

年会費が無いぶん、判断の軸は「何回作るか」と「どれだけ走るか」に移る。

家族会員のETCカードについては、利用年会費が本人会員と同じく無料だとよくあるご質問に書かれています。無料なのは年会費で、発行手数料は枚数に応じてかかる点が、ここでも効いてきます。

この記事で確認していないこと

表の金額と異なる「一部のカード」が具体的にどれか、改定前に申し込んで改定後に発券された場合の個別の取扱いについては、今回参照したページでは確認していません。該当しそうな場合は、カード裏面の問い合わせ先へ直接確かめてください。

出典


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30枚以上のクレジットカードを保有するFP。一般カードから、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカード、法人カード、デビットカード、ETCカードと様々なカードを持ち、お得にカードを使うためにどうすれば良いのか?楽しく検証しています。マイルやポイントを貯める方法を中心につぶやきます。