Wiseデビットカードの手数料は4か所だけ|年会費0円・取得1,200円、海外ATMは毎月25,000円まで無料

深緑の背景に、Wiseデビットカードのカード取得1,200円・両替送金0.27%から・海外ATM出金は月2.5万円まで0円の3つを横棒グラフ付きのカードで並べたアイキャッチ

先に要点

  • Wiseデビットカードに年会費はありません。公式の手数料ページは「サブスクリプション料金はありません」と明記し、かかるのは実物カードの取得にかかる1,200 JPY(1回限り)です。
  • アカウント内にある通貨での支払いは無料。両替や送金の手数料は通貨によって異なり、0.27%〜と示されています。
  • 海外ATMの出金はアカウントあたり毎月25,000 JPYまで無料。これを超えると100 JPY+超過額の1.75%がかかります。
  • デジタルカードは、3,000 JPYをチャージすれば無料で取得できると案内されています。

海外でカードを使うと、為替レートに上乗せされる分と海外事務手数料が重なって、実際の負担が分かりにくくなります。Wiseデビットカードはそこを手数料として明示する設計です。ここでは公式の手数料ページに書かれている数字だけを拾い、どこで費用が発生するのかを整理します。

かかる手数料は4か所だけ

公式の「手数料の概要」には、機能ごとの料金が一覧で並んでいます。カードに関係する部分を抜き出すと次のとおりです。

Wiseの個人向け手数料ページの画面。手数料の概要としてWiseアカウントの開設が無料、送金が0.27%から、アカウントあたり毎月25,000JPYまでの出金が無料、それを超える出金のATM手数料が100JPYプラス超過額の1.75%、外部Eウォレットのチャージが2%、Wiseデビットカードの取得が1,200JPY、両替が0.27%から、Wiseデビットカードでの支払いが無料と並んでいる
出典:Wise「Wiseのシンプルな手数料(個人の手数料)」(2026年10月9日に表示を確認)。
項目 手数料 公式の補足
Wiseアカウントの開設 無料 —
Wiseデビットカードの取得 1,200 JPY サブスクリプション料金はありません
Wiseデビットカードでの支払い 無料 アカウント内の通貨で、オンラインや店舗、海外でも支払いが可能
両替 0.27%〜 手数料は通貨によって異なります
送金 0.27%〜 手数料は通貨によって異なります
ATM出金(毎月25,000 JPYまで) 無料 アカウントあたり
ATM出金(25,000 JPY超) 100 JPY+超過額の1.75% 一部のATMプロバイダーで追加手数料が請求される場合があります
外部Eウォレットのチャージ 2% 特定の通貨におけるデジタルウォレットや他の口座への資金のチャージを含む取引に適用
Wiseアカウントでの資金の保有 無料 —

出典:Wise「Wiseのシンプルな手数料」の手数料の概要(2026年10月9日に表示を確認)。料率は変更されることがあります。

注目したいのは「Wiseデビットカードでの支払い」が無料とされている条件です。公式は「アカウント内の通貨で」と但し書きを付けています。残高に持っていない通貨で支払えば、その場で両替が発生し、両替の手数料がかかります。「支払いが無料」はカード利用料のことであって、通貨をまたぐコストが消えるわけではありません。

ATM出金の無料枠は「毎月25,000円」

現金を引き出す場合の条件は、金額で区切られています。

アカウントあたり毎月25,000 JPYまでの出金 無料

アカウントあたり毎月25,000 JPYを超える出金のATM手数料 100 JPY + 25,000 JPYを超える金額の1.75%

Wise「Wiseのシンプルな手数料」手数料の概要(2026年10月9日に表示を確認)

たとえば1か月に5万円ぶんを引き出すと、超過は25,000円。手数料は100円+25,000円×1.75%=537.5円という計算になります(当サイトの計算で、Wiseが示した金額ではありません)。回数ではなく金額の合計で判定される点が、回数制の無料枠を持つカードとの違いです。

公式は注記で「一部のATMプロバイダーで追加手数料が請求される場合があります」とし、カードの案内ページでも「Wiseはこれらの引き出しに対して手数料を請求しませんが、独立したATMネットワークから追加料金が発生する場合があります」と書いています。無料枠の中でも、ATM設置者側の手数料は別にかかりうるということです。

海外での現金の扱いや、支払い通貨の選び方については海外で「日本円で決済しますか」と聞かれたらも参照してください。現地通貨を選ぶかどうかで、レートを決める主体が変わります。

カードは2種類。注文の手順は3ステップ

公式のカード案内ページは、実物のカードとデジタルカードの2通りを示し、取得までを3段階で説明しています。

図:公式が示したカードの注文手順

1

無料アカウントを開設する

数分で開設できると案内されています。アカウントの開設自体は無料です。

2

実物カードを注文するか、チャージしてデジタルカードを取る

公式の表現は「1回限りの1,200 JPYの手数料で実際のカードを注文するか、3,000 JPYをチャージして無料でデジタルカードを取得しましょう」です。

3

デジタルカードはすぐ使える

実物カードを注文した場合は郵送で届きます。デジタルカードはその場で利用を開始できるとされています。

Wiseのデビットカードの公式案内ページの画面。世界がもっと近くなるデビットカードという見出しで、Wiseデビットカードなら海外事務手数料も為替レートの上乗せコストもありませんと書かれ、カードを注文するボタンが置かれている
出典:Wise「海外旅行に便利なカード」(2026年10月9日に表示を確認)。

デジタルカードについては「アプリでいつでも作成・削除ができる」と説明されており、オンラインでの利用に向く設計です。公式は150か国や地域、40通貨でオンラインや店舗での支払いが可能としています。

公式が挙げている安全面の仕組み

手数料と並んで気になるのが、紛失や不正利用への備えです。カードの案内ページには、利用者が自分で操作できる機能として次の3つが挙げられています。

ひとつめは、カードの凍結と解除がすぐにできること。手元から離れたと気づいた時点でアプリから止められる設計です。ふたつめは、デジタルカードを作成することでセキュリティをさらに強化できること。公式は、デジタルカードはいつでもアプリで作成・削除ができるため安心して利用できると説明しています。オンラインショッピングやフードデリバリーのように番号を登録する場面では、使い捨てに近い形で番号を分けられるという考え方です。みっつめは、すべての決済がリアルタイムで通知されることです。

資金の管理についても記載があります。公式は「お客様の資金は、Wiseの事業資金とは別に確立された金融機関のグループで保有されています」としています。あわせて、厳しい基準と2段階認証で情報を守ること、日本語を含む14言語でサポートに問い合わせられることも挙げられています。

規模の数字も公表されています。カードの案内ページによると、Wiseの利用者は1億8,900万人を超え、毎四半期360億ポンドの送金が行われているとされています。利用者の評価としては、Trustpilotで200,000以上のレビューと平均4.3/5点のスコアを得ていると記載されています。これらは公式が自社ページに掲げた数字であり、第三者が検証した結果ではありません。参考値として読んでください。

日本のデビットカードと比べるときに見る点

国内の銀行が出すデビットカードと設計が違うため、同じ基準では比べにくくなります。費用が発生する場所を並べると違いがはっきりします。

図:どこで費用が発生するか

カードを持つこと

Wiseは実物カードの取得に1,200 JPY。年会費やサブスクリプション料金はないと明記されています。

国内で使うこと

アカウント内の通貨での支払いは無料とされています。日本円の残高から日本円で払う場面では、カード側の手数料はかかりません。

通貨をまたぐこと

ここが本体です。両替手数料は0.27%〜で、通貨によって異なります。高額の両替は取引額に応じた割引が適用されると案内されています。

現金を引き出すこと

毎月25,000 JPYまで無料、超過分は100 JPY+1.75%。これに加えてATM設置者側の手数料がかかる場合があります。

他のウォレットへ移すこと

外部Eウォレットへのチャージには2%がかかります。残高を別のサービスへ動かす使い方をするなら、ここを見落とさないでください。

公式は為替レートについて「Googleで検索見られるような為替レート(ミッドマーケットレート)のみ使用しています」と説明しています。レートに上乗せせず、手数料として分けて示すという設計です。そのため、総額で比べるには「レート差+事務手数料」をまとめて計算する必要があります。クレジットカードの海外利用と並べるなら、事務手数料の料率を各社の規定で確認したうえで突き合わせてください。

海外で使うカードの選び方は海外旅行・留学・海外転勤でおすすめのデビットカードでも扱っています。

よくある質問

Wiseデビットカードの年会費はいくらですか

年会費はありません。公式の手数料ページは「サブスクリプション料金はありません」とし、カードの取得に1,200 JPYがかかると記載しています。

カードの支払いは本当に無料ですか

公式は「アカウント内の通貨で、オンラインや店舗、海外でも安全にお支払いが可能です 無料」としています。残高にない通貨で払う場合は両替が発生し、両替の手数料がかかります。

海外ATMでいくらまで無料で引き出せますか

アカウントあたり毎月25,000 JPYまでが無料です。超えた分には100 JPYと、25,000 JPYを超える金額の1.75%がかかります。

ATM手数料のほかに費用はかかりますか

公式は、一部のATMプロバイダーで追加手数料が請求される場合があると注記しています。Wise側が無料でも、ATM設置者の手数料は別です。

実物のカードを作らずに使えますか

使えます。公式は3,000 JPYをチャージすれば無料でデジタルカードを取得できると案内しています。アプリでいつでも作成・削除ができるとされています。

両替の手数料はいくらですか

通貨によって異なり、公式の表記は0.27%〜です。高額の両替では取引額に応じた割引が適用されると案内されています。

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30枚以上のクレジットカードを保有するFP。一般カードから、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカード、法人カード、デビットカード、ETCカードと様々なカードを持ち、お得にカードを使うためにどうすれば良いのか?楽しく検証しています。マイルやポイントを貯める方法を中心につぶやきます。