アリペイジャパン株式会社は、2019年5月13日の本日東京パレスホテルにて「モバイルQRコード決済&インバウンド 地方創生フォーラム」によって開催された『モバイルQRコード決済が拓く!新たな地方創生の道』セミナーにて、日本におけるアリペイ(Alipay)の加盟店が30万店舗を突破したと発表しました。
アリペイ(Alipay)とは
アリペイ(Alipay)とは
を言います。
アリペイは
- 中国語:支付宝
- 英語:Alipay
- 正体字:支付寶
- 拼音: Zhīfùbǎo(シーフーバォ)
と呼びます。
アリペイは、中国でのモバイル決済市場のシェア1位のモバイル決済であり、世界規模でもトップクラスのモバイル決済サービスとなっています。
アリペイ(Alipay)の中国市場シェア
出典:Tearsheet
アリペイ(Alipay)は、なぜ中国市場のシェアが1位なのか?
アリペイにチャージしたマネーには、利息が付きます。その金利が、年率4.0%と銀行金利よりも高金利に設定されているため、中国では急速に利用者が拡大し、シェア1位のモバイル決済サービスになっているのです。
アリペイジャパン株式会社によると
アリペイを通じた取引件数の国・地域別ランキング
※2019年5月9日、中国のゴールデンウィーク期間(2019年5月1日~3日)における、中国人観光客(台湾、香港、マカオからの観光客を除く)のアリペイ消費統計データ
1位:香港
2位:タイ
3位:韓国
4位:日本
5位:マカオ
6位:台湾
7位:マレーシア
8位:オーストラリア
9位:シンガポール
10位:カンボジア
日本における一人あたり平均消費額は前年比25%増
日本でアリペイが最も利用された店舗はコンビニ、空港、百貨店
日本で一人あたり平均消費額の伸び率が最も高かったのはコンビニとドラッグストア
出典:アリペイジャパン株式会社
ニールセンの調査では
- 「アリペイ対応店舗であれば、アリペイでの決済を検討したい」と回答した方の割合:94%
- アリペイ導入後、中国国外の店舗の58%で来店数が増加
- アリペイ導入後、中国国外の店舗の56%で売上が改善した
出典:ニールセン調査
という統計データが出ています。
これらのデータに裏打ちされるように日本の店舗は、訪日中国人客を取り入れるためにアリペイ(Alipay)の導入に踏み切り、2019年5月13日「日本での加盟店舗数が30万店舗突破」と発表されたのです。
アリペイの加盟店舗数は2018年8月時点と比較し約5倍の増加となっています。
また、その背景には
- ローソンでの取り扱い開始
- リクルートライフスタイルの「モバイル決済 for Airレジ」に対応
- 「スマホ決済Origami Pay」に対応
- 日本のPayPay対応店舗の一部で利用可能
- 早稲田大学内の大学生協でアリペイ対応
など、戦略的パートナーとの提携によって、大幅に加盟店数を伸ばしたのです。
アリペイの導入コストは
- 初期費用:無料
- 月額費用:無料
- 更新費用:無料
- 決済時手数料:1.5%~3.5%
と、ほかのモバイル決済サービスとそれほど導入コストに違いはありませんが
- 「モバイル決済 for Airレジ」
- 「スマホ決済Origami Pay」
などにセットで導入できるため、導入店舗が伸びているのです。
日本政府観光局(JNTO)によると、中国は13.9%増の838万人で、全ての国・地域を通じて初めて年間の訪日数で800万人を超えています。今後も、中国人観光客のインバウンド需要に対応する店舗は増えることが予測され、アリペイ(Alipay)の加盟店数も、大幅に伸びていくことが予想されます。
ちなみに日本人でも、クレジットカードを登録して、アリペイを利用することができますが、中国の銀行口座が必要なことと、「中国の身分証」で登録したアカウントでないと日本の加盟店では使えないので注意が必要です。中国人向けの決済方法としてしか現実的に使い道はないのです。
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