このような悩みをお持ちではありませんか?確かに以前は、クレジットカードを作るには大量の書類をカード会社と郵送でやり取りを行いカードを発行していました。非常に大変かつ面倒な作業でした。
しかし、今ではネット申し込みが当たり前になり、申し込みからカード発行までは非常に短くなったんですよ。
持っていると何かと便利なクレジットカードですが、初めてクレジットカードを作る時は、何を準備すれば良いのかわからないですよね。そこでこの記事では、
- クレジットカードの申し込みに必要なもの
- クレジットカード発行までの流れ
- クレジットカードを作る時の注意点について解説します。
クレジットカードをこれから作ろうと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしながらクレジットカードを実際に作ってみてくださいね。
クレジットカードを作る前に知っておくべきこと
では、早速クレジットカードを作りましょう!となる前にクレジットカードについて最低限知っておかないことを解説します。
まず、クレジットカードの仕組みについて、意外と知らない人も多いのではないでしょうか?クレジットカードの取り引きというのは、信用取引と呼ばれる方法で商品のやり取りを行っています。
このため、手元に現金がなくても問題なく買い物が可能です。しかし、つい使いすぎてしまいクレジットカードの使用代金が払えなくなってしまった時は、大変です。
クレジットカードは後払いの仕組みなので、使用者をクレジットカード会社が信頼して初めてクレジットカードを発行してもらえるのです。
クレジットカードの使用履歴は、全て残り他の銀行やローン、消費者金融にも情報は共有されるため、支払日に支払いができなかった場合は、これらの金融機関も取り引き停止になる可能性もあるのです。
このようにクレジットカードは便利な反面、使い方を間違えれば、最悪借金生活になってしまう怖いものです。
ただし、限度額を守り正しく使えば便利なだけでなく金融機関に信用されるもののため、1枚は持っておくと良いでしょう。
年齢別クレジットカードの申し込みポイント
クレジットカードを注意しないといけないのはわかったけれども、どのカードを選んだら良いのか、よくわからない人も多いのではないでしょうか?クレジットカードには、それぞれ年齢に適したカードが存在します。
これは、クレジットカードの履歴と一緒に申し込み情報も信用機関という場所に履歴として保管されるため、短期間で申し込みをするとカード会社から「お金に困っているのかな?返してもらえないかもしれないから落とそう」と判断され、審査に通りにくくなるのです。
なので、審査に落ちること無く適切なクレジットカードを選ぶことで、余計な心配は避けましょう。ここでは年齢別に審査に通過しやすいクレジットカードの種類を解説します。
学生向けカード
まずは、学生向けカードです。クレジットカードは「18歳以上で作ることが可能」です。また、学生もこの学生向けカードを作ったほうがお得になると言えるでしょう。
未成年・学生はクレジットカードが特別な審査基準を設けている場合が多いため、成人している会社員の方とは異なる審査が行われます。
例えば、通常クレジットカードの審査の場合は、申込者の属性や年収に点数を付けた上で、その合計点を基準に照らし合わせて問題ないかどうか判断します。
しかし、未成年や学生はクレジットカード会社にとっても将来のお客さんになるため、通常重視する年収などにもこだわらずに審査します。極端に言ってしまえば年収が0円でもクレジットカードを作ることができます。
ただし、未成年の場合でも企業に就職しているなど、働いている場合はこの条件には当てはまらず、通常の条件で審査が行われるので注意が必要です。
また、学生カードは学生しか作れませんが、20代前半の方には25歳以下向けカードというものも存在します。このカードならば学生でなくても25歳以下の方は、特別な審査基準でクレジットカードを作ることができます。
20代向けカード
20代の場合で、しっかりとした年収と会社に勤めていれば、大体のカードは作れるでしょう。しかし、どのカードでも作れるとは限らないのです。
クレジットカード会社によっては「年齢制限を設けている」ところやカードのランクによっても年齢がネックになる場合がよくあるパターンです。
例えば、ダイナースカードなどは申し込み年齢は30歳以上ですし、年齢制限がかかっていないプラチナカードでも20代の場合、審査に通過できないことが多いのです。
しかし、入門カードと呼ばれるカードならば基本的にどこでも通過できます。
三井住友カードのプラチナは難しくても一般カードならば問題ないでしょう。ただし、クレジットカード会社も一般カードを作らずにいきなりゴールドカードに申し込むと保険をかけて審査に落とす場合があります。
これは、クレジットカードでやってはいけない現金化という手法にゴールドカードは、最もよくつかわれるためです。
順調に支払いが完了しており問題が無い場合は、半年ほどでクレジットカード会社からインビテーションが来ることがあります。インビテーションは、「クレジットカードのランクを上げませんか?」という案内のことです。
この案内が来た段階で、一般カードからゴールドカード、プラチナカードへと繰り上げていくのが確実でしょう。
30代向けカード
30代の場合は申し込みの年齢制限が無くなり、すべてのカードがその他の「条件を満たしていれば申し込みが可能」になります。
そのため、はじめからゴールドカードを申し込んだとしても審査で落とされることは、あまりないでしょう。
持っているだけで、出張や旅行を初めとした生活がより快適なものになります。
クレジットカード会社は、審査の際に必ず確認する項目が、年収などの基本情報と信用履歴です。この2つで「この人に貸してもいいのか?」ということを総合的に判断しているのです。
そして30代の方は、多くの場合は基本情報の場合は全く問題ないでしょう。しかし、信用履歴の場合は別です。クレジットカードを日常的に使う方は、この履歴も自動的に貯まります。
クレジットカードでの支払い履歴があるということは、クレジットカード会社から見ると安全ということなのです。「この人は毎月しっかり支払いをしてくれる人だから安心してカード発行ができる」と考えるのです。
しかし、この履歴がない場合は「30代でクレジットカードもローンの履歴もない本当に大丈夫か?怪しいから審査は通さないでおこう」となるのです。
クレジットカード会社から見れば、30代で一度も信用取引をしたことが無いことは、何らかの問題があると判断されてしまうのです。
クレジットカードの申し込みに必要なもの
クレジットカードを作るのに必要なものには以下のようなものが必要です。どのクレジットカードを作るのにも必要になるため、必ず用意しておきましょう。
本人確認書類
まずは、本人確認用の書類です。この書類がないと受取時にも本人の確認が取れないため、クレジットカードを発行しても使えないなんてことにもなりかねません。
基本的には、住所、名前が記載されているものならば、問題ありません。運転免許証かパスポート、健康保険証などを用意しておくとスムーズです。
クレジットカード用引き落とし口座
次に必要なものは、クレジットカードの使用料金を引き落とす銀行口座です。前述の通りクレジットカードは後払いが基本のため、月の使用料金を引き落とす口座が必要になるのです。
カード会社によっては、ネットバンキングに対応していない場合もあるため、メガバンクや地銀、ゆうちょ銀行で作るのが良いでしょう。
保護者の同意書
クレジットカードは18歳以上でも申し込むことは可能ですが、未成年者の場合は保護者の同意が必要になってきます。
未成年でクレジットカードを作る場合は用意しておきましょう。
クレジットカードの申し込み方法
では、クレジットカードの申し込み方法について解説していきます。クレジットカードの申し込み方法は主に3種類あり、
- インターネット
- 店頭
- 郵送
です。現在主流なのはインターネット申し込みです。
郵送申し込みの場合は1週間程度発行までに時間がかかりますが、インターネットの場合は翌日発行も可能になります。このあたりも含めて解説していきます。
インターネット申し込み
現在一番主流な申し込み方法です。郵送や店頭との違いは24時間申し込みが可能なことかつ、特典も付く場合があります。具体的には、ポイントがもらえたりなどのサービスを各社で行っていることがあります。
いつでも申し込めるため、思いついた時にクレジットカードの申し込みができます。必要事項を記入して送れば、あとは審査、発行と続きます。会社にもよりますが、最短の場合は翌日にはクレジットカードを発行してもらえる会社もあるため、最も楽な方法といえるでしょう。
店頭申し込み
店頭申し込みは、流通系のクレジットカードに多いです。代表的なのはマルイが発行しているエポスカードやクレディセゾンの発行しているセゾンカードなどです。これらのカードの特徴はその場で発行できて使えることができる点です。
事前に申し込みをしていれば、当日にクレジットカードカウンターに行くことによってその場でクレジットカードを発行してもらえます。すぐにでもカードが欲しい人は店頭申し込みの方が良いかもしれません。
郵送申し込み
郵送申し込みは、以前までのやり方で今は減少傾向にあります。この方法は、申込書を取り寄せて必要事項を記入。その後返送して審査、審査に通過した後にクレジットカードが郵送で届きます。
インターネットと違い直接クレジットカード会社に行くまでに時間がかかるため、発行には最短でも1週間程度はかかります。特に理由がない場合は、インターネット申し込みが無難でしょう。
クレジットカード発行までの流れ
ここまでは、クレジットカードの概要と申し込み方法について解説してきました。今度は、具体的なクレジットカードを使うまでの流れを解説します。
1.必要事項の記入
クレジットカードを作ると言っても基本的に難しいことはありません。重要なことは、記入漏れなく、正直に項目を埋めるだけです。実際に画像をみながら解説します。
まず、作りたいクレジットカード会社のホームページに行き、申し込み手続きを行います。一番始めに名前やメールアドレス、電話番号などの基本情報を入力します。
基本情報を入力した後に現住所を入力します。クレジットカードが届く際には、現住所との確認という作業が発生します。そのため、現住所が確認できるものを用意しましょう。
基本情報を入力した後には、審査項目の入力です。職業や年収、勤務先などの情報は正確に記入しましょう。この時点で間違えて記入した場合は、審査に通過しにくくなるため、しっかりと記入しましょう。
学生の場合は年収欄は、想定される年収、アルバイトをしていない方は0円と正直に記入しましょう。その時に職業欄を学生にすれば、審査に影響はありません。
これらの項目がすべて記入が終わったら残りは、申し込みボタンを押して待つだけです。以降はクレジットカード会社がこれらの情報と信用履歴を元に調査してクレジットカードを発行します。
2.審査を受ける
基本的に申し込みが終わった段階で、やることはありません。届くのを待つだけです。
クレジットカード会社はまず、「申し込み情報を点数化」します。年収や勤務地に全てに点数をつけて会社が独自に決定した基準に届くのかを審査します。
この時点で点数が基準に届かない場合は、審査は通過できずクレジットカードは発行できません。点数が問題ない場合次は、信用履歴です。
信用履歴を確認し、
- 支払いの遅延がないか
- 未払いがないか
- 消費者金融からお金をかりすぎていないか
などをチェックします。この点も問題無しと判断された時に初めてカードが発行されます。
3.カードを受け取る
クレジットカードが受け取れるのは、インターネットの場合は最短翌日ですが、あくまで参考数字なので1週間程度と見込んでおきましょう。
カードは郵便で届きます。この時に本人確認書類を用意しておきましょう。
もしも本人確認が取れない場合は、クレジットカードを受け取ることができずに送り主に戻るため、必ず運転免許証などを持って受け取るようにしましょう。
4.使用開始
クレジットカードを受け取ったらいよいよ使用開始です。受け取った当日から使えます。しかし、使う前にかならず裏の署名欄にサインをしましょう。面倒だといって後回しにして不正利用されては遅いのです。
必ず使う前にサインをしておきましょう。
クレジットカードを作る時の注意点
クレジットカードを作るときには、「リボ払い」は避けましょう。分割払いの方法の一つでリボ払いという方法があります。この方法は、毎月一定額のみ総支払額から引いていく支払い方です。
例えば、5万円の買い物をしたとして通常の場合は月末に5万円の請求が来ます。しかし、リボ払いは設定額が1万だとすると、この5万円を1万円ずつ5ヶ月で返す形になります。
これだけだと分割払いと変わりませんが、追加で買い物をしても支払額は変わらないため、支払いの期間が延長されます。
まとめ
クレジットカードは、非常に便利な反面使い方を間違えると怖いカードです。上手に活用することで生活の便利度は格段に上昇します。
今まで、怖いと避けていた方も1枚はクレジットカードを持っていると、海外旅行のときなどにも保険代わりとして活用できるので便利ですよ。
クレジットカードを作るにはそこまで難しいことはありません。まずは、正しい知識を身に着けて自分にあったカードを申し込むといいでしょう。
「書類の手続きが多そうで面倒くさそう。」