ビューETCカードの年会費は524円。本体が無料でもETC分はかかり、無料になるのは3種類だけ

ビューETCカードの要点を並べたカード。年会費524円(税込・本体とは別に請求)、発行枚数はビューカード1枚につき1枚、支払方法は1回払いのみ

ETCカードの年会費は550円(税込)で横並びのように見えますが、ビューETCカードだけ524円(税込)です。26円の差は小さいものの、無料になる条件も、解約したときの扱いも他社とは違います。ビューカード本体の年会費とは別にかかる点、退会すると自動で解約になる点を含め、公表されている条件を確かめます。

この記事で確かめたこと

  1. ビューETCカードの年会費は524円(税込)です。他社に多い550円とは26円違います。
  2. この524円はビューカード本体の年会費とは別にかかります。本体が年会費無料でも、ETC分の524円は発生します。
  3. 無料になるのはビューカード ゴールド、ビューカード スタンダード(リボ)、JALカード Suica CLUB-Aゴールドカードを持っている場合です。
  4. ビューカードを退会すると、ビューETCカードも自動的に解約になります。
  5. 発行はビューカード1枚につきビューETCカード1枚。家族カードに対しても発行できます。
  6. 即時発行(バーチャルカード)で申し込む場合は、ビューETCカードの同時申込ができません。

524円という半端な金額の理由

ビューカードの公式ページとFAQのどちらにも、ビューETCカードの年会費は524円(税込)と書かれています。他社のETCカードでよく見る550円は、本体価格500円に消費税10%を足した額です。一方の524円は、本体価格477円に消費税を足した額にあたります。値付けの起点が違うため、26円の差が生まれています。

ビューカードのETCカードのページの公式キャプチャ画面。お申込条件としてビューカード1枚につきビューETCカード1枚のお申込みとなります、家族カードに対しても発行できますと書かれ、ご注意にビューカードを退会した場合はビューETCカードも自動的に解約となりますとあり、年会費の欄に524円(税込)と表示されている
ビューカードのETCカードのページ。申込条件・注意事項・年会費が1枚にまとまっている(2026年10月28日取得)
主なETCカードの年会費(各社の公表値。リンク先の記事で条件を確認)
発行元 年会費(税込) 無料になる条件
ビューETCカード 524円 ビューカード ゴールド/スタンダード(リボ)/JALカード Suica CLUB-Aゴールドを持っている場合
楽天ETCカード 550円 会員ランクの判定日の条件を満たす場合
dカード ETCカード 550円 カード番号の先頭4桁と年会費基準月で判定
PayPayカードのETCカード 550円 無料になる条件は公表されていない

本体が無料でもETC分はかかる

ビューカードの公式ページには「ビューカードの年会費とは別に必要となります」と注記があり、さらに「ご利用のビューカードの年会費が無料の場合は、ビューETCカードの年会費のみが必要です」と続きます。つまり本体を年会費無料のカードにしても、ETC分の524円は残ります。

無料になるのは、FAQとサービスページの両方に挙がっている3種類を持っている場合だけです。ビューカード ゴールド、ビューカード スタンダード(リボ)、JALカード Suica CLUB-Aゴールドカードです。

ビューカードのFAQ「ビューETCカードの年会費はいくらですか?また、いつ引落されますか?」のページの公式キャプチャ画面。ビューETCカードの年会費は524円(税込)です、ビューカードの年会費は別途必要です、ビューカード ゴールド、ビューカード スタンダード(リボ)、JALカード Suica CLUB-Aゴールドカードは年会費無料でビューETCカードをご利用いただけますと表示されている
ビューカードのFAQ。年会費と、引き落としのタイミングが説明されている(2026年10月28日取得)
本体のカードごとに、年間でいくらかかるか(公表されている年会費から計算)
持っているビューカード ETCの年会費 ETC分の年額
ビューカード ゴールド 無料 0円
ビューカード スタンダード(リボ) 無料 0円
JALカード Suica CLUB-Aゴールドカード 無料 0円
上記以外(年会費無料のビューカードを含む) 524円 524円

「本体が無料だからETCも無料」にはなりません。ビューカードの年会費が無料のカードを選んだ場合、請求されるのはビューETCカードの524円だけになります。0円にはならない、という読み方です。

無料にしたいなら、上の3種類のいずれかを持つことが条件です。ただしゴールドやCLUB-Aゴールドには本体の年会費がかかるので、ETCの524円を浮かせるためだけに切り替える理由にはなりません。

引き落としのタイミングは本体に連動する

FAQによると、ビューETCカードの年会費は手持ちのビューカードの年会費と一緒に引き落とされます。本体の年会費が無料の場合は、ビューカードへ入会した月の翌々月4日(4日が金融機関の休業日なら翌営業日)に、登録の口座から引き落とされます。

入会月は、通常はカード券面に記載の有効期限の月に1か月を足した月です。バーチャルカードを持っている場合はビューカードアプリでも有効期限を確認できます。カードが発行されるタイミングによって、引き落とし月が前後することがあるとも注記されています。

いつ請求されるかを調べる順番

1

本体の年会費があるか確かめる

年会費のあるビューカードなら、本体と同じ月に524円も引き落とされる。

2

無料なら入会月を逆算する

券面の有効期限の月に1か月足した月が入会月。その翌々月4日が引き落とし日になる。

3

明細で確認する

ビューETCカードの利用代金はビューカードの利用代金と合わせて引き落とされる。明細はビューカード側で見る。

退会すると自動で解約になる

ビューカードのページには「ビューカードを退会した場合は、ビューETCカードも自動的に解約となります」と明記されています。本体を解約したのにETCの年会費だけが残る、という状態にはなりません。

この点は発行元によって扱いが違います。たとえばPayPayカードでは、ゴールドを「追加申し込み」した場合に前のETCカードが自動解約されず、550円が続く仕組みになっています。PayPayカードのETCカードは年会費550円で詳しく書いています。カードを切り替えるときは、ETCカードが自動で止まるのか、自分で解約するのかを先に確かめてください。

申し込みで引っかかりやすい3点

1枚につき1枚

ビューカード1枚につき、ビューETCカードは1枚まで。複数枚は持てない。

家族カードにも出せる

家族カードに対してもビューETCカードを発行できる。その分の年会費は別にかかる。

即時発行とは同時申込できない

即時発行(バーチャルカード)で申し込む場合、ビューETCカードの同時申込はできない。

ビューカードと同時に申し込んだ場合でも、ビューカードとビューETCカードは別送で届きます。高速道路を使う予定の日から逆算して申し込む必要があります。

貯まるものは2系統に分かれる

ビューETCカードでもETCマイレージサービスは使えます。マイレージ割引サービスに利用登録したうえで、東日本・中日本・西日本高速道路株式会社などの高速道路通行料金を支払うと、利用実績に応じて通行料金が割引になります。ポイントは1回の利用ごとに10円につき1ポイントです。

これは道路会社側の制度で、どのビューカードに付けても同じです。これとは別に、ビューカード側でも通行料金の支払いに対してポイントが付きます。こちらは付ける本体カードによって中身が変わり、JALカードSuicaの場合は「マイル」、ビックカメラSuicaカードの場合は「ビックポイント(0.5%)」と「JRE POINT(0.5%)」が貯まると案内されています。道路会社のマイレージとカード会社のポイントは別々に貯まるので、両方に登録しておくと取りこぼしがありません。

26円の差は何年でいくらになるか

年会費の差は1年あたり26円です。小さく見えますが、ETCカードは一度作ると長く持ち続けるものなので、年数をかけると見え方が変わります。550円のカードと並べて計算すると次のようになります。

524円と550円を続けたときの累計(公表されている年会費から計算)
年数 ビューETCカード 524円 550円のETCカード 差
1年 524円 550円 26円
3年 1,572円 1,650円 78円
5年 2,620円 2,750円 130円
10年 5,240円 5,500円 260円

10年使っても差は260円です。年会費の26円でカードを選ぶ理由にはなりません。効いてくるのは条件のほうで、たとえば550円が無料になる条件を満たせる人なら、524円を払い続けるより安くなります。逆に条件を満たせないなら、524円のほうが毎年わずかに低く収まります。

もうひとつ見ておきたいのが、本体のビューカードで何が貯まるかです。ビューETCカードの利用代金はビューカードの利用代金と合わせて引き落とされるため、高速道路の支払いは本体のポイント制度に乗ります。JALカードSuicaならマイル、ビックカメラSuicaカードならビックポイントとJRE POINTというように、同じビューETCカードでも、付ける本体によって貯まるものが変わります。年会費の26円より、この違いのほうが金額としては大きくなります。

よくある質問

ビューETCカードの年会費はいくらですか

524円(税込)です。ビューカード本体の年会費とは別にかかります。本体が年会費無料のカードでも、ETC分の524円は必要です。

無料になるカードはありますか

ビューカード ゴールド、ビューカード スタンダード(リボ)、JALカード Suica CLUB-Aゴールドカードを持っている場合は年会費無料と公式に書かれています。

なぜ550円ではなく524円なのですか

公表されているのは524円(税込)という結果だけで、理由は示されていません。550円は本体500円に消費税を足した額、524円は本体477円に消費税を足した額にあたります。

何枚まで作れますか

ビューカード1枚につき、ビューETCカードは1枚です。家族カードに対しても発行できるので、家族カードの枚数分は増やせます。

ビューカードを解約したらETCはどうなりますか

自動的に解約になります。解約したビューETCカードと、有効期限が過ぎたビューETCカードは使えません。

申し込んでからどのくらいで届きますか

公式ページには日数の記載がありません。ビューカードと同時に申し込んだ場合も別送になることだけが明記されています。即時発行(バーチャルカード)では同時申込ができないので、ETCが必要なら通常の申込を選びます。

出典


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30枚以上のクレジットカードを保有するFP。一般カードから、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカード、法人カード、デビットカード、ETCカードと様々なカードを持ち、お得にカードを使うためにどうすれば良いのか?楽しく検証しています。マイルやポイントを貯める方法を中心につぶやきます。