スターバックスは20倍、セブン-イレブンは3倍|JCBのJ-POINTパートナー優待店と対象カードの現在

スターバックスやセブン-イレブンでJCBのポイントを増やす、という話は昔から知られています。ただし、ここ数年で「どのカードで」「何倍つくのか」「そもそも制度の名前は何か」が、いずれも入れ替わりました。古い記事のまま申し込もうとすると、カードそのものが見つかりません。

先に要点

制度の名前が変わりました。「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」は「J-POINTパートナー」へ改称され、オリジナルシリーズカード限定のサービスとして続いています。

ポイントの数え方が変わりました。旧Oki Dokiポイントの「1,000円(税込)ごとに1ポイント、1ポイント最大5円分」から、J-POINTの「200円(税込)ごとに1ポイント、1ポイント最大1円分」になりました。

倍率は横並びではありません。セブン-イレブンは3倍、Amazon.co.jpは3倍、ビックカメラ/ビックドラッグは2倍、スターバックスは20倍です。

スターバックスの20倍は、店頭での支払いではありません。対象は「スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ」「モバイルオーダー」「Starbucks eGift」の3つです。

このお得技が指していたカードは、もう作れません。JCB一般カードは2024年1月31日(水)に新規発行を終了しました。同ランクの後継は「JCB カード S」です。

JCBの公式画面キャプチャ。JCB一般カードのページに新規発行終了のお知らせとして、本カードは2024年1月31日水曜に新規発行を終了しました、同ランクのカードとして新たにJCBカードSの募集を開始していますと書かれている
JCB「JCB一般カード」。ページ上部に新規発行終了のお知らせが置かれている。2026年10月15日時点の表示。

このお得技が前提にしていたカードは新規発行を終えている

JCBの公式ページには「本カードは、2024年1月31日(水)に新規発行を終了しました。なお、すでに本カードをお持ちの方は、引き続き利用できます。」と掲示されています。あわせて「同ランクのカードとして新たに『JCB カード S』の募集を開始しています」と案内されています。

JCBオリジナルシリーズのカードラインアップのページを開いても、個人向けに並んでいるのはJCBプラチナ、JCBゴールド ザ・プレミア、JCBゴールド、JCB カード S、JCB カード W、JCB カード W plus L、JCB GOLD EXTAGE、JCB CARD Rで、JCB一般カードはありません。

すでに持っている人の条件は変わっていません。年会費は1,375円(税込)で、年間合計50万円(税込)以上の利用があれば翌年の年会費が無料になります。

ポイントの数え方そのものが変わった

倍率を読むときは、まず基準になる「1倍」が何パーセントなのかを押さえる必要があります。ここが旧制度と新制度で違います。

項目 旧 Oki Dokiポイント 現 J-POINT
付与の単位 1,000円(税込)ごとに1ポイント 200円(税込)ごとに1ポイント
1ポイントの価値 最大5円分 最大1円分
優待店の制度名 JCB ORIGINAL SERIESパートナー J-POINTパートナー
集計の仕方 都度の利用ごと 毎月の利用額を合計してから換算

少額の買い物でも取りこぼしが出にくくなった一方、1ポイントあたりの価値は下がりました。倍率の数字だけを旧記事と見比べても意味がない、ということです。

古い記事の「◯倍=◯%」という換算は、そのままでは使えません。1倍あたりの基準が変わっているため、倍率が同じでも実際の還元率が一致するとはかぎりません。

いまの優待店と倍率

J-POINTパートナーの一覧には2026年10月15日時点で92件が並んでいます。この記事がもともと挙げていた店舗を、現在の表示と突き合わせると次のようになります。

J-POINTパートナーの公式画面キャプチャ。92件と表示された一覧に、Amazon.co.jpが3倍、セブン-イレブンが3倍、スターバックスのカードへのオンライン入金・オートチャージが20倍、ビックカメラ/ビックドラッグが2倍、apollostationが2倍と並んでいる
JCB「J-POINTパートナー」の検索一覧。倍率は店舗ごとに大きく開いている。2026年10月15日時点の表示。
この記事が挙げていた優待店 当時の記載 現在の一覧での扱い
セブン-イレブン ポイント3倍 3倍(変わらず掲載)
スターバックス ポイント5倍 20倍。ただし対象は入金・オートチャージ/モバイルオーダー/eGift
Amazon.co.jp ポイント3倍 3倍(変わらず掲載)
ビックカメラ.com ポイント2倍 2倍(ビックカメラ/ビックドラッグとして掲載)
イトーヨーカドー ポイント3倍 現在の一覧に掲載なし
昭和シェル石油 ポイント2倍 掲載なし。給油所はapollostationが2倍で掲載
Esso、Mobil、ゼネラル ポイント2倍 掲載なし。3ブランドは2019年7月にENEOSへ統一済み
HMV online ポイント7倍 現在の一覧に掲載なし

給油所の2行は、店舗が減ったのではなくブランドそのものが無くなっています。エッソ・モービル・ゼネラルは2019年7月をもってENEOSへ統一され、昭和シェルは2021年4月にapollostationへ統一されました。いまの一覧に給油所として載っているのはapollostationで、倍率は2倍です。

スターバックスの20倍は店頭の支払いではない

倍率がいちばん大きく動いたのがスターバックスです。ただし中身を見ると、対象の取り方が変わっています。一覧に並んでいるスターバックスの項目は3つで、いずれも20倍ですが、それぞれ条件が付いています。

J-POINTパートナーに載っているスターバックスの3項目

  • スターバックス(スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ):20倍
  • スターバックス(モバイルオーダー):20倍
  • スターバックス(Starbucks eGift):20倍

つまり、レジでカードを出して支払う形は、この3項目のどれにも当てはまりません。旧記事が書いていた「実店舗で支払いをすれば、そのままポイント優遇が適用されます」という説明は、スターバックスについては現在あてはまりません。スターバックス カードへ入金してから使う、あるいはモバイルオーダーを使う、という一手間が倍率の条件になっています。

いまスターバックスで20倍を受け取るまでの順番

  1. オリジナルシリーズカードを用意する
  2. スターバックス カードへオンライン入金するか、オートチャージを設定する(モバイルオーダー、Starbucks eGiftでも可)
  3. その入金・注文分がJ-POINTパートナーの対象として集計される
  4. 店頭ではスターバックス カードやモバイルオーダーで支払う
J-POINTパートナーの一覧に出ている3項目の条件を順番に並べたもの。

対象になるのはオリジナルシリーズカードだけ

J-POINTパートナーは、JCBブランドのカードであれば何でも対象になるわけではありません。JCBは「オリジナルシリーズカード限定サービス」としています。現在のラインアップは次のとおりです。

区分 カード名
個人向け JCBプラチナ/JCBゴールド ザ・プレミア/JCBゴールド/JCB カード S/JCB カード W/JCB カード W plus L/JCB GOLD EXTAGE/JCB CARD R
法人向け Biz ONE ゴールドカード/Biz ONE 一般カード/JCBプラチナ法人カード/JCBゴールド法人カード/JCB一般法人カード

旧記事が対象として挙げていた「JCB一般カード」「JCB CARD EXTAGE」は、現在のラインアップのページには出てきません。すでに持っているカードが対象かどうかは、手元のカード名をこの一覧と照らし合わせて判断することになります。

いま同じことをするなら

新しく作るなら、JCBが同ランクの後継として案内しているのが「JCB カード S」です。年会費は永年無料で、家族カードも無料。ポイントは200円(税込)につき1ポイントがたまり、1ポイントは最大1円相当で使えます。優待店の利用では最大20倍、還元率で最大10%とされています。

年会費1,375円を払って年50万円の利用で無料化を狙う、という旧記事の組み立ては、年会費が最初から無料のカードが後継になったことで前提ごと変わりました。利用額で年会費を取り返す計算は不要になっています。

このページの数字を自分で確かめるとき

  • 倍率はJ-POINTパートナーの検索一覧で店舗名を引く。件数と倍率がその場で出る
  • 「◯%」は倍率×0.5%で概算できる。基準が200円=1ポイント、1ポイント=最大1円分のため
  • スターバックスのように、同じ店名で条件違いの項目が複数並ぶことがある。括弧の中まで読む
  • 手元のカードが対象かどうかは、オリジナルシリーズのラインアップのページで確認する

倍率より先に「対象にならない利用」を見る

還元率の話は倍率に目が行きますが、実際の差を生むのは「そもそも集計に入らない利用」がどれだけあるかです。JCBは年会費無料条件の説明の中で、集計の対象にならないものはJ-POINTの付与条件と同じだとしたうえで、ショッピングのリボ払い手数料・分割払い手数料、キャッシングサービスなどは対象にならないと明記しています。

年会費を利用額で無料にする条件にも、同じ考え方が効きます。JCB一般カードの場合、年間合計50万円(税込)という基準の集計期間は、入会時期に関わらず毎年12月16日から翌年12月15日までとされています。入会した月から1年ではありません。ここを読み違えると、使った合計は足りているのに無料にならない、ということが起こります。

また、利用代金が集計期間を過ぎてからJCBに到着した場合は、利用日が期間内であっても翌年分の集計になるとされています。締め切り間際にまとめて使って条件を満たそうとする使い方は、思ったとおりに効かないことがあります。

見るところ 公式の記載
年会費無料の基準 年間合計50万円(税込)以上の利用で翌年年会費が無料
集計期間 入会時期に関わらず、毎年12月16日〜翌年12月15日
到着が遅れた場合 利用日が期間内でも、集計期間終了後に到着した分は翌年分の集計
集計の対象外 ショッピングリボ払い手数料・分割払い手数料、キャッシングサービスなど
条件を満たす前提 WEB明細サービス「MyJチェック」(登録無料)の登録が必要

後継のJCB カード Sは年会費が永年無料なので、この集計期間の話そのものが不要になります。旧記事が「月4万円強の支払いであればそれほど高いハードルではない」と書いていた部分は、いまは考えなくてよい論点になりました。

倍率・付与率・カードの受付状況は、いずれも次のJCBおよび各社の公式ページで確認しました。

JCB|JCB一般カード(2024年1月31日の新規発行終了、年会費1,375円と年50万円の無料条件、後継のJCB カード S)

JCB|J-POINTパートナー 検索一覧(優待店92件と倍率)

JCB|JCBの新ポイント「J-POINT」が誕生!(付与単位とポイント価値の変更、JCB ORIGINAL SERIESパートナーからの改称)

JCB|JCBオリジナルシリーズのカードラインアップ(対象カードの一覧)

JCB|JCB カード S(年会費永年無料、200円につき1ポイント、優待店で最大20倍)

ENEOS(当時JXTGエネルギー)|SSブランド統一に関わるスケジュールおよび施策について(2019年7月のENEOSブランド統一)

出光興産|当社ブランド(コーポレート及びSS)を刷新(2021年4月のapollostationへの統一)

この記事で取り上げたカード

以下はJCB一般カードの情報です。新規の申し込みは2024年1月31日に終了しているため、すでに持っている人向けの参照用として残しています。

JCB一般カード

JCB一般カード
カード分類一般カード
国際ブランドJCB
申込方法Web申込み、郵送申込み
発行スピード※モバイル即時入会サービスはJCB公式サイト経由のみ対象
モバ即の入会条件は以下2点になります。
【1】 9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)
【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)
※モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。
年会費(税込)1,375円
年会費備考※MyJチェックの登録+年50万円以上のカード利用で年会費無料
ショッピング総利用枠(上限)-
ポイント還元率(下限)0.50%
ポイント還元率(上限)5.00%
交換可能マイルANAマイル(1ポイント=0.6マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし)
JALマイル(1ポイント=0.6マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限15,000ポイント)
スカイマイル(1ポイント=0.6マイル、500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし)
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージQUICPay利用、楽天Edy
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)3,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)3,000万円
ショッピング保険/国内利用(最大)-
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
100%(14/14)49万円17万円13.1日4.0

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30枚以上のクレジットカードを保有するFP。一般カードから、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカード、法人カード、デビットカード、ETCカードと様々なカードを持ち、お得にカードを使うためにどうすれば良いのか?楽しく検証しています。マイルやポイントを貯める方法を中心につぶやきます。