リクルートカードの楽天Edyチャージは合計1.7%。四重取りが成立しなくなった理由と、月30,000円の上限

リクルートカードと楽天Edyの組み合わせリクルートカードで楽天Edyにチャージして、支払いでもポイントを受け取る。いわゆる「二重取り」は今も成立します。ただし、かつて紹介していたポイントサイトを挟む「四重取り」は、その経由先だったモール自体がサービスを終えたため、現在は組めません。

ここでは、いま実際に何%戻るのか、どのブランドを選べばよいのか、上限はいくらかを、リクルートカードと楽天Edyの公式が公開している条件だけで組み立て直します。

いま成立するのは「二重取り」で、合計1.7%

リクルートカードで楽天Edyへチャージし、その残高で支払うと、ポイントが付く場面は2つです。カード側のチャージ利用分と、楽天Edy側の支払い分です。

ポイントが付く場面 付与の条件 還元率
リクルートカードで楽天Edyにチャージ 毎月のカード利用金額合計に対して加算。電子マネーチャージは合算で月間30,000円まで 1.2%
楽天Edyで支払い ポイントサービスを登録したEdyカードで、加盟店での支払い200円(税込)につき1ポイント 0.5%
合計 月間30,000円までのチャージについて 1.7%
出典:リクルート「ポイント加算・利用条件一覧」、楽天Edy「Edyカードにポイントサービスを登録」。月30,000円を上限までチャージして使い切ると、1か月あたり510ポイント相当になる。

現金や、チャージでポイントが付かないカードで楽天Edyを使っている場合は0.5%だけです。差は1.2ポイント分で、年間36万円(月3万円)を通すと約4,300ポイント相当の違いになります。

「四重取り」が成立しなくなった理由

以前この記事では、ポイントサイト「もらえるモール」を経由してショッピングサイトへ行き、チャージ分・モール経由分・Edy支払い分を重ねる方法を紹介していました。

もらえるモールは2024年12月16日でサービスを終了しています。サイトを開くと終了の告知だけが表示され、経由してポイントを受け取ることはできません。したがって、この記事がかつて示していた3.2%~12.2%という合計値は、現在は作れません。

出典:もらえるモール「サービス終了のお知らせ」

ポイントサイトを経由する発想そのものが無効になったわけではありませんが、経由先を別のモールに置き換える場合は、そのモールの還元率と、楽天Edyでの支払いが成果の対象になるかを個別に確かめる必要があります。モール側は「クレジットカード決済のみ成果対象」としていることが多く、電子マネー払いが除外されることは珍しくありません。

国際ブランドの選び方を間違えると0%になる

リクルートカードは国際ブランドによって、チャージでポイントが付く電子マネーが違います。楽天Edyが対象になるのはMastercardとVisaだけで、JCBを選ぶと楽天Edyは対象外です。

国際ブランド チャージでポイントが付く電子マネー 楽天Edy チャージ分の還元率
Mastercard/Visa nanaco、楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCA 対象 1.2%
JCB nanaco、モバイルSuica 対象外 0.75%(2022年2月16日から)
リクルートカードプラス 電子マネーチャージはすべて加算対象外 対象外 -
出典:リクルート「ポイント加算・利用条件一覧」。JCBは楽天Edyが対象外なうえ、対象のnanaco・モバイルSuicaでも還元率が0.75%に下がっている。

この記事が以前「Visaブランドのみ」と書いていたのは正確ではありません。現在の条件ではMastercardでも楽天Edyのチャージがポイント対象です。逆に、すでにJCBのリクルートカードを持っている人が楽天Edyのチャージを目当てに使っても、カード側のポイントは1ポイントも付きません。

知らないと取りこぼす3つの上限

還元率だけを見ていると、実際に受け取れるポイントが思ったより少なくなります。上限が3か所にあるためです。

どこの上限か 金額 超えるとどうなるか
リクルートカードの電子マネーチャージ 複数の電子マネーの合算で月間30,000円 超えた分はカード側のポイントが付かない。nanacoやモバイルSuicaへのチャージも同じ枠を食う
楽天Edyの1回のチャージ 25,000円 1回では月の枠を使い切れないため、2回に分ける必要がある
楽天Edyカードの残高 50,000円 残高を使ってからでないと、それ以上はチャージできない
出典:リクルート「ポイント加算・利用条件一覧」、楽天Edy「Edyカードにチャージする」。月30,000円の枠は電子マネーをまたいで合算されるため、nanacoも併用しているなら配分を決めておく。

支払ってもポイントが付かない店舗・取引がある

楽天Edy側にも例外があります。楽天Edyは、加盟店での支払い200円につき1ポイントが原則ですが、ポイント加算の対象外となる店舗と取引が公式に定められています。コンビニエンスストアについては、チェーンごとに対象外の取引が別に整理されています。

支払いの前に、よく使う店がその一覧に入っていないかを確かめておくと、あとで「付いていない」と悩まずに済みます。加算対象外の取引で使ってしまうと、この記事で計算した1.7%のうち0.5%分が丸ごと落ちます。

出典:楽天Edy「ポイント加算対象外店舗・取引について」

楽天市場での買い物が中心なら楽天カードを比べる

楽天市場での買い物が多い人は、リクルートカードで楽天Edyを経由するより、楽天カードをそのまま使うほうが有利になりやすい構図です。

比べる点 リクルートカード+楽天Edy 楽天カード
基本の還元率 1.2%(カードの通常利用) 1.0%(100円につき1ポイント)
楽天Edy経由での上乗せ 支払い分0.5%(月30,000円のチャージ枠内) -
楽天市場での扱い Edy払いは楽天市場の買い回りやSPUの対象になるとは限らない 楽天のプログラムの対象
向いている人 実店舗の支払いが多く、月3万円までのチャージで足りる人 楽天市場での買い物が中心の人
出典:リクルートカード「ポイントを貯める・使う」、楽天カード公式サイト。楽天市場側の倍率は条件と期間で変わるため、実際の倍率は楽天の公式ページで確認する。

リクルートカードの強みは、楽天市場に限らずどこで使っても1.2%という点です。逆に言えば、買い物の大半が楽天市場なら、Edyを挟む手間の割に差が出にくくなります。

実際の手順

二重取りを成立させるまでの4手

1リクルートカードをMastercardまたはVisaで作る。JCBだと楽天Edyのチャージがポイント対象にならない

2ポイントサービスを登録したEdyカード、またはEdy機能付きの楽天カードを用意する。登録していないEdyでは支払い分のポイントが付かない

3楽天Edyアプリから、楽天会員情報に登録したリクルートカードでチャージする。1回25,000円、残高50,000円が上限

4加盟店で楽天Edyで支払う。月のチャージ合計が30,000円を超えた分は、カード側のポイントが付かない

手順3のチャージ方法は、楽天Edyアプリ経由で楽天会員情報に登録したクレジットカードから行う形になっている(楽天Edy「Edyカードにチャージする」)。

かかる費用

リクルートカードの年会費は永年無料で、楽天Edyのカード発行費用を別にすれば、この方法を続けるための固定費はかかりません。チャージ手数料も発生しません。

ただし、月30,000円という枠がある以上、ここで作れる差は年間で4,000ポイント台です。金額の大きい買い物をカードで直接払ったほうが、手間をかけずに1.2%を取れます。楽天Edyを挟むのは、少額決済が多く、現金での支払いを置き換えたい場合に向いた使い方です。

ポイントが手元に入るまでの時間と、使い道

チャージした瞬間に両方のポイントが増えるわけではありません。楽天Edy側のポイントは、利用日(支払日)から3~7日程度で付与されます。カード側のリクルートポイントは、毎月の利用金額合計の1.2%に対して、小数点第1位以下を切り捨てて加算される仕組みです。少額の支払いを何度も重ねると、切り捨ての影響で理論値どおりにはなりません。

貯まったリクルートポイントは、じゃらんnet、ホットペッパーグルメ、ホットペッパービューティーといったリクルートのサービスで使えます。じゃらんnetでの宿泊予約は、カード利用分1.2%にサービス側の2.0%が上乗せされ、合計3.2%の還元になります。楽天Edyを挟む二重取りより、こちらのほうが率は高くなります。

なお、リクルートカードは一部の公共料金、携帯電話・固定電話、新聞購読料の支払いにも使え、これらの支払いでも通常どおりポイントが付きます。電子マネーチャージの月30,000円という枠とは別枠なので、毎月固定で出ていく支払いをカードに寄せるほうが、貯まる量は安定します。

出典:リクルートカード「ポイントを貯める・使う」、楽天Edy「Edyカードにポイントサービスを登録」

同じ組み合わせを扱った関連記事

楽天Edyとリクルートカードの組み合わせは、共通ポイントカードを併用する形でも語られてきました。こちらも前提が変わっている部分があるため、あわせて確認してください。

この方法で使うクレジットカード

年会費は永年無料で、楽天Edyのチャージを目当てにするならMastercardかVisaを選びます。基本スペックは次のとおりです。

リクルートカードの基本スペック

リクルートカード

リクルートカード
カード分類一般カード
国際ブランドVISA、Mastercard®、JCB
申込方法Web申込み
発行スピード-
年会費(税込)0円
年会費備考-
ショッピング総利用枠(上限)-
ポイント還元率(下限)1.20%
ポイント還元率(上限)3.20%
交換可能マイル-
ETCカード年会費(税込)0円
電子マネーチャージ楽天Edy、Suica
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)2,000万円
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害(最大)2,000万円
ショッピング保険/国内利用(最大)200万円
「審査」「発行期間」口コミ平均DATA
審査通過率
審査通過/申込者数
ショッピング
限度額平均
キャッシング
限度額平均
カード発行
までの日数平均
対応
満足度
80%(4/5)46万円4万円8.2日3.8

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30枚以上のクレジットカードを保有するFP。一般カードから、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカード、法人カード、デビットカード、ETCカードと様々なカードを持ち、お得にカードを使うためにどうすれば良いのか?楽しく検証しています。マイルやポイントを貯める方法を中心につぶやきます。