こんな事がよく言われていますし、私も同感です。
とはいえ、
「どんな違いがあるのかわからない。」
という方も多いと思います。
そこでこの記事ではクレジットカードの違いに着目してそのお悩みを解決します。
具体的には、
- クレジットカードのランクについて
- 目的別のクレジットカードについて
- 国際ブランド・発行会社の違いについて
の順番に重要なポイントをご紹介します。
クレジットカードの違いが理解できますので是非とも参考にしてみてください。
クレジットカードにはランクが存在します
クレジットカードには様々な種類がありますが、
「違いがよくわからないという」
という方が多いと思います。ここではクレジットカードのランクの違いについて解説します。
一般クレジットカードとは?
現金で支払う方も多いかと思いますが、日本でもクレジットカードの支払いができる店舗が徐々に増えてきています。
実際にスーパーやデパートなどで、クレジットカードの勧誘を受けた方もいると思います。そこで、多くの方はクレジットカードに何か違いがあるのかと思う方も多いと思います。
実際にクレジットカードにはゴールドカードを始めとして、4段階のランクがカードによって存在するのです。
ゴールドカードを持っている方を見たことがあると思いますが、ゴールドカードは一般カードを一定額利用した場合に作ることが多いカードなのです。
かつてはクレジットカードのランクが上がることは、いわばステータスの一種とされていました。
その理由としては、ランクが上がるに利用金額以外にも様々な厳しい条件があったため、ランクを上げるのが難しかったのです。
現在でもゴールドカードの上のプラチナカード以上は、ステータスカードとされていることも多いです。しかし、どのステータスカードもはじめはこの一般カードからスタートして使用履歴を貯めるのです。
一般カードは、いわばクレジットカードのスタートラインとも言えるでしょう。しかし、クレジットカード各社は、様々な特典を付けて保有者を増やしているため、サービスは優秀なものが多いです。
よくCMや店頭などでおすすめしているカードのことです。簡単に言えば、普通のクレジットカードといったところでしょうか?
このカードは1枚は持っている方も多いと思います。代表的なカードといえば、
- 三井住友カード
- 楽天カード
- イオンカード
- アメリカン・エキスプレス・カード
などが挙げられます。名前は聞いたことはあるという方も多いでしょう。
ゴールドカード以上になると、年会費も1万円以上が基本になってきます。
付帯のサービスは格段に上昇しますが、そこまで旅行に行かない方やクレジットカードをあまり使わない人には一般カードのほうがいいでしょう。
実際にクレジットカードを作ったことのない人や、はじめたクレジットカードを作る大学生はこの一般カードから始めるといいでしょう。
例えば、Amazonのヘビーユーザーならば、アマゾンポイントが貯まるカードやAmazonカードを作るといいでしょう。
他には楽天市場なら楽天カード、イオンでの買い物が多い方はイオンカードなどがおすすめです。
初めてクレジットカードを作る時に、ゴールドカードから作ることも実は可能です。
しかし、前述の通り年会費が1万円超えのカードが多いですし、年会費無料でも優秀なカードはかなり多いので、まずは一般カードからはじめましょう。
ゴールドカード
一般カードの一つの上のランクが、ゴールドカードです。
従来のゴールドカードは、年会費が1万円が基準になっていましたが、近年は様々なタイプのゴールドカードも登場してきています。
その結果として、年会費1万円を出さなくてもゴールドカードは作る事ができます。
これにより、ゴールドカードのメリットは少し薄れたと同時に、多様なカードが出てきたことによりゴールドカードも比較的申し込みしやすくなりました。
ポイントが一般カードよりも付くカードもあるので、切り替えも難しくありません。
また、ゴールドカードによっては年齢と共に自動的に昇格するものも存在しているため、身近なものになりました。
ゴールドカードを作ってみたい方などは、手軽に挑戦できるいい機会とも言えるでしょう。
プラチナカード
クレジットカードのランクにおいて難しいのは、ここからです。
前述の通りゴールドカードはかなり身近な存在になり、ステータスカードとは呼べません。その証拠に年会費や自分自身での申込が可能な点が挙げられます。
しかし、プラチナカード以上はその点は異なります。
実際にプラチナカードを見たことがある人も、あまり多くはないのではないでしょうか?まず、プラチナカードは通常の方法で作ることはできません。
プラチナカードを作るためには、クレジットカード会社からインビテーション(招待)を受ける必要があるのです。
つまり、ゴールドカードを一定数以上の利用額をクリアして、初めてクレジットカード会社から昇格のお誘いが来るのです。
そのためいくら欲しいと言っても、クレジットカード会社が求める条件がクリアできていない場合や、利用履歴がないとプラチナカードは発行されません。
年収がいくらあったとしても、クレジットカードの使用履歴がない場合などは発行できないのです。
プラチナカードは、このように通常のカードとは扱いが異なります。
プラチナカードを発行して、さらにクレジットカードを使ってもらおうとしているのです。
そのため、コンシェルジュサービスや海外保険など、様々な付帯サービスがクレジットカードに付いています。
年会費は2万円台から15万円近くするカードも存在します。その年会費以上のサービスを受けることができるので、招待を受けた方はプラチナカードを積極的に作るそうです。
近年では申込制のプラチナカードも登場したため、少しハードルが下がりました。
ブラックカード
ブラックカードは、現時点での最高峰のクレジットカードです。
このカードを持っている方は、日本でもそう多くはありません。本当に限られた人のみにしか発行されないクレジットカードとなっています。
これだけでも、かなりハードルが高いことがわかるかと思います。それ以外にも発行されているブランドや枚数も少ないため市場では中々見る機会もありません。
目的別のクレジットカードとは?
クレジットカードには、支払い方法や用途が固定されているものもあります。次にそちらを紹介します。
注意リボ払い専用カード
通常のクレジットカードには、支払い方法が何通りか存在します。
具体的には、
- 一括払い
- 分割払い
- リボ払い
- ボーナス払い
などがあげられます。
そのなかでも、リボ払いは別途金利を支払うことで、毎月の支払額を固定化することができる方法です。例えば、20万円のものを購入しても、リボ払いならば毎月1万円の支払いでOKです。
これだけだと素晴らしい仕組みですが、ここに金利手数料がかかります。年利18%が相場になっているため、使い込みすぎると金利で首が回らなくなります。
そのためリボ払いで破産してしまったというケースも珍しくありません。そのため慎重に使うべき支払い方なのです。
なんでもリボ払いにしてしまっては破産をしかねません。そこでリボ払い専用カードというものが存在します。
このカードは、文字通りクレジットカードの買い物を全てリボ払い決済にするというものです。
クレジットカード会社は、リボ払い専用のカードをなるべく作ってもらおうと様々な特典を用意してアピールします。
ポイント還元や商品が当たるなどを聞いたこともあるでしょう。これはリボ払いでなるべく決済してもらいたいからです。
クレジットカード会社としてもリボ払いはリスクも高いですが、金利手数料というリターンも大きいため必死で進めるのです。そのため、多少のポイント還元よりも金利手数料の方が上回るため必死に勧めるのです。
このように、リボ払いのポイント還元などには全て絡繰りがあるわけで、あまり初心者向けのクレジットカードとは言えません。
非常時に使う程度の決済手段で覚えておきましょう。
また、カードの更新時などにも自動的に切り替わっているなどのケースもあるため、まずは確認を取ることから始めましょう。
法人向けカード!会社を立ち上げた時は契約しよう
法人向けカードはその名前のとおり、企業の経営者や個人事業主に向けに作られているクレジットカードです。
主に商品の仕入れや交通費の支払いに、クレジットカードを使いたい経営者は多いのです。
実際に全てを現金で処理するとなると、帳簿も面倒な処理を挟まなくては行けないため、クレジットカードで経費処理をすると非常に手続きが簡略化できて楽なのです。
会計ソフトと連動させると、経費処理の負担を大幅に減らすことができます。
クレジットカードを発行している会社とは?
クレジットカードが使える仕組みとしては、発行会社が国際ブランドと提携をしているために、クレジットカードは世界中で使うことができるのです。
この国際ブランドに関しては後ほど解説します。
では、クレジットカードの発行会社とは何かということですが、これは名前の通りクレジットカードを発行している会社のことを指します。
具体的には三井住友銀行や楽天が発行会社に当たります。
このように国際ブランドが自社でクレジットカードを発行しているものを、プロパーカードと呼びます。JCBカードやアメリカン・エキスプレス・カードがこれに当たります。
国際ブランドを付けてクレジットカードを発行しているのを、提携カードと呼びます。楽天カードなどがこれに当たります。
クレジットカードを主に発行している会社は大きく分けて5種類存在し、
- 銀行系
- 流通系
- 鉄道系
- 信販系
- その他
に分類されます。
銀行系
銀行系のクレジットカードは、三井住友カードを始めとして銀行口座を作った際に、キャッシュカード付きのクレジットカードや、学生カードから継続して使い続けている方も多いでしょう。
通常の申込では、比較的審査基準が厳しいのも銀行系の特徴のひとつです。
流通系
流通系は、スーパーやデパートなどが発行しているクレジットカードです。
このクレジットカードは、対象店舗での割引やポイントの還元率の上昇など、非常に便利なサービスが付いています。
また、カードによっては即日発行も可能なことが便利な点です。
鉄道・航空系
鉄道・航空系は、JALカードにVIEWカードなど定期機能が付帯できるものや、飛行機以外にもマイルが貯まるサービスなどの特典が付きます。
移動時に最も効果的にポイントを貯められるのはもちろん、複数のカードを1枚にまとめられるのが嬉しいポイントです。
信販系
信販系は、主にネットショッピングに特化した構造になっており、楽天カードやAmazonカードなどカードでの決済によって、ポイントが貯まりやすいシステムになっています。
ネットショッピングをする方にはおすすめのカードです。
他にも、証券会社や家電量販店など様々な店舗がクレジットカードを発行しています。
VISAとかMasterは何か違いがあるの
前述のとおりクレジットカードは、発行会社と国際ブランドが別に存在します。
国際ブランドは簡単に言えば、クレジットカードの分類のようなもので、大きく分けて7種類存在し、日本で特に普及しているのは5種類です。
VISAカード
VISAカードは、世界ナンバーワンの国際ブランドであり、世界中どこでも問題なくこのカードは使うことができます。
そのためまずはこのカードを作っておけばとりあえずは安心です。他のブランドの場合は海外などで使えない可能性も出てきます。
日本でも使い得ない店舗を探す方が、難しいレベルで普及しています。クレジットカードが使える店舗のほとんどは使うことができます。
1枚目のクレジットカードは、VISAにしておくのが無難でしょう。
マスターカード
マスターカードは、VISAに次ぐシェアを持つ国際ブランドです。
日本国内でも海外でも問題なく使うことができます。クレジットカードの国際ブランドは、どちらかを選択しておけば買い物で困ることはそう多くはありません。
Apple Payを頻繁に使う方ならば、1枚目からマスターカードを作るのもおすすめです。
JCBカード
JCBカードは、日本初の国際ブランドであり、日本での使い勝手はそこそこです。
シェアは、現在上位2社に押されて低迷中です。
アメリカン・エキスプレス・カード
アメリカン・エキスプレス・カードは、元々ショッピングよりも旅行関連に強いクレジットカードで、日本ではステータスカードとされていました。
現在では作ることは他のカードと難易度は変わらないため、サブカードとして作るのもいいかもしれません。
ダイナースカード
最古のクレジットカードであり、取得するには比較的他のブランドよりも厳しい条件があります。
以前までは、年収は1,000万円以上であり、持ち家でなければクレジットカードを発行することができないこともありました。
しかし現在では、条件は大幅に改善され、年収は500万円以上ならば持つことができるクレジットカードに変化しました。
それでも他のブランドと比べると取得は難しいため人気の高いカードです。
ETCカードはクレジットカードと関係あるの?
ここまではクレジットカード本体に関することを解説してきましたが、今度はクレジットカードに付随するカードを紹介します。
ETCカード
一部例外はありますが、クレジットカードを発行した上で発行しないと、入手することはできません。またクレジットカードを作る際に、自動的に付くこともあります。
ETCカードには、独立型と一体型の2種類存在します。
家族カード
クレジットカードを発行した本人以外に、利用額を分けてクレジットカードを発行することができます。
自分で申込をするのではなく、自分のカードを家族に使わせることができます。
まとめ
ここまでクレジットカードの種類に注目して解説してきました。
クレジットカードには様々な種類の違いが存在します。代表的なカードの違いは主に以下のとおりです。
- 階級ランクに関しての違い
- 付随カードの違い
- 国際ブランドの違い
- 発行会社の違い
- 目的別の違い
このように少々ややこしい仕組みになっています。全てを把握する必要はありませんが、何となくでも違いを知ることで、自分に最適なクレジットカードを作ることができるでしょう。