au PAY ゴールドカードの10%が付くのは代表契約1回線だけ|年会費11,000円は月約10,180円の通信料で取り返せる計算

au PAY ゴールドカードの還元率を示すアイキャッチ。au・UQ mobileの通信料が最大10%、au PAY 残高のオートチャージが最大5.5%、ふだんの買い物が1%という3本の横棒グラフと、ゴールド特典の計算は1,000円ごと90ポイント、オートチャージの上限は月1,000ポイント、対象になる回線は代表契約のみ、ゴールドへの切替は満20歳以上という項目を並べている

au PAY ゴールドカードの案内でまず目に入るのは「合計最大10%ポイント還元」という数字です。この10%が付くのは、au携帯電話とUQ mobileの利用料金で、しかも代表契約の1回線だけです。家族4人分の通信料をまとめて払っても、10%の対象は1回線にとどまります。

結論:年会費11,000円に見合うかは、代表契約1回線の月額で決まる

年会費は11,000円(税込)です。通信料金の還元は通常ポイント1%(100円税込ごとに1P)+ゴールド特典9%(1,000円税抜ごとに90P)という組み立てで、合計最大10%になります。

au PAY 残高へのオートチャージでは合計最大5.5%(au PAY 通常ポイント0.5%+オートチャージ特典最大5%)ですが、オートチャージ特典の還元上限は月間1,000Pontaポイントです。年に直すと最大12,000ポイントで頭打ちになります。

ふだんの買い物は100円ごとに1ポイントの1%です。年会費無料のau PAY カードと比べて差が出るのは、通信料金のゴールド特典9%と、オートチャージ特典の上限の違いです。

年会費11,000円は、通信料いくらで取り返せるか

ゴールド特典は「1,000円(税抜)ごとに90ポイント加算」なので、率にすると9%です。年会費11,000円分のポイントをこの特典だけで得るには、どれだけの通信料が要るかを計算できます。

ゴールド特典9%だけで年会費11,000円分のポイントを得るのに必要な通信料(公表された計算方法をもとに算出)
項目 金額・計算
年会費 11,000円(税込)
ゴールド特典の率 1,000円(税抜)ごとに90ポイント=9%
必要な年間の対象通信料 約122,200円(税抜)
月あたりに直すと 約10,180円(税抜)
公式の「合計最大10%」で単純計算すると 年間約110,000円。通常ポイントは税込額、ゴールド特典は税抜額が基準なので目安にとどまる

対象になるのは代表契約1回線の料金です。月1万円前後の料金プランを使っている人なら、通信料金の還元だけで年会費の水準に届きます。逆に、格安のプランで月3,000円程度なら、ゴールド特典は年間3,240ポイントほどで、年会費には届きません。

複数回線ご契約の場合、特典計算はau PAY ゴールドカードのau IDに登録された代表契約のみで行います。

代表契約がauひかりなどのインターネットサービスである場合、特典対象外となりますのでご注意ください。

au「au PAY カード」より引用(2026年10月13日取得)

ここは見落とすと計算が崩れます。代表契約がauひかりなどのインターネットサービスになっていると、通信料金の特典そのものが対象外です。自分の代表契約が何かは、au IDでログインして確認する案内が公式ページに置かれています。

auのau PAY カードの公式ページ。新規入会&ご利用特典でPontaポイントプレゼントとして合計最大3,000Pontaポイントと合計最大10,000Pontaポイントが示され、ゴールドカードの年会費11,000円(税込)、au携帯電話/UQ mobileご利用料金が合計最大10%ポイント還元、au PAY 残高にオートチャージして利用すると合計最大5.5%ポイント還元と表示されている
出典:au「au PAY カード」(2026年10月13日に表示されていた内容)

対象になる料金とならない料金

通信料金の特典は、請求額の全部にかかるわけではありません。公式ページは対象を細かく区切っています。

通信料金の特典で対象になるもの・ならないもの
区分 内容
対象になる au/UQ mobile(KDDI)から請求する金額のうち、料金プラン利用料、通話料、通信料、オプション料、電話ユニバーサルサービス料、ブロードバンドユニバーサルサービス料、電話リレーサービス料
差し引いてから計算 各種割引サービス適用後の合計額が対象。ただし請求書の「提携サービス加入による割引」欄に記載されている割引額は除く
対象にならない auかんたん決済(通信料金合算支払い)料金、端末機器代金、法人プラン、各種手数料、消費税
回線の数 代表契約の1回線のみ。複数回線を契約していても合算されない
代表契約の種類 代表契約がauひかりなどのインターネットサービスだと特典対象外

端末の分割代金が請求に含まれている人は、その分が対象外になります。請求額の合計で計算すると、実際より多く見積もることになります。消費税も対象外なので、月1万円の請求でも対象額はそれより小さくなります。

オートチャージ特典は月1,000ポイントで頭打ち

もう一つの柱がau PAY 残高へのオートチャージです。合計最大5.5%という数字は、au PAY の通常ポイント0.5%とオートチャージ特典の最大5%を足したものです。

オートチャージ特典(ポイントアップリワード)の条件
項目 au PAY ゴールドカード au PAY カード
年会費 11,000円(税込) 永年無料
合計の還元率 最大5.5% 最大2%
オートチャージ特典 100円(税込)ごとに最大5ポイント 200円(税込)ごとに最大3ポイント
還元上限 月間1,000Pontaポイント 月間500Pontaポイント
一部店舗での率 最大5% 最大1.5%
対象になるチャージ au PAY ゴールドカードまたはau PAY カードによる不足額チャージ・一定額チャージのみ

上限の意味を押さえておきます。オートチャージ特典が100円ごとに最大5ポイント(5%)で月1,000ポイントが上限なら、特典が満額付くのは月20,000円のチャージまでです。それを超えた分には特典が付きません。年間では最大12,000ポイントになります。

au PAY の通常ポイントは別枠です。公式ページは「還元上限にau PAY 通常ポイント分は含みません」と注記しています。通常ポイントは200円(税込)ごとに1ポイントで、一部店舗や商品は対象外、還元は後日で最大2か月程度かかる場合があるとされています。

2枚の差が出るところ

通信料金

ゴールドだけに9%のゴールド特典が付く。通常カードにはこの特典がない

オートチャージ

率は5%と1.5%、上限は月1,000ポイントと月500ポイント。差は率だけでなく上限にも出る

年会費

ゴールドは11,000円(税込)、通常カードは永年無料。差額を特典で埋められるかが判断の軸になる

申し込みの条件は年齢と契約名義で分かれる

入会条件も公表されています。年齢の条件が、新規申込と切り替えで違う点に注意が要ります。

au PAY カード/ゴールドカードの入会条件

共通

個人のau IDが必要

個人で利用するau IDを持っている人が対象。法人契約で利用するau IDでは申し込めない

年齢

満18歳以上

本人または配偶者に定期収入があること。au PAY カードは学生なら定期収入の有無を問わず申し込める

切替

ゴールドへの切り替えは満20歳以上

au PAY カードからau PAY ゴールドカードへの切り替えは、満20歳以上に限られる

名義

利用者登録中は本人名義で

利用者登録を利用中の場合、利用者名義では申し込めない

審査

所定の審査がある

カード発行には所定の審査があり、希望に沿えない場合があると明記されている

auのスマホを使っていなくても入会はできます。公式ページには「スマホがauではない方も、ご入会いただけます!」と書かれており、au IDはauを利用していない人でも登録できるとされています。ただし通信料金の10%はau/UQ mobileの料金にかかる特典なので、他社のスマホを使っている人には効きません。

新規入会特典は申込時期で中身が変わる

新規入会&利用特典として、au PAY ゴールドカードは合計最大10,000Pontaポイント、au PAY カードは合計最大3,000Pontaポイントが案内されています。実施期間は2026年6月1日0:00からです。

適用条件は特典判定時点で次をすべて満たすこととされています。au PAY カードアプリへのログイン履歴が1回以上あること、キャンペーンメールの受信設定をしていること、利用代金の支払い口座が登録完了していること。ゴールドの条件を適用するには、特典判定時までゴールドを継続している必要があります。

対象者は、実施期間中に新規申し込みをして、申し込みの翌月末日までに入会した人です。2025年10月1日から2026年5月31日までに申し込み、2026年6月30日までに入会した人は特典が異なるとも書かれています。申し込んだ時期で中身が変わるため、キャンペーンの数字だけを見て判断しないほうが確実です。

どんな人なら年会費に見合うか

公表条件から見た向き不向き
条件 判断
代表契約の通信料が月1万円前後 ゴールド特典9%だけで年会費の水準に届く
au PAY のオートチャージを月2万円使う オートチャージ特典が満額の月1,000ポイントに届く
家族の回線をまとめて払っている 特典は代表契約1回線のみ。回線数は効かない
代表契約がauひかりなど 通信料金の特典が対象外になる
端末の分割代金が請求の大半 端末機器代金は対象外。請求額ほど還元されない
他社のスマホを使っている 入会はできるが、通信料金の10%は効かない

ゴールドカードの年会費をどう見るかという考え方は、ほかのカードでも共通です。PayPayカード ゴールドの分岐点やイオンゴールドカードの発行条件と並べて見ると、年会費の取り返し方が商品ごとに違うことが分かります。やめるときの手順はゴールドカードのダウングレードにまとめています。

よくある質問

au PAY ゴールドカードについて公式ページで確認できること
質問 公式ページに書かれていること
年会費はいくらですか 11,000円(税込)です。au PAY カードは年会費永年無料です
10%還元の内訳は 通常ポイント1%(100円税込ごとに1P)とゴールド特典9%(1,000円税抜ごとに90ポイント加算)の合計です
家族の回線もまとめて対象になりますか 複数回線を契約していても、特典計算はau IDに登録された代表契約のみで行われます
端末代金も対象ですか 端末機器代金、auかんたん決済料金、法人プラン、各種手数料、消費税は対象外です
オートチャージ特典に上限はありますか ゴールドは月間1,000Pontaポイント、au PAY カードは月間500Pontaポイントが還元上限です
auユーザーでなくても作れますか 作れます。au IDはauを利用していない人でも登録できると案内されています
通常カードから切り替えられますか 切り替えは満20歳以上に限られます。新規申し込みは満18歳以上です

まとめ

au PAY ゴールドカードの年会費は11,000円(税込)で、目玉はau携帯電話・UQ mobileの利用料金に付く合計最大10%です。内訳は通常ポイント1%とゴールド特典9%で、ゴールド特典は1,000円(税抜)ごとに90ポイントの加算という形をとっています。

この特典が効くのは代表契約の1回線だけです。複数回線を契約していても合算されず、代表契約がauひかりなどのインターネットサービスだと対象外になります。端末機器代金、auかんたん決済料金、各種手数料、消費税も対象から外れます。

au PAY 残高へのオートチャージは合計最大5.5%ですが、オートチャージ特典の還元上限は月間1,000Pontaポイントです。100円ごとに最大5ポイントという率で考えると、特典が満額付くのは月20,000円のチャージまでという計算になります。年会費に見合うかは、代表契約1回線の月額とオートチャージの金額を自分の数字で当てはめて決めることになります。

出典:au「au PAY カード」https://www.au.com/payment/card/(2026年10月13日取得)。必要な通信料の金額は、公表されている計算方法をもとに算出したものです。


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30枚以上のクレジットカードを保有するFP。一般カードから、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカード、法人カード、デビットカード、ETCカードと様々なカードを持ち、お得にカードを使うためにどうすれば良いのか?楽しく検証しています。マイルやポイントを貯める方法を中心につぶやきます。