dカードのゴールドは1枚ではない|PLATINUM 29,700円・GOLD 11,000円・GOLD U 3,300円・dカード無料と、2026年12月以降の見直し予定

dカードの年会費が無料・3,300円・11,000円・29,700円の4段になっていることを棒で示したアイキャッチ

「dカードゴールド」で検索すると、年会費11,000円のカードの話が出てきます。ところが公式のカード一覧を開くと、いまは上にも下にも別のランクがあり、ドコモ料金の還元率も年会費もランクごとに分かれています。さらに公式は、2026年12月以降にポイント還元率・進呈条件と年会費の見直しを予定していると告知しています。2026年10月22日にdカード公式サイトで一覧と特典ページを確認し、4枚の違いと、これから変わる部分を整理します。

先に要点

  • 公式のカード一覧に並ぶクレジットカードは4枚。dカードが年会費無料、dカード GOLD Uが3,300円(税込・条件達成で実質無料)、dカード GOLDが11,000円(税込)、dカード PLATINUMが29,700円(税込)。
  • ドコモのケータイ/「ドコモ光」の料金に対する還元は、1,000円(税抜)ごとにGOLD Uが5%、GOLDが10%、PLATINUMが初年度20%。dカード(年会費無料)にはこの還元がない。
  • 年間ご利用額特典は、GOLDが100万円以上で最大10,000円(税込)相当の1段だけ。PLATINUMは200万円・300万円・400万円の段があり、最大40,000円(税込)相当まで伸びる。
  • 公式は「2026年12月以降、各種ポイント還元率・進呈条件と年会費の見直しを予定しております」と一覧ページに掲示している。いま読んだ条件が続く前提では選ばないほうがよい。

ラインアップは4枚。年会費は無料から29,700円まで

まず全体像です。公式のカード一覧に掲載されている年会費と、ドコモ料金に対する還元率を並べます。

dカード公式サイトのカード一覧のページの画面。2026年12月以降に各種ポイント還元率・進呈条件と年会費の見直しを予定しているという告知と、年会費無料のdカードの特徴が表示されている
dカード公式のカード一覧。冒頭に見直しの予定が掲示されている(2026年10月22日に表示)。
dカードのラインアップ(dカード公式サイトのカード一覧より)
カード 年会費(税込) ドコモ料金の還元 ケータイ補償
dカード 無料 記載なし(買物は100円につき1%還元) 1年以内で最大3万円
dカード GOLD U 3,300円(条件達成で実質無料) 1,000円(税抜)ごとに5% 3年間で最大10万円
dカード GOLD 11,000円 1,000円(税抜)ごとに10% 3年間で最大12万円
dカード PLATINUM 29,700円 1,000円(税抜)ごとに初年度20% 3年間で最大20万円

年会費の段(税込)

dカード
無料
dカード GOLD U
3,300円
dカード GOLD
11,000円
dカード PLATINUM
29,700円
棒の長さはPLATINUMの29,700円を100%としたときの比率。GOLDはその約37%にあたる。

注意が要るのは、ドコモ料金の還元率の分母がどれも「1,000円(税抜)ごと」で、100円単位ではないことです。端数は切り捨てられるため、たとえば月額3,980円(税抜)なら3,000円分までが計算の対象になります。また公式は、ドコモ mini/irumo/ahamo/ahamo光の利用料金、端末代金、事務手数料等に一部対象外があると注記しています。

GOLD Uの「実質無料」は3つの条件のどれか

GOLD Uの年会費3,300円は、条件を満たすと翌年の年会費請求時に前年分が減算されます。公式が挙げている条件は3つです。

dカード GOLD Uの年会費が減算される条件(dカード公式サイトより)
年齢 満22歳以下の契約者
利用金額 年間のご利用金額が30万円以上(一部対象外売上あり)
料金プラン 別途要費用のドコモ MAX/ドコモ ポイ活 MAX/ドコモ ポイ活 20/eximo/eximoポイ活/ahamoの契約者で、GOLD Uの利用携帯電話番号として登録し、GOLD Uで支払い設定(初年度のみ適用)

3つめは初年度だけの条件と明記されています。つまりプランだけを理由に無料が続くわけではなく、2年目以降は年齢か年間30万円のどちらかで判定されることになります。22歳を超えていて年30万円に届かないなら、3,300円は実費として見ておく必要があります。

年間ご利用額特典は、GOLDとPLATINUMで段の数が違う

GOLDとPLATINUMには、1年間の買物額に応じた特典があります。ここが年会費差を埋められるかどうかの分かれ目です。

dカード公式サイトの年間ご利用額特典のページの画面。対象期間中に100万円以上利用したdカード PLATINUM/dカード GOLD会員へ最大40,000円(税込)相当分の特典を進呈すると書かれている
dカード公式の年間ご利用額特典。対象期間と段ごとの金額が示されている(2026年10月22日に表示)。
年間ご利用額特典の段(対象期間2024年12月16日〜2025年12月15日・dカード公式サイトより)
お買物額累計 dカード GOLD dカード PLATINUM
100万円以上 最大10,000円(税込)相当 最大10,000円(税込)相当
200万円以上 段なし 最大20,000円(税込)相当
300万円以上 段なし 最大30,000円(税込)相当
400万円以上 段なし 最大40,000円(税込)相当

GOLDは100万円以上の1段だけで、そこから上に伸びません。PLATINUMは400万円まで段があり、年会費29,700円に対して最大40,000円相当まで届く計算になります。年間の買物額が100万円前後にとどまるなら、特典の金額はGOLDとPLATINUMで変わりません。

進呈金額とクーポンの額面は一致しないことがある。

公式は、獲得した特典を交換先のクーポンに交換して使う仕組みだと説明したうえで、「交換先によっては、上記の特典進呈金額を下回るクーポンとなることがあります。(例:10,000円⇒7,000円クーポン)」と注記しています。10,000円相当という表示をそのまま10,000円の価値として年会費と差し引きすると、見込みが過大になります。特典の進呈には新しいdカードへの切替えが必要とも書かれています。

ケータイ補償は期間と上限の両方が変わる

端末が壊れたり盗まれたりしたときの補償も、ランクで差がつきます。年会費無料のdカードだけ期間が短く設定されています。

ケータイ補償の期間と上限(dカード公式サイトのカード一覧より)
カード 対象期間 上限
dカード 1年以内 最大3万円
dカード GOLD U 3年間 最大10万円
dカード GOLD 3年間 最大12万円
dカード PLATINUM 3年間 最大20万円

GOLD UとGOLDは期間が同じ3年間で、上限だけが10万円と12万円に分かれます。差は2万円なので、補償を理由にGOLD Uから11,000円のGOLDへ上げる理由にはなりにくいところです。差が大きいのはPLATINUMの20万円で、端末価格が高い機種を使っているほど効いてきます。

なお公式のカード一覧には、クレジットカード以外に審査不要のチャージ式「dカード プリペイド」と、年会費永年無料の「dポイントカード」も掲載されています。どちらも年会費は永年無料で、dカード プリペイドはドコモのケータイ契約が不要と書かれています。クレジットカードを作らずにdポイントだけためたい場合の受け皿です。

上位2枚にしかない特典

空港ラウンジとレストランの優待は、ランクで分かれています。

ランク別の付帯サービス(dカード公式サイトのカード一覧より)
カード ラウンジ・優待
dカード 記載なし
dカード GOLD U 国内・ハワイの主要空港ラウンジ利用無料
dカード GOLD 国内・ハワイの主要空港ラウンジ利用無料+ホテル優待特典
dカード PLATINUM プライオリティ・パス(世界の主要空港ラウンジ)+レストラン優待サービス+ホテル優待特典

GOLD Uでも国内とハワイのラウンジは使えるため、国内出張が中心ならGOLDとの差はホテル優待と還元率、ケータイ補償の額になります。海外の空港ラウンジを使うならPLATINUMのプライオリティ・パスが分かれ目です。ゴールドカード全体の中での位置づけはゴールドカードの上のカードで扱っています。

2026年12月以降に条件が変わると公式が告知している

カード一覧の冒頭には、次の一文が掲示されています。

「2026年12月以降、各種ポイント還元率・進呈条件と年会費の見直しを予定しております」。

対象は還元率だけでなく、進呈条件と年会費も含まれます。この記事に書いた数字はいずれも2026年10月22日時点で公式に掲載されていたもので、12月以降に同じとは限りません。年会費と還元の差で選ぶ場合は、見直しの内容が公表されてから判断するほうが確実です。解約の締切の考え方はdカード GOLDの解約は年会費請求月の前月15日が期限で、ダウングレードの扱いはゴールドカードのダウングレードはできる?で整理しています。

選ぶ順番

4枚から絞る手順

手順1
ドコモのケータイ/「ドコモ光」を使っているかを確認する。使っていなければ還元率の差は効かず、年会費無料のdカードが基準になる。
手順2
使っている場合は、月額料金を1,000円(税抜)単位に切り捨てて還元額を計算する。端数は対象外になる。
手順3
年間の買物額を見積もる。100万円に届かないなら年間ご利用額特典は入らない。100万円前後ならGOLDとPLATINUMで特典額は同じになる。
手順4
22歳以下、または年間30万円以上を確実に使うならGOLD Uの年会費は減算される。条件に当てはまらなければ3,300円を実費として計算する。
手順5
2026年12月以降の見直しの内容が公表されているかを確認してから申し込む。
ドコモ料金の有無と年間の買物額の2つで、ほぼ候補が決まる。

よくある質問

dカードのゴールドは1種類ではないのですか

公式のカード一覧には、dカード GOLD(年会費11,000円)とdカード GOLD U(年会費3,300円)の2つが並んでいます。さらに上位としてdカード PLATINUM(年会費29,700円)があります。

GOLD Uの年会費はいつ無料になりますか

公式は、条件を満たすと翌年の年会費請求時に前年分の年会費を減算すると説明しています。条件は満22歳以下であること、年間の利用金額が30万円以上であること、対象の料金プラン契約者で支払い設定をすること(初年度のみ)の3つです。

ドコモ料金の10%還元は料金のどの部分が対象ですか

毎月のドコモのケータイ/「ドコモ光」の利用料金1,000円(税抜)ごとが対象です。公式は、ドコモ mini/irumo/ahamo/ahamo光の利用料金、端末代金、事務手数料等に一部対象外があると注記しています。

年間ご利用額特典はGOLDでも40,000円相当もらえますか

もらえません。公式の表では、GOLDは100万円以上で最大10,000円(税込)相当の1段だけです。200万円以上から400万円以上までの段はPLATINUMにのみ設けられています。

これから条件は変わりますか

公式はカード一覧のページで、2026年12月以降に各種ポイント還元率・進呈条件と年会費の見直しを予定していると告知しています。具体的な内容は公式の案内で確認してください。

出典

  • dカード公式「カード一覧」 — 4枚の年会費、ドコモのケータイ/「ドコモ光」料金に対する還元率、ケータイ補償の上限、空港ラウンジ・ホテル優待・レストラン優待の有無、GOLD Uの年会費減算条件3つ、対象外となる料金の注記、2026年12月以降の見直し予定の掲示
  • dカード公式「年間ご利用額特典」 — 対象期間2024年12月16日〜2025年12月15日、お買物額累計100万円以上から400万円以上までの段と進呈金額、GOLDとPLATINUMの段の違い、交換先によって進呈金額を下回るクーポンになる場合があること、特典の進呈に新しいdカードへの切替えが必要であること

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30枚以上のクレジットカードを保有するFP。一般カードから、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカード、法人カード、デビットカード、ETCカードと様々なカードを持ち、お得にカードを使うためにどうすれば良いのか?楽しく検証しています。マイルやポイントを貯める方法を中心につぶやきます。